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矢沢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
矢沢駅
やさわ
Yasawa
似内 (2.5 km)
(2.3 km) 小山田
地図西は矢沢駅(当駅)、東は新花巻駅
所在地 岩手県花巻市矢沢
北緯39度24分19.1秒 東経141度10分6.8秒 / 北緯39.405306度 東経141.168556度 / 39.405306; 141.168556座標: 北緯39度24分19.1秒 東経141度10分6.8秒 / 北緯39.405306度 東経141.168556度 / 39.405306; 141.168556
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 釜石線
キロ程 6.0 km(花巻起点)
電報略号 ヤサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1913年大正2年)10月25日[1]
廃止年月日 1985年昭和60年)3月14日[1]
備考
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矢沢駅(やさわえき)は、かつて岩手県花巻市矢沢にあった日本国有鉄道(国鉄)釜石線廃駅)である。

歴史

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花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により、その最初の開業区間の一部として1913年大正2年)10月25日に開業した。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった。1936年昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた。1943年(昭和18年)9月20日から1,067 mm軌間での運行が開始されている。

1982年開通の東北新幹線が当駅から約500m東寄りで釜石線と交差し、この地点に接続駅として新花巻駅を設置することになったため、代替として1985年(昭和60年)3月13日限りで廃止された。

なお、『国鉄監修 時刻表』1985年3月号(日本交通公社出版事業局=現:JTBパブリッシング)では、「釜石線矢沢駅を移転して新花巻駅に改称します」と実際の手続き(矢沢駅の廃止と新花巻駅の開設)とは異なる記述がされていた。

年表

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駅構造

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地上駅で、当初は2面2線の相対式ホームを持つ列車交換可能な有人駅であったが、末期は1面1線の単式ホームのみに縮小され、無人駅となっていた。

駅周辺

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周辺は矢沢集落となっている。

駅跡

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新花巻駅の釜石線ホーム西方のカーブ(新幹線ホームから。踏切の奥でまた曲がる)

駅のあった箇所は、交換施設棒線化した名残で現在も線路が不自然に緩く短いS字形にカーブをしている。花巻方へ見ると、線路がまず右にカーブして、その先また左(元の直線)に戻る。矢沢駅のホームがあったため、隣の道路も左に膨らんでいる。

隣の駅

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日本国有鉄道
釜石線
似内駅 - 矢沢駅 - 小山田駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、490-491頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ “日本国有鉄道公示第212号”. 官報 (16828). (1983年3月9日) 
  3. ^ “「通報」●大船渡線矢越駅ほか10駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年3月9日) 

参考文献

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関連項目

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