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クールシュヴェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯45度24分54秒 東経6度38分02秒 / 北緯45.41500度 東経6.63389度 / 45.41500; 6.63389

クールシュベル1850のスキー場

クールシュヴェルCourchevel)は、フランス南東部にあるサヴォワ県アルプス山中に開かれた、リゾート地区である。スキーをはじめとするウィンタースポーツが盛んな高級リゾートとして知られている。

地理

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クールシュヴェル1550

スキー場としてのクールシュヴェルは、タランテーズ谷フランス語版に位置しており、行政上は同名の自治体クールシュヴェルに属する(2017年、合併により同自治体が発足する以前は、サン=ボン=タランテーズフランス語版の一部であった)。周辺のメリベル (Meribel、ヴァルトランス (Val Thorensと合わせ、トロワ・ヴァレー (Les Trois Valléesと呼ばれる世界最大級の広大なリゾートエリアを形成している。

クールシュヴェルは、いくつかの集落を結び付けた呼称である。すなわち、「クールシュヴェル1300」(本来の名は Le Praz)、「クールシュヴェル1550」、「クールシュヴェル1650」(Moriond)、「クールシュヴェル1850」である。集落につけられた数字は、標高を表している。もっとも、「クールシュヴェル1850」の最高地点は1747mである。このほか、クールシュヴェルの谷には、Latania などの地区が含まれる。

Saulire山(2700m)からの眺め

アルペンスキーヤーにとって、クールシュヴェル山腹の峡谷は最高難易度(黒ランク)の「black runs」として知られている。また、クールシュヴェルは、米国ユタ州のスキーリゾート地・パークシティと姉妹協定を結んでいる。これにちなみ、クールシュヴェルには、高難易度(赤ランク)の「パークシティ」というアルペンスキーコースがある。また、クールシュヴェルには、トロワ・ヴァレー全域のスキーインストラクターたちの大きな拠点がある。

クールシュヴェルは、フランスを代表する高級ウィンターリゾートとして知られている。2000年代半ばからは、ロシアの富裕層の姿も目立つようになった。

また、同じタランテーズ谷には、クールシュヴェルを含んだトロワ・ヴァレーのほかに、ParadiskiEspace Killy といった大規模なリゾートがある。このため、クールシュヴェル/トロワ・ヴァレーのリフトの週間チケットは、ほかの2地区で一日チケットとして利用するという選択もできる。かつてはこれら3地区を連結するという計画もあったが、ヴァノワーズ国立公園 (Vanoise National Parkが指定されたことにより開発は中止された。

歴史

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第二次世界大戦中の1942年ヴィシー政権下で都市計画家のローラン・チャッフィス (Laurent Chappis によって検討されたのが、この地にリゾートを設けようとする最初の計画である。戦争が終わると、Chappis はただちに計画を実現するために奔走した。わけてもクールシュベルの中心地区である「クールシュヴェル1850」は、既存の村落を軸に発展させたのではなく、まったく新たに建設されたフランスで最初のリゾートであり、重要な位置を占めている。

1992年アルベールビルオリンピックに際して、Le Praz はスキージャンプの会場となった(現在でもスキージャンプ・サマーグランプリで使用されている)。また、La Tania はこのオリンピックに際して開発が行われた地区である。

交通

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空港

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地区にあるクールシュヴェル飛行場は、短く急傾斜持つ極端な形状の滑走路を持っている��とで知られており、世界でも着陸が難しい空港の一つとされる。ヒストリーチャンネルにおいて、「世界で最も危険な空港」第7位に選ばれている[1]

個人用飛行機で訪れる客のために、大きなプライベートエリアを持っている。

脚注

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  1. ^ ヒストリーチャンネル「MOST EXTREME AIRPORTS」

外部リンク

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