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オウギワシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オウギワシ
オウギワシ Harpia harpyja
保全状況評価[1][2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Accipitriformes
: タカ科 Accipitridae
: オウギワシ属 Harpia
Vieillot1816
: オウギワシ H. harpyja
学名
Harpia harpyja (Linnaeus, 1758)
和名
オウギワシ
英名
Harpy eagle
American harpy eagle

オウギワシ(扇鷲、学名:Harpia harpyja、英名:American Harpy eagle、あるいは単にHarpy eagle)は、タカ目タカ科に属する鳥類の一種。 本種のみでオウギワシ属を形成する。

分布

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形態

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飛び立つオウギワシ

大型の猛禽類。平均的な雌は全長100cm、翼開長200cm、体重7.5kg に達する。雄は雌より小型で、体重は4.75kg 程度。爪の長さは13cm もある。体の大きさはフィリピンワシオオワシと並び、猛禽類では最大の部類に入る。

生態

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熱帯雨林に生息する。

食性は動物食で、哺乳類サルナマケモノなど)、鳥類コンゴウインコなど)、爬虫類イグアナボアといったヘビなど)、両生類などを捕食する。樹間をすり抜けるように飛行し、獲物を捕らえる。時速65 - 80キロメートルで飛来する鉤爪の衝撃力は1800ジュールに達し、そのエネルギーは一般的なアサルトライフルから放たれる弾丸に匹敵する[3]

2年周期で繁殖し、高木の樹上に営巣する[3]。メスは、2本の白い卵を大きな棒の巣に産む。これは通常、深さ1.2 m、幅1.5 mで、数年にわたって使用できる。巣は、地元の木の高さに応じて、16 - 43mで、通常はメインフォークのツリーの高い位置にある。1ペアは3年ごとにただ1頭の雛を育てる。孵化期間は約56日で、雛が36日齢になると、雛は立ち上がってぎこちなく歩くことができる。

保全状態評価

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画像

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脚注

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  1. ^ Appendices I, II and III (valid from 26 November 2019)<https://cites.org/eng> (downroad 03/05/2020)
  2. ^ BirdLife International. 2017. Harpia harpyja (amended version of 2017 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T22695998A117357127. doi:10.2305/IUCN.UK.2017-3.RLTS.T22695998A117357127.en, Downloaded on 03 May 2020.
  3. ^ a b c ハート & サスマン 2007, pp. 193–200.

参考文献

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  • 上田恵介監修 『小学館の図鑑NEO 鳥』 小学館、2002年、164頁。
  • 小宮輝之監修 『原色ワイド図鑑 鳥』 学習研究社、2002年(改訂新版)、182頁。
  • ドナ・ハート、ロバート・W・サスマン 著、伊藤伸子 訳『ヒトは食べられて進化した』化学同人、2007年。ISBN 9784759810820