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ナム・グエン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナム・グエン
Nam Nguyen
フィギュアスケート選手
生誕 (1998-05-20) 1998年5月20日(26歳)
オンタリオ州オタワ
居住地 トロント
身長 180 cm
選手情報
代表国 カナダの旗 カナダ
コーチ ロバート・バーク
ダニエラ・ローズ
ケニー・ローズ
所属クラブ Richmond Hill Training Center
練習拠点 リッチモンドヒル
開始 2004
引退 2022
ISUパーソナルベストスコア
総合262.772019 GPスケートカナダ
SP87.572019 世界国別対抗戦
FS178.692019 GPスケートカナダ
SP88.402017 CSオータムクラシック
獲得メダル
フィギュアスケート
世界ジュニア選手権
2014 ソフィア 男子シングル

ナム・グエンチュハン:阮南、英語: Nam Nguyen1998年5月20日 - )は、カナダ出身の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。

2014年世界ジュニア選手権優勝。2018年CSUSクラシック及び、2015年・2019年カナダ選手権優勝。

表記

[編集]

Nguyen(グエン)はベトナムで最も多い苗字である。英語の発音であるニューエン、ニュエンと表記されることも多い[1][2][3]

経歴

[編集]

1998年にカナダに移住したベトナム人の両親のもと、オタワで生まれる。2007年から2009年にかけて、カナダ国内のジュブナイル、プレノービス、ノービスタイトル、2011年にはジュニアタイトルを史上最年少で獲得する[4]。2009年の四大陸選手権バンクーバーオリンピックのエキシビションに地元カナダのスケーターとして出場した経験を持っている。

2011-2012シーズン、ジュニアグランプリシリーズに参戦し、ブラショフ杯では3位に入った。カナダ選手権ではシニアクラスに初参戦し7位に入る。世界ジュニア選手権の予選では国際大会で初めてトリプルアクセルを成功させ1位通過。SPでは18位と出遅れたものの、FSでは巻き返し総合では13位にまで順位を上げた。

2013-2014シーズン、四大陸選手権でシニアの国際大会デビューをし10位に入った。世界ジュニア選手権ではSP、FS共に��ーミスの演技で優勝を果たした。

2014-2015シーズン、シニアのグランプリシリーズに参戦。初戦のスケートアメリカでは銅メダルを獲得した。カナダ選手権では初優勝を飾った。世界選手権では5位入賞を果たす。

2015-2016シーズン、スケートアメリカでは5位、ロステレコム杯では7位だった。カナダ選手権では4位に終わった。リアム・フィルスに代わり、急遽出場が決まった世界選手権は、SPでジャンプのミスが相次ぎFSに進めず27位に終わった。急激に身長が伸びたことで安定感を欠いたといわれている。シーズン終了後、デヴィッド・グリンにコーチを変更。練習拠点をアメリカサンノゼに移した[5]

主な戦績

[編集]

マークが付いている大会はISU公認の国際大会。

大会/年 2006
-07
2007
-08
2008
-09
2009
-10
2010
-11
2011
-12
2012
-13
2013
-14
2014
-15
2015
-16
2016
-17
2017
-18
2018
-19
2019
-20
2020
-21
2021
-22
世界選手権 12 5 27 25 16 中止
四大陸選手権 10 11 8 9 10 6
カナダ選手権 1 Ju 1 Pn 1 N 3 J 1 J 7 6 5 1 4 3 3 1 2 中止 6
GP NHK杯 8 10 10
GPロステレコム杯 7 7 5
GP中国杯 4
GPスケートカナダ 5 5 2 中止
GPスケートアメリカ 3 6 6 8
CSネーベルホルン杯 4
CS USクラシック 5 1
CSオータムクラシック 2 2 5
世界Jr.選手権 13 12 1
JGPバルティック杯 16
JGPメキシコ杯 4
JGPクールシュヴェル 9
JGPボスポラス 3
JGPブラショフ杯 3
JGPボルボ杯 12
団体戦
世界国別対抗戦 4 5 6
チームチャレンジカップ 1
  • Ju - ジュブナイルクラス
  • Pn - プレノービスクラス
  • N - ノービスクラス
  • J - ジュニアクラス

詳細

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2020-2021 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2021年4月15日 - 18日 2021年世界フィギュアスケート国別対抗戦大阪 11
66.89
11
133.04
 
 
2019-2020 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2020年2月4日 - 9日 2020年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 9
85.24
6
166.36
6
251.60
2019年11月15日 - 17日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 6
87.01
6
159.19
5
246.20
2019年10月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダケロウナ 3
84.08
2
178.69
2
262.77
2019年9月25日 - 28日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 9
60.52
2
149.32
4
209.84
2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2019年3月18日 - 24日 2019年世界フィギュアスケート選手権さいたま 13
82.51
16
154.76
16
237.27
2019年2月5日 - 10日 2019年四大陸フィギュアスケート選手権アナハイム 8
79.55
10
136.94
10
216.49
2019年1月18日 - 20日 カナダフィギュアスケート選手権セントジョン 3
85.73
1
172.28
1
258.01
2018年10月26日 - 28日 ISUグランプリシリーズ2018年スケートカナダラヴァル 7
82.22
5
158.72
5
240.94
2018年10月19日 - 21日 ISUグランプリシリーズ2018年スケートアメリカエバレット 9
69.86
6
143.13
6
212.99
2018年9月12日 - 16日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 1
80.28
2
133.24
1
213.52
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年3月19日 - 25日 2018年世界フィギュアスケート選手権ミラノ 25
67.79
- 25
2018年1月24日 - 27日 2018年四大陸フィギュアスケート選手権台北 7
84.09
10
153.43
9
237.52
2017年11月10日 - 12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪 11
65.82
8
148.69
10
214.51
2017年10月20日 - 22日 ISUグランプリシリーズロステレコム杯モスクワ 7
80.74
6
157.71
7
238.45
2017年9月20日 - 23日 ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシックピエールフォン 3
88.40
4
156.81
5
245.21
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年2月14日 - 19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 13
72.99
7
164.09
8
237.08
2017年1月16日 - 22日 カナダフィギュアスケート��手権オタワ 4
76.08
4
164.52
3
240.60
2016年11月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 6
75.33
8
137.10
8
212.43
2016年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 4
79.62
7
159.64
6
239.26
2016年9月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 5
74.08
5
146.47
5
220.55
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年4月22日 - 24日 2016年コーセー・チームチャレンジカップスポケーン 7
64.91
9
127.10
[6]
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 27
61.61
- 27
2016年1月18日 - 24日 カナダフィギュアスケート選手権ハリファックス 5
76.04
4
151.65
4
227.69
2015年11月20日 - 22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 7
70.78
6
160.89
7
231.67
2015年10月30日 - 11月1日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダレスブリッジ 4
76.10
4
162.72
5
238.82
2015年10月12日 - 15日 2015年スケートカナダオータムクラシックバリー 2
86.53
2
154.57
2
241.10
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年4月16日 - 19日 2015年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 6
77.42
7
158.63
4
団体
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 9
77.73
4
164.86
5
242.59
2015年2月9日 - 15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 14
63.78
8
145.55
11
209.33
2015年1月19日 - 25日 カナダフィギュアスケート選手権キングストン 1
81.78
1
175.10
1
256.88
2014年11月7日 - 9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯上海 6
72.85
5
149.00
4
221.85
2014年10月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 7
73.71
2
158.53
3
232.24
2014年10月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズ スケートカナダオータムクラシックバリー 5
66.08
1
159.55
2
225.63
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月24日 - 30日 2014年世界フィギュアスケート選手権さいたま 16
66.75
9
147.31
12
214.06
2014年3月10日 - 16日 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 1
72.87
1
144.19
1
217.06
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 10
68.17
10
136.52
10
204.69
2014年1月9日 - 15日 カナダフィギュアスケート選手権オタワ 7
70.97
4
147.46
5
218.43
2013年9月18日 - 22日 ISUジュニアグランプリ バルティック杯グダニスク 23
40.18
12
98.69
16
138.87
2013年9月4日 - 8日 ISUジュニアグランプリ メキシコ杯メキシコシティ 4
64.38
4
116.66
4
181.04
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月25日 - 3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 16
53.43
9
119.15
12
172.58
2013年1月13日 - 20日 カナダフィギュアスケート選手権ミシサガ 6
67.90
6
132.79
6
200.69
2012年9月19日 - 23日 ISUジュニアグランプリ ボスポラスイスタンブール 3
59.09
3
112.47
3
171.56
2012年8月22日 - 26日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 11
46.06
8
102.39
9
148.45
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2012年2月27日-3月4日 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミンスク 1
116.33
18
51.13
11
117.07
13
168.20
2012年1月16日-22日 カナダフィギュアスケート選手権モンクトン - 8
57.32
6
121.96
7
179.28
2011年9月22日-24日 ISUジュニアグランプリ ブラショフ杯ブラショフ - 5
54.82
2
114.73
3
169.55
2011年8月31日-9月3日 ISUジュニアグランプリ ボルボ杯リガ - 12
47.08
9
101.87
12
148.95
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月17日 - 23日 カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ビクトリア 2
55.22
1
114.67
1
169.89
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月11日 - 17日 カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ロンドン 4
52.30
3
96.51
3
148.81
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年2月11日 - 14日 カナダフィギュアスケート選手権 ノービスクラス(カルガリー 2
40.22
1
67.70
1
107.92
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年1月30日 - 2月2日 カナダフィギュアスケート選手権 プレノービスクラス(オタワ 4
29.22
1
59.09
1
88.31
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年1月31日 - 2月3日 カナダフィギュアスケート選手権 ジュブナイルクラス(ブランプトン - 1
34.32
1

プログラム使用曲

[編集]
シーズン SP FS EX
2020-2021 ブルース・フォー・クルック
曲:エディ・ルイス
ミ・マンラケイ
歌:ジョシュ・グローバン
2019-2020 カム・トゥゲザー / レット・イット・ビー
/ ゲット・バック
曲:ザ・ビートルズ
2018-2019 ザッツ・ライフ
曲:フランク・シナトラ
映画『ラ・ラ・ランドサウンドトラックより
Epiloge / Planetarium
City of Stars / A Lovely Night
作曲:ジャスティン・ハーウィッツ
Runaway Baby
曲:ブルーノ・マーズ
2017-2018 Somewhere Over The Rainbow
作曲:ジョセフ・ウィリアム・モーガン
振付:デヴィッド・ウィルソン
パリのアメリカ人
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:デヴィッド・ウィルソン
2016-2017 Love Me or Leave Me
ボーカル:サミー・デイヴィスJr.
振付:デヴィッド・ウィルソン
ライティングズ・オン・ザ・ウォール
曲:サム・スミス
2015-2016[7] 映画『キリング・フィールドサウンドトラックより
プランのテーマ
プランの出発
移住
埋葬/赤十字
作曲:マイク・オールドフィールド
振付:デヴィッド・ウィルソン

Sinnerman
作曲:ニーナ・シモン
振付:ジェフリー・バトル
パッサカリアとフーガ
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
振付:ジェフリー・バトル
2014-2015 Sinnerman
作曲:ニーナ・シモン
振付:ジェフリー・バトル
映画『』より
作曲:ニーノ・ロータ
振付:デヴィッド・ウィルソン
いったい現実を把握している者はいるだろか?
曲:シカゴ
2013-2014 パディ・ミルナー セレクション G線上のアリア
前奏曲とフーガ ハ短調
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
2012-2013 The Ritz, Roll and Rock
Red Blues
作曲:コール・ポーター
2011-2012 ピアノ協奏曲第4番
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
スマイル
今夜はドント・ストップ
ボーカル:マイケル・ジャクソン
2010-2011 スムース・クリミナル
作曲:マイケル・ジャクソン

脚注

[編集]

参考文献

[編集]