茨城県道6号水戸那珂湊線
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主要地方道 | |
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茨城県道6号 水戸那珂湊線 主要地方道 水戸那珂湊線 | |
地図 | |
総延長 | 22.512 km |
実延長 | 10.183 km |
制定年 | 1954年9月1日 |
起点 | 茨城県水戸市【北緯36度22分18.6秒 東経140度28分36.6秒 / 北緯36.371833度 東経140.476833度】 |
終点 | 茨城県ひたちなか市【北緯36度24分34.8秒 東経140度36分19.7秒 / 北緯36.409667度 東経140.605472度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道245号 茨城県道38号那珂湊那珂線 茨城県道57号常陸那珂港南線 茨城県道62号常陸那珂港山方線 |
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茨城県道6号水戸那珂湊線(いばらきけんどう6ごう みと なかみなとせん)は、茨城県水戸市から同県ひたちなか市に至る県道(主要地方道)である。
概要
[編集]水戸市のJR水戸駅北口前を起点に、国道51号と国道245号の一般国道2路線と重複して那珂川(湊大橋)を渡り、ひたちなか市(那珂湊地区)を結ぶ主要幹線道路。水戸市側にあたる路線の西半分は国道と重複し、ひたちなか市側の東半分は、ひたちなか市内で完結する単独区間となる。この単独区間は、ひたちなか市田中後で国道245号より分岐して那珂湊駅前を通り、太平洋岸沿に沿って北上し常陸那珂港ICで終点となる。ただし、ひたちなか市磯崎町の茨城県道265号磯崎港線交点から同市阿字ヶ浦町の茨城県道247号常陸海浜公園線交点までの区間は、県道の道路区域指定がなされていないため分断区間となっている。路線名の「那珂湊」は、「平成の大合併」以前のひたちなか市の旧自治体のひとつであった那珂湊市が由来である。
路線データ
[編集]- 起点:水戸市宮町1丁目22番の57(国道50号終点・国道51号終点・国道124号終点〈水戸駅前交差点〉)[1]
- 終点:ひたちなか市阿字ヶ浦町字千駄切552番11地先(茨城県道57号常陸那珂港南線・茨城県道62号常陸那珂港山方線交点)[2]
- 総延長:22.512 km[3]
- 重用延長:12.329 km[3]
- 未供用延長:なし[3]
- 実延長:10.183 km[3]
- 自動車交通不能区間延長[注釈 1]:なし[3]
歴史
[編集]1954年(昭和29年)1月に建設省(当時)で主要地方道を指定する告示が出されたのを受け、1954年(昭和29年)9月1日、茨城県で道路法(昭和27年6月10日法律第180号)第7条の規定に基き主要地方道を一次認定した23路線の内の一つで、起点を水戸市、終点を那珂湊市とする路線が県道水戸那珂湊線である。1995年(平成7年)に整理番号6となり現在に至る。
年表
[編集]- 1954年(昭和29年)9月1日:県道水戸那珂湊線(整理番号16)として路線認定[4]。
- 1960年(昭和35年)12月14日:水戸市柵町2丁目1級国道6号線分岐 - 那珂湊市平磯町が供用開始される[5]。
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)11月17日:水戸市内の国道51号、水戸市宮町1丁目(起点・水戸駅前) - 水戸市根積町(現:城南3丁目交差点)の新道開通に合わせ、同区間の国道重複区間に経路を変更[1]。
- 1978年(昭和53年)11月27日:那珂湊市平磯区間の都市計画事業化(水戸勝田都市計画道路 3・4・52号 那珂湊海岸線)[9]。
- 1983年(昭和58年)
- 1991年(平成3年)7月6日:那珂湊市殿山町2丁目 - 同市平磯町の海岸側のバイパス (2.168 km) が開通[12]。
- 1993年(平成5年)5月11日:建設省から、県道水戸那珂湊線が水戸那珂湊線として主要地方道に指定される[13]。
- 1995年(平成7年)3月30日:整理番号18から現在の番号(整理番号6)に変更される[14]。
- 1998年(平成10年)12月17日:常陸那珂港ICと接続される、ひたちなか市阿字ヶ浦の道路区間が開通する(延長1.910 km)[15]。
- 1999年(平成11年)7月21日:ひたちなか市田中後地内(国道245号交点)のバイパス(約0.4 km)が開通する [16]。
- 2000年(平成12年)4月1日:ひたちなか市阿字ヶ浦町の一部区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[17]。
- 2001年(平成13年)3月1日:ひたちなか市田中後 - 同市湊本町間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[18]。
- 2004年(平成16年)3月22日:ひたちなか市峯後 - 同市湊本町間を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[19]。
- 2007年(平成19年)4月12日:ひたちなか市田中後 - 同市釈迦町間を電線共同溝を整備すべき道路に指定[20]。
- 2023年(令和5年)6月8日:ひたちなか市磯崎町字磯崎町 - ひたちなか市阿字ヶ浦町にバイパスの一部区間(160 m)を新設する道路区域を指定[21]。
路線状況
[編集]道路法の規定に基づき、ひたちなか市峰後(国道245号交差) - 同市平磯町(一般県道中根平磯磯崎線交差)間および、同市磯崎町(磯崎漁港) - 同市平磯町(一般県道磯崎港線接続)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[22]。
重複区間
[編集]- 国道51号・国道124号・国道245号・茨城県道2号水戸鉾田佐原線(水戸市三の丸の国道51号終点 - 水戸市塩崎町 塩崎交差点の区間:約9 km)
- 国道245号(水戸市塩崎町 塩崎交差点 - ひたちなか市田中後の県道38号交点までの区間:約3 km)
- 茨城県道108号那珂湊大洗線(ひたちなか市湊本町地内の湊本町交差点 - 五丁目交差点の区間:約0.08 km)
- 茨城県道176号中根平磯磯崎線(ひたちなか市平磯町の交点 - 同市磯崎町 茨城県道265号磯崎港線交点の区間:約2.9 km)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 国道50号・茨城県道50号水戸神栖線(水戸市三の丸1丁目、起点・国道51号ほか起終点)
- 茨城県道232号市毛水戸線(水戸市三の丸2丁目・三の丸1丁目交差点)
- 茨城県道180号長岡水戸線(水戸市柳町1丁目)
- 茨城県道179号中石崎水戸線(水戸市東台1丁目)
- 茨城県道174号小泉水戸線(水戸市東桜川)
- 国道6号(水戸市渋井町)
- 東水戸道路水戸大洗IC(水戸市大串町)
- 国道51号・国道245号・茨城県道・千葉県道2号水戸鉾田佐原線・茨城県道40号内原塩崎線(水戸市塩崎町)
- 茨城県道174号小泉水戸線・茨城県道253号水戸枝川線(水戸市小泉町)
- 国道245号・茨城県道38号那珂湊那珂線(ひたちなか市田中後)【北緯36度20分55.7秒 東経140度34分49.0秒 / 北緯36.348806度 東経140.580278度】
- 茨城県道108号那珂湊大洗線(ひたちなか市湊本町)
- 茨城県道176号中根平磯磯崎線(ひたちなか市平磯町)
- 茨城県道265号磯崎港線(ひたちなか市磯崎町)
- 茨城県道247号常陸海浜公園線(ひたちなか市阿字ヶ浦町)
- 茨城県道57号常陸那珂港南線・茨城県道62号常陸那珂港山方線(終点)
沿線
[編集]- ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅(ひたちなか市釈迦町)
- 旧平磯漁港(ひたちなか市平磯町)
- 磯崎漁港(ひたちなか市磯崎町)
- 酒列磯前神社(ひたちなか市磯崎町)
- 阿字ヶ浦海水浴場(ひたちなか市阿字ヶ浦町)
- 常陸那珂港
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
出典
[編集]- ^ a b 「道路の区域変更・道路の供用開始(昭和46年11月17日 茨城県告示第1174・1175号) (PDF)」『茨城県報』号外、茨城県、1–2頁、1971年11月11日。
- ^ “道路の区域の変更(平成10年11月30日 茨城県告示第1309号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1014号: p. p.5, (1998年11月30日)
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 4
- ^ 道路法にもとづく県道路線の認定(昭和二十九年九月一日 茨城県告示第八百六十二号) (PDF) ,茨城県報 三千六百四十八号(1954年(昭和29年)9月1日)より
- ^ 「道路の供用の開始(昭和35年12月14日 茨城県告示第969号の2) (PDF)」『茨城県報』第4622号、茨城県、4–6頁、1960年12月14日。
- ^ 「道路の区域変更・供用開始(昭和45年3月5日 茨城県告示第274・275号) (PDF)」『茨城県報』号外、茨城県、28–29頁、1970年3月5日。
- ^ 「道路区域の変更(昭和45年12月24日 茨城県告示第1676号) (PDF)」『茨城県報』第5874号、茨城県、5–6頁、1970年12月24日。
- ^ 「県道路線の廃止(昭和45年12月24日 茨城県告示第1677号) (PDF)」『茨城県報』第5874号、茨城県、6頁、1970年12月24日。
- ^ 「都市計画事業の施行者の名称等(昭和53年11月27日 茨城県公告) (PDF)」『茨城県報』号外 (6)、茨城県、3–4頁、1978年11月27日。
- ^ 「都市計画道路の変更(昭和58年4月14日 茨城県告示第649号) (PDF)」『茨城県報』号外第107号、茨城県、3頁、1983年4月14日。
- ^ 「道路の区域決定(昭和58年12月27日 茨城県告示第1763号) (PDF)」『茨城県報』号外第323号、茨城県、2–3頁、1983年12月27日。
- ^ 「道路の区域の変更(平成3年7月4日 茨城県告示第779号)・道路の供用の開始(同日 茨城県告示第780号) (PDF)」『茨城県報』第256号、茨城県、2–3頁、1991年7月4日。
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 「県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)」『茨城県報』第637号、茨城県、8–12頁、1995年3月30日。
- ^ 「道路の供用の開始(平成10年11月30日 茨城県告示第1311号) (PDF)」『茨城県報』第1014号、茨城県、6頁、1998年11月30日。
- ^ 「道路の区域の変更(平成11年7月15日 茨城県告示第806号) (PDF)」『茨城県報』第1075号、茨城県、20頁、1999年7月15日。
- ^ 「車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)」『茨城県報』第1139号、茨城県、6–11頁、2000年3月2日。
- ^ 「車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)」『茨城県報』第1241号、茨城県、10–14頁、2001年3月1日。
- ^ 「車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)」『茨城県報』第1551号、茨城県、9–14頁、2004年3月15日。
- ^ 「電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成19年4月12日 茨城県告示第500号) (PDF)」『茨城県報』第1866号、茨城県、15頁、2007年4月12日。
- ^ 「道路の区域の変更(令和5年6月8日 茨城県告示第725号)」『茨城県報』第414号、茨城県、16頁、2023年6月8日 。
- ^ “道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日)
参考文献
[編集]- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』(レポート)茨城県 。