秩父鉄道トキ500形貨車
表示
秩父鉄道トキ500形貨車 | |
---|---|
トキ500形トキ502 (秩父鉄道車両公園保存車) | |
基本情報 | |
車種 | 無蓋車 |
運用者 | 秩父鉄道 |
所有者 | 秩父鉄道 |
製造所 | 日立製作所 |
製造年 | 1968年(昭和43年) |
製造数 | 15両 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
荷重 | 36 t |
自重 | 16.8 t |
換算両数 積車 | 4.0 |
換算両数 空車 | 1.6 |
秩父鉄道トキ500形貨車(ちちぶてつどうトキ500がたかしゃ)は、秩父鉄道に在籍する無蓋貨車である。
概要
[編集]1968年(昭和43年)日立製作所製の36 t積ボギー無蓋貨車で、日本国有鉄道(国鉄)トキ25000形の同形車である。15両(トキ501 - トキ515)が製造された。当初アオリ戸はプレス鋼板であったが1978年(昭和53年)9月に平鋼板に交換された。
1982年(昭和57年)3月にトキ504, トキ505, トキ508, トキ514, トキ515の5両が関東鉄道に譲渡された(常総線複線化工事のため)。残り10両は、蘇我の川崎製鉄千葉製鉄所(現・JFEスチール東日本製鉄所)への石灰石輸送に使用されたが、1984年(昭和59年)のダイヤ改正による国鉄の貨物取り扱い縮小方針によりトキ506, トキ512を残し廃車になった。残った2両は、災害時土砂運搬用として車籍が残り、普段は広瀬川原駅(熊谷工場)に留置されている。また、トキ502が三峰口駅構内にある秩父鉄道車両公園に静態保存されていたが、2019年4月の閉園に伴い解体撤去された。
関東鉄道への譲渡車
[編集]関東鉄道に譲渡された車両は、トキ250形トキ251 - トキ255となり、複線化工事終了後はトキ252, トキ253を残して全て廃車になった。残った2両は事業用に使用されたが、1996年(平成8年)に廃車となった。