名鉄田神線
田神線 | |||
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田神駅 - 市ノ坪駅間のデッドセクション | |||
概要 | |||
現況 | 廃止 | ||
起終点 |
起点:競輪場前駅 終点:田神駅 | ||
駅数 | 3駅 | ||
路線カラー | |||
ウェブサイト | 路線案内(アーカイブ) | ||
運営 | |||
開業 | 1970年6月25日 | (全通)||
廃止 | 2005年4月1日 | ||
所有者 | 名古屋鉄道 | ||
路線諸元 | |||
路線総延長 | 1.4 km (0.87 mi) | ||
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) | ||
電化 |
直流600 V, 架空電車線方式 | ||
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停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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田神線(たがみせん)は、岐阜県岐阜市の競輪場前駅から田神駅までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の軌道線。2005年4月1日に廃止された。
路線データ
[編集]※特記なければ路線廃止時点のもの。
概要
[編集]各務原線を経て名鉄岐阜駅に直通する美濃町線の電車が通る連絡線の役目を持っていた。その電車には、美濃町線・田神線が600V電化、各務原線が1500V電化であるため、双方の区間を走行できる専用の複電圧車が使用され、デッドセクションのある市ノ坪 - 田神間で電圧の切り替えを行っていた。
2004年に名古屋鉄道は利用客の減少から、岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の600V電化区間について運営撤退を正式に表明。軌道法に基づく廃止許可申請書と鉄道事業法に基づく廃止届を同年3月に提出し、2005年4月1日に廃止された。
名鉄の廃止表明を受けて、地元の岐阜市などでは協議会を設置し、公設民営方式での存続の可能性について検討を行なったが、2004年7月27日、細江茂光岐阜市長は利用客減少や財政難などを理由に存続断念を発表した。一時は、岡山電気軌道が支援検討を表明していた。
運行形態
[編集]開業当初から美濃町線と一体的に運行されており、新岐阜(のちの名鉄岐阜) - 新関・美濃方面の電車が運転されていた[1]。開業当初は急行列車の設定もあったが、田神線内は各駅に停車した[2]。競輪場前駅の交換設備が完成してからは15分間隔の設定が可能となり、2001年に合理化のため減便ダイヤ改正が実施されるまでは毎時4本が設定されていた(2001年改正後は日中閑散時間帯に毎時2本に削減)[3]。
車両は1500V電化の新岐阜乗り入れのため複電圧車が使用され、当初はモ600形が、のちにモ880形、モ870形(複電圧改造後)、モ800形が使用された[4]。
市ノ坪 - 競輪場前間は、美濃町線の電車のほか、岐阜市内線・揖斐線の電車が岐阜工場への入出庫・入出場のため回送で利用していた。
歴史
[編集]岐阜市長住町から1967年に同市市ノ坪町へ移転した名鉄の岐阜工場(岐阜検車区)への引込線を転用して、1970年に開業し、新岐阜駅(現・名鉄岐阜駅)への美濃町線電車の乗り入れを開始した。
- 1967年(昭和42年)4月18日 - 競輪場前から岐阜工場までの引込線が開通(競輪場前 - 市ノ坪間の前身)[5]。
- 1970年(昭和45年)6月25日 - 田神線として開業。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 廃止。
駅一覧
[編集]駅名 | 駅間 キロ |
営業 キロ |
接続路線 |
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競輪場前駅 | - | 0.0 | 名古屋鉄道:美濃町線(関方面は直通) |
市ノ坪駅 | 0.9 | 0.9 | |
田神駅 | 0.5 | 1.4 | 名古屋鉄道:各務原線(名鉄岐阜方面は直通) |
脚注
[編集]- ^ 清水武「名鉄美濃町線の輸送改善について」『鉄道ピクトリアル アーカイブズセレクション』第31巻、鉄道図書刊行会、2015年6月、68頁。
- ^ 水野鈴一、伊藤寿一、清水武「名鉄美濃町線の新岐阜直通運転について」『鉄道ファン』第112巻、交友社、1970年9月、106頁。
- ^ 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩く II 関東・信州・東海編』JTBパブリッシング、2007年、154-155頁。ISBN 978-4533069918。
- ^ 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩く II 関東・信州・東海編』JTBパブリッシング、2007年、155頁。ISBN 978-4533069918。
- ^ 水野鈴一、伊藤寿一、清水武「名鉄美濃町線の新岐阜直通運転について」『鉄道ファン』第112巻、交友社、1970年9月、107頁。
関連項目
[編集]- 廃線
- 電車でGO! 名古屋鉄道編 美濃町線の日野橋駅から当路線と直通している、新岐阜駅までが運転コースとして収録されている。