「ネット小説」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ネット小説とは

2025-03-02

anond:20250302144432

スクショしてる。最近スマホ画像自動OCRして文字認識して検索できるから。この人誰だっけ?って思ったら名前スマホに入れるだけで、初登場のときの紹介文とかがすぐ検索できる。

ネット小説電子書籍なら普通に全文検索もできるのでその検索にかける。

2025-02-16

anond:20250216231550

現在ではどうなってるか分からないが、符牒めいた呼び方だと「SS書き」が一般的だったと思う。「同人小説家」みたいなストレート表現ではなく持って回った言い方をされたのは「字書き」と同じ事情があったのかな

二次創作ではなく仮想戦記等の一次創作物だと、より上等なものという感覚が働いたのか(ショートストーリーでも別創作物のサイドストリーでもないから、少なくともSSと別ジャンルではある)、「書き手」とか「作者」とか呼ばれたりPNを直に言われたりすることが多かったような

ゼロ年代から10年代半ば頃までネット小説読み専をしてて、2chかにはいたが、同人誌をリアルで売ってた界隈には不案内な人間見解

日本ファンタジー小説における異世界転移物語の源流と文化的受容

高千穂遙の『異世界勇士』(1979年)は、日本ファンタジー文学史において「異世界転移ジャンル嚆矢位置付けられる作品である

本論では、この作品の先駆性を検証するとともに、日本ファンタジーの発展過程現代の隆盛を支える文化的基盤を分析する。

高千穂遙異世界勇士』の歴史的意義

日本初の本格的異世界転移物語

主人公・竜二が受験生として現実世界から異世界ガンギロドドアに召喚される物語構造は、当時の日本文学において画期的な試みであった。

横田順彌による解説が指摘するように「日本作家が手をつけていなかったジャンル開拓した」点が特筆される。

従来のファンタジー神話的・民話的要素を基調としていたのに対し、コンピュータ文明武器現代価値観を持ち込む設定は、後の「異世界チート」の原型とも言える。

マーク・トウェインアーサー王宮廷コネチカットヤンキー』(1889年)やC・S・ルイスナルニア国物語』(1950-1956年)といった西洋文学の影響を受けつつ、独自ヒロイック・ファンタジー確立した。

安彦良和による表紙絵が示すように、当時のアニメ漫画表現との親和性が、後のメディアミックス展開の基盤を作った。

日本ファンタジーの発展軌跡

源流から主流への変遷

1990年代の『十二国記』(小野不由美)が累計1000万部を突破するなど、異世界物は継続的な人気を獲得。

2004年の『ゼロの使い魔』を契機に、小説投稿サイト小説家になろう」を中心とした創作活動活性化し、2015年時点でネット小説大賞受賞作の90%が異世界転生・転移物語となった。

この現象は、従来の出版界が「事実上異世界専門レーベル」を相次いで創設するまでに至った。

物語構造進化

初期作品が「現実世界異世界」の単方向転移を基本としていたのに対し、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(2010-)のような双方向往来や、『異世界おじさん』(2018-)のような逆転移物語派生

転生(記憶保持型再生)と転移物理的移動)の概念分化が、「小説家になろう公式ガイドラインで明文化されるまでに体系化された。

日本人の異世界観受容の文化的基盤

宗教民俗的土壌

仏教輪廻転生思想神道の「八百万の神」が醸成した多世界観が、異世界転生の受容を容易にした。

古事記』における黄泉の国や浦島太郎伝説に見られる「異界との境界曖昧さ」は、現代異世界物語にも通底する。

民俗学者・柳田國男が指摘する「常世」と「現世」の往還概念が、無意識下の文化的受容基盤を形成している。

社会構造的要因

戦後日本高度経済成長期に形成された「受験戦争」や「社畜」的労働環境が、現実逃避的需要を醸成。

主人公異世界で「特別存在」となる物語構造は、自己肯定感補償メカニズムとして機能する。

特に無職転生』(2012-)に見られる「現実での挫折異世界での再挑戦」構図は、現代日本社会病理を反映している。

メディア環境の適合性

装丁低価格ライトノベル形式が、若年層への浸透を促進。

スマートフォン普及率98.7%が支えるウェブ小説プラットフォームでは、1話完結型の「ておくれファンタジー」(読者が次の展開を催促する形式)が発達した。

このメディア特性が、異世界転移物語の量産的創作サイクルを可能にしている。

結論

異世界勇士』が播いた種は、日本固有の宗教観・民俗基盤と現代社会精神要請合致することで、他文化に類を見ない開花を遂げた。

異世界転生が「馴染みやす観念」として受容される背景には、単なる物語形式流行を超え、日本人の世界認識の深層に根ざす文化的連続性が存在する。

今後の課題は、このジャンルが持つ「現実逃避性」を超え、現代社会への批評性を内包した新たな表現形式開拓にある。

2025-02-02

anond:20250202172344

でも「俺は熟女キラーだった」っていう文章が出てくる新作ネット小説が出たら漏れなく炎上しそうでしょ

2025-01-20

anond:20250120021742

ネット小説投稿する側の意見だけど、なろう系の長いタイトルは読者集めに適してるんだよ

書店だと著者買いだったり表紙買いレーベル買いなんかがあるからタイトル短くてもいいけど、ネット小説にはそういうのないじゃん

なろうというかネット小説投稿サイトでどこから読者が自作に流れてくるか、といえば

新規投稿更新小説ぺージ

検索

・人気作ランキング

ネットレビューなんかの外部SNSから

登録している著者のマイぺージやお知らせ

の5つになるわけだけど新人だったりあまり知名度はない作品では下3つから流入は見込めない。

そうなると検索で引っかかりやすくて、日々大量に投稿される新規小説の中でも目を引きやすく、読者がよく検索される単語が多く含まれている長文、そしてタイトルだけである程度作品の内容を理解してもらい読者のクリックしてもらいやすいあらすじタイトルになってくわけ

言うなればSEO対策の結果があぁ言う長文あらすじタイトルのなろう系タイトルなんよ

2024-11-17

anond:20241117020549

何かしらネット小説を読んでたのは知ってたけど、二次創作だとは思ってなかった。

2024-11-15

底辺絵師に贈る、底辺なろう作家提言

現代底辺であり未来の神絵師へ贈る提言

 今、絵師界隈は激動の時代にあるように見える。

 Xの規約変更だとか、ウォーターマークとか、いろいろ目に入ってくるが結局の発端は「生成AI」だろう。

 最初記述するが、私は「生成AI」の善悪を語る気はない。

 なのでここから先、どれだけ読んでもらっても「生成AIを滅ぼす方法」を求めている方のご期待には添えない。

 これはあくまでも、絵師界隈で生計を立てていきたいが、生成AI存在するこれから先の未来不安を抱いている絵師に向けたものであり。

 小説家界隈に住む私が、実際にイラスト勉強する過程で感じた二つの界隈の違いを言語化し、それを元に考察した一つの提言を届けたい。そういう趣旨のものだ。


絵師よ、オリジナルキャラクターを創れ

 では、先に結論から

 これから先、イラストで食べていくことに不安があるのなら「オリジナルキャラクターを作れ」。

 ただ単にオリジナルイラストを量産せよ、という意味ではない。

 あなたの頭の中にある「キャラクター」を絵という形で出力し、世間認知させ、あなたではない第三者がそのキャラクターイラストを描くようになることを目指す。という意味だ。

 乱暴な言い方をするなら「絵を描かされる側から、絵を描かせる側にシフトすることを意識しろ」といった感じだろうか。

 Vtuberママキャラクターデザイン)を想像してみてほしい。

 だいたいあんな感じの立ち位置が、私の想像力の範囲で今後も生き残っていける絵師の一つの形だと思っている。


現代日本では絵師の「作品」は求められていない

 なぜ、絵師オリジナルキャラを作るべきなのか。その理屈を語る前に確認したい。

 絵師界隈の方々は「同じクリエイターなのに、どうして小説家界隈はあんなにも生成AIに対する反応が薄いんだ?」と思ったことはないだろうか?

 もちろん、文章世界にも生成AIはある。

 むしろ小説生成AIの方が、イラスト生成AIより先に世に出ているはずだ。

 だが、実態として小説生成AIに対し、敵意や危機感を抱いている小説家は少数派だろう。


 ではなぜ、小説家界隈が生成AIに対して他人事のようなスタンスになりがちなのか。

 それは小説家絵師、それぞれのマネタイズの仕組みの違い。

 言い方を変えると『社会』との関係性の違いにある。

(以後、市場や、顧客マネタイズシステム全てを包含した『社会』という主語を用いて記述する。)

 そして、私が見るに絵師小説家も、大多数がこの両界隈の違いに気づいていない。


 その違いは

 『社会』は小説家には「作品」を求め、絵師に対して「技術」を求めている。

 この一点に尽きる。


 誤解を恐れずに言えば、『社会』は絵師に対してほとんどの場合作品」を求めていない。

 絵師界隈のトップレベルの方々は、おそらくこの違いを認識しているように見受けられるが、逆にトップクラス以外の領域では認識していない人の方が多数派。というのが私の所感だ。

 (一方で小説家界隈はトップクラス層もこの違いを認識していない人の方が多数派だと思っている。というか、クリエイターは全業界で「作品」重視で活動していると認識してそうな気がする。)


 この違いがどういうことか、わかりやすい事例をあげよう。

 新人賞コンクールといった賞レース代表的だ。

 これらは絵師界隈にも小説家界隈にもある。

 例えば、ある無名絵師イラストコンクールで最優秀に輝いたとしよう。

 その絵師は名声と得て、イラストの依頼が殺到するかもしれないし、あるいは協賛企業から何かしらの商業イラストを描く契約を結ぶかもしれない。

 だが、肝心の『最優秀賞に輝いた絵』そのものマネタイズの中心にはならないと思う。

 あってせいぜい、短期的な限定グッズデザインになる程度のはず。

 おそらく絵師側も最初から「その絵」で稼ごうとは思っていないはずだ。


 だが、小説界隈は違う。

 企業も、小説家本人も、基本的には「その小説」で稼ごうとする。

 2003年スニーカー大賞に選ばれた『涼宮ハルヒの憂鬱』は、2024年現在市場流通し続けているのが代表的な事例だ。

 受賞した作品を脇に置いて、その出版社編集提案した全く別の小説を書かせる。というのは無いとは言わないが、そういう流れになると小説家からはあまりいい印象は持たれないだろう。

 つまり、同じ賞レースでも絵師界隈は「技術を持った人」を探し、小説界隈では「作品」を探している。というのがなんとなく伝わったはずだ。


 もっとざっくり言ってしまうと

 「金を出すから自分の代わりに理想の絵を描いてくれ」が絵師と『社会』の関係の主流で

 「印刷流通を代わりにするから、その売り上げの一部をわけてくれ」が小説家と『社会』の関係の主流なのだ。)

 重要なのは『代わりに絵を描いてほしい』という部分だ。

 つまり、『社会』が絵師に求めているのは代筆能力という「技術」であり、「作品」は依頼者の頭の中にある物を指すのだ。


著作権法は「代筆家」を守らない

 さて、ここまでで絵は「技術」が求められ、小説は「作品」が求められている、というのは理解してもらえたと思う。

 ここで一旦、生成AIの話に戻そう。

 小説界隈が生成AIに対して反応が薄い理由は単純だ。

 『現行の(少なくとも日本国の)著作権法は「作品」を保護してくれているから』に他ならない。

 また一つ具体的な事例を挙げよう。

 かつて、「ハリーポッターシリーズ学習したAIオリジナルの「ハリーポッターシリーズの新作を書かせる。という試みが海外で行われたことがある。悪意ある第三者がこれと同じことをしたとしよう。

 もしその第三者が「ハリーポッターシリーズの新作」と銘打ってソレを売り出せば、著作権法容赦なくこの第三者断罪する。

 では、それを避けるためにキャラクター名前オリジナルに変え、タイトルオリジナルのものに変えて販売したならどうか。

 ソレは「よく似た別の作品」の一つになり下がるだけだ。

 書いたのがAIであろうと、人間であろうと重要視されるのは「作品」だから、そこの模倣がされない限りは脅威になりえない。というのが小説界隈の人が意識的にしろ無意識的にしろ生成AIに対して抱いている感情だろう。


 だが逆に著作権法は「技術」を保護はしていない。

 むしろ、広く開かれて文化の発展に寄与するべき。というのが基本スタンスだ。

 「技術」をお金にしている絵師界隈からすればたまったものではないだろうが、これが実情だ。

 「技術」の保護に舵を切るなら、それは著作権法ではなく特許法領分になるが、特許理念は「知財ビジネス支援すること」なので、おそらく企業と繋がりのないアマチュア絵師は生成AIユーザー以上に苦しむことになると思う。


 これまでの話を統括すると

現代絵師は「技術」を求められ、肝心の「作品」は依頼者の頭の中にある。

・現行の著作権法はその「技術」を保護していないし、「技術」の保護アマチュアに優しくない。

 この二点が現代の、そして未来絵師を苦しめる要因の根幹だ。


これから絵師も「作品」をビジネスにしなければならない

 そして、最初の私の提言に繋がる。

 これから先、代筆家として誰かのために絵を描くという「技術」を売る領域は生成AIに食い荒らされるだろう。

 そんな未来でも絵師として生き残りたいのなら、依頼者の頭の中にある「作品」ではなく、あなたの頭の中にある「作品」を生み出すことを考えるのが良いのではないか

 という話だ。

 「オリジナルキャラクターを作れ」というのは、その一例だ。

 企業依頼でPRキャラを描くという現行の関係から企業が「自社製品あなたオリキャラに使わせてください」みたいな関係になるのが、そこそこいい感じの未来予想図だと思わないだろうか?

 仮に企業お金ケチって生成AIでそのオリキャラ勝手に使えば、容赦なく著作権法断罪できる関係性になる。

(他に思いつくのは、大昔のゴッホだ、フェルメールだの時代のように一枚一枚の絵そのものを「作品」として『社会』に売りつけて生計を立てる道。あるいは自分自身を「作品」にしてパトロンから庇護を受けて好きに絵を描く道、あたりか。現代で言えば、前者は同人誌即売会イラスト集を売っている人たちで、後者お絵描き配信者としてファン投げ銭生計を立てつつ、絵を描いている人達だろうか。)


 逆に、このことに気づかず、「技術」を守ることに執心し続けると、どこかでとんでもないことになるのではないか。私はそう思っている。

 これがもう一つ、裏の提言……というか懇願だ。


小説家から見た絵師界隈の「技術」の体系化と共有文化の素晴らしさ

 絵師界隈で育った人達は気づいていないかもしれない���、小説家界隈で育った私から見て、あなた達が確立している「技術の体系化と共有」の文化は素晴らしいものなのだ

 YouTubeでは多くの絵師プロアマわず、自らの技法を公開しているし、有償の場になれば更に本格的かつ専門的な技術を共有しあっている。

 おそらく『社会』が絵師に「技術」を求めていたからこそ、惜しげもなく場と資産提供していたことで出来あがった土壌だろう。

 無数の技術が公開されているから、その中で自分好みのものを取捨選択し、組み合わせることで理想個性形成できる。

 私のような「最初から絵のプロになる気が無い人間」にも成長の手順が提示されているのは、非情にありがたかった。


底辺なろう作家愚痴妄言

 ここからは、若干小説界隈のネガティブな内容に触れるのだが、ご了承いただきたい。

しか生産性がない話なので、絵師界隈の方はここから先を無理に読む必要はない。

 ただ、この先の話を読んでくれた絵師から、こういう界隈の中で私はどうやっていくと良いか、そういう意見を貰えたら嬉しい。)

 小説界隈は何度も言っているように「作品」重視の世界だ。

 故に、小説家は「表現技法」をほとんど語らない。

 例えば炎の熱さを表現するにあたり、絵ならば「暖色の与える印象の理論」だとか「ぼかしによる蜃気楼技術」といったものがあり、ある程度体系化、共有された技術があるはずだ。

 だが、小説家界隈ではそういった表現技術を「作家個性」として、共有せずに個人のものへと抱え込む道に発展してきた。発展してしまった。

 我々は百の作家がいれば、百人が別々の言葉で炎を描写し、実際にどれが最も読者に熱さを感じさせられる表現だったのかを検証しなかったのだ。


 我々小説家今日も、読者が本当に熱を感じてくれるのかわからずに炎を描いているし、可愛さがちゃんと伝わっているかからずに美少女を描いている。

 「技術」を体系化しなかった、というのはつまりこういうことだ。


小説家は「腕を磨かない」

 では「技術」を語らない小説家界隈が新人達に何を語っているのか。

 それは「作品の作り方」だ。

 手順、理論作法形式

 現在小説家界隈で新人達に向けて語られているのはおおよそ上記の要素であり、それらをまとめると「作品の作り方」となると思う。

 これもまた絵に例えるなら

 「ラフ、下書き、清書の順番で書くと良い」とか、「線画と塗りは別レイヤーに分けたほうが良い」とか、そういうレベルの内容だと思ってくれていい。

 それを十数年以上、場所を変え人を変えこんこんと語り続けている。

 それが小説家界隈なのだ

 SNSで無数の新人作家たちに向けて情報発信をしている高名な小説家達も

 「自分達が教えられるのはいわば『就活履歴書の正しい書き方』だけだ。その内容は個々人で書くしかない」

 みたいなことを常々言っている。

(で、まあ「特定効果を与える技術」ではなく「作品作品たらしめる作法」という名目なもんだから「not for me」の概念適応されにくく、「正しい」「間違い」で定期的に燃えている。)


 つまり小説家界隈は「作品を完成させる」ことを教えることが主流であり、その質を技術によって高めることには非常に無頓着なのだ


 私の推測だが、これは絵とは逆方向の『社会から圧力と発展によるものだろう。

 絵師には「技術」を求める以上、まぐれではダメだ。再現性がなければお金にはならない。

 だからちゃんと「技術」が身に着くような環境を作る。

 だが何度も言っているように小説家に求めるのは「作品」だ。

 極論だが、出来が良ければまぐれでもお金にできる。そのまぐれの一つを拾い上げて市場に売り出せばいい。

 だから社会』はできるだけ多くの「作品」が出来上がる環境作りを自然と行ったのだろう。


 「作家を作る」ことは頑張るが、「作家を育てる」ことはしない。

 プロアマわず、それが現代小説家界隈なのだ

 「プロになるつもりはないが、もっと上手くなりたい」という人間に対しても、絵師界隈の先達は「技術」を提供し、成長の道筋を照らしてくれる。

 だが、小説家界隈では「プロになる気がないのなら、あなたの好きに書けばいい」の一言で終わる。

 私のような無才な人間からすると、暗闇を手探りで歩くような感覚だった。


出版業界の陰り

 まあ、小説家界隈が無才に厳しいだけなら良いのだが、最近この界隈の「作品重視」の傾向が業界全体の問題として表面化してきているように思う。

 その問題とは、端的に言うと「作品が増えすぎた」ということだ。


 「小説家になろう」では毎年開かれているネット小説大賞という賞レースがある。

 2013年に開かれた第一回では応募作は「1,135作品」だった。

 これが五年後の第六回では応募作はほぼ10倍の「10,156作品」になった。

 そして、今年の第十二回に応募された作品は「20,826作品」と、その数は恐るべきペースで増えている。

 一応、この数字についてはちょっと恣意的表現をしている。

 一般新人賞公募と違って、小説投稿サイト主催の賞レース過去落選した作品も全て再応募する作者は少なくないからだ。なのでおそらく「作家」の増加数はこれほど極端ではないと思う。

 だが、この仕組みと過去作を再応募し続ける風潮こそ、小説家界隈が「技術」を軽視していることの証左であり、問題の根源だ。

 この世には「玉石混交」という言葉がある。

 賞レース選考員は一万以上の無数の石の中に隠れた玉を探すわけだが、さっきも言ったように、ネット小説の賞レース過去落選した作品継続して応募されている。

 つまり、玉と石の比率一定ではない。拾い上げられた玉は減るが、石はそのまま翌年、また翌年と残り続ける。


 そうなると、単純に選考員の負担が年々増えていくのは想像できるだろう。

 ただでさえ、小説は受けての時間を奪う媒体だ。短編でも一作につき五分から十分。長編なら余裕で一作一時間を超える。

 選考員を増やせば個人単位負担は軽減されるだろう。だが、人を増やせば今度は運営出資が増える。

 必ずどこかしらが負担を負うことになる。

 そして『社会』が持っているリソース無限ではない。


 そして多分だが、小説家界隈……というかネット小説業界は、このリソース限界をとうの昔に迎えてしまっている。

 出版社は玉探しを継続的にしなければならない。

 だが、玉探しに必要な労力は年々増え続けている。

 ならば、別の所で手を抜いて調整するしかない。

 宣伝作家に任せよう。

 連載継続するかどうか早めに決めよう。

 といったふうに。

 ざっくり言うと「プロ作家サポートにかかる労力を削る道」も考えられる一つだ。



 私の未来予測では、今後も出版社側の玉探しの労力は増加し続け、それと負の相関に基づいて出版社からプロ作家へのサポートの質は低下し続けるだろう。

 そうなると、作家から出版社への信頼が揺らぎ始める。

 作家出版社を信頼しなくなれば、出版社は心置きなく作家使い捨てられるようになる。

 これを 『才能の狩猟社会』みたいなことを誰かが言っていた。希望の無い話だ。


 「技術」を『個々人の個性』として体系化せず、共有しなかった小説家界隈。

 「作品」を完成させることだけを重視し、質より量を推し進めた小説家界隈。

 これはその一部で実現しつつある最悪の未来予想だ。

 この私の未来予想が一理あるか、見当はずれかの判断は委ねる。

 (とはいっても、プロ経験皆無の底辺作家妄言なんて外れてくれた方がいい。部外者がそれっぽいこと言って、それ

2024-10-31

ChatGPT、エロに敏感すぎる

読むネット小説決めようと思って、本文貼り付けて要約頼んだんだけど、結構高い確率で弾かれる。クソ真面目な委員長くらい弾く。

ということで、性能落ちるけどローカルLLMに戻ってきた。VRAM12GBしかいから、良いLLM使えないんだよなー。70Bとか使ってみてー。

2024-10-12

魔法のiらんど終了でまた大量のネット小説が闇に消える

いまやネットデータ全然永遠じゃなくて、下手したら数年も持たずに人知れず消えていくことはよく知られるところとなったが、魔法のiらんどの終了でまた多くのネット小説が消えようとしている。

まあ閉鎖された無料ホームページサービスデータとか、サービス終了した個人ブログに載ってた文章とか、今までも消えたデータは数多くあり、取り戻すことはできないので今さらだが、小説は読んだ誰かの心に残っているものだったりするので残念がる人も多いだろう。

しかしたら中には、過去震災事故病気で亡くなった人が唯一残した作品もあったりしたかもしれない。

 

でもしょうがいね。残すか残さないか著作権者に決める権利がある。

それでも残したいと願う読者はこっそりダウンロードしておいて、数十年後の著作権切れのあとにまたどこかにアップロードして拡散してくれたまえ。

anond:20241012141719

ネット小説は目を引く挿絵が要るんで絵師と仲良くしたいんよ

アジアNATOかいニュースめちゃくちゃイライラする

自力紛争武力解決できない国がそれを言う意味ひどすぎるだろ

俺は誰も助けに行けないが誰か助けてくれ、リーダー俺!

寝言は寝て言え

与太話はネット小説で連載しろ

質の悪い出版社につかまって自費出版して実家倉庫段ボールに入ったままのハードカバー山積みしろ

2024-08-08

anond:20240808155209

こういうの最初ネット小説に出てきた時はしょーもなって思ってたけど、アニメ化されるくらい流行ってんだな。もう、今のオタク文化についていける気しないわ。

2024-06-24

ランサムウェアの件

最近角川書店ウェブサイトランサムウェア攻撃が発生したらしい。ニュースで知ったとき自分知識不足を痛感した。ランサムウェア自体がどういうものかはぼんやりとは知っていたが、具体的にどんな被害が出るのか、どんな手段対策ができるのかについてはほとんど情報がなかった。

まず、角川と言えば、自分がよく読んでいたライトノベル漫画が思い浮かぶ。「涼宮ハルヒの憂鬱」や「とある魔術の禁書目録」など、多くの人気作品出版している大手出版社だ。その角川がターゲットにされるなんて、正直自分には驚きだった。ただのネット小説家やイラストレーターではなく、お金人材もある企業からだ。

情報によると、角川のシステム侵入した犯人は、特定重要ファイルデータベース暗号化してアクセス不能にしたとのこと。犯人たちは身代金要求している。通常こうした場合ランサムウェア被害を受けた企業が支払う金額は数千万から数億円にもなるという話を聞いたが、角川のような企業がどれだけの負担を強いられるのか想像するだけで恐ろしい。

さらに恐ろしいのは、ランサムウェア感染すると、その影響範囲が広がってしまうことだ。角川のサイトを訪れたユーザー個人情報危険さらされるかもしれない。特に自分も利用している「BOOK☆WALKER」などの電子書籍販売サイトクレジットカード情報入力している利用者には大きな不安が残る。

一方、自分も含め、多くの一般ユーザーは「そんな大手企業ならしっかり対策してるだろう」という甘い期待を持っていたかもしれない。でも、この事件を通して感じたのは、どんなに大きな企業でも、情報セキュリティ脆弱性存在すれば、一瞬で崩れる可能性があるってことだ。

そして、この件が解決するまでにどれだけの時間がかかるのか、どれだけの影響が出るのか、正直不安で仕方がない。自分の好きな作品たちが、こうしたトラブルの影響で読めなくなるかもしれないし、最悪の場合出版も中止になるかもしれない。

この一件を通して、情報セキュリティ重要性を再認識したが、同時に自分いか無知だったのかもはっきりと自覚することとなった。これからは、もっと情報に敏感になり、適切な対策を講じていかなければ、同様の被害自分も遭ってしまうかもしれない。

2024-05-09

ネット小説文章力を感じるのは役割語

ラノベだと語尾でキャラ付けするテクニックとかあるけどそれ。

何も考えずに書いてそうな作品母親を「おふくろ」呼びとかおばさん臭い言葉とか役割語の使い方が下手すぎる。

2024-04-29

小説こそ、生成AIで作るのはありだと思う

ハーメルンデータ収集したデータセットが出てきて問題になってたが、絵と違って独自性生み出せないんだから生成AIオッケーだと思う。

すでに書店に並んでるものはアウトだと思うよ、勿論。でも、インターネットで公開してるものまで規制するのはねぇ…ってことで、ここからネット小説に限って話す。

どこのジャンル行っても「王道展開」「逆張り」「別ジャンルとの組み合わせ」の3種類くらいしかないのに、これこそ、人間が生み出してるの馬鹿らしいわ。

絵は絵柄が人によって全然違うし、それでいてちゃんと絵と認識できるのに対して、小説は外しすぎると小説として成り立たなくなるじゃん。

極め付けはランキング。みんなが求めてるものが丸わかりで、似たものがずらり。話の構成ほぼ一緒で、出てくるキャラや展開が多少違うだけ。これこそ、AIが得意とする分野でしょ。

まぁ、ネット小説レベル上がってるし、本文書かせると人間が上回ると思うよ(上位数%の人間に限った話だが)。でも、実際のAI小説を読むと「読めなくはないな」と思うはず。

ってことは、残るのは編集者仕事じゃん?ここはね、プロ編集者必要だね。AIで代わりがきくものじゃないと思う。

https://kakuyomu.jp/works/16818093074043995181

長編小説執筆6の小説を読んだんだけど、かなり普通に読めた。

怪談ホラー系は全く読んだことない我が身がすると、暇つぶし無料で読めるなら十分なクオリティ

結局、AIってそのジャンルテンプレ作品作るのに向いてると思うし、でも、そのテンプレを知らないからこれでも十分楽しめる。

賛否両論あると思うが、プロ作家ならここに自分で肉付けすればいいと思うよ。

2024-04-24

anond:20240424173109

なろうみたいなネット小説書籍化しただけでバカ売れ、

コミカライズアニメもヒット、原作者の預かり知らずなスピンオフも出てくるとか

ここ10年弱はよくあることだよ

そりゃなろうのヒット作青田買いラノベレーベルも出てくるし

作画ワナビ並みレベルでもコミカライズ作画担当になれるってワケ

2024-04-04

温泉むすめとかい声優誘致&聖地巡礼コンテンツwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

あおりか抜きで、調べてみてこういうアニメ(ざっくりとしたまとめ方だけどソシャゲとか含めた緩いくくりと思って)コンテンツでも商売として成立するんだなとちょっとびっくりした。

ゲームサービス終了、漫画小説は二冊か三冊くらいで終了

今のメインコンテンツキャラソンと各地の温泉とのコラボ企画(といっても各地の店の店頭アニメパネルとグッズを並べる程度のものが主)にやる気がある温泉街の場合声優を読んでコラボしたりするコラボ企画、あと声優ラジオ

ストーリー的なもの公式サイトネット小説に毛が生えたみたいな小説が連載されてるだけ

大体のコンテンツゲームサービス終了あたりでたたむと思うんだけど、温泉娘ってコラボやす企画とそれを口実にした声優人気に依存するだけでゆるゆると生き残れるもんなんだなって。

追記

コンテンツ力足りて泣くね?

温泉娘にかぎっていえば確かにユーザーに対してのコンテンツ力」は足りてないけど「コラボ相手温泉街」に対してのコンテンツ力はクッソ高いと思った。

正直中身がないぺらぺっらの側だけ量産コンテンツのおかげで設定変更の自由がききやすい。

インストリーがあってないようなものから絵と声優だけ決めておけばなんぼでも量産がきく

コラボ先の温泉側も客さえ来たらコンテンツの中身なんか気にしないか温泉娘を口実にした声優イベントやるだけで満足

客がほんとに来るのかは正直疑問だけど声優とかイラストの人気で成果ゼロはまずないし、温泉側としても「仕事した感」を出すのにはちょうどいいし、やる気と金を出す気があるならこれを口実に声優イベントなんかもできちゃう

と考えると温泉側にとってこれほど有能なコンテンツもなかなかないし、だからメインコンテンツだろうソシャゲ一年で終わってもゆるゆる生き残ってるんだと思う

追記

2024-03-19

anond:20240319144729

スマホアプリが売れ出したころに、何冊か出たから実際に買った、

 

結論から言うと、結局のところゲームブック側のクオリティがおいつかない。

今日び、あえてゲームブックを作りたいとか言う老人のセンスでは、まずゲームブックとしての面白さを確保できんのだ。

面白いことが出来る奴は、steamインディーゲーとか作ってるか、なろうで大ヒットネット小説を書いてるかだ。

2024-03-09

anond:20240308143204

ネット小説界はまず作者同士の馴れ合いRTしてくれる人を増やすのがスタートなんじゃないか

ポイントよりPV増えなきゃ意味ないだろ

あと定期的に更新する人、作品の方が不定期より見られる

2024-02-26

anond:20240224204916

オッケー!2002年くらいかネット小説を嗜んでいる若輩者ではありますが、増田向けにチョイスしてみるよ!

どういうジャンルが好きか分かんないから、とりあえず地の文比較的多そうな作品を選んでみたよ!

DARK QUEEN

はじめは異世界版の寄生獣だけど、最初だけだね!

人間性喪失した闇の獣クラナの国取り物語だ!

サイトhttps://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/watan_027.htm

辺境の老騎士

騎士が旅に出る物語だよ!

やたら食事描写に力が入ってるよ!

人間関係戦闘も熱いよ!

サイトhttps://ncode.syosetu.com/n5011bc/

和風wizardry純情派

現代日本に現れた迷宮を探索する探索者たちの群像劇だよ!

確か作者さんが連載時、登場人物迷宮に入る度に生存判定ダイスを振ってたかマジで誰が死ぬか分かんないよ!

サイトhttps://wizdiary.hatenadiary.org/

でも↑のサイトPDFリンク切れから手持ちのやつを善意で貼っとくね!

https://35.gigafile.nu/0327-29f970173c45a48e5d628ec900009080

作者さんが改変しなければ再配布オーケーっていってるからあんしんしてね!

鬼人幻燈

ジャンプ鬼滅の刃があるなら、なろうには鬼人幻燈抄がある!(本当はArcadia

今年アニメ放送予定の、江戸明治大正昭和平成大河ファンタジー

サイトhttps://ncode.syosetu.com/n4442da/

2024-01-15

ネット小説女性作者で読む、少女漫画展開や激アマ恋愛描写は、俺でも普通に楽しめるんだけど

さすがに暴力関係する描写は、女性ならではの弱さは出てくる感じがする。

 

長所ではなく、短所に属するからかな。暴力解像度が低いというか。

主人公を守って死んだモブ騎士が居たことを、イケメン兄に諭されて、ショックを受ける主人公(いや最初から覚悟しててほしいし、読者は判ってるから長々とやらないでほしい)

主人公と一緒に襲われた少年が、暴力トラウマになって騎士の道を諦める(マッチョイズムを抜いた上でも、そんな少年基本的に居ないよ)

ちょっと気になったな。

 

暴力跋扈するファンタジー世界での女の子冒険を描いていながら、怖くて辛くてこの世に存在してはならない、抗えないもの、という考えでいるのが透けて見えてしまうんだね。

暴力も辞さないですわ~!とかやるお嬢様のほうがやっぱり見てて気持ちいい。

まあ短所作品にあるのは当然のことだし、これは作者の成長待ちといったところか。

2024-01-02

anond:20240102162446

本当に有用で万能なプログラムならもうある。 誰もが必要とするものではないけど自分には必要ちょっとしたこと自分プログラムを書けると便利なんだよ。

普段から見るサイト更新自動巡回したりだとか、動画作成の手順でいつも同じことをしてるところをバッチ処理したりだとか、ネット小説電子小説形式に変換したりだとか、そういうことをやってる。

探せばそういうソフトウェアはあるんだけど絶妙自分の求めるものから外れてたりする。

2023-12-14

暗いうちに起きたってすることがない

明るくなっていい天気だなあと眺める

どこか行くのを空想しながらネット小説を読む

そうしているうちに夕暮れで物哀しい気分になって

すっかり夜になってまたちょっとネットをいろいろ眺めて

そうしたら眠くなってくるので寝る

嫌な夢を観せられて、暗い時刻に起こされる

2023-11-22

anond:20231122223816

異世界系の小説を書く実例存在します。おすすめサイトは以下の通りです:

1. **小説家になろう**¹:2004年運営を開始した老舗の小説投稿サイトで、日本最大級小説投稿サイトと言われています¹。『Re:ゼロから始める異世界生活』、『異世界居酒屋「のぶ」』、『転生したらスライムだった件』、『君の膵臓をたべたい』など、多数のライトノベル作品が、ここで人気を博したこときっかけに書籍化されています¹。

2. **カクヨム**¹:2016年正式オープンした小説投稿サイトで、出版社であるKADOKAWA運営しています¹。登録会員数は、100万人を突破していると2023年3月28日カクヨムが発表しています¹。

3. **ノベルアップ+**¹:2019年運営スタートした新興の小説投稿サイトです¹。

これらのサイトは、異世界系の小説が人気で、書籍化可能性も高いです¹²。ただし、どのサイトを選ぶかは、あなたが書きたい内容やスタイル、目指す読者層などによります¹。それぞれのサイト提供する環境ツールコミュニティ理解し、自分創作活動に最適な場所を見つけることが大切です¹。

ソース: Bing との会話 2023/11/22

(1) 2023年おすすめしたい小説投稿サイト8選 / ネット小説を書く .... https://tadeku.net/83288/.

(2) 異世界小説おすすめ人気ランキング20選【面白いファンタジー .... https://ranking.goo.ne.jp/select/2256.

(3) おすすめ小説投稿サイト27選【最新2023年版一覧】 - Web .... https://creative-story.net/novelsaito/.

(4) 小説を書くのにおすすめの「小説投稿サイト」を厳選して紹介 .... https://www.dokusyo-geek-ki.com/entry/novel_posting_site.

(5) 検索結果(累計ランキング) - カクヨム. https://kakuyomu.jp/search?genre_name=fantasy&order=popular.

(6) undefined. https://www.amazon.co.jp.

anond:20231122113011

なろうなどネット小説発祥ではない

物語の骨子は成長物語内面)であり王道

バトル関係は一要素

声優の演技、描画、音楽など全体的に抑えめ


なろう中心としたせわしない系との差別化ができているか評価される下地があり、作画、演技がはまってばずったって感じかな

主役が同一の声優だけど、魔法使いの嫁が長々続いているのも同じ感じかなあ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん