松尾繁治
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松尾 繁治(まつお しげはる、1886年(明治19年)12月26日[1] - 没年不明)は、明治時代後期から昭和時代前期の台湾総督府官僚。高雄市尹。
経歴・人物
[編集]熊本県飽託郡清水村に生まれる[1]。1907年(明治40年)台湾に渡り新竹庁属となり、入営による一時退官を経て、1911年(明治44年)8月に台北庁属に転じる[1]。1920年(大正9年)10月、台北州海山郡庶務課長を経て、1924年(大正13年)3月に七星郡庶務課長、1925年(大正14年)宜蘭郡庶務課長、1926年(大正15年)台北州文書課長を歴任[1]。1928年(昭和3年)9月、台南市助役に就任し、1930年(昭和5年)11月に台中州竹山郡守、1931年(昭和6年)5月に同州北斗郡守、1932年(昭和7年)11月に新竹州桃園郡守を経て、1934年(昭和9年)9月に高雄市尹に就任し[1]、1937年(昭和12年)11月まで務めた[2][3]。
退官後は、高雄信用組合組合長理事、高雄州会議員、高雄文化建築信用組合長、南邦産業・高雄地所・高雄州自動車運輸各社長など要職を歴任した[2][3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年 。
- 太田肥州 編『新台湾を支配する人物と産業史』台湾評論社、1940年 。
- 興南新聞社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1943年 。