コンテンツにスキップ

横澤高徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横澤 高徳
よこさわ たかのり
2020年12月5日
生年月日 (1972-03-06) 1972年3月6日(52歳)
出生地 日本の旗 日本 岩手県紫波郡矢巾町
出身校 岩手県立盛岡工業高等学校
前職 スズキ従業員
所属政党無所属→)
旧国民民主党→)
立憲民主党小沢G
公式サイト 横沢高徳公式サイト

選挙区 岩手県選挙区
当選回数 1回
在任期間 2019年7月29日 - 現職
テンプレートを表示

横澤 高徳(よこさわ たかのり、1972年3月6日[1] - )は、日本政治家、元パラリンピック選手[2]立憲民主党所属の参議院議員(1期)。

来歴

[編集]
選手時代(2012年)

岩手県紫波郡矢巾町生まれ[3]。矢巾町立不動小学校、矢巾町立矢巾中学校卒業[1]

1990年3月、岩手県立盛岡工業高等学校卒業。同年、テストライダーとしてスズキに就職。1995年にモトクロス国際A級ライセンスを取得[4]。全日本モトクロス選手権などに参戦。

1997年、練習中の事故で脊髄を損傷。車いす生活となる。

リハビリ中に出合ったチェアスキーに魅せられ、2010年バンクーバーパラリンピックアルペンスキー日本代表として出場した[2]

2019年2月1日、日本共産党自由党社会民主党国民民主党の4党県組織の会合で、自由党が横澤を次期参院選岩手県選挙区の統一候補に推薦。この時点で共産党と社民党への根回しは終わっており、2月18日に3党は正式に横澤擁立を決定した。一方、国民民主党県連はこれに反発し、2月19日に同党県連の階猛代表代行は「私たちの建設的な提案が一顧だにされないまま結論に至り、甚だ遺憾」と述べた[5]。階らは黄川田徹衆議院議員の擁立を主張しており、国民民主党の玉木雄一郎代表は自由党の小沢一郎代表に対し、候補者の再調整を要請。4月18日に小沢は共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治党首と個別に会談し、人選を白紙に戻すよう打診したが、拒否された。小沢自身も本心では再調整に消極的であったとされる[6]。その後も調整は進まず、最終的に5月11日に国民民主党県連は黄川田の擁立断念を発表し、黄川田・階らは参院選の候補者調整や国民民主党と自由党の合併への反対を理由に離党の意向を示した[7]

その後横澤は国民民主党と立憲民主党の推薦を得て、7月21日に行われた第25回参議院議員通常選挙岩手県選挙区(改選数1)から無所属で立候補。自民党現職の平野達男を破って初当選。平野達男は民主党から自民党に転向した事への有権者の不信感を払拭しきれず、県内全33市町村のうち24市町村で上回ったものの、県都盛岡市で約1万5千票も引き離されたことが痛手となり、横澤に敗れた[8][9]

同年7月23日、横澤は国民民主党に入党すると発表し[10]、翌24日に入党が承認された[11]

2020年9月15日、旧立憲民主党・旧国民民主党などが合流し、新「立憲民主党」が結成される[12]。横澤も新党に参加。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党は議席を「109」から「96」に減らし、11月2日、枝野幸男代表は引責辞任を表明[13]。枝野の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では泉健太の推薦人に名を連ねた[14]。12月19日、立憲民主党岩手県連の代表に選任された[15]

2023年10月12日、2022年の第26回参議院議員通常選挙岩手県選挙区で現職の木戸口英司が落選したことや9月の県議選選で目標としてきた過半数獲得と新人候補全員の当選を達成できなかったことの責任を取り、岩手県連の代表を辞任した[16]

人物

[編集]

公私にわたる車椅子生活の介助のため長男を第一秘書にしている[17]

所属委員会

[編集]

2024年(令和6年)6月15日現在[18]

議員連盟

[編集]
  • 子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟[19]

選挙歴

[編集]
当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第25回参議院議員通常選挙 2019年07月21日 47 岩手県選挙区 無所属 28万8239票 48.97% 1 1/3 /

脚注

[編集]
  1. ^ a b 横沢高徳 | よこさわ・たかのり | 参議院岩手選挙区・野党��一候補”. 2019年7月24日閲覧。
  2. ^ a b 野党推薦の元パラ選手、横沢高徳氏が当選確実 岩手選挙区 - 産経ニュース” (2019年7月21日). 2019年7月24日閲覧。
  3. ^ 立憲民主党. “横沢たかのり - 立憲民主党” (日本語). 立憲民主党. https://cdp-japan.jp/candidate/1793 2024年12月12日閲覧。 
  4. ^ “【参院選】岩手・主な候補者の横顔”. 産経新聞. (2019年7月7日). https://www.sankei.com/article/20190707-2UEDFMW7INL3NPRM2LGBA6QBTU/ 2019年7月24日閲覧。 
  5. ^ 片桐大介 (2019年2月20日). “<参院選岩手>野党共闘 狂う歯車 3野党が新人擁立発表”. 河北新報. https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190220_31004.html 2019年7月24日閲覧。 
  6. ^ “小沢一郎氏vs元側近の確執で国由合併構想に暗雲”. 産経新聞. (2019年4月19日). https://www.sankei.com/article/20190419-X7SGE6V5NNKZPOGQENW6L6XNKE/ 2023年8月17日閲覧。 
  7. ^ 参院選:国民県連、野党統一候補・黄川田氏の擁立断念 離党、代表辞任 /岩手”. 毎日新聞 (2019年5月12日). 2019年8月18日閲覧。
  8. ^ “<参院選岩手>「小沢流」と労組が呼応 横沢氏、最終盤に逆転成功”. 河北新報. (2019年7月23日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190723_31048.html 2019年7月26日閲覧。 
  9. ^ 野党統一候補の横沢高徳氏が初当選…岩手選挙区 : 選挙・世論調査 : 読売新聞オンライン” (2019年7月21日). 2019年7月24日閲覧。
  10. ^ “横沢氏が国民民主入党へ”. 時事通信. (2019年7月23日). https://web.archive.org/web/20190806134309/https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072301103&g=pol 2019年7月24日閲覧。 
  11. ^ 総務会、岩手選挙区で当選した横澤高徳参院議員の入党を承認”. 旧・国民民主党 (2018年5月〜2020年9月) (2019年7月24日). 2024年12月12日閲覧。
  12. ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
  13. ^ 立民 枝野代表 辞任の意向表明 衆院選 議席減で引責”. NHK (2021年11月2日). 2021年11月2日閲覧。
  14. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  15. ^ “小沢氏、立民岩手県連最高顧問に 11月に代表辞任、後任は横沢氏”. 河北新報. (2021年12月20日). https://kahoku.news/articles/20211220khn000007.html 2021年12月31日閲覧。 
  16. ^ “立民 岩手県連の横澤高徳代表が辞任”. NHK. (2023年11月13日). https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20231113/6040019788.html 2023年11月14日閲覧。 
  17. ^ 岸田首相がベテラン秘書を辞任させて起用した長男・翔太郎氏 仕事はツイッター更新か”. NEWSポストセブン. 2022年10月18日閲覧。
  18. ^ 横沢 高徳(よこさわ たかのり):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年12月12日閲覧。
  19. ^ 子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望”. www.atpress.ne.jp (2022年9月26日). 2024年12月12日閲覧。

外部リンク

[編集]