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キミミインコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キミミインコ
キミミインコ
キミミインコ Ognorhynchus icterotis
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: キミミインコ属 Ognorhynchus
Bonaparte, 1857
: キミミインコ O. icterotis
学名
Ognorhynchus icterotis
(Massena & Souancé, 1854)
和名
キミミインコ
英名
Yellow-eared conure
Yellow-eared parrot

キミミインコ(黄耳鸚哥、Ognorhynchus icterotis)は、オウム目インコ科に分類される鳥類。本種のみでキミミインコ属を構成する。

分布

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エクアドル北西部?、コロンビア西部[1]

形態

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全長42cm。[1]上面は緑色、下面は黄緑色の羽毛で被われる。[1]額や顔は黄色い羽毛で被われ、頬から眼後部にかけて黄色い筋模様が入る。[1]尾羽下面の色彩は赤い。[1]

眼の周囲には羽毛が無く、淡灰色の皮膚が露出する。[1]虹彩はオレンジ色。[1]嘴の色彩は黒い。[1]後肢の色彩は灰色。[1]

生態

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標高1,200-3,400m(主に2,500-3,000m)にある湿潤林に生息する。[1]食物を求めて放浪すると考えられている。[1]昼行性で、夜間になるとアンデスロウヤシの樹上で休む。[1]ペアか小規模な群れを形成して生活する。[1]

食性は植物食で、果実などを食べる。[1]

繁殖形態は卵生。密度の低い集団繁殖地(コロニー)を形成する。地表から25m以上の高さにあるアンデスロウヤシの樹洞に、1回に4個の卵を産む。[1]

人間との関係

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開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数は激減している。[1]エクアドルでの近年の確認例はない。[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、207頁。

外部リンク

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