飯田短期大学
表示
飯田短期大学 | |
---|---|
大学設置/創立 | 1967年 |
創立者 | 髙松了秀 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人高松学園 |
本部所在地 |
長野県飯田市松尾代田610番地 北緯35度29分39.5秒 東経137度49分59.2秒 / 北緯35.494306度 東経137.833111度座標: 北緯35度29分39.5秒 東経137度49分59.2秒 / 北緯35.494306度 東経137.833111度 |
学生数 | 445 |
学部 |
生活科学学科 幼児教育学科 看護学科 |
研究科 |
地域看護学専攻 助産学専攻 養護教育専攻 |
ウェブサイト | https://www.iida.ac.jp/ |
飯田短期大学(いいだたんきだいがく、英語: Iida Junior College)は、長野県飯田市に本部を置く日本の私立短期大学である。旧校名は飯田女子短期大学(いいだじょしたんきだいがく)。略称は飯短。
概観
[編集]大学全体
[編集]- 長野県飯田市内にある日本の私立短期大学。学校法人高松学園により1967年に設置された。2023年4月現在、3つの学科と、専攻科に3つの専攻をそれぞれ置く。
- 2023年男女共学移行の初年度での男子学生数は、24人であった[1]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 飯田女子短期大学における建学の精神は「うつくしく生きる」である[2]。学校法人高松学園の創立者である髙松了秀の「新しい時代にふさわしい教養豊かな女性を、伝統の念仏の心をもとに育てたい」という教育理念を表している。
教育および研究
[編集]- 全国の短大でも数少ない「生活科学学科」(旧:家政学科)と称する学科が置かれており、服飾やファッション、保健や養護教育に関することを学ぶ生活科学専攻、介護に関することを学ぶ介護福祉専攻、栄養士を育成する食物栄養専攻がある。ほか、保育者を育成する幼児教育学科や、仏教系大学としては日本初[3]の看護職を育成する看護学科がある。
- 2020年度、一般財団法人短期大学基準協会における認証評価の結果、「適格」認定を受けている[4]。
学風および特色
[編集]沿革
[編集]- 1967年 親鸞聖人の浄土真宗の教えに基づいた教育の実現を理念として飯田女子短期大学を創立。髙松了秀が学長・理事長に就任。
- 家政科
- 保育科
- 1968年 家政科を専攻分離
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
- 1969年 家政科家政専攻が中学校教諭(家庭・保健)、養護教諭養成課程として認可される
- 1972年 学科名を改称
- 家政科→家政学科
- 保育科→幼児教育学科
- 1991年 髙松信英が2代目学長・理事長に就任
- 1996年 看護学科を設置[3]
- 1999年 専攻科を設置
- 地域看護学専攻
- 助産学専攻
- 2000年 家政学科に生活福祉専攻を設置(家政専攻と分離)
- 2001年 専攻科に福祉専攻を設置
- 2003年 生涯学習センターを設置
- 2005年 食物栄養専攻が栄養教諭養成課程として認定される
- 2008年 専攻科に養護教育専攻を設置
- 2009年 専攻科に幼児教育専攻を設置
- 2013年 髙松彰充が3代目学長・理事長に就任
- 2014年 専攻科福祉専攻を廃止
- 2019年 専攻科幼児教育専攻を廃止
- 2022年 家政学科の生活福祉専攻を介護福祉専攻に改称
- 2023年 男女共学化により飯田短期大学に改称[8]、また学科名等を改称[9]
- 家政学科→生活科学学科
- 家政専攻→生活科学専攻
基礎データ
[編集]教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 生活科学学科
- 生活科学専攻
- 介護福祉専攻
- 食物栄養専攻
- 幼児教育学科
- 看護学科
専攻科
[編集]- 地域看護学専攻
- 助産学専攻
- 養護教育専攻
取得資格について
[編集]主な資格[10]
- 生活科学学科
- 生活科学専攻
- 養護教諭二種免許状
- 保健児童ソーシャルワーカー
- 准学校心理士
- メディカルクラーク(医科・歯科)[注釈 1]
- ドクターズクラーク(医師事務作業補助)[注釈 1]
- 調剤報酬請求事務技能認定[注釈 1]
- ホスピタルコンシェルジュ
- 医療秘書実務士
- 色彩コーディネーター
- ファッションビジネス能力検定
- 介護福祉士実務者研修修了
- 社会福祉主事任用資格
- 介護福祉専攻
- 介護福祉士(国家試験受験資格)
- 初級障がい者スポーツ指導員
- 介護予防運動指導員
- 福祉住環境コーディネーター
- 食物栄養専攻
- 栄養士免許証
- 栄養教諭二種免許状
- フードスペシャリスト
- 介護予防運動指導員
- 介護福祉士実務者研修修了
- 准学校心理士
- 社会福祉主事任用資格
- 生活科学専攻
附属機関
[編集]学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]<出典:[13]>
- 体育系:ソフトボール部・ダンス部・バスケットボール部・よさこい「乱舞咲」・サッカー部・バレーボール部・バドミントン部・ ソフトテニス部のほか、テニス同好会など。
- 文化系:合唱部・華道部・救血機・子ども文化研究会・茶道部・手話部・吹奏楽部・軽音楽部・なべの会・美術部・SO(スペシャルオリンピクス)・みどりの会・スポーツ栄養研究会・ご当地グルメ研究会・和楽部・文芸部・写真部・かみかみ・マンガ飯のほか、同好会「あみあみ」など。
学園祭
[編集]- 学園祭は「アカシア祭」と呼ばれ、毎年10月頃に実施されている。
大学関係者
[編集]プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2022年1月) |
- 石毛鍈子:元教授、元衆議院議員
施設
[編集]キャンパス
[編集]キャンパス内
[編集]- 本館
- 講義室
- 音楽室
- ピアノレッスン室
- リズム体操室
- 情報処理・LL教室
- 食品栄養学実験室
- 調理室
- 分析機器室
- 造形教室
- 被服構成実習室
- 児童文化実習室
- 第一パソコン教室、等
- 染織棟
- 織実習室
- 染実習室
- 陶芸実習室
- 看護棟
- 基礎看護実習室
- 母性・小児看護実習室
- 多目的ホール、等
- 介護福祉棟
- 介護実習室
- 入浴実習室
- 講義室、等
- 図書館(既出)
- 保健養護棟
- 保健養護実習室
- 視聴覚室
- 健康センター(既出)
- 地域響流館(ちいきこうるかん)
- 研修室
- フィットネスルーム
- 子育て支援事業「わいわいひろば」(既出)
- 人形劇場「アカシアホール」等
- 講堂
- 体育館
- 特別教室(短大会館)
- 食堂
- グラウンド
- テニスコート(2面)
- 障害者・障害学生の優先駐車場
- 学生駐車場
- 旧施設
- 学生寮
- かつて「松尾寮」と呼ばれる学生寮[注釈 3] が開設されていた。キャンパスの所在地である松尾代田(まつおしろだ)に因んで命名されたものとみられる。
キャンパス外
[編集]- 高松学園 蓼科高原「山の家」研修寮
対外関係
[編集]系列校
[編集]児童福祉施設
[編集]関係校
[編集]社会との関わり
[編集]- 「大学教育改革合同フォーラム」に参加している。
行政との包括連携協定
[編集]卒業後の進路について
[編集]<出典:[18]>
就職について
[編集]<出典:[19]>
- 生活科学学科
- 生活科学専攻:養護教諭や養護助教諭、医療事務関係、児童養護施設などのほか、事務職・製造・サービス業に就く者もいる。
- 介護福祉専攻:介護職に就く者が大半である。
- 食物栄養専攻:栄養士や食品製造関係、調理員などのほか、事務職・製造・サービス業に就く者もいる。
- 幼児教育学科:行政・民間施設の保育士や保育教諭としての就職が主である。
- 看護学科:医療機関への就職が多い。
編入学・進学実績
[編集]<出典:[20]>
近年の実績として、飯田短期大学専攻科や長野大学・愛知学泉大学・松本大学(編入学)のほか、日本福祉大学、岐阜女子大学などがある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “初の男子学生迎え入学式 飯田短大、共学化スタート”. 中日新聞. (2023年4月5日). オリジナルの2023年4月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ “建学の精神”. 飯田短期大学. 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b 美細津仁志 (2016年12月20日). “飯田女子短大看護学科仏教の教えも学ぶ”. 中日新聞. オリジナルの2022年7月25日時点におけるアーカイブ。 2020年7月25日閲覧。
- ^ “令和2年度評価結果”. 一般財団法人 大学・短期大学基準協会. 2022年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月4日閲覧。
- ^ “飯田女子短大で発願式”. 南信州新聞. (2015年10月7日). オリジナルの2023年4月4日時点におけるアーカイブ。 2020年7月25日閲覧。
- ^ “沿革”. 飯田短期大学. 2023年4月14日閲覧。
- ^ 「学校法人の沿革」『令和3年度事業報告書』(PDF)学校法人高松学園、2022年5月、1-3頁 。
- ^ “男女共学化で校名変更 「飯田短期大学」 初の入学式”. NHK NEWS WEB. (2023年4月4日). オリジナルの2023年4月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ 令和5年度 男女共学化「飯田短期大学」に名称変更(文部科学省届出中)について(飯田女子短期大学 2022年4月1日)(2022年12月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ “飯田女子短期大学 - 学びの支援”. 大学ポートレート. 日本私立学校振興・共済事業団. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “資格試験/技能認定”. 一般財団法人 日本医療教育財団. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “利用案内”. 飯田短期大学図書館. 飯田短期大学. 2023年4月14日閲覧。
- ^ “クラブ・同好会”. キャンパスライフ. 飯田短期大学. 2023年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
- ^ 学生寮 - ウェイバックマシン(2020年9月9日アーカイブ分)"学生寮は、2021年度以降の新入学生の受け入れは行いません。"
- ^ “飯田市と女子短大 地域振興へ包括協定”. 南信州新聞. (2013年7月5日)
- ^ “ひとねる大学 - 連携している教育機関”. 泰阜村. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “学校法人高松学園飯田女子短期大学と包括的連携に関する協定を締結しました”. 高森町. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “飯田女子短期大学 - 卒業後の進路”. 大学ポートレート. 日本私立学校振興・共済事業団. 2023年4月12日閲覧。
- ^ 就職先 - ウェイバックマシン(2023年4月13日アーカイブ分)
- ^ 編入学実績 - ウェイバックマシン(2023年4月13日アーカイブ分)
参考文献
[編集]- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『飯田女子短期大学』:入学案内小冊子