西会津町
にしあいづまち 西会津町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
郡 | 耶麻郡 | ||||
市町村コード | 07405-5 | ||||
法人番号 | 2000020074055 | ||||
面積 |
298.18km2 | ||||
総人口 |
5,163人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 17.3人/km2 | ||||
隣接自治体 |
喜多方市、河沼郡柳津町、会津坂下町、大沼郡金山町 新潟県東蒲原郡阿賀町 | ||||
町の木 | 桐 | ||||
町の花 | おとめゆり | ||||
西会津町役場 | |||||
町長 | 薄友喜 | ||||
所在地 |
〒969-4495 福島県耶麻郡西会津町野沢字下小屋上乙3308番地 北緯37度35分15秒 東経139度38分56秒 / 北緯37.5875度 東経139.64897度座標: 北緯37度35分15秒 東経139度38分56秒 / 北緯37.5875度 東経139.64897度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
西会津町(にしあいづまち)は、福島県会津地方北西部に位置し、耶麻郡に属する町。
概要
[編集]福島県と新潟県の県境に位置する。会津五街道のひとつである越後街道が通り、野沢、上野尻、白坂、宝川などの宿駅がおかれた[1]。特に野沢は規模が大きく、六斎市が行われていた[2]。
宿場町としてだけでなく、会津塗や桐製品の製造によって発展した。喜多方地方広域市町村圏組合の一地域としての役割を担っている。
町では「百歳への挑戦」をテーマに1993年(平成5年)より健康のまちづくりが進められ[3]、その一環として「長寿の里」を掲げる沖縄県大宜味村との交流が行われている[4]。
歴史
[編集]- 1954年(昭和29年)7月1日 - 耶麻郡新郷村・奥川村が河沼郡野沢町・尾野本村・登世島村・睦合村・下谷村・群岡村・上野尻村・宝坂村と合併し、西会津町が発足。
- 1960年(昭和35年)10月20日 - 高郷村の一部(束松地区)を編入。
地理
[編集]町の中心部を蛇行する形で阿賀川が通っており、野沢盆地(野沢平)などを四方から囲む形で飯豊連峰などの山々が連なっている。
隣接している自治体
[編集]人口
[編集]西会津町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。冬季は-15℃前後の気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。
雪かきをエクササイズとしてポジティブに捉える「ジョセササイズ」の考え方が町で誕生した[5]。
西会津(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F��� | 13.2 (55.8) |
19.0 (66.2) |
22.4 (72.3) |
29.1 (84.4) |
33.6 (92.5) |
34.3 (93.7) |
36.8 (98.2) |
36.9 (98.4) |
35.9 (96.6) |
30.1 (86.2) |
24.7 (76.5) |
19.7 (67.5) |
36.9 (98.4) |
平均最高気温 °C (°F) | 2.8 (37) |
3.8 (38.8) |
8.0 (46.4) |
15.8 (60.4) |
21.9 (71.4) |
25.0 (77) |
28.1 (82.6) |
29.7 (85.5) |
25.3 (77.5) |
19.0 (66.2) |
12.1 (53.8) |
5.5 (41.9) |
16.4 (61.5) |
日平均気温 °C (°F) | −0.4 (31.3) |
−0.2 (31.6) |
2.7 (36.9) |
9.0 (48.2) |
15.1 (59.2) |
19.5 (67.1) |
23.2 (73.8) |
24.2 (75.6) |
19.9 (67.8) |
13.4 (56.1) |
7.0 (44.6) |
2.0 (35.6) |
11.3 (52.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.6 (25.5) |
−4.1 (24.6) |
−1.9 (28.6) |
2.9 (37.2) |
8.9 (48) |
14.7 (58.5) |
19.3 (66.7) |
20.0 (68) |
15.8 (60.4) |
9.1 (48.4) |
3.0 (37.4) |
−1.0 (30.2) |
6.9 (44.4) |
最低気温記録 °C (°F) | −16.7 (1.9) |
−17.0 (1.4) |
−14.8 (5.4) |
−6.8 (19.8) |
−0.9 (30.4) |
4.8 (40.6) |
10.1 (50.2) |
10.6 (51.1) |
5.5 (41.9) |
−0.4 (31.3) |
−6.1 (21) |
−12.5 (9.5) |
−17.0 (1.4) |
降水量 mm (inch) | 193.1 (7.602) |
127.0 (5) |
121.1 (4.768) |
91.9 (3.618) |
83.6 (3.291) |
122.5 (4.823) |
233.5 (9.193) |
169.0 (6.654) |
132.1 (5.201) |
134.5 (5.295) |
160.3 (6.311) |
217.4 (8.559) |
1,786 (70.315) |
降雪量 cm (inch) | 237 (93.3) |
187 (73.6) |
107 (42.1) |
13 (5.1) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
1 (0.4) |
3 (1.2) |
118 (46.5) |
663 (261) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 22.0 | 18.4 | 18.4 | 13.5 | 10.9 | 11.7 | 14.9 | 11.6 | 12.3 | 13.6 | 17.0 | 21.4 | 185.8 |
平均月間日照時間 | 59.8 | 71.6 | 119.1 | 168.5 | 190.3 | 158.7 | 149.2 | 190.4 | 136.7 | 118.1 | 89.5 | 61.5 | 1,520.2 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[6] |
行政
[編集]- 町長:薄友喜
経済
[編集]隣の喜多方市山都町にかけて栽培される「縞瓜」は、白瓜系ながら未熟果用ではなく完熟させて甘みを付けた瓜である。
農業は水稲が中心であるが、1990年代後半から町が主体となり、多角化の取り組みが行われている[8]。そのひとつが1998年(平成10年)に始まった「健康な土づくり」事業であ��、土壌分析に基づいた農法で栽培した「ミネラル野菜」をブランド化し[9][10]、20年以上にわたって取り組みを続けている[11]。
野沢駅前や原町には商店街が形成されており[12]、商店や飲食店、宿泊施設が軒を連ねる[13]。
方言・文化
[編集]基本的に会津弁を話す。
盆や彼岸などには、海藻を使った「いご」(えご)という寒天状の料理を作る。会津地方の郷土料理である「こづゆ」も、祝い事の際や盆などに作られる。
郵便
[編集]- 野沢郵便局(集配局)
- 奥川郵便局
- 笹川郵便局
- 群岡郵便局
- 徳沢簡易郵便局
- 芝草簡易郵便局
教育
[編集]小学校1校、中学校1校、県立高校1校が存在。
高等学校
[編集]中学校
[編集]2002年度より町内の中学校が全て統合され、西会津中学校となった。
- 西会津町立西会津中学校
小学校
[編集]2012年度より町内の小学校が全て統合され、西会津小学校となった。
- 西会津町立西会津小学校
廃校
[編集]以下の小学校は2011年度をもって廃校となり、西会津小学校となった。
- 西会津町立野沢小学校
- 西会津町立新郷小学校
- 橋屋分校
- 西会津町立奥川小学校
- 弥平四郎分校
- 西会津町立尾野本小学校
- 上谷分校
- 西会津町立群岡小学校
- 徳沢分校
交通
[編集]鉄道
[編集]中心となる駅:野沢駅
バス
[編集]- 会津バス ※高速バスのみ
- 会津若松 - 野沢線
- 会津若松 - 新潟線(西会津インター前での停車のみ)
- 西会津町民デマンドバス(こゆりちゃん号)
道路
[編集]高速道路
国道
県道
- 福島県道16号喜多方西会津線
- 福島県道338号上郷下野尻線
- 福島県道339号大久保野沢停車場線
- 福島県道341号別舟渡線
- 福島県道361号奥川新郷線
- 福島県道367号新郷荻野停車場線
- 福島県道370号上野尻停車場線
- 福島県道383号熱塩加納山都西会津線
- 福島県道384号徳沢宝坂線
道の駅
[編集]観光
[編集]出身有名人
[編集]※ 五十音順
- 石川暎作 - 明治期の大蔵省職員、『富国論』(国富論)翻訳者
- きよ彦 - 着物デザイナー
- 倉林明子 - 政治家、看護師
- 佐藤夕子 - 漫画家
- 野沢鶏一 - 会津藩士(獄中で山本覚馬による『管見』の口述筆記を行った)、弁護士、新潟税関長代理、公証人
- ものえ和恵 - 歌手
- 渡部鼎 - 政治家、医師
- 渡部思斎 - 漢学者、漢方医、研幾堂創始者
脚注
[編集]- ^ “西会津 越後街道ものがたり”. にしあいづ観光交流協会. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 「宿駅として賑わった野沢」『西会津町勢要覧』西会津町、7頁 。
- ^ 「健康のまちづくり 全国の農山村振興モデル事例に」(PDF)『広報にしあいづ』第549号、西会津町、2004年7月、2-3頁。
- ^ “1993(平成5)年4月29日 西会津町が「健康の町」を宣言「福島県 今日は何の日」”. 福島民報. (2024年4月29日)
- ^ “除雪で楽しくエクササイズ 福島・西会津町から波及”. 日本経済新聞. (2019年3月1日)
- ^ “西会津 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b c “西会津町町勢要覧”. 西会津町. 2024年3月17日閲覧。
- ^ 庄子元「福島県西会津町における耕作放棄の抑制メカニズム」『季刊地理学』第66巻第4号、2015年、284-297頁、doi:10.5190/tga.66.284。
- ^ “平成26年度豊かなむらづくり全国表彰事業 農林水産大臣賞受賞 にしあいづ健康ミネラル野菜普及会”. 農林水産省. 2024年11月17日閲覧。
- ^ 「ミネラル野菜で元気いっぱい~町農業の再生に向けて~」(PDF)『広報にしあいづ』第559号、西会津町、2005年5月、6-7頁。
- ^ 「健康な土づくり 20周年記念大会」(PDF)『広報にしあいづ』第722号、西会津町、2018年12月、2-5頁。
- ^ 「商店がいのようす」『わたしたちの郷土 西会津町』西会津町教育委員会、1999年3月、37頁 。
- ^ “野沢宿まちあるきマップ・野沢宿歴史探訪マップ”. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 「特集:農家民宿の挑戦」(PDF)『広報にしあいづ』第664号、西会津町、2014年2月、2-5頁。
- ^ “西会津町観光ガイドブック じぶんいろ。”. 西会津町商工観光課. 2024年9月26日閲覧。
関連項目
[編集]- こゆりちゃん - 西会津町の花として指定されているオトメユリをモチーフにした町のイメージキャラクター。
- 大槻太郎左衛門 - 野沢にいた戦国武将。
- 西会津町ケーブルテレビ
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- なじょな町、西会津。 (nishiaizutown) - Facebook
- 西会津町に関連する地理データ - オープンストリートマップ