コンテンツにスキップ

茨城県道289号富谷稲田線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道
茨城県道289号標識
茨城県道289号富谷稲田線
総延長 11.926 km
実延長 10.780 km
制定年 1959年10月14日
起点 茨城県桜川市
終点 茨城県笠間市
接続する
主な道路
記法
国道50号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道289号富谷稲田線
桜川市山口(2014年7月)

茨城県道289号富谷稲田線(いばらきけんどう289ごう とみやいなだせん)は、茨城県桜川市から笠間市までを結ぶ一般県道である。

概要

[編集]

茨城県桜川市富谷の茨城県道41号つくば益子線分岐を起点として東方向へ進み、笠間市稲田の国道50号交点(稲田交差点)を終点とする経路で、途中、桜川市南飯田 - 亀岡にかけて茨城県道257号西小塙真岡線と重複する。ほぼ、国道50号と並行した北側に位置する。

路線データ

[編集]

歴史

[編集]

1959年昭和34年)10月14日、新たな県道として西茨城郡岩瀬町大字富谷を起点とし、笠間市稲田町を終点とする区間を本路線とする県道富谷稲田線として茨城県が県道路線認定した。 1995年平成7年)に整理番号289となり現在に至る。

年表

[編集]
  • 1949年昭和24年)7月13日:現在の路線の前身である茂木岩瀬線の一部が供用する。[3]
  • 1959年(昭和34年)10月14日
    • 現在の路線が路線認定される(図面対照番号235)[4]
    • 道路の区域は、西茨城郡岩瀬町大字富谷の県道岩瀬益子線(現在の県道つくば益子線にあたる)分岐から笠間市稲田町の二級国道前橋水戸線(国道50号)交点までと決定された[5]
  • 1971年(昭和46年)9月2日:西茨城郡岩瀬町大字富谷 - 大字久原の県道岩瀬益子線バイパスの供用に伴い、岩瀬益子線の旧道を取り込んで起点側を165 m延長。現在の起点位置となる[1]
  • 1990年平成2年)4月5日
    • 岩瀬町大字南飯田 - 大字小塩の現道拡幅及びバイパス新設区域(2.8427 km)が決定する[6]
    • 岩瀬町大字亀岡 - 大字福崎のバイパス道路を供用開始[7]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号291から現在の番号(整理番号289)に変更される[8]
  • 2005年(平成17年)9月20日:岩瀬町大字亀岡地内(207 m)、同町大字福崎地内(410 m)の道路改良により旧道が岩瀬市道に降格[9]

路線状況

[編集]

桜川市亀岡 - 山口にかけて一部で道路改良済みであるが、大部分は未改良の1〜1.5車線の狭隘な道路が続く。特に笠間市稲田地区は、交通量は少ないものの離合困難な箇所がある上、御影石石切場へ出入りする大型ダンプカー等が通行することがある。

道路施設

[編集]
  • 南橋(大川、桜川市南飯田)
  • 菊能橋(布川、桜川市亀岡)
  • 川端橋(桜川、桜川市山口)
  • 中田橋(桜川、桜川市山口)
  • 山口橋(桜川、桜川市山口)
  • 堂岸橋(稲田沢川、笠間市稲田)

地理

[編集]

桜川市は岩瀬盆地北部の農耕地域を東西に横断し、桜川市と笠間市の市境付近で、標高は低いが八溝山地を越える山道になる。笠間市稲田地区では、特産の御影石(稲田石)の石切場や石材加工場が沿線に集まる。

通過する自治体

[編集]
  • 桜川市 - 笠間市

交差する道路

[編集]

沿線

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 昭和46年9月2日の道路の区域を変更をする告示では、「西茨城郡岩瀬町大字富谷字馬場463 県道岩瀬益子線交点」としている[1]
  2. ^ 昭和46年9月2日の道路の区域を変更をする告示では、「笠間市稲田町 一般国道51号線交点」としているが[1]、一般国道50号の誤記と考えられる。
  3. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 道路の区域変更・道路の供用開始(昭和46年9月2日 茨城県告示第897・898号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5944号: pp. pp. 9–10, (1971年9月2日) 
  2. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 17
  3. ^ 茨城県報 第二千八百四十六号 昭和二十四年七月十三日 - 茨城県告示第三百七十四号より
  4. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  5. ^ 道路の区域決定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百三号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  6. ^ 道路の区域の変更(平成2年4月5日 茨城県告示第520号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第63号: p. p. 5, (1990年4月5日) 
  7. ^ 道路の供用の開始(平成2年4月5日 茨城県告示第528号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第63号: p. p. 9, (1990年4月5日) 
  8. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  9. ^ 道路の区域の変更(平成17年9月20日 茨城県告示第1120号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1707号: pp. pp. 7–8, (2005年9月20日) 

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]