長野短期大学
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長野短期大学 | |
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正門とA棟 | |
大学設置 | 1967年 |
創立 | 1925年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人長聖 |
本部所在地 | 長野県長野市三輪9-11-29 |
学部 |
食物栄養学科 幼児教育学科 |
ウェブサイト | https://naganojc.ac.jp/ |
長野短期大学(ながのたんきだいがく、英語: Nagano Junior College)は、長野県長野市三輪9-11-29に本部を置く私立短期大学。1925年に長野和洋裁縫女学校として創立、1967年に長野女子短期大学として短期大学開学し、2024年より共学化。短大の略称は長野短大。長野県北部では唯一の栄養士養成施設である。
概観
[編集]大学全体
[編集]- 長野短期大学は、学校法人長聖により運営されている日本の私立短期大学で、キャンパスは長野県長野市内にある。2023年3月31日まで、学校法人長野家政学園によって運営されていたが、同年4月1日、学校法人長野家政学園は、学校法人聖啓学園と合併し、合併後の学校法人である学校法人長聖が当短大の運営を引き継いでいる[1]。
- 2023年度まで、長野女子短期大学であったが、2024年度より男女共学化されることに伴い、長野短期大学に改称された。
- 2024年4月現在、生活科学科、幼児教育学科が設置されている。
- 2020年度より生活科学科 生活福祉専攻の募集を停止。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]教育および研究
[編集]- 長野短期大学には、食物栄養学科、幼児教育学科がある。当短大の教育目的は、「広い教養と専門的学芸を教授研究し、豊かな人間性と専門的技能を修得させ、個性の伸長をはかり、国家社会の有為な人材を育成することを目的とする」となっている(学則:第1章第1条)。
- 食物栄養学科は、豊かな人間性と専門性をもつ栄養士の育成を主たる目的とする(学則:第1章第1条2)。
- 幼児教育学科は、豊かな人間性と専門性をもつ保育士並びに幼稚園教諭の育成を主たる目的とする(学則:第1章第1条3)。
学風および特色
[編集]- 長野女子短期大学時代、旧来の和洋裁縫女学校や高等家政学校の伝統を継承していることから、「日本人の感性と職業女性の実践的教養」を大切にしていた。
- 当短大の創立者:小林倭文(しずり)は、地方に女子大学をという悲願を実現するために、「人を育てる家庭はあらゆる教育を超えて重要」と考えられ、「学理のみでなく、女性(さが)に光沢をにじみ出させるような小型の女子大学を」との念願から創学の柱を
- A.教授者と学生との交流により、ふくよかな人間形成を中核にしたい。
- B.基礎的なことから応用伸展へ。
- C.家庭経営の選手たれ。
- の3点におかれ、教育を進めてきた。そして、「愛といたわりの精神」という教育の理念は学園全体を暖かい家庭的な雰囲気に包み、師弟の人間関係も小。の学園ならではの親密さで堅実に進められて、現在に至っている。
沿革
[編集]- 1925年 長野和洋裁縫女学校開校。
- 1948年 長野高等家政学校に改組。
- 1957年 学校法人家政学園認可。理事長 小林倭文(しずり)。
- 1967年 学校法人長野家政学園に改称。初代理事長 小林倭文。
- 1967年 長野女子短期大学開学。当初は家政科のみ設置。初代学長に小林倭文就任。
- 1968年 中学校教諭二種免許状(家庭)の教職課程が認可される[注 1]。
- 1974年 家政科を家政学科と改称。専攻分離し家政専攻と被服専攻となる。
- 1982年 第2代学長 小林士朗就任(1995年より第2代理事長兼任)。
- 1984年 家政専攻・被服専攻の専攻課程廃止。
- 1989年 家政科を生活科学科に改称。
- 1997年 生活科学科を専攻分離。
- 生活科学専攻
- 食物栄養専攻(栄養士養成)
- 2003年 生活科学科 生活福祉専攻(介護福祉士養成)を設置。
- 2006年 生活科学科 児童福祉専攻を設置。
- 2007年 生活科学科 生活科学専攻廃止。
- 2012年 生活科学科 児童福祉専攻廃止。
- 2012年 第3代学長 荻原和夫就任。第3代理事長 小林健治就任。
- 2015年 第4代学長 山浦悦子就任。
- 2017年 開学50周年記念式典。
- 2018年 第5代学長 小宮山直道就任。
- 2020年 生活科学科 生活福祉専攻、募集停止。
- 2021年 第6代学長 小林健雄就任(第4代理事長兼任)。
- 2022年 第7代学長 小林経明就任
- 2024年 幼児教育学科を開設[4][注 2]。男女共学化により長野短期大学に改称
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 長野県長野市三輪9-11-29
交通アクセス
[編集]- JR長野駅―長野電鉄長野線本郷駅下車、徒歩約5分。
- JR長野駅―長野電鉄バス(吉村・牟礼線)-本郷駅バス停下車、徒歩約5分。
- JR長野駅―長野電鉄バス(吉村・牟礼線)-宇木南バス停下車、徒歩約2分。
- JR長野駅―長野電鉄バス(東長野病院線・浅川西条線・柳原線(三才経由)―下宇木バス停下車、徒歩約9分。
象徴
[編集]- 学章は梅の花をモチーフしたものとなっている。
- 学章の由来は、梅花の持つふくいくたる豊かな人間性。寒気を凌ぎ、苦難に耐え抜く凛冽なる節操。清く楚々として咲く姿と時流の濁りにそまらぬ強さ。その象徴として、かくあれかしと祈念をこめて定められたものである。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 生活科学科
- 食物栄養専攻
- 幼児教育学科(令和6年4月開設)
- かつての学科
生活科学科
取得資格について
[編集]- 専攻ごとに以下の資格が取得できる。
- 栄養士:食物栄養専攻
- フードスペシャリスト:食物栄養専攻
- 健康管理士一般指導員:食物栄養専攻
- 介護福祉士:生活福祉専攻
- ほか、詳細はホームページを参照。
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]大学祭
[編集]- 長野短期大学の大学祭は「しらうめ祭」と呼ばれ毎年概ね、10月に開催されている。併設の長野女子高等学校の文化祭は「白梅祭(はくばいさい)」という名称となっている。
大学関係者と組織
[編集]大学関係者一覧
[編集]プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2022年1月) |
- 小林倭文:初代学長 兼 学校法人長野家政学園 初代理事長[注 3]
施設
[編集]キャンパス
[編集]- ピアノ練習室
- 大講義室
- 図書館:所蔵数はおよそ40,000冊となっている。
- 講堂
- 学生食堂
- 理化学実験室
- 給食実習室
- 入浴実習室
- 学生ホール
- 学園創始者レリーフほか
系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]- 生活科学科
- 食物栄養専攻:資格を活かした職としては給食業者、食品関連会社、保育園・病院などの福祉や医療施設の専門職ほか、地域金融機関などがある。
- 生活福祉専攻:資格を活かした職として、医療機関や各種老人福祉施設や老人保健施設などがある。(2021年度末廃止)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 聖啓学園と長野家政学園が合併 24年に新学校(2022年5月2日)日本経済新聞
- ^ 長野短期大学の建学の精神
- ^ 長野短期大学の教育理念・教育目標
- ^ 文部科学省, p. 3.
参考文献
[編集]- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 文部科学省『令和6年度開設予定学部等認可申請一覧』(PDF)文部科学省 。