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ウランチャブ市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華人民共和国 内モンゴル自治区
烏蘭察布市
ヒューテンシル風力発電所
ヒューテンシル風力発電所
ヒューテンシル風力発電所
内モンゴル自治区の中のウランチャプ市の位置
内モンゴル自治区の中のウランチャプ市の位置
内モンゴル自治区の中のウランチャプ市の位置
簡体字 乌兰察布
繁体字 烏蘭察布
拼音 Wūlánchábù
カタカナ転写 ウーランチャーブー
モンゴル文字 ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠴᠠᠪ
ᠬᠣᠲᠠ
モンゴル語キリル文字 Улаанцав хот
モンゴル語ローマ字転写 Ulaɣančab qota
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 内モンゴル
行政級別 地級市
面積
総面積 54,491 km²
人口
総人口(2004) 270 万人
経済
電話番号 0474
郵便番号 012000
ナンバープレート 蒙J
行政区画代碼 150900
公式ウェブサイト http://www.wulanchabu.gov.cn

ウランチャブ市(ウランチャブし、モンゴル語ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠴᠠᠪ
ᠬᠣᠲᠠ
、Ulaɣančab qota、烏蘭察布市)は、中華人民共和国内モンゴル自治区に位置する地級市。行政公処所在地は集寧区。元はウランチャブ盟と称し、2003年12月1日、中華人民共和国国務院の批准を経て撤盟設市し、ウランチャブ市が成立した。

ウランチャブ

行政区画

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1市轄区・1県級市・5・4を管轄する。


ウランチャブ市の地図

年表

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この節の出典[1][2][3]

綏遠省ウランチャブ盟

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集寧専区(1949年-1950年)

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ウランチャブ盟モンゴル族自治区

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  • 1950年4月7日 (6旗1弁事処)
  • 1950年11月27日 - 百霊廟弁事処が分割され、五当召区烏蘭花区が発足。(6旗2区)
  • 1951年7月1日 - 五当召区が鉱区に移行し、石拐溝鉱区となる。(6旗1区1鉱区)
  • 1952年7月 - 烏蘭花区が四子王旗に編入。(6旗1鉱区)
  • 1952年8月9日 (4旗1鉱区)
  • 1953年9月15日 - 集寧専区包頭県の一部がウラド前旗・石拐溝鉱区に分割編入。(4旗1鉱区)
  • 1954年1月7日 - 集寧専区固陽県を編入。(1県4旗1鉱区)
  • 1954年1月28日 - 綏遠省の内モンゴル自治区への編入により、内モンゴル自治区ウランチャブ盟となる。

綏東専区

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  • 1950年11月27日 - 綏東専区が集寧専区に改称。

集寧専区(1950年-1954年)

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平地泉行政区

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  • 1954年2月11日 (12県1旗1鎮)
  • 1954年2月 - 卓資県の一部が鑲藍鑲紅連合旗に編入。(12県1旗1鎮)
  • 1954年3月3日 (12県1旗1鎮)
  • 1954年3月5日 (12県5旗1鎮)
  • 1954年3月16日 - 興和県の一部がチャハル右翼前旗に編入。(12県5旗1鎮)
  • 1954年3月17日 (11県4旗1鎮)
    • チャハル右翼後旗・集寧県・卓資県の各一部がチャハル右翼前旗に編入。
    • 鑲藍鑲紅連合旗・卓資県の各一部がチャハル右翼中旗に編入。
    • 陶林県およびチャハル右翼前旗・集寧県の各一部がチャハル右翼後旗に編入。
    • チャハル右翼後旗の一部が集寧県・卓資県に分割編入。
    • 鑲藍鑲紅連合旗の残部が涼城県・卓資県に分割編入。
    • チャハル右翼前旗の一部が興和県・集寧県に分割編入。
  • 1954年6月 - サラチ県の一部がイフ・ジョー盟ダラト旗に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1954年10月 - トゥムド旗の一部がウランチャブ盟ダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1954年11月24日 - 武東県の一部がウランチャブ盟四子王旗に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1954年12月3日 - チャハル右翼中旗の一部が卓資県に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1954年12月20日 - 興和県の一部が河北省張家口専区尚義県に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1954年12月24日 (11県4旗1鎮)
    • 豊鎮県の一部(南営子村・双勝堂村・東坊村・李家坊村)がチャハル右翼前旗に編入。
    • チャハル右翼前旗の一部(欧家営村)が豊鎮県に編入。
  • 1954年12月29日 (11県4旗1鎮)
    • 卓資県の一部が豊鎮県に編入。
    • 豊鎮県の一部がチャハル右翼前旗に編入。
  • 1955年1月10日 - イフ・ジョー盟ジュンガル旗の一部がサラチ県に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1955年2月16日 - シリンゴル盟ソニド右旗の一部がチャハル右翼後旗に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1955年12月29日 - 集寧県の一部が平地泉鎮に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1956年1月25日 - チャハル右翼後旗の一部がシリンゴル盟ソニド右旗に編入。(11県4旗1鎮)
  • 1956年2月24日 - 平地泉鎮が市制施行し、集寧市となる。(1市11県4旗)
  • 1956年3月10日 - 集寧県の一部が集寧市に編入。(1市11県4旗)
  • 1956年4月5日 - チャハル右翼中旗の一部が卓資県に編入。(1市11県4旗)
  • 1956年5月 - トゥムド旗の一部がホリンゴル県に編入。(1市11県4旗)
  • 1956年8月9日 - ホリンゴル県の一部が清水河県に編入。(1市11県4旗)
  • 1956年9月20日 - トゥムド旗の一部がフフホト市郊区に編入。(1市11県4旗)
  • 1956年9月21日 (1市11県4旗)
    • 武東県の一部(壕欠村)がチャハル右翼中旗に編入。
    • チャハル右翼中旗の一部(四合村)が武東県に編入。
  • 1957年10月18日 - 集寧県が集寧市・チャハル右翼前旗・チャハル右翼後旗・興和県に分割編入。(1市10県4旗)
  • 1957年12月21日 - トクト県の一部がホリンゴル県に編入。(1市10県4旗)
  • 1958年4月21日 - 集寧市・興和県・豊鎮県・涼城県・清水河県・ホリンゴル県・サラチ県・トクト県・武東県・卓資県・武川県・トゥムド旗・チャハル右翼前旗・チャハル右翼中旗・チャハル右翼後旗がウランチャブ盟に編入。

内モンゴル自治区ウランチャブ盟

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  • 1954年3月3日 - 平地泉行政区トゥムド旗の一部がダルハンムミンガン連合旗・石拐溝鉱区・四子王旗に分割編入。(1県4旗1鉱区)
  • 1954年6月20日 (1県4旗1鉱区)
    • ウラド前旗の一部(第二ヌトゥク)がウラド中後連合旗に編入。
    • ウラド中後連合旗の一部(七区)がウラド前旗に編入。
  • 1954年8月 - ダルハン・ムミンガン連合旗の一部が分立し、バヤンオボー弁事処が発足。(1県4旗1鉱区1弁事処)
  • 1954年10月1日 (1県4旗1鉱区1弁事処)
  • 1954年10月 - 平地泉行政区トゥムド旗の一部がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(1県4旗1鉱区1弁事処)
  • 1954年11月24日 - 平地泉行政区武東県の一部が四子王旗に編入。(1県4旗1鉱区1弁事処)
  • 1955年6月8日 (1県4旗1鉱区1弁事処)
    • ウラド前旗の一部(南牌郷および達拉亥郷の一部)が包頭市郊区に編入。
    • 包頭市郊区の一部(土黒麻淖郷および金巴兎郷の一部)がウラド前旗に編入。
  • 1956年9月14日 - 石拐溝鉱区が固陽県、包頭市郊区に分割編入。(1県4旗1弁事処)
  • 1958年2月24日 - バヤンオボー弁事処が鎮制施行し、バヤンオボー鎮となる。(1県4旗1鎮)
  • 1958年3月10日 (2旗)
  • 1958年4月21日 (1市8県6旗)
  • 1958年5月1日 - トゥムド旗の一部がフフホト市郊区に編入。(1市8県6旗)
  • 1958年6月3日 - 四子王旗の一部がチャハル右翼後旗に編入。(1市8県6旗)
  • 1958年7月5日 - 包頭市固陽県の一部がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(1市8県6旗)
  • 1958年8月4日 - トゥムド旗の一部が包頭市郊区に編入。(1市8県6旗)
  • 1958年10月10日 (1市8県6旗)
    • 武川県の一部(太平郷・二里半郷・点素不浪郷および二分子郷の一部)がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。
    • ダルハン・ムミンガン連合旗の一部(紅山子郷・シラムレンソム(希拉木楞蘇木)および公忽洞郷の一部)が武川県に編入。
  • 1960年7月14日 - トゥムド旗がフフホト市に編入。(1市8県5旗)
  • 1962年3月7日 - 河北省張家口専区商都県を編入。(1市9県5旗)
  • 1963年3月31日 - フフホト市トゥムド旗を編入。(1市9県6旗)
  • 1963年11月17日 - 包頭市固陽県を編入。(1市10県6旗)
  • 1964年10月 - 集寧市の一部がチャハル右翼前旗に編入。(1市10県6旗)
  • 1965年3月27日 - トゥムド旗が分割され、トゥムド左旗トゥムド右旗が発足。(1市10県7旗)
  • 1969年11月 - シリンゴル盟エレンホト市化徳県ソニド右旗を編入。(2市11県8旗)
  • 1970年10月3日 (2市9県6旗)
  • 1974年1月7日 - チャハル右翼前旗の一部が興和県に編入。(2市9県6旗)
  • 1976年5月12日 - ダルハン・ムミンガン連合旗の一部が包頭市バヤン鉱区に編入。(2市9県6旗)
  • 1980年5月8日 - エレンホト市・ソニド右旗がシリンゴル盟に編入。(1市9県5旗)
  • 1990年11月15日 - 豊鎮県が市制施行し、豊鎮市となる。(2市8県5旗)
  • 1995年11月21日 - ホリンゴル県・清水河県がフフホト市に編入。(2市6県5旗)
  • 1996年5月18日 (2市5県4旗)
    • 武川県がフフホト市に編入。
    • ダルハン・ムミンガン連合旗が包頭市に編入。
  • 2003年12月1日 - ウランチャブ盟が地級市のウランチャブ市に昇格。

ウランチャブ市

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  • 2003年12月1日 - ウランチャブ盟が地級市のウランチャブ市に昇格。(1区1市5県4旗)
    • 集寧市が区制施行し、集寧区となる。

人口

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総面積は5.5万km2、人口272.87万人、モンゴル族は6.34万人で人口の2.32%を占め、主にチャハル右翼後旗と四子王旗に分布する。漢族が260.53万人で総人口の95.47%を占め市の各旗、県に遍在する。その他の民族は回族満族ダウール族朝鮮族エヴェンキ族苗族チベット族土族ウイグル族など20を越える少数民族が合わせて6万人以上、総人口の2.21%を占める。

気候

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ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSk)に属する。

集寧区 (1971−2000)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 8.0
(46.4)
13.1
(55.6)
18.2
(64.8)
30.1
(86.2)
31.9
(89.4)
32.4
(90.3)
33.6
(92.5)
32.5
(90.5)
32.4
(90.3)
24.6
(76.3)
18.3
(64.9)
8.3
(46.9)
33.6
(92.5)
平均最高気温 °C°F −6.1
(21)
−2.4
(27.7)
4.0
(39.2)
13.1
(55.6)
20.0
(68)
24.0
(75.2)
25.4
(77.7)
23.7
(74.7)
18.8
(65.8)
12.1
(53.8)
2.7
(36.9)
−4.1
(24.6)
10.93
(51.68)
日平均気温 °C°F −13.0
(8.6)
−9.7
(14.5)
−2.8
(27)
5.9
(42.6)
13.2
(55.8)
17.7
(63.9)
19.5
(67.1)
17.6
(63.7)
12.1
(53.8)
5.0
(41)
−3.9
(25)
−10.6
(12.9)
4.25
(39.66)
平均最低気温 °C°F −18.5
(−1.3)
−15.6
(3.9)
−9.1
(15.6)
−1.1
(30)
5.7
(42.3)
10.7
(51.3)
13.6
(56.5)
11.9
(53.4)
5.8
(42.4)
−1.0
(30.2)
−9.1
(15.6)
−15.8
(3.6)
−1.88
(28.63)
最低気温記録 °C°F −32.4
(−26.3)
−30.6
(−23.1)
−24.3
(−11.7)
−14.5
(5.9)
−6.0
(21.2)
−0.1
(31.8)
6.9
(44.4)
0.0
(32)
−6.5
(20.3)
−14.5
(5.9)
−27.8
(−18)
−31.6
(−24.9)
−32.4
(−26.3)
降水量 mm (inch) 1.8
(0.071)
3.6
(0.142)
6.8
(0.268)
15.0
(0.591)
26.4
(1.039)
56.9
(2.24)
98.5
(3.878)
93.8
(3.693)
39.9
(1.571)
14.8
(0.583)
4.9
(0.193)
1.5
(0.059)
363.9
(14.328)
平均降水日数 (≥0.1 mm) 2.0 2.8 4.1 4.4 6.1 11.0 14.7 13.5 9.0 4.7 2.5 2.1 76.9
出典:Weather China

交通

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脚注

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外部リンク

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