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ザ・ズートンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
The Zutons
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド リバプール
ジャンル ロック
オルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
活動期間 2001年 - 2009年2016年2018年 -
レーベル デルタソニック
共同作業者 ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
メンバー デヴィッド・マッケイブ
アビィ・ハーディング
ショーン・ペイン
旧メンバー ラッセル・プリチャード
ポール・モウリー
ボーヤン・チョウドリー

ザ・ズートンズ(The Zutons)は、イギリスリバプール出身のロックバンド。2002年結成。

概要

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2002年に大学の仲間5人で結成され、2004年にメジャーデビュー。

ジャズファンクソウルカントリーを交差させた多彩なアレンジに、1950年代1960年代の古典的ロックを彷彿とさせるレトロなサウンドが特徴。

デビュー当初は、過去の音楽を掘り起こして蘇らせたことから、「ゾンビ・ミュージック」と呼ばれた。リバプール出身である点やレーベルが同じであるということからザ・コーラルとしばしば比較された。デビュー以降、ブリット・アワードでは最優秀新人賞を受賞し、2枚のダブル・プラチナ・アルバムを獲得。

2004年に初来日。フジ・ロック・フェスティバルに過去3度出演。

アルバム『タイアード・オヴ・ハンギング・アラウンド』に収録されている『Valerie』がマーク・ロンソン featuring エイミー・ワインハウスにカバーされ、UKシングルチャートトップ20内に19週連続ランクイン、最高2位を記録し、ヒットした。また、ジェームス・モリソンやパニック!アット・ザ・ディスコがBBC Radio 1でカバーするなど、多くのアーティストにカバーされた。

2009年以降、表立った活動をしておらず、公式ホームページも消滅し、事実上の活動停止状態にある。

2011年から、ベースのラッセル・プリチャードがノエル・ギャラガーのツアーメンバーとして参加している。

2016年9月30日、オリジナル・ラインナップでの一夜限りの再結成ライブを行った。

2018年11月、デビュー・アルバム『Who Killed...... The Zutons?(邦題:誰がザ・ズートンズを殺ったのか?)』リリース15周年を記念する再結成ツアーを、2019年3月~4月に行うと発表した[1]。マッケイブ、チョウドリー、ペイン、チョウドリーらオリジナル・メンバーが参加するなか、プリチャードは参加しないことをSNSで表明した。プリチャードの代わりに、キャストのジェイ・ルイスが参加した。

2021年7月、ナイル・ロジャースのUKツアーの1公演で前座を務めることをTwitterで発表した[2]。また、ロジャースと共に4枚目のアルバムの制作に取り掛かっていることも明かした[3]

2023年11月、約16年振りとなる4枚目のアルバム『The Big Decider』を2024年4月26日にリリースすることを発表した。共同プロデューサーはペイン、ナイル・ロジャースと、デビューアルバムも手掛けたライトニング・シーズイアン・ブロウディー

アビィ・ハーディング

メンバー

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  • デヴィッド・マッケイブ (Dave McCabe):ボーカル、ギター
  • アビィ・ハーディング (Abi Harding):サックス、コーラス
  • ショーン・ペイン (Sean Payne):ドラムス

元メンバー

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ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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発売年 タイトル オリジナルタイトル レーベル
2004年 誰がザ・ズートンズを殺ったのか? Who Killed...... The Zutons? ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2006年 タイアード・オヴ・ハンギング・アラウンド Tired of Hanging Around
2008年 ユー・キャン・ドゥ・エニシング You Can Do Anything ホステス・エンタテインメント
2024年 The Big Decider ICEPOP

脚注

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外部リンク

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