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渡嘉敷奈緒美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡嘉敷 奈緒美
とかしき なおみ
生年月日 (1962-07-16) 1962年7月16日(62歳)
出生地 日本の旗 日本 京都府京都市
出身校 昭和大学薬学部
早稲田大学ビジネススクール
前職 資生堂社員
杉並区議会議員
衆議院議員
所属政党 自由民主党茂木派
称号 薬学士
公式サイト とかしきなおみオフィシャルページ

選挙区 大阪7区
当選回数 4回
在任期間 2005年9月11日 - 2009年7月21日
2012年12月17日[1] - 2021年10月14日

当選回数 2回
在任期間 1999年 - 2005年
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渡嘉敷 奈緒美(とかしき なおみ、1962年7月16日 - )は、日本政治家薬剤師自由民主党所属の前衆議院議員(4期)。

環境副大臣第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)、厚生労働副大臣第3次安倍第1次改造内閣)、厚生労働大臣政務官第2次安倍内閣)、衆議院厚生労働委員長自民党副幹事長、自民党厚生労働部会長、自民党環境部会長、杉並区議会議員(2期)、大阪府知的障害者陸上競技会会長などを歴任。

かな表記の「とかしきなおみ」名義で活動することも多い。

経歴

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京都府京都市出身。祖父母は沖縄県に在住し、代々琉球王朝の御典医の家系であった[2]

聖心女子学院中等科・高等科を経て昭和大学薬学部卒業。薬剤師免許を取得[3]

1985年資生堂(広報室)に入社。1992年に休職し早稲田大学ビジネススクール経営学)に入学。

1993年に資生堂に復職。

1994年大前研一が主催する一新塾に入塾し、政治を学ぶ[3]

1999年、杉並区議会選挙に在職立候補し初当選。その後、資生堂を退社。2003年、杉並区議会議員2期目の当選。

2005年7月、東京都議会選挙に出馬するが落選。同年9月、第44回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪7区より出馬、民主党前職の藤村修比例復活で当選)らを破り、衆議院議員に初当選した。

2009年8月、第45回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪7区より出馬したが、藤村に敗れて落選した。

2012年12月、第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪7区より出馬、日本維新の会新人の上西小百合(比例復活で当選)、民主党前職の藤村(現職の内閣官房長官であったが比例復活もできず落選)らを破った[1]。選挙後に発足した第2次安倍内閣厚生労働大臣政務官(担当は医療介護子育て支援[4])に就任した(2013年9月に退任)。落選中に、薬剤師として勤務の傍らあたためていた政策「北大阪健康医療都市(健都)」に着手。吹田市・摂津市の両市にまたがる操車場跡地に「健都」をテーマにした世界初の街づくりをスタート。日本の基幹産業は「医療・健康産業」と見据えて、クラスター形式を目指した。

2014年12月、第47回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪7区より出馬し3選。

2015年10月、第3次安倍第1次改造内閣厚生労働副大臣労働子育て支援、年金の担当[5])に就任した[6]

2016年8月、自民党厚生労働部会長に就任[7]

2017年8月、第3次安倍第3次改造内閣環境副大臣に就任した[8]

同年10月、第48回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪7区より出馬し4選。

2018年10月、自民党環境部会長に就任[9]。同年9月、北大阪健康医療都市(健都)がオープン。健都は、国立循環器病研究センター、国立医薬基盤・健康・栄養研究所、吹田市民病院を3本柱にした「健都」をテーマにした街。国立の研究機関をほぼ同時に2つもオープンさせた街は日本で初めて。ショッピングモール、住宅、公園、図書館、運動施設など街が必要とする機能を持っている。「医療・健康産業」の育成の場所として企業の集積場所をイノベーションパークを持つのが特徴。街をあげて循環器病を対象とした「病を発症させない医療」、「辛く・厳しく・苦しい」から「楽しく・面白く・愉快な」健康法の開発を手掛ける。目標は、目指せ「健康の観光地」である。

2019年5月、自民党大阪府連会長の左藤章第19回統一地方選挙の敗北の責任を取り任期満了前に同職を辞任すると、後任として渡嘉敷が府連会長に就任[10]。 渡嘉敷は大阪維新の会が推し進める大阪都構想の住民投票の実施を容認する考えを示したほか、都構想反対の場合は、対案を提示するなど是々非々で今後政策論を維新と繰り広げていくべきと主張。

2020年10月、衆議院厚生労働委員長に就任[11]

2020年12月4日、新型コロナウイルスへの感染が判明した[12]

2021年10月31日第49回衆議院議員総選挙・大阪7区は渡嘉敷、日本維新の会奥下剛光立憲民主党乃木涼介、日本共産党新人、れいわ新選組新人の5人が立候補し、奥下が小選挙区で初当選した。自民党は比例近畿ブロックで8議席を獲得。登載順位単独1位の奥野信亮と同2位の柳本顕が比例で当選し、重複立候補した順位3位の6人の候補者が復活当選した。渡嘉敷は7番目の惜敗率(69.855%)により落選した[13]

2024年10月27日第50回衆議院議員総選挙・大阪7区では、再び奥下に敗れた[14]

政策

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厚生労働

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  • 2018年「北大阪健康医療都市(健都)」を地元、吹田市・摂津市の間にあった操車場跡地につくった。世界で初めて「健都」をテーマにした街として注目され、2019年健康大臣G20大阪サミットを「健都」で開催を実現。我が国の予防医療に挑戦するモデル地域として、万博に向けた成長が期待される街となった。
  • 両親から虐待を受けて相模原市児童相談所(児相)に保護を求めていた市立中学2年の男子生徒が自殺を図って死亡した問題について、問題発覚を受けて相模原市児童相談所を視察し、厚生労働副大臣として、職権保護の基準作りを行う考えを示した[15]
  • エコメディカルシティに向けた提言活動」[16]
  • 「シニアから若い人への研修や柔軟な人事配置など、安全性を担保するための現場の努力を感じた」と事業場の前向きな活動に期待を込め、「鉄鋼業界では、今年に入ってから死亡災害が連続している。死傷者を出さないような形をつくって欲しい」と安全確保の重要性を訴えた[17]

環境

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  • 「低炭素社会への対応」[16]
  • グリーン購入の推進」[16]
  • 「電力(事務所)の削減」[16]

炭素税

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  • 環境副大臣として「炭素税の重要性については十分認識しており環境省としても全力を尽くす」と明言[18]
  • グリーン連合は、経産省をはじめ、多くの議員に炭素税の導入を要望したが、渡嘉敷奈緒美環境副大臣について、「とても快活で積極的な副大臣で、私たちを「応援団」として、しっかり認識して下さっていたようです。」と発表した[19]

その他

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人物

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渡嘉敷奈緒美

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ a b 平成24年(2012年)12月17日大阪府選挙管理委員会告示第119号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の決定)
  2. ^ xmlrpc. “渡嘉敷奈緒美さん沖縄への想い | ラジオ沖縄ハイサイポッド”. 2019年11月16日閲覧。
  3. ^ a b “プロフィール”. とかしきなおみオフィシャルページ. http://www.tokashiki.gr.jp/profile/index.html 2015年6月4日閲覧。 
  4. ^ 第183回国会 厚生労働委員会 第1号
  5. ^ 第190回国会 厚生労働委員会 第2号
  6. ^ 第3次安倍改造内閣.副大臣23人交代 政府閣議決定
  7. ^ 自民党.部会長が内定 農林部は小泉進次郎氏が留任
  8. ^ 改造内閣 副大臣と政務官の顔触れ”. 毎日新聞 (2017年8月7日). 2017年8月7日閲覧。
  9. ^ 小泉進次郎氏、自民厚労部会長に
  10. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年5月11日). “自民大阪府連会長に渡嘉敷奈緒美氏 維新との連携目指す”. 産経ニュース. 2019年5月12日閲覧。
  11. ^ “衆参両院、新委員長を決定 衆院予算委員長は金田氏”. 日本経済新聞. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65478870W0A021C2M10600/ 2020年10月31日閲覧。 
  12. ^ 自民・渡嘉敷氏がコロナ感染 - 時事ドットコム 2020年12月4日
  13. ^ 【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  14. ^ 落選した「不記載議員」は陳謝に追われる…「二重苦、三重苦の選挙だった」 - 読売新聞オンライン 2024年10月28日
  15. ^ なぜSOS黙殺 相模原・児相相談の中2自殺 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞”. カナロコ. 2019年11月16日閲覧。
  16. ^ a b c d とかしきなおみ事務所 (2019年1月20日). “2018年度 環境経営レポート” 
  17. ^ とかしき副大臣が製鉄所を現場視察 厚労省 | 労働新聞社”. 労働新聞社Webサイト. 2019年11月16日閲覧。
  18. ^ 政策提言 | グリーン連合”. 2019年11月16日閲覧。
  19. ^ 要望書「炭素税は、国民的議論を踏まえて、早期に導入を」を提出しました(9/19) | グリーン連合”. 2019年11月19日閲覧。
  20. ^ a b 毎日新聞2012衆院選アンケート
  21. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  22. ^ “焦点:受動喫煙対策の法案、今国会提出困難に 自民など強い反発”. ロイター (ロイター通信社). (2017年5月2日). https://jp.reuters.com/article/japan-smoking-ban-idJPKBN17X2J6 2018年7月5日閲覧。 
  23. ^ 沖縄タウン - 安倍昭恵のスマイルトーク” (2011年7月21日). 2011年7月21日閲覧。
  24. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_7%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 
  25. ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  26. ^ 2019/8/12放送 DHCテレビ「真相深入り!虎ノ門ニュース」

外部リンク

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公職
先代
関芳弘
伊藤忠彦
日本の旗 環境副大臣
伊藤忠彦と共同

2017年 - 2018年
次代
城内実
秋元司
先代
山本香苗
永岡桂子
日本の旗 厚生労働副大臣
竹内譲と共同

2015年 - 2016年
次代
橋本岳
古屋範子
先代
糸川正晃
梅村聡
日本の旗 厚生労働大臣政務官
丸川珠代と共同

2012年 - 2013年
次代
高鳥修一
赤石清美
議会
先代
盛山正仁
日本の旗 衆議院厚生労働委員長
2020年 - 2021年
次代
橋本岳