はてなキーワード: 精肉とは
俺の父方の家系は代々皮革産業に従事していて、地域の同業者たちの顔役をやっていた。
明治になって肉食が公的に解禁されると屠殺や食肉加工業に参入した。
それまで、老いて使い物にならなくなった農耕用の馬や牛、百姓達が捕らえた作物を荒らす猪や鹿の解体を請け負っていた関係で家畜の解体や精肉加工の技術を持っていたが、それを大っぴらに商売にできる時代となった。
大正に入ると朝鮮半島から留学生や政治的亡命者などのエリートだけでなく季節労働者達が流入してきた。
行き場のない彼らは俺のご先祖様達が住む集落の近くに定住し始め、やがてご先祖様達は彼らのコミュニティを抱合した。
食肉加工、水路の整備の請負、安酒製造などの正業から賭場、高利貸しなども行った。
安酒造りが密造となり、賭場や高利貸しが港湾を支配するヤクザたちに奪われると食肉加工、娯楽産業、インフラ整備が主流となった。
不動産バブルが起きて、これまで誰も近寄らなかったご先祖様たちの地域にも大手からヤクザ者まで大小様々な不動産会社がやってきたことが背景にあるようだ。
曽祖父は食肉加工業に加え、パチンコ、ゲームセンター、タクシー業に参入して莫大な財産を築いた。
曽祖父から祖父への18歳の誕生日プレゼントはトヨペット・クラウンだ。
そんな曽祖父だが、祖父達に家業を継がせることを嫌い、医師か大蔵省の官僚になることを求めた。
祖父は県下一番の高校を卒業すると金沢大学医学部に進学し医師となった。
曽祖父は石川県に当時最先端の設備を備えた病院を設立し、金沢大学医学部教授の娘と祖父の縁談を取り付けた。
この病院は現在でも名前や法人を変え、統合を経て残っており、金沢大学の関連病院の一つとなっている。
祖父は教授になれず医局を去り、曽祖父は地元に祖父のための病院を設立した。
今では父が院長をつとめている。
俺は出来が悪く、東海中学校への進学は無理と判断され、米国の日本人学校と慶應義塾ニューヨーク学院を経て慶應義塾大学に進学。
大学卒業後に就職した会社を半年で逃げ出し、今は父が設立した会社の役員に就いている。
医療法人や社会福祉法人相手に保険代理業や不動産賃貸業を行っており、実質的な経営は全て祖父や父が信頼を寄せる会計士がやっている。
俺の仕事は全国各地のグルメに舌鼓を打ち、愛車を手入れして走らせ、福原や吉原に足を運んで綺麗な女の子たちと逢瀬を重ねることだ。
業務スーパーって、安いイメージが先行している気がするけど、生鮮品にとんでもない当たりがあることを知った。
普段は鶏ムネ肉を大量に買って冷凍しておくためにたまに行くんだけど、今回はたまたま牛肉が目に留まった。
昨日、焼肉屋に行ったら週末だから満員で待ち時間が長くて結局バーミヤンに行ったというのが潜在的にあったのだと思う。
今回は焼肉用の牛肉をグラム598円で購入したんだけど、まじで信じられないくらい美味しかった。
宮崎県産で部位はウデとのことだけど、そもそもステーキかくらい分厚く切ってあるし、実際ステーキ用の部位と言ってもおかしくないものだと思う。
牛が可愛そうとか思ったりしないの?一頭買いの話をしたら悪気なくそう聞かれた。そこを乗り越えるのが私の仕事やと思ってるんで。と、思いもよらない言葉が出た。割り切れてはない。でもごめんねで止まってたら牛に申し訳ないから、腕を磨き技を磨き頭も使う。一頭仕入れたら一頭売り切る責任がある。
お肉の業界。過去にも色々あったけど間違いなく闇を抱えてる業界だと思う。生産者は作るだけ、卸は運ぶだけ、販売者は売るだけ、とバラバラになると、闇があっても見えなくなっちゃうからね。手間と時間は掛かるけど、目を背けずしっかり向き合います。陽の当たる道を一緒に歩いていきたいからです🐃✨
業界全体がごめんねで止まったら地球がなんか変わるとは思うけどな
そのうち出るだろ
1. リベラルでない者・リベラル公認マイノリティ以外(例:九州人やアラブ人)に対する差別は正しい批判の一種であり、「逆差別」などと批判するのは論外である。(Yes / No)
2.ルッキズム(外見差別)、エイジズム(年齢差別)、学歴差別、職業差別等は女性に向けてはいけないものだが、男性・リベラルでない者に向けるのはカウンターとして正しい。(Yes / No)
3.リベラルの誤謬や矛盾を指摘する不届きものはすべてネトウヨなので、どのような詭弁、嘘、差別的な人格攻撃を用いても絶対否定し、ときには集団的自衛権を行使して殲滅すべきだ。(Yes / No)
4.欧米のリベラルヴィーガンが言ってることはすべて正しいので、それがたとえ日本の差別史的には部落差別に当たるものでも、精肉業者への侮蔑、攻撃には黙認しなければならない。(Yes / No)
5.科学的根拠より、ツイッターの多数派のエビデンス🍤の方が正しいので、すべてアップデートすべきだ。(Yes / No)
6.正しい「リベラル」がネトウヨと比較されるような行動を取ることはないので、例え一部であれ「リベラル」がネトウヨと同じ欠点を抱えているとする批判、「左のネトウヨ」などの形容はすべて論理矛盾であり、正義を妨害するための詭弁である。(Yes / No)
7.八丈島に行かないと会えない小池さんより、渋谷に行けば会える蓮舫さん。(Yes / No)
8.リベラル側の冷笑はシニカルなユーモアだが、リベラルやリベラル公認マイノリティに対する冷笑は悪質な差別煽動である。(Yes / No)
9.LGBT+のいずれかの要素が含まれている場合は、どんなえげつないプレイや行為であっても全肯定すべきである。無断でトイレや銭湯をハッテン場にしてヤり合っていても、それを批判するのは差別である。(Yes / No)
10.リベラルの思う女性像に合致しない女性は総じて『名誉男性』であり、差別しても問題無い。(Yes / No)
11.リベラル側の意見は全て正しく、嘘であるはずがない為、ファクトチェックの対象とすべきで無い。よって政権に対する批判を「デマ」だとするXのコミュニティノートやリトマスなどのファクトチェックメディアは敵である。(Yes / No)
なんか8月入っちゃってからあっと言う間にもう8月終わっちゃいそうな勢いなんだけど。
あっと言う間によ。
とはいえどうすることもできないので粛々と夏を過ごすばかりなんだけど。
でも今年は暑さしのぎに本当にキュウリを囓りまくりまくりすてぃーよ。
たぶん1日256本とか囓ってたかもな新記録。
前代未聞の新記録だわ。
あの皮の緑の部分に緑黄色野菜の成分を期待してもいいのかしら?
あの緑の部分は相当な緑なので微かな栄養を感じてもいいのだけど
実際はどうなのかしら?
信じて食べるしかないわよね。
あの緑の部分を信じてそこの緑の部分を最大限に身体に得る栄養をマックスに!
まさに気分はマックス!
絶対にあの緑の部分を信じて食べるっきゃないのよ。
るっきゃないのよ!
そう「るっきゃない」と言われれば「るっきゃある」って言われたときに困るけど
たぶん「るっきゃない」わ。
あとキュウリの手軽さに、
片手で持ち歩きながら食べられると言う、
もちろん両手で持ってキュウリを食べながら持ち歩き食べてもいいのよ。
でもそうしちゃったら
きゅうりが好きな人だと思われるので片手で食べるのがお手軽でオススメだわ。
昔の人が食べた鉄火巻きとかサンドイッチとかゲームをしながら手で摘まんで食べながらっていうスタイルあるじゃない。
まさしくあのサンドイッチの具の中身がキュウリだって言うことにも賛成を覚えてしまうわ。
まあキュウリ食べたからと言ってゲームの運びが上手くなるかど���かはまた別だけれどね。
あと今まで意識してなかったけれど
野菜の立派さもキュウリって如実に分かるのよねって私でもそんなに野菜の目利きは銀次ほどないにしろ、
立派で美味しそうなきゅうりを仕入れているマーケットのお店はだいたい野菜が活きがいいような気がするわ。
間違いない気がするし、
結構だからキュウリってマーケットの活きの良さの判定をするための指標である目安の物差しだと思う。
私の住んでいる一番近くのマーケットがもう閉店して久しいんだけど
そうねちょうどケンケンパで行けるような16歩の距離で行けるぐらい近かったんだけど
今思ったらそこが一番野菜もお惣菜もなんかやる気が無かったもう閉店が決まっている時点で失っていたのかも知れないやる気が無かったのよ。
え?ここのお店のお野菜生き生きしてない?
え?ここのお店の鮮魚新鮮変わりダネもあって楽しくない?
って具合なの。
一番近かった閉店したマーケットは
今思ったらお惣菜も美味しくなかったことを他所と比べて知ったところよ。
いつ買ってもパサパサのから揚げとか。
お惣菜のから揚げもマーケットの良し悪しを決める一つの物語になると思うわストーリーがあるのよきっと。
だから
今年の夏はキュウリを囓りまくったとは言え
それゆえに世界を感じざるを得なかった気がして
私はとにかくなにか大きなことを得て感じたような気がするのよ。
だから
夏が終わるまでにキュウリの囓り収めもしておかなくちゃって思ったわ。
うふふ。
でもさ
よくよく考えてみたら、
逆にプレーンのキュウリだけのシンプルなサンドイッチってお目に掛けたことがないわ。
あれはきっとやっぱりファンタジーサンドイッチなのかも知れないけれど
もしかしたらあるところには存在しているのかも知れないキュウリのサンドイッチ!
ファンタジーだわ。
お馴染みピーラーで薄く削いだキュウリを水に浸してこしらえておけばもうそれは立派なキュウリウォーラーよ。
もちろんキュウリの最大効果を得るにはそのまま囓った方がいいのは百もいや256も承知よね。
いやこれはもちろん塩を一つまみいれてもいいわよっていうアドバイスでもあると思うわ。
水分補給はしっかりとね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
1. リベラルでない者・リベラル公認マイノリティ以外(例:九州人やアラブ人)に対する差別は正しい批判の一種であり、「逆差別」などと批判するのは論外である。(Yes / No)
2.ルッキズム(外見差別)、エイジズム(年齢差別)、学歴差別、職業差別等は女性に向けてはいけないものだが、男性・リベラルでない者に向けるのはカウンターとして正しい。(Yes / No)
3.リベラルの誤謬や矛盾を指摘する不届きものはすべてネトウヨなので、どのような詭弁、嘘、差別的な人格攻撃を用いても絶対否定し、ときには集団的自衛権を行使して殲滅すべきだ。(Yes / No)
4.欧米のリベラルヴィーガンが言ってることはすべて正しいので、それがたとえ日本の差別史的には部落差別に当たるものでも、精肉業者への侮蔑、攻撃には黙認しなければならない。(Yes / No)
5.科学的根拠より、ツイッターの多数派のエビデンス🍤の方が正しいので、すべてアップデートすべきだ。(Yes / No)
6.正しい「リベラル」がネトウヨと比較されるような行動を取ることはないので、例え一部であれ「リベラル」がネトウヨと同じ欠点を抱えているとする批判、「左のネトウヨ」などの形容はすべて論理矛盾であり、正義を妨害するための詭弁である。(Yes / No)
7.八丈島に行かないと会えない小池さんより、渋谷に行けば会える蓮舫さん。(Yes / No)
8.リベラル側の冷笑はシニカルなユーモアだが、リベラルやリベラル公認マイノリティに対する冷笑は悪質な差別煽動である。(Yes / No)
9.LGBT+のいずれかの要素が含まれている場合は、どんなえげつないプレイや行為であっても全肯定すべきである。無断でトイレや銭湯をハッテン場にしてヤり合っていても、それを批判するのは差別である。(Yes / No)
10.リベラルの思う女性像に合致しない女性は総じて『名誉男性』であり、差別しても問題無い。(Yes / No)
11.リベラル側の意見は全て正しく、嘘であるはずがない為、ファクトチェックの対象とすべきで無い。よって政権に対する批判を「デマ」だとするXのコミュニティノートやリトマスなどのファクトチェックメディアは敵である。(Yes / No)
BBCあたりが「日本ではこんなことが炎上したようです」って言うだけで「外圧がかかったぞ」とか謎の喜び方をする。
あくまで価値判断を挟まずに客観的に伝えるのがメディアの仕事だし、読者だって「へー、そんなことがあったのか」くらいにしか思わないからね?
そんなこともありません。ほとんどの記事は日本メディアの又伝え。調査報道なんてコストがかかるんだから、よっぽど読者の関心が呼べない限りやりません。
日本以外のBBCの海外報道も「その国のメディアが報じないからBBC様が代わりに制裁を下してくださってる」とか思うのか? 日本だけは特別だと思ってる?
新手の「日本スゴイ」かな?
共産党の「そういう漫画を書いちゃいけないなという空気を作ろう」みたいなアレ。
君たちに聞きたいんだけど、欧米や、台湾韓国などの民主主義国のどこで、そんなマナーの問題空気の圧力みたいな曖昧な力で社会を変えようとしてる国がある?
君たちが憧れてる先進国はみんな、何かを変えようと思ったら徹底的に理論武装して公開の議論をして、公正な選挙のもとで勝ったやつが正しい、負けた方が悪いという原理原則を貫いてる国です。
勝てなきゃ無駄を理解してるから、決死の覚悟で自分の信じる道に殉じます。
だからこ���ルールとしてきっちり残るし、政策として効果が出ます。
正義の行動をとってるつもりのやつが自己満足の独自理論で内輪の同調を煽ってばかりで、他人に通じる言葉を捻り出そうとしない限り彼らみたいにはなりません。
それを変えないでチートみたいに空気で変えようとしてるからダメなんじゃないの?
根本でダメなものを雰囲気でなんとかなると信じるって、旧日本軍的な雰囲気戦略と何が違うの?
日本の「リベラル」、マジで欧米の真似をしようとしかしてない。
君ら少しはアジアの仲間(と思ってるか知らんけど)を見たらどう?
自分の国を良い国にするために欧米から「やり方」を学ぼうとはしても、欧米と同じ価値観をインストールすれば良いとは思ってない。
自分の国のアイデンティティや文化も守ろうとするし、自分の国特有の差別や文化的偏見にも向き合おうとする。
「犬食なんて海外にバカにされる。恥だ。みっともない」なんて自国の食文化を殺そうとするだろうね。
日本の「リベラル」が海外ヴィーガンにおもねって、「精肉業者への中傷」という日本文化におけるタブーを平気で見逃すようにね。
そんなの、多文化主義者でも何でもない。ただの名誉白人。かわんねえな日本人は。
恥の文化自体を反省して、罪の文化で物事を考えられるようにならなきゃ民主主義社会なんて作れない。
恥ずかしいから変えるんじゃないし、恥ずかしいことを変えろなんて言ってたら多文化共生なんて不可能も良いとこ。
Mrs. GREEN APPLEを名誉白人と言いながら、自分らも「フランス人にバカにされたよ」「BBCにバカにされたよ」と名誉白人の立場を気にすることばかり言ってる。
上記チェック項目にひとつもYesがつかない人は、日本では学術的に「リベラル」と認められません。反省しなさいネトウヨめ。
※項目は思いつき次第増えます。
その日は早く出社したからいつもより早く帰った。まだ誰も帰ってきていない家のドアを元気よく開け、今日の晩御飯は何にしようかなと考えながら犬の名前を呼んだ。相変わらず玄関からの呼びかけは聞こえていないのか反応はなかった。もう老犬だから耳が遠いのは知っていた。耳が遠いのか名前を呼んでも「どこだ?」とキョロキョロする姿に家族みんなで微笑ましく見ていた。昨日もそうだった。今日もよく寝てるなと思って名前を呼びながら家の中へ進む。
ソファーの影から犬がよく寝るクッションが見えた。いつもの窓際でいつもの陽ざし。いつもの…。何か嫌な予感がした。
「おーい」と大き目の声で呼びかけるも全く反応がない。いや、そんなまさか。昨日まで老犬とは思えないステップで散歩したんだ。健康診断も耳が遠い以外問題もなかった。「老犬とは思えないほど元気ですね」なんていつも言われた。「申請して長寿の賞状でも貰ったらどうかな」という話をしたのがこの前の休みだった。
ゆっくりと足を止めて犬のそばに立つ。そういえばいつものいびきがない。プーとか、フゴーみたいないびきに話の腰を折られて笑ったあのいびきがない。いつもより脱力している。膝をつき、触ろうと手を近づけた。
あ、死んでる。
体が動いていない。呼吸していたら動くはずの胸が動いていない。
明らかに生気がない。触らなくてもわかった。というか触りたくなかった。冷たさを感じたくなかった。夏は「暑いよ~!お前~!」とのしかかってきたこと、冬は「あったかいな~!お前!」と言って寄り添った思い出が悲しくなってしまうから触らなかった。
ボー然としてしまった。お前が食いつくであろう31の箱を横向きに倒してしまった。
お前は友人から頂いた犬だった。引き取り手がいなかったお前。お前の兄妹は大きかったのにお前だけ小さかった。トイプードルだから「小さいね」と、妹が使わなくなった立派なドールハウスにピッタリ入るくらいの大きさだった。ゲージではなく、よくそっちに入っていたな。
来た当時は夜が怖くてよく泣いていたな。最近じゃもう腹出していびきをかくほどには大丈夫になったな。
小さいころに東北大震災で地震がめちゃくちゃ怖くなってしまったな。最近になってようやく地震に大丈夫になったな。
お前はボールやおもちゃに全く興味を示さなかったな。ドッグランに来ても芝生で寝ているだけだったな。
トイプードルなのにでかくなって、柴犬サイズの服を着てたな。トイプードル用なのにお前に合うkgの参考がなくていつも笑っていたよ。「お前に適切な量はなんだ?」って。そんなこと気にせずお前は大食いだったな。人間でも腹いっぱいになる量をいつも食べていたな。
嫌なことがあって泣いてしまった日はそばにいてくれたな。風邪をひいたときも気が付いたら横にいたな。犬ってそばにいてほしい時はわかっているのだろうか。
老犬だからいつきてもと覚悟はしていた、と思っていただけだった。無理だ。覚悟したって無理なもんは無理だ。
喜んでいる家族を見て『なんだ?なんだ?嬉しい事か?!』と一緒にしっぽ振って喜んでいるお前がもう見られない。
帰路で他の家族と散歩中のお前に遭遇して、「気が付くかな」とニヤニヤしながら通り過ぎては気が付かないお前に「気が付けよ~!」とわしゃわしゃしては『誰だこい…お前か!』と臭いを嗅ぎながら、家族だとわかってベロベロしてくるお前を見られない。お前を留守番にして外食して帰ってくると、ゴミ箱をひっくり返して何度か怒ったな。でも家族が帰ってきて甘えてくるお前が愛おしかったよ。
お前の散歩途中でケンタッキーを持ち帰りした時、匂いに興奮しすぎたお前がその袋に突撃し、反動で膝カックンになって転んで家族に爆笑されたのが亡くなる直前の休み。
熱中症気味でふらふらしていた家族の後ろをずっと付いていたのが亡くなる一昨日。
ちょっと開いてしまっていた引き戸をこじ開けて、こっそり在宅勤務中に部屋に入ってきて、反動で閉まったドアで出れなくなってくぅんくぅん鳴いていたのが亡くなる昨日。
「あいつが喜ぶかな」とサービスエリアで買ったご当���ドックフードがまだ未開封だ。「今度はここに連れていこうか」と家族で計画したドライブ用の地図にはまだ印をつけていない。開けたばかりのちょっといい犬用シャンプーがまだ残っている。
スマホの写真フォルダは開いた瞬間に、お前が人間の食べ物を狙うキラキラした顔のお前が表示される。
ペットロスはあると思っていた。あるからこそたくさん思い出を残したのに辛い。
小学校の頃から一緒にいた思い出が出てきては涙が出る。通勤の電車内でもお構いなしに悲しくなる。
お前に追いつこうとした小学校時代。お前に追いついた中高時代。お前と一緒に歩いた大学時代。お前の歩幅にあわせるようになった社会人の自分。寿命の長さが違うというのはこんなにも悲しい。お前の方が遅く生まれたのに、お前の方が早く逝く。
「今日は肉料理だからあいつの分も豪勢に…」といつものように思ってしまい、スーパーの精肉コーナーで立ち尽くしてしまった。亡くなって一カ月も経つのに。
今も寝床について、ふと足をもぞもぞと動かしても重さを感じない。いつも飼い主の足を枕にしてふてぶてしく寝ているあいつがいないのを感じてしまって喉の奥が熱くなる。
いつか思い出が温めてくれる日がくるまで、と言い聞かせて今は涙をなるべくこらえる日々を過ごしている。そんな日がすぐに、いまにでも、はやく早く来てほしい。