鳴海栖霞は、テイワットストーリーの魔神任務、間章・第一幕「風立ちし鶴の帰郷」の第2話である。
手順[]
- 飛雲商会に行って、行秋を探す
- 璃沙郊の近くに行って、仙人の洞天を探す
- 仙霊について行く
- 鳴海栖霞洞天に行く
- 任務秘境に入る: 鳴海栖霞洞天
- 申鶴と会話する
- 古陣コアの封印を起動する
- 洞天の結界を破る
- 次の層の雲海に無事着地する
- 洞天の結界を破る
- パイモンと会話する
- 洞天の一番底に無事に着地する
- 引き続き進んで、鳴霞浮生石を探す
- 洞天の結界を破る
- 鳴霞浮生石を探す
- 申鶴と会話する
- 群玉閣の建設現場に行って、申鶴を探す
- 申鶴を近くの臨時民宿に連れて、休憩する
- 民宿のオーナーと会話する
- 留雲借風真君と会話する
- 翌日まで待つ(8時~12時)
- 申鶴と会話する
対話[]
- (飛雲商会に近づく)
- 阿旭: 坊ちゃま、やっとお帰りになられたのですね!
- 行秋: おや?何を慌てているんだい?
- 阿旭: ここ最近、商会に様々な注文が殺到しておりまして、手が回らない状態なのです。
- 阿旭: 坊ちゃまを見かけたら必ず残って手伝わせるよう、旦那様からのお達しです。
- 行秋: そういうことか。分かった、とりあえず注文の分類をするよう手配しておけ。他は僕に任せてくれていい。
- 阿旭: ありがとうございます…坊ちゃまがいてくださるだけで一安心です。
- パイモン: 行秋——!ここにいたのか!
- パイモン: おまえに聞きたいことがあるんだ!
- 行秋: 旅人とパイモン、すまない、少し待っててくれないか?
- 行秋: 阿旭、僕は客人と話すから、君は先に行っててくれ。商会のことは後で詳しく相談しよう。
- 阿旭: 分かりました。お客人、どうぞごゆっくり。私は先に失礼します。
- 行秋: まさか今日、君たちが来るとは思わなかったよ。どうしたんだい?何か手伝ってほしいことがあるようだけど?
- パイモン: 行秋、「鳴霞浮生石」について、なにか知らないか?
- 行秋: なるほど、君たちも群玉閣の再建に手を貸しているというわけか。
- パイモン: 「も」って?まさか…
- 行秋: 実を言うと、飛雲商会には鳴霞浮生石がある。ただし、一つだけだけどね。
- 行秋: これは他の者から競売用に預かったものだ。君たちが来る前にも、何人かに値段を聞かれたよ。
- 行秋: 「物は少なきをもって貴しとなす」という言葉がある通り、競売に掛ければ、最終的に五億モラを超えると予想される。
- パイモン: ご、五億モラ!?
- そんな高いなんて…
- そんな大金は出せない…
- 行秋: 正直、この浮生の石を競り落とすことはお勧めしない。相場よりもだいぶ高い上に、割にも合わないだろう。
- パイモン: でも、もし鳴霞浮生石がなかったら…
- 行秋: 焦ることはない。君たちは、「鳴海栖霞真君」について聞いたことあるかい?
- パイモン: うん?誰だそれ?
- (俺俺/
私私) も初めて聞く。 - 申鶴: 「鳴海栖霞真君」は、かつて「理水畳山真君」と親密な関係にあった方だ。しかし、我の記憶ではもうすでに逝去されているはず。
- 行秋: そう…まさか僕以外にも、あの方について知っている人がいるとはね。
- 行秋: 『閒雲録』に記述された内容によると、鳴海栖霞真君は自ら洞天を創り、奇妙で珍しい宝を数多く陳列していたそうだ。その中に、君たちが探している鳴霞浮生石がある。
- 行秋: 鳴海栖霞真君が逝去された後、その洞天は荒廃し、歴史の塵埃へと埋もれていった。
- 行秋: ただ幸いなことに、僕は民間伝承に関する本を最近集めていてね、そこでこの洞天について知ることができたんだよ。そして、何度か検証を重ねた結果、璃沙郊の近くにその洞天があることが分かった。
- パイモン: やった!…でも、オイラたちがそれをもらってもいいのか?
- パイモン: 仙人に対して…その…バチ当たりだったり…?
- 申鶴: 問題ない。我が知る限り、鳴海栖霞真君は心が広い。あの方が生きていたとしても、これしきの事は気にしないだろう。
- 行秋: 心が広い…実に斬新な観点だ。どの書物から得た考察なのか、良かったら聞いてもいいかい?
- 申鶴: ただ山野に広がっている噂だ。行くぞ。
- 行秋: うーん、あの人、なんだか僕の友人に似ている気がする…
- 行秋: そうだ、それにもう一つ。仙人の洞天は非常に緻密に作られたもので、自衛機構が備わっている。長いこと放置されてはいたが、それでも魔物が出てくる可能性は十分にあるだろう。くれぐれも注意してくれ。
- パイモン: おう!気を付けて行ってくるぜ!ありがとな、行秋!
- (もう一度行秋と会話する)
- 行秋: 群玉閣の再建に関わる競争はなかなか苛烈なようだ。誰が報酬を手にするのか実に見物だね。
- 任務の説明の更新行秋の情報によると、鳴海栖霞真君の洞天の中に鳴霞浮生石があるはずだ。そこに行って探してみよう。
- (マークされた場所に近づく)
- パイモン: どれどれ、行秋が言ってた場所はこの辺りだと思うんだけど…なにも見当たらないな…
- (申鶴は術法を実行する)
- 申鶴: ここ一帯に痕跡を消すための仙人の術法が張られていたようだ。先ほどそれを解除した、もう一度調べてみるといい。
- パイモン: おお、さすが申鶴!よし、もう一回探してみよう…
- パイモン: 見ろ!さっきまでいなかったのに、あそこに仙霊がいるぞ!
- (滝に近づく)
- パイモン: ここで仙霊が姿を消したよな。見に行ってみよう!
- (秘境に入る)
- パイモン: わぁ…オイラたち、さっきまで滝にいたよな?どうして急にこんなところに出たんだ?
- パイモン: 雲がたくさん、空の上にいるみたいだ…
- 申鶴: 恐らく、ここが仙人の洞天だろう。
- 申鶴: 我らが探している鳴霞浮生石も、ここにあるはずだ。
- パイモン: 本当か!?うーんと…あっ、あれってさっきの仙霊じゃないか?
- パイモン: 見ろよ、雲の下に潜ってったぞ!
- パイモン: しかもよく見ると、ここの岩や木、なんだか不自然じゃないか。まさか、雲の下にまだなにか隠れてるのか?
- 申鶴はどう思う?
- 申鶴: これは本物の雲ではなく、空間を隔てる術法だ。
- 申鶴: 下に降りるには、まずこの術法を維持している装置を破壊せねばならぬ。
- パイモン: よし、じゃあさっそくそれを破壊しよう!
- 申鶴: この地に魔物の気配を感じる。どこに身を潜めているか分からぬが、気を付けた方がよい。
- (ロックを解除してコアに近づく)
- 申鶴: 侵入者として認識されたようだ…だがこれしき、我が何とかしよう。
- (敵を倒した後)
- 申鶴: 装置の核心が露わになったぞ、今のうちだ!
- (コア破壊後)
- 装置が破壊されると、雲と霧も散っていった…
- パイモン: お、落っこちちゃうぞ——!!
- パイモン: 二人とも大丈夫か?
- パイモン: 見ろよ、仙霊がまた雲の下に行ったぞ!
- 申鶴: 引き続き、下に進むしかないようだ。しかし、その前にこの層の守衛装置を壊す必要がある。
- (第二層のコア破壊後)
- パイモン: お—ち—る—!今度こそ落ちちゃうぞ——!
- パイモン: たか—い!底が全く見えないぞ—!!
- パイモン: ふぅ…下に池があってよかったな。そうじゃなきゃ、大変なことになってたぞ…
- パイモン: うわぁ、仙霊がまた飛んでっちゃうぞ!早く追いかけよう!
- (壁に近づく)
- パイモン: あの岩壁、なんだか他と違う気がするぞ。近くで観察してみよう。
- (動かせない壁に触れる)
- 石がびくともしない…
- (仙霊を追って)
- パイモン: おい、見ろよ。あの遠くにあるの、鳴霞浮生石じゃないか?
- (浮生石に近づく)
- パイモン: これが凝光の言ってた…「鳴霞浮生石」なのか?
- パイモン: こ、こんなに大きいなんて…
- 群玉閣も大きいからね。
- 大きくないと群玉閣を持ち上げられない。
- パイモン: それもそうだな。でも、どうして浮いてないんだ?
- 申鶴: 活性化されていない浮生の石が宙に浮くことはない。見た目は普通の石と異なるが、その重さはほぼ同じだ。
- 申鶴: 浮生の石は活性化されることで、初めてその真価を発揮する。俗世の束縛から解き放たれ、空へと浮かび上がるのだ。
- パイモン: そうだったのか!申鶴は物知りなんだな!
- 申鶴: 我の師匠は雑談が好きでな。暇があれば我を引き連れ、様々な伝承を話してくれた。
- 申鶴: 興味のない内容のほうが多かったが、まさかこのように役立つとは。
- 申鶴の師匠って…
- パイモン: あっ!ふと思ったんだけど…
- パイモン: もしここで活性化させたら、持ち帰れないよな?そんなことしたら、オイラたちまで一緒に飛んでっちゃうし。
- パイモン: でも、活性化させないと重くて運べないと思うぞ。うーん、どうやって運んだらいいんだ?
- 申鶴: 案ずるな、これしきであれば、我にとって大した重さではない。
- パイモン: で、でも安全第一だぞ!
- 申鶴: 心配無用だ。この浮生の石が貴重であることは重々承知している。ぶつけたりせぬよう、細心の注意を払おう。
- パイモンは申鶴のことを心配してる。
- 安全第一なのは申鶴の方。
- 申鶴: 我を…?
- パイモン: そうだぞ!申鶴がどんなにすごくても、もしこんな重いものの下敷きになったらケガだってするだろ。
- パイモン: 重いものを運ぶ時は、身の安全に気をつける。これは常識だぞ。
- 申鶴: そう、なのか…あり…がとう。
- 申鶴: ならば気をつけるとしよう。我は浮生の石を担いで先に行っている。後ほど、建設現場で落ち合うとしよう。
- 申鶴は浮生の石を担ぎ上げて、そ��場を後にした。
- パイモン: あんな重い物を持ち上げられるなんて…申鶴って、やっぱりただ者じゃないよな!
- パイモン: オイラたちも、早く建設現場に戻って申鶴と合流しよう!
- 任務の説明の更新申鶴は鳴霞浮生石を運んで先に行った。建設現場に行って、彼女と合流しよう。
- (オプション、思勤と会話する)
- 思勤: この間、ここで盗みを働こうとした者がいたんです。無論、法による裁きを受けることになりましたが。
- (オプション、亮と会話する)
- 亮: 千岩軍の同僚が大勢、孤雲閣へと異動になってね。正直に言うと、彼らに危険が及んでいないか少し心配なんだ…
- (オプション、安順と会話する)
- 安順: 雑談をしている時にふと小耳に挟んだのですが、刻晴様は孤雲閣へと向かったようですね。
- 安順: 作業員を大勢連れて行かれたので、もしかしてあちらでも何か工事をしているのでしょうか?
- (オプション、常豊と会話する)
- 常豊: さっき浮生の石を運んでいた方は、きっと仙人なのだろうな…
- (オプション、楽明と会話する)
- 楽明: 浮生の石さえあれば次の段階に進める。これからしばらく、みんな忙しくなるだろうね。
- (オプション、理正と会話する)
- 理正: またお前か。忙しいのが見て分からないのか?飯ができたら呼んでくれ!
- (オプション、孤雲凌霄の処の真南西にある島にいる刻晴と会話する)
- 刻晴: 旅人にパイモン。まさか孤雲閣に来るなんて。
- 刻晴: 何か用かしら?いま取り込み中だから、あまり長くは話せないのだけど。
- どうして刻晴はここにいるの?
- 刻晴: 見ての通り、ここであるものを建設していてね。
- 刻晴: 群玉閣よりもこちらの方が重要と考え、私が監督をしているの。
- 刻晴: 間に合うといいんだけど…
- これは?
- 刻晴: 新型の帰終機よ。
- 刻晴: 凝光が専門家を雇って帰終機の分解を頼んでね。そして、それを基に改良版を設計したの。
- 刻晴: 仙人が作った原型の帰終機と比べると、射速と威力はやや劣るけど、大量生産が可能になるわ。
- 刻晴: それに分解と組み立てが容易なため、効率よく色んな場所に配置することができる。
- 刻晴: これこそが危機を迎え撃つための良策だと、私は信じているわ。
- (建設現場に近づく)
- 常豊: なんてことだ。神よ、僕は夢でも見ているのか!?
- 安順: あれほど巨大な石を持ち上げるなんて、彼女こそ伝説に謳われる仙人に違いありません!
- 楽明: 仙人様、どうか来年の収入が上がりますように…
- 百聞: 体積、品質共に最上級、保存状態も非常に素晴らしいですね…このレベルであれば申し分ありません。
- 百��: この「鳴霞浮生石」には満点を付けても問題ないでしょう…お名前をお伺いしても?
- 申鶴: 我の名は重要ではない、これの競い合いに参加しているわけではないからな。
- 申鶴: 我は、この石の運搬を頼まれただけ。依頼主はもうすぐ来るはずだ。
- (旅人とパイモンが到着)
- パイモン: 申鶴——それと凝光の手下も!
- 百聞: なんと、あなたたちでしたか。これほどの浮生の石を見つけたのも納得できます。
- 百聞: しかし、一つ訂正させてください。私は手下ではなく、秘書です。
- パイモン: へへっ…秘書のお姉さん、この石はオイラたちみんなで見つけたんだ。どうだ、すごいだろ?
- 百聞: 正直なところ、これまでに届いた浮生の石の中で最上級の品質です。
- 百聞: 予想外のことが起こらない限り、この石を土台にして群玉閣の再建は進められると思います。
- 百聞: 今日はお疲れでしょう、凝光様がこの近くで民宿を借りています。お休みになりたい方は、そこに泊まっていただいて構わないとのことです。
- 百聞: それでは私は先に失礼します。ご覧の通り、まだやることが山積みですので。
- (百聞は離れる)
- パイモン: 申鶴、さっきここに到着した時、みんな申鶴のことを尊敬の眼差しで見てたぞ!
- 申鶴: …そう…なのか?
- パイモン: 反応が薄いな!こういう時は、もっと喜ぶもんだぞ!
- パイモン: もしオイラが誰かに「パイモン、すごい!」って褒められたら、胸を張りながらニヤニヤしてるぞ!
- 申鶴: 以前、我も似たような称賛を浴びたことがある。
- 申鶴: その者たちは我を仙人と呼び、まるで遠い存在であるかのように敬意を払いながら接してきた。
- パイモン: でも、仙人ってみんなそんな感じだろ?オイラたちがこれまでに会ってきた仙人も、みんな浮世離れしてて、普通の人間とは違ってたぞ。
- 申鶴: しかし、我はそうでは…くっ。
- パイモン: 申鶴?
- 大丈夫?
- 申鶴: 何でもない。洞天に入ってから力を酷使していたゆえ、少し疲れただけだ。
- パイモン: 大丈夫か…あっ、そういえば百聞が言ってたよな。近くの民宿を借りてあるって、そこで休憩しよう!
- 申鶴: 心配は無用だ。どこか人里離れた静かな場所を見つけ、少し坐禅を組めば直に治る。
- パイモン: ダメだぞ、もしその間に危険な目に遭ったらどうするんだ!
- パイモン: お腹が空いたら美味しいものを食べて、眠くなったら屋根のある場所でちゃんと寝る。無理をするのは良くないぞ。
- パイモンの言う通り!
- 外よりも屋内の方が休まる。
- 申鶴: …分かった、覚えておこう。
- パイモン: おう、そうと決まれば、さっそく申鶴を民宿に連れて行こう!
- 任務の説明の更新仙人の洞天を探索した後、申鶴は少し疲れたように見える。近くの民宿で休憩しに行こう。
- (居安と会話する)
- 居安: ご宿泊ですか?先ほど、ちょうど残り二部屋になったところなんです。
- 居安: 群玉閣の再建にこの地区が選ばれて以来、大工や野次馬、業務担当者やお茶売りと、利用者が後を絶たない状況でして。
- 居安: だから、今日もかなり混み合ってるんですよ。部屋もどんどん埋まってしまい…お客さん、間に合ってよかったですね。
- パイモン: おお、オイラたち運がいいな!
- 居安: 片方はまだ部屋の掃除中でして、恐らく一時間ほどしたらご案内できるかと思います。もう一つの部屋は扉を左に曲がったところにあります。
- 居安: どうぞ、客室の鍵です…皆さんごゆっくりお休みください、それでは。
- (居安が離れる)
- パイモン: それじゃあ、申鶴が先に部屋を使ってくれ。オイラたちは外で部屋の掃除が終わるのを待ってるから。
- パイモン: ついでに美味しい食べ物がないか見てこようぜ…さっき、大きなチキンを持ってるお客さんがいたぞ!
- パイモン: あとで申鶴にも夜食用に買ってきてやるよ…明日の朝ご飯にしてもいいしな!
- 申鶴: ならば、我は休もう。
- 申鶴: 何かあったら、いつでも呼べ。我の眠りは浅い、戸を叩くだけですぐに起きよう。
- ゆっくり休んで。
- また明日!
- 申鶴: ああ、また明日。
- (留雲借風真君が近くの頂上に着陸)
- パイモン: んんっ!?あれって留雲借風真君じゃないか?どうしてこんなところに?
- パイモン: 行ってみようぜ!
- 任務の説明の更新留雲借風真君が突然山頂に降り立った。彼女は何をしに来たのだろう?
- (留雲借風真君と会話する)
- 留雲借風真君: 申鶴とはもう会ったようだな。どうだ、あの子とは仲良くやれておるか?
- パイモン: もちろんだぞ…留雲借風真君も申鶴のことを知っているのか?
- 留雲借風真君: それは当然。璃月港で長年生活する甘雨を除けば、生き残っている仙人たちは多かれ少なかれ申鶴と関わりがある。
- パイモン: そうだったのか…なあ、申鶴の仙名ってなんなんだ?
- パイモン: 「申鶴」って呼んだほうが親しみがあるけど、やっぱりバチ当たりな気もするし、きっと仙名で呼んだ方がいいんだよな?
- 留雲借風真君: 仙名…なぜ申鶴が仙名を持っていると?
- パイモン: え?仙人ってみんなすごそうな称号を持ってるんじゃないのか?
- 留雲借風真君: その通りだが…しかし、申鶴は人間だぞ。
- パイモン: ああ、なんだ、そうだったのか…って、ええぇぇぇぇっ!!!
- やっぱり。
- パイモン: おまえは気付いてたのか?って言うことは、知らなかったのはオイラだけ?
- そうだったの!?
- パイモン: そうそう、ぜんぜん気付かなかったよな…
- 留雲借風真君: お前達から見て、あの子は普通の人間と異なるのか?
- パイモン: えっと…申鶴っていつも問題の解決方法が「直接的」というか…
- 留雲借風真君: くくっ…初めてあの子と会った時もそのような感じだったが、それは今も変わっておらん。
- 留雲借風真君: 妾と申鶴の出会いは、とある洞窟の中であった。あの日、妾がその洞窟の近くを偶然通り掛かると、魔神の残骸から放たれる気配を感じた。
- 留雲借風真君: 妾はすぐ中に入ると、そこには齢にして六歳ぐらいの幼い申鶴がおった。あの子は短剣を手に、魔神の残骸である魔物と戦っていたのだ。
- パイモン: なんだか、かなり危険な状況だったみたいだな…
- 留雲借風真君: 妾が到着した時、既に申鶴が魔物と対峙して数日も経っていた。凡人の子とは心も体も脆く、生きるには親の庇護を受けなければならない、だが申鶴は違った。
- 留雲借風真君: あの子があのような危機を耐え忍ぶことができたのは、強い精神力のみならず、生まれ持っての気骨と殺意があったからだ。
- 留雲借風真君: 妾がその魔物を仕留めた後も、あの子は気を緩めることなく、妾にまで刃を向けてきた。だが妾に傷をつける意志がないと分かると、何も言わずに気を失った。
- パイモン: つまり、もし留雲借風真君がいなかったら、今ごろ申鶴は…
- 留雲借風真君: いや、必ずしもそうとは限らぬ。妾が着いた時には、魔神の怨嗟は霧散し始めていた。あのまま膠着状態が続いていたら、生き残ったのは申鶴だったはずだ。
- パイモン: それでも、かなり危険な状況だったんだろ!なんでそんな小さな子が、魔神の怨嗟と戦わなきゃいけなかったんだ?
- 留雲借風真君: 申鶴は、この世のあらゆる苦難や試練の片鱗を味わったのだろう。そして、妾は行く当てのない申鶴を引き取ったのだ。
- つまり、申鶴が言ってた「師匠」って…
- 留雲借風真君: 恐らく妾のことだろう。申鶴の体質は特別なもので、仙術の修行に適しておった。妾と他の仙人たちは、その見事な才に可能性を見いだし、技を伝授することにしたのだ。
- 留雲借風真君: しかし、子供の頃より放たれていた殺意は、歳を重ねても消えることなく、むしろ日を追うごとに増していった…
- 留雲借風真君: ある日、削月築陽真君があの子を占ったことがあった。申鶴は孤独で仇なす者。その身には邪気が宿り、友人や家族に災いをもたらすことがままあると出た。凶事の兆しであったため、赤紐で魂に枷を加え、殺意を抑制させたのだ。
- 留雲借風真君: 赤紐で縛られたことで、申鶴はだいぶ落ち着くようになった。表情も和らいだが、代わりに少し朴訥としてしまってな…赤紐の力が強すぎたゆえに、他の感情をも抑え込んでしまったのだろう。
- (影が通り過ぎて消える)
- 留雲借風真君: この広大な世で出会ったのもある種の縁。お前達にも申鶴との縁がある、今後ともあの子をよろしく頼む。
- パイモン: なるほど。じゃあ、留雲借風真君は申鶴のことが心配だったから、様子を見に来たんだな?
- 留雲借風真君: ふん、そんな単純な理由なわけがなかろう。今の璃月港は平和そうに見えるが、その裏には危険が潜んでおる。
- 留雲借風真君: 凝光は「今は璃月と人の契約」の時代だと大口を叩いておったが…直に訪れる嵐をどう対処するか、妾はそれを見届けに来たのだ。
- 留雲借風真君: もし彼女がうまく対処すれば、妾はその偉業の証人となろう。逆にそうでなければ…妾が事を引き継ぐことになる。
- 留雲借風真君: ふむ、思ったより話が長引いてしまったな。今日はもう遅い、お前達は早く休むといい。
- (留雲借風真君との会話後)
- パイモン: 申鶴は仙人じゃなくて、仙人に育てられた人間だったんだな…
- パイモン: だから、仙人扱いされると困ってたのか。他人から必要以上に敬意を払われたら、逆に気を遣っちゃうもんな…
- (もう一度留雲借風真君と会話する)
- (バージョン1)
-
- 留雲借風真君: 仙人に育てられた人間は、今の璃月に必要な存在だろう。それと同時に、多くの仙人の願いを乗せているのかもしれぬ。
- (バージョン2)
-
- 留雲借風真君: 以前、申鶴がこっそり山を下りた時、あの子の姿を目撃した人間が何人かおってな。それからというもの、申鶴に関する噂が世に広まりつつある。
- 留雲借風真君: 璃月港では申鶴の噂を模し、劇を書いた者もおるそうだ。それは『神女劈観』という名の演目らしい。
- 留雲借風真君: 劇中では、彼女は村人を守るため立ち上がったとなっておる…ふふっ、何とも皮肉な話よ。
- (翌日まで待ってホテルに近づく)
- パイモン: えーっと…申鶴…
- 申鶴: …我のことは、もう師匠から聞いているな。
- パイモン: えっ?どうして知ってるんだ?
- 申鶴: 主らが戻ってから寝るつもりだったのだが、なかなか帰ってこなかったからな…
- 申鶴: 何かあったのではないかと、外へ探しに出たのだ。すると、師匠の姿が見えた。
- 申鶴: その上、主らの様子も朝からおかしい。ならば、師匠が我のことを話したのだろう。
- 申鶴: 何故なら師匠は…口がよく回るからな。
- パイモン: あはは…申鶴、オイラずっとおまえのことを仙人だと勘違いしてたんだ、ごめん。
- 申鶴: いい、我は気になどしていない。
- 申鶴: それに、これまで説明してこなかった我の責任でもある。ただ過去の経験を思うと、説明しても徒労に終わると思ってしまったのだ。
- 申鶴: しかし、主らは我を仙人だと思いながらも、遠ざけるのではなく、友人として接してくれた…
- 申鶴: これには、我も感謝している。
- パイモン: オイラたち、本物の仙人ともたくさん会ってきたからな。
- パイモン: じゃあ、これからオイラたちは親友だ!仙人とか人間とか、そんなの関係ない。普通に仲良くしようぜ!
- 申鶴: 承知した。何をしたらいいかは分からぬが、「親友」という響きは我も嫌いではない。
- パイモン: おう!じゃあ、十分休憩もできたし、残りの二つの素材を探しに行こうぜ!
- パイモン: でもその前に、建設場所で凝光の手下に進捗を聞いてみよう。
- パイモン: 鳴霞浮生石を探すのは、あんなに難しかったんだ。手に入れることができた人は少ないと思う…相手が早々に諦めてくれてたら、焦る必要も無くなるしな。
- (申鶴と話した後)
- パイモン: そうだ、申鶴。昨日、民宿へ戻る前にチキンを買っておいたんだ!
- パイモン: ほら、一つやるよ。すっごく美味しいぞ!
- 申鶴: …確かに。風味が豊かで、我が山中で焼いていたものより遥かに美味だ。
豆知識[]
- 雨天は、プレイヤーが留雲借風真君と話しているときに始まる。この雨天は、モンド、璃月、稲妻に存在し、都市 (モンド城、璃月港、稲妻城)、海祇島、、敗北前のアンドリアスの闘技場など、通常は雨天にならない場所にも存在する。
- 雨天はアンドリアスを出現させ、彼を倒すか闘技場から退場させることで戦闘終了となる。
ギャラリー[]
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 鳴海栖霞 Meikaiseika[!][!] |
中国語 (簡体字) | 鸣海栖霞 Mínghǎi Qīxiá |
中国語 (繁体字) | 鳴海棲霞 Mínghǎi Qīxiá |
英語 | Seagaze Sunset |
韓国語 | 명해서하 Myeonghaeseoha |
スペイン語 | Observador del Océano |
フランス語 | Contemplation de l'océan |
ロシア語 | Созерцатель Морей Sozertsatel' Morey |
タイ語 | จ้าวพิทักษ์ธารา |
ベトナム語 | Minh Hải Thê HàMinh Hải Thê Hà |
ドイツ語 | Bewunderer der Meeresdämmerung |
インドネシア語 | Terbenam Memandang Lautan |
ポルトガル語 | Observador do Oceano |
トルコ語 | Gün Batımı Deryası |
イタリア語 | Un crepuscolo sull'oceano |
変更履歴[]
ナビゲーション[]
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