コンテンツにスキップ

日立チャネルソリューションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日立チャネルソリューションズ株式会社
Hitachi Channel Solutions, Corp.
本社が入居する大崎ニューシティ3号館
本社が入居する大崎ニューシティ3号館
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
東京本社141-8576
東京都品川区大崎一丁目6番3号
大崎ニューシティ3号館 7階
旭本社488-8501
愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地
設立 2004年10月1日
(日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社)
業種 電気機器
法人番号 2010701015797 ウィキデータを編集
事業内容 ATM等の情報機器他の企画、開発、設計、製造、販売、サービス
代表者 八木鉄也(代表取締役社長)
資本金 85億円
売上高 818億300万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 54億1,000万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 50億9,900万円
(2024年3月期)[1]
純利益 36億8,600万円
(2024年3月期)[1]
純資産 362億3,700万円
(2024年3月期)[1]
総資産 619億7,300万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 906名
(2023年3月31日現在)
主要株主 株式会社日立製作所 100%
主要子会社 #関連会社参照
外部リンク https://www.hitachi-ch.co.jp/
特記事項:2010年3月より、尾張旭市との2本社制を敷いている。
テンプレートを表示

日立チャネルソリューションズ株式会社(ひたちチャネルソリューションズ、: Hitachi Channel Solutions, Corp.)は、東京都品川区愛知県尾張旭市に本社を置くATMなどの企画・製造を行う企業

概要

[編集]

ATMの国内シェアトップ。

2004年10月1日日立製作所オムロン金融機関向け情報機器事業を統合し、両社の合弁会社日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社として設立[2]。日立製作所の連結子会社、かつオムロンの持分法適用会社であった[注釈 1]が、社内のルールなどは、すべて日立方式を採用し、コーポレートステートメントも合弁会社でありながら「Inspire the Next」を使用していた。

2021年3月31日付で日立製作所が発行済み株式のオムロンの持分を全て取得して完全子会社となり、同年7月1日付で現社名に商号変更された。

富士通生体認証に対して、指静脈による生体認証を提唱している。

元が合弁企業だった名残で、当社製ATMの保守に関しては日立システムズ(HISYS)とオムロンフィールドエンジニアリング(OFE)の2社が対応している。 ただし一つの金融機関に両社が入ることはなく、日立のホストコンピュータを導入する金融機関は日立システムズがワンストップで対応している。

沿革

[編集]

関連会社

[編集]
  • 日立ターミナルメカトロニクス株式会社
  • Hitachi Financial Equipment System (Shen Zhen) Co., Ltd.
  • Hitachi Terminal Solutions Korea Co., Ltd.
  • Hitachi Terminal Solutions India Private Limited
  • Hitachi Terminal Solutions (Thailand) Co., Ltd.
  • PT. Hitachi Terminal Solutions Indonesia
  • Hitachi Digital Payment Solutions Ltd.
  • Hitachi Terminals Mechatronics Philippines Corporation
  • Megalink Inc.

ブランディング

[編集]

Leadus(リーダス)というブランド名を持つ。これは、leadとus(usはユビキタスソリューション・明日・「我々を」のusの意味を持つ)の造語である。当初は日立とオムロンの統合ブランドとして使用されていたが、再び日立(HITACHI)ブランドが採用された事により、現在は縮小傾向にある。一方でオムロン(OMRON)ブランドのATMは統合以降なかった。

主な商品

[編集]
  • ATM関連
  • 現金両替機(BTR-1α/1α SLIM) - 紙幣硬貨・包装硬貨の補充中でも取引が可能なノンストップ補充機能を業界で初めて採用した両替機。BTR-1α SLIMはボディ幅をATMと同じ570mmとしたスリムボディモデル。型名である"BTR"とは、Bill Transform Recycleの頭文字から取ったもので、オムロン時代から使用されている。(日立製作所は従前より両替機の開発は行っていない)
  • 売上金入金機
  • 専用端末

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 出資比率が日立55:オムロン45だったため、オムロンのグループ企業一覧に当社は掲載されていない.
  2. ^ 設立後わずかな期間で出荷にこぎつけたのは、統合前より二社共同開発の形で開発を進めていたためである。
  3. ^ 株式会社日立アイイーシステムの子会社である株式会社アイイーメカトロニクスのATM・端末生産事業を会社分割により承継するとともに、当社の製造機能と日立アイイーシステムのATM関連板金部品の加工業務を移管

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 日立チャネルソリューションズ株式会社 第20期決算公告
  2. ^ 「日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社」設立 世界No.1の“Terminal Solution Vender”を目指して』(PDF)(プレスリリース)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社、2004年10月1日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2004/pdf/200410-01.pdf2021年7月13日閲覧 
  3. ^ ATM・端末事業における生産体制の基盤を強化』(PDF)(プレスリリース)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社、2010年12月21日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2010/pdf/201012-002.pdf2021年7月13日閲覧 
  4. ^ 次世代ATM「AKe-S」を販売開始』(PDF)(プレスリリース)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社、2012年6月5日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2012/pdf/201206-001.pdf2021年7月13日閲覧 
  5. ^ オムロンとの株式譲渡契約の締結について』(プレスリリース)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社、2021年3月30日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2021/202103-005.html2021年7月13日閲覧 
  6. ^ 日立チャネルソリューションズに商号を変更し、本日より新たにスタート』(プレスリリース)日立チャネルソリューションズ株式会社、2021年7月1日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2021/202107-001.html2021年7月13日閲覧 
  7. ^ 4月開始の地方税統一QRコード納付に対応したATMソリューションを提供開始』(プレスリリース)日立製作所、日立チャネルソリューションズ、2023年2月21日https://www.hitachi-ch.co.jp/news/2023/202302-001.html2023年5月6日閲覧 
  8. ^ 現金自動取引装置(AK-1)”. 日立チャネルソリューションズ株式会社. 2021年7月13日閲覧。

外部リンク

[編集]