コンテンツにスキップ

茨城県道5号竜ヶ崎潮来線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
茨城県道5号標識
茨城県道5号 竜ヶ崎潮来線
主要地方道 竜ヶ崎潮来線
地図
総延長 64.973 km
実延長 35.876 km
制定年 1954年9月1日
起点 茨城県龍ケ崎市北緯35度55分47.1秒 東経140度7分59.2秒 / 北緯35.929750度 東経140.133111度 / 35.929750; 140.133111 (県道号5起点)
終点 茨城県潮来市北緯35度57分8.5秒 東経140度34分24.7秒 / 北緯35.952361度 東経140.573528度 / 35.952361; 140.573528 (県道5号終点)
接続する
主な道路
記法
国道408号
国道125号
国道355号
国道51号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道5号竜ヶ崎潮来線
龍ケ崎市入地町(2016年2月)
稲敷市町田(2022年1月)
潮来市潮来(2011年9月)

茨城県道5号竜ヶ崎潮来線(いばらきけんどう5ごう りゅうがさきいたこせん)は、茨城県龍ケ崎市から稲敷市を経て、潮来市に至る長距離県道主要地方道)である。

概要

[編集]

茨城県龍ケ崎市のJR龍ケ崎市駅西口側にある茨城県道208号長沖藤代線交点(小通幸谷交差点)を起点として東方向へ進み、龍ケ崎市街地 - 稲敷市新利根地区・東地区 - 潮来市牛堀市街地 を経て、 同市大字曲松南の国道51号交点(曲松交差点)を終点とする県道路線。稲敷市から潮来市にかけて他路線との重用区間で、稲敷市幸田 - 北田 - 潮来市永山間は国道125号国道51号と重複する。

路線データ

[編集]
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

[編集]

1954年昭和29年)1月に建設省(当時)で主要地方道を指定する告示が出されたのを受け、1954年(昭和29年)9月1日、茨城県では道路法(昭和27年6月10日法律第180号)第7条の規定に基き主要地方道を一次認定した23路線の内の一つで、起点を竜ケ崎市、終点を行方郡潮来町とする路線が県道竜ヶ崎潮来線である。1995年平成7年)に整理番号5となり現在に至る。

年表

[編集]
  • 1920年大正9年)4月1日:現在の路線の前身である県道水海道竜ヶ崎線県道江戸崎竜ヶ崎線が路線認定される[4]
  • 1930年昭和5年)2月11日:同じく県道船戸竜ヶ崎線が路線認定される[5]
  • 1954年(昭和29年)9月1日:現在の路線が茨城県告示第862号において県道竜ヶ崎潮来線として路線認定される[6]
  • 1960年(昭和35年)12月14日:全区間(竜ケ崎市小通幸谷の1級国道6号線分岐 - 行方郡潮来町大字潮来2丁目)が供用開始される[7]
  • 1964年(昭和39年)5月1日
    • 竜ケ崎市内の道路改良により、起点を竜ケ崎市小通幸谷町字北浦(文巻橋東詰) から、小通幸谷町字中通(小通幸谷交差点)に付け替えて、常磐線の跨線橋を供用開始[1]
    • 竜ケ崎市八千代町字中野原 - 同字宮下前の八千代集落を迂回する道路改良バイパス(900 m)を供用開始[8]
    • 竜ケ崎市半田町 - 稲敷郡新利根村大字柴崎(5.0 km)を線形・道路改良、供用開始[9]
  • 1971年(昭和46年)9月9日:竜ケ崎市米町(竜ヶ崎駅前交差点) - 同市大徳町(大徳交差点)のルートを、旧市街地から北側に並行する現在の新ルートに変更[10]
  • 1974年(昭和49年)9月2日:竜ケ崎市川原代町(六ツ谷交差点) - 同市寺後町(市役所前交差点)間の経路を、竜ヶ崎駅前・姫宮交差点から馴柴東交差点経由にルート変更[11]
  • 1985年(昭和60年)12月26日:潮来町内の都市計画街路(潮来町大字潮来 - 潮来駅前経由 - 大字大州(水郷有料道路交点)、延長3.243 km)を県道編入、供用開始される[12]
  • 1988年(昭和63年)6月20日稲敷郡新利根村大字柴崎地内のバイパスの一部区間を供用開始[13]
  • 1991年平成3年)1月14日:潮来町大字潮来字浅間下(一般県道潮来佐原線交点) - 大字延方字白幡甲(現曲松南、国道51号・曲松交差点)の付け替え道路となる潮来町道 (3.543 km) を編入し、起点位置が潮来町洲崎の水郷有料道路交点から国道51号交点(曲松南)に移る[2][14]
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道竜ヶ崎潮来線が竜ヶ崎潮来線として主要地方道に指定される[15]
  • 1994年(平成6年)5月6日:新利根村大字伊佐津 - 大字下太田のバイパスの一部区間が開通[16]
  • 1995年(平成7年)
  • 2001年(平成13年)3月1日:茨城県龍ケ崎市小通幸谷町 - 稲敷郡新利根町大字角崎の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[20]
  • 2001年(平成13年)9月10日:稲敷郡新利根町大字柴崎の一部バイパス道路(約1.36 km)が開通する[21][19]
  • 2004年(平成10年)3月9日:新利根町大字下太田のバイパス新設区間延伸 (1.354 km) の道路区域が決定する[22]
  • 2011年(平成23年)4月1日:龍ケ崎市小通幸谷町 - 同市川原代町間を最大重量限度25トンの道路の指定を解除[23]
  • 2017年(平成29年)7月10日:稲敷市下太田 - 稲敷市小野のバイパス区間の一部(0.46 km)を供用開始[24][19]
  • 2023年(令和5年)4月1日:稲敷市柴崎(角崎交差点) - 同市寺内(工業団地内)を、通行する車両の総重量の最高限度25トンの道路に指定[25]

路線状況

[編集]

龍ケ崎市川原代町 六ッ谷交差点 - 稲敷市角崎(国道408号)の約12 km区間は、車両制限令で指定されている重さ指定道路で、通行する車両の最大重量限度25トンに指定されている[20][23]

道路法の規定に基づき、龍ケ崎市馴柴町(馴柴東交差点) - 同市大徳町(竜ケ崎地方卸売市場)間と、稲敷市角崎(角崎交差点) - 同市幸田(幸田交差点)間および、潮来市上戸(上戸交差点) - 同市潮来(一般県道潮来佐原線交差)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[26]

バイパス

[編集]
  • 竜ヶ崎潮来線バイパス
    稲敷市柴崎から同市下太田までの東西区間を現道の北側に並行して計画されているバイパス道路で、幅員14 - 18 m(車道部6.5 m/2車線)。平成5年度より事業化されて、2020年現在、稲敷市柴崎から下太田工業団地までの約2.7 km区間が部分供用されている[19]。現道の狭小区間解消して交通機能の安全性と利便性向上を目的として整備が進められている[27]

重複区間

[編集]

道路施設

[編集]
  • 六ツ谷橋(江川、龍ケ崎市川原代町)
  • 愛宕歩道橋(龍ケ崎市馴柴町)
  • 大徳橋(大正堀川、龍ヶ崎市大徳町 - 八代町)
  • 柴崎歩道橋(新利根小・中学校前、稲敷市柴崎)
  • 西小学校前歩道橋(あずま西小学校前、稲敷市市崎 - 福田)

地理

[編集]
龍ケ崎市長峰町(2024年9月)

通過する自治体

[編集]

交差する道路

[編集]

沿線

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

[編集]
  1. ^ a b 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和39年5月1日 茨城県告示615・629号) (PDF)」『茨城県報』第5143号、茨城県、4, 9頁、1964年5月1日。 
  2. ^ a b 道路の区域の変更(平成3年1月14日 茨城県告示第26号) (PDF)」『茨城県報』号外第3号、茨城県、3頁、1991年1月14日。 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 4
  4. ^ 茨城県報 第七百七十九号 大正九年四月一日 - 茨城県告示第百四十七号より
  5. ^ 茨城県報 号外 昭和五年二月七日 - 茨城県告示第五十八号より
  6. ^ 道路法にもとづく県道路線の認定(昭和二十九年九月一日 茨城県告示第八百六十二号) (PDF) ,茨城県報 三千六百四十八号(1954年(昭和29年)9月1日)より
  7. ^ 道路の供用の開始(昭和35年12月14日 茨城県告示第969号の2) (PDF)」『茨城県報』第4622号、茨城県、4–6頁、1960年12月14日。 
  8. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和39年5月1日 茨城県告示617・631号) (PDF)」『茨城県報』第5143号、茨城県、5, 10頁、1964年5月1日。 
  9. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和39年5月1日 茨城県告示625・639号) (PDF)」『茨城県報』第5143号、茨城県、5, 12頁、1964年5月1日。 
  10. ^ 道路の区域変更・道路の供用開始(昭和46年9月9日 茨城県告示第929・930号) (PDF)」『茨城県報』第5946号、茨城県、5–8頁、1971年9月9日。 
  11. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和49年9月2日 茨城県告示第780・781号) (PDF)」『茨城県報』第6252号、茨城県、2–3頁、1974年9月2日。 
  12. ^ 道路の区域決定(昭和60年12月26日 茨城県告示第1750号)・道路の供用開始(同日 茨城県告示第1759号) (PDF)」『茨城県報』第7411号、茨城県、8–9, 12頁、1985年12月26日。 
  13. ^ 道路の供用開始(昭和63年6月20日 茨城県告示第874号) (PDF)」『茨城県報』第7665号、茨城県、2頁、1988年6月20日。 
  14. ^ 潮来市延方地区の町界町名変更内容の一覧”. くらし/生活環境/土地. 潮来市. 2014年11月10日閲覧。
  15. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  16. ^ 道路の供用の開始(平成7年8月7日 茨城県告示第907号) (PDF)」『茨城県報』第673号、茨城県、23頁、1995年8月7日。 
  17. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)」『茨城県報』第637号、茨城県、8–12頁、1995年3月30日。 
  18. ^ 道路の供用の開始(平成7年8月7日 茨城県告示第907号) (PDF)」『茨城県報』第673号、茨城県、23頁、1995年8月7日。 
  19. ^ a b c d 竜ケ崎土木事務所 (2020年11月12日). “主要地方道 竜ケ崎潮来線バイパス整備事業”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2021年1月31日閲覧。
  20. ^ a b 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)」『茨城県報』第1241号、茨城県、10–14頁、2001年3月1日。 
  21. ^ 道路の供用の開始(平成13年9月10日 茨城県告示第983号) (PDF)」『茨城県報』第1295号、茨城県、7頁、2001年9月10日。 
  22. ^ 道路の区域の変更(平成10年3月9日 茨城県告示第237号) (PDF)」『茨城県報』第938号、茨城県、7頁、2004年3月9日。 
  23. ^ a b 車両制限令の規定に基づく道路の指定の解除(平成23年3月31日 茨城県告示第377号) (PDF)」『茨城県報』第2270号、茨城県、43頁、2011年3月31日。 
  24. ^ 道路の供用の開始(平成29年7月10日 茨城県告示第871号) (PDF)」『茨城県報』第2910号、茨城県、12頁、2017年7月10日。 
  25. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(令和5年3月23日 茨城県告示第368号)」『茨城県報』第393号、茨城県、28 - 29頁、2022年3月23日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2023/202303/n393.pdf 
  26. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)」『茨城県報』第2980号、18–28頁、2018年3月19日。 
  27. ^ 竜ケ崎工事事務所 (2015年3月5日). “主要地方道 竜ヶ崎潮来線バイパス事業”. 茨城県. 2016年1月6日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]