世界メンタルヘルスデー
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世界メンタルヘルスデー(せかいメンタルヘルスデー、英: World Mental Health Day)は、メンタルヘルス問題に関する世間の意識や関心を高め、偏見や社会的スティグマを無くし、正しい知識を普及するために定められた国際デー(記念日)。
発祥と経過
[編集]オランダに本部を置くNGOの世界精神保健連盟(WFMH)が、1992年にメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、ネガティブなステレオタイプ化に反論し、人々に体験発表の場を与えることを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定める。その後、国連機関の世界保健機関(WHO)も賛同し、正式に国際デー(記念日)と認められる[1]。
現在は世界各地でメンタルヘルスに関連する啓発イベントなどが行われる。国際的にはグリーンリボンがメンタルヘルスのシンボルとされ、ピンバッジなどを身につけることで地域社会への支援や連携を表すようになっている。2020年の世界メンタルヘルスデーには、メンタルヘルスの活動家でもあるマレーシア国王の長女、イマン・アフザン・アル・スルタン・アブドラ王女殿下が国際サポーターに着任した[2]。2020年の世界メンタルヘルスデーでは、マレーシアの国王と王妃もグリーンリボンのピンバッジを着用した[3]。
日本国内でのメンタルヘルスデー
[編集]日本国内では、特定非営利法人シルバーリボンジャパンが、2011年から世界メンタルヘルスデーに合わせたイベントを展開している[4]。
また、2019年からは厚生労働省が世界メンタルヘルスデーに合わせて、精神障害に対する理解を深めるための普及啓発イベントなどを開催している[5]。
2023年のメンタルヘルスデーには、普及活動の一環として東京都庁[6]や東京タワーなど[7]がライトアップされた。
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都庁舎(2024年10月14日)[注 1]
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東京タワー(2020年10月16日)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ グリーンリボンの緑とシルバーリボンのシルバー(実際は青紫を使用)
出典
[編集]- ^ “世界メンタルヘルスデーJAPAN2020特設サイト:世界メンタルヘルスデーについて”. www.jmar-llg.jp. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “Malaysia” (英語). World Federation for Mental Health (2020年9月21日). 2021年6月24日閲覧。
- ^ “King, Queen wear green ribbon badge in support of World Mental Health Day” (英語). The Star. 2021年6月24日閲覧。
- ^ “世界メンタルヘルスデー2020”. シルバーリボン運動公式サイト (2020年9月23日). 2024年4月11日閲覧。
- ^ “第2章 障害のある人に対する理解を深めるための基盤づくり 2|令和5年版障害者白書(全体版) - 内閣府”. 内閣府ホームページ. 2024年4月11日閲覧。
- ^ “世界メンタルヘルスデー 都庁舎ライトアップ|東京都”. www.metro.tokyo.lg.jp. 東京都 (2023年10月2日). 2024年4月11日閲覧。
- ^ “メンタルヘルスへの理解深めて 東京タワー含め全国でライトアップイベント:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web (2023年10月10日). 2024年4月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
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