コンテンツにスキップ

周南市徳山動物園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
周南市徳山動物園
周南市徳山動物園地図
施設情報
前身 徳山市立動物園
専門分野 総合
所有者 周南市
管理運営 周南市
開園 1960年3月20日
所在地 745-0874
山口県周南市大字徳山5846
位置 北緯34度3分41.1秒 東経131度48分53.5秒 / 北緯34.061417度 東経131.814861度 / 34.061417; 131.814861座標: 北緯34度3分41.1秒 東経131度48分53.5秒 / 北緯34.061417度 東経131.814861度 / 34.061417; 131.814861
テンプレートを表示

周南市徳山動物園(しゅうなんしとくやまどうぶつえん)は、山口県周南市大字徳山5846番地にある動物園。都市計画公園(総合公園)となっており、園地は街路を挟んで北園と南園に分かれている[1]

徳山市の市制25周年にあたる1960年(昭和35年)3月20日徳山市立動物園として開園した。

動物園一帯は、徳山藩主毛利氏の屋敷があった場所で、園内は、毛利氏ゆかりの史跡がある。春には、桜の名所としても有名である。

概要

[編集]

2015年1月末時点で、約50,000m2の敷地内に132種506点の動物を飼育している。山口県内では唯一の本格的な動物園で、毎年市内外から30万人弱の来園者がある。特に8月に期間限定で行われる夜間開園時は、多くの来園者でにぎわう。

職場体験学習や学習プログラム等を実施し、地域の青少年の教育活動にも力を入れている。幼稚園児の遠足としてもよく使われている。

天然記念物であるカラスバトの繁殖を行っているほか、山口県東部鳥獣保護センターとして、年間150-200点の野鳥・野生動物を保護していたが、十分な保護受入れ体制の維持が困難であるという理由で2008年度(平成20年度)以降受け入れを休止している。

主な施設

[編集]

展示している主な動物

[編集]

過去に展示していた主な動物

[編集]
  • アフリカゾウ(サバンナゾウ) - 1981年の導入当初はアフリカゾウ(サバンナゾウ)と思われていたが、個体(メス・愛称「マリ」・推定27歳-28歳)の成長が遅いため、1989年よりマルミミゾウとして展示してきた。その後2009年9月復旦大学中国上海市)の研究グループが調べたところ、サバンナゾウと判明した[10]。なお、園内には周南市出身の詩人まど・みちお1994年にマリをモデルに書いた詩「とくやまのまるみみぞうさん」の詩碑がある[11]。マリが2012年2月15日に死んだ後、ふたたびゾウを飼育するためにぞうさんプロジェクトが発足。徳山商工会議所青年部や新周南新聞社の企画雑誌miraiなどで幅広く募金活動などが行われ、後のスリランカゾウの来園に繋がった。
  • ホッキョクグマ -「ユキ」 - 国内で2番目の長寿で、推定31歳であったが2016年11月28日夜に死んだ。[12]
  • ミカドガン - 2001年6月に国内で初めて繁殖に成功。
  • ハシボソガラス - 2006年4月頃より、巣の撤去のため、保護された雛を人工育雛し5月頃より、ミニチュアのサッカーボールを、くちばしでゴールにシュートするパフォーマンスのトレーニングをはじめた。2006年のサッカーワールドカップの予選開幕時には、サッカーをするカラスとして、日本国内だけでなく、全世界でその様子が配信されたようだ。ゴミ分別のトレーニングにより、紙くず・ペットボトル・空き缶をそれぞれ1羽ずつのカラスが、決まられたゴミ箱に分別する様子を見ることができた。

南園SL広場

[編集]
南園SL広場にあるD51形395号機(2022年4月17日)

徳山動物園南側入口には「南園SL広場」があり、1971年(昭和46年)から蒸気機関車D51形395号機が展示されている[1] [13]。経年劣化のため補修と再塗装が行われることとなり、2024年10月から2025年にかけて移設され改修が行われる[13][14]

イベント

[編集]
  • 無料開園
  • ぞくぞく!ふしぎ動物キモだめし-世界3大奇蟲が徳山動物園にやってくる!-(2013年7月20日〜9月1日)
  • 夏の夜間開園-最終入場20時30分、退場21時(2013年8月3日、10日、13〜17日、24日、31日)
  • 山口県児童・幼児動物画コンクール(2013年7月13日〜9月6日)
  • 世界のごきぶり展(2015年7月18日〜8月31日)

リニューアル計画

[編集]
  • 2010年(平成22年)3月にリニューアル基本計画が策定された[15]。その後、スリランカゾウの導入に伴いゾウ舎建設が急がれることとなったことから、2015年(平成27年)8月に計画が変更された[16]。現在は、2027年度(令和9年度)の全園リニューアル完了を目指し、順次整備が進められている。

パスポート・提携施設・協力店

[編集]

年間パスポートが存在する。また、入園時に一部提携施設の割引券が配布される。 パスポートの利用方法は次のとおり

  • 裏面に名前、年齢、性別を記入して入園時に窓口に裏面を提示すると、初回利用時に有効期限日のスタンプが押される。
  • 初回利用時から1年間有効である。
  • 有効期限内は何度でも無料である。
  • 提携施設や協力店へ行った時に提示すると、特典が受けられる。

提携施設(2013年4月25日時点)は次の4施設である。

協力店(2013年4月25日時点)は次の2店である。

  • a.c.twobees(周南市)
  • 和菓子司 寿美屋(周南市)

メールマガジンが存在する。イベント情報、半額割引券などが届く。

交通アクセス

[編集]

[編集]

鉄道

[編集]
  • JR徳山駅みゆき口から徒歩で約20分
  • 徳山駅みゆき口のバスターミナルから金剛山経由イオンタウン周南に乗り動物園文化会館入口で下車すぐ。
  • 徳山駅よりタクシーで約5分

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]