ジグリム
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ジグリム | |
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Diglyme | |
1-Methoxy-2-(2-methoxyethoxy)ethane | |
別称 2-Methoxyethyl ether; Di(2-methoxyethyl) ether; Diethylene glycol dimethyl ether | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 111-96-6 |
PubChem | 8150 |
ChemSpider | 13839575 |
UNII | M4BH3X0MVZ |
EC番号 | 203-924-4 |
DrugBank | DB02935 |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | C6H14O3 |
モル質量 | 134.17 g mol−1 |
示性式 | CH3OCH2CH2OCH2CH2OCH3 |
外観 | 無色透明の液体[1] |
匂い | 特異臭[1] |
密度 | 0.937 g/mL |
融点 |
-64 °C, 209 K, -83 °F |
沸点 |
162 °C, 435 K, 324 °F |
水への溶解度 | 混和する |
危険性 | |
EU分類 | Toxic (T) Flammable (F) |
Rフレーズ | R60 R61 R10 R19 |
Sフレーズ | S53 S45 |
引火点 | 57 °C (135 °F) |
発火点 | 190℃[1] |
爆発限界 | 1.3 ~ 17.4vol%[1] |
半数致死量 LD50 | 5000mg/kg |
関連する物質 | |
関連物質 | ジエチレングリコールジエチルエーテル, エチレングリコールジメチルエーテル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジグリム (diglyme) とは、有機化学で用いられる高沸点の溶媒の一種。別名としてダイグライム、ジエチレングリコールジメチルエーテルとも呼ばれる。 diglyme は diethyleneglycol dimethyl ether の略。
ジエチレングリコールの2つのヒドロキシ基をメチル化した構造を持つ。水、各種アルコール、ジエチルエーテル、各種炭化水素系の溶媒と混和する。
ジグリムは主に化学反応の溶媒として用いられる。金属カチオンにキレート配位して対アニオンを活性化させることができる。そのため、グリニャール試薬や金属ヒドリドなどの金属化合物を反応剤とする場合に反応速度を上げる目的で用いられる。
この溶媒は塩基性に強く、強塩基存在下に加熱しても通常は安定である。
関連化合物
[編集]- 1,2-ジメトキシエタン (DME)
- トリグリム
参考文献
[編集]- Merck Index 11th ed., 3148.