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小田切

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小田切
おたぎり
日章旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
自治体 長野市
旧自治体 小田切村
面積
18.42km²
総人口
770
住民基本台帳、2023年3月1日現在)
人口密度
41.8人/km²
隣接地区 安茂里地区芋井地区七二会地域戸隠地域篠ノ井地域
長野市役所小田切支所
長野市役所小田切支所
北緯36度38分40.1秒 東経138度7分8.5秒 / 北緯36.644472度 東経138.119028度 / 36.644472; 138.119028座標: 北緯36度38分40.1秒 東経138度7分8.5秒 / 北緯36.644472度 東経138.119028度 / 36.644472; 138.119028
所在地 〒380-0876
長野県長野市大字山田中2545
リンク 小田切支所公式ページ
小田切の位置(長野県内)
小田切
小田切
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小田切(おたぎり)は長野市中西部の地区。本項ではかつて概ね同地域に所在した上水内郡小田切村(おたぎりむら)についても述べる。

「小田切」の地名の由来は、1889年明治22年)の合併の際、戸数の多い塩生村が村名になる予定だったが、鎌倉時代から1598年慶長3年)まで小田切氏地頭として塩生・小鍋・山田中の3か村を治めていたことから、この3か村は小田切の里と呼ばれ、小田切神社もあることから小田切村とされた[1]

人口

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地域内の人口(長野市役所小田切支所管内)は407世帯 770人(令和5年3月1日時点)[2]

以下の1881年から1995年までは『長野市誌 第8巻』[3]に、2000年~は住民基本台帳の各年1月1日時点のデータ[2]に基づく。

1935年の3000人台をピークとして、徐々に減少を続けている。近年は特に減少の速度が高まっており、少子化のため1998年に小田切小学校は廃校になった[4]。過疎化・高齢化が進んでおり、対策が急務になっている[5]

1950年(昭和25年) 2,906人
1960年(昭和35年) 2,550人
1970年(昭和45年) 1,928人
1980年(昭和55年) 1,685人
1990年(平成2年) 1,718人
2000年(平成12年) 1,491人
2010年(平成22年) 1,219人
2020年(令和2年) 864人
長野市

地理

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善光寺平北西部に位置し、いわゆる西山地域と呼ばれ、標高998メートルの富士ノ塔を頂点に、東西5,9キロメートル、南北5,6キロメートルの範囲で、高低差500メートルの急峻な地形に大小の集落が点在している[1]

古くから開けた土地で、馬神・川後からは縄文時代の遺物が出土し、馬神や吉窪には古墳群がある[1]

山岳

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  • 富士ノ塔山

河川

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歴史

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おたぎりむら
小田切村
巡礼桜
廃止日 1954年4月1日
廃止理由 編入合併
長野市、古里村柳原村浅川村大豆島村朝陽村若槻村長沼村安茂里村小田切村芋井村長野市
現在の自治体 長野市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
上水内郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 2,906
国勢調査1950年
隣接自治体 上水内郡安茂里村、芋井村、七二会村柵村
更級郡共和村信里村
小田切村役場
所在地 長野県上水内郡小田切村
座標 北緯36度38分40.2秒 東経138度7分8.5秒 / 北緯36.644500度 東経138.119028度 / 36.644500; 138.119028 (小田切村)
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  • 1876年(明治9年)5月30日 - 水内郡山田中村・小鍋村が合併して繁木村、宮野尾村・吉窪村が合併して塩生村となる。
  • 1879年(明治12年)1月4日 - 郡区町村編制法の施行により、各村が上水内郡の所属となる。
  • 1883年(明治16年)9月17日 - 繁木村が分割して山田中村・小鍋村となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、上水内郡山田中村・塩生村・小鍋村の区域をもって小田切村が発足。
  • 1954年昭和29年)4月1日 - 小田切村が長野市に編入。同日小田切村廃止。大字山田中・塩生・小鍋となる。

産業

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農業については、穀類、煙草養蚕酪農が営まれてきたが、現在ではりんごの栽培が主なものになっている[1]

富士ノ塔山への登山や小田切八景などについて観光資源として活用が図れるよう、地区の住民自治協議会が取り組みを続けている。富士ノ塔山山頂には展望台や案内板が設置されており、南は川中島平から、浅間山菅平が望め、北は戸隠連峰飯縄山等の眺望を楽しむことができる[1]

大字・町丁

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  • 小鍋
  • 塩生甲
  • 塩生乙
  • 山田中

交通

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脚注

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  1. ^ a b c d e 『ながの市完全読本』NAGANO検定実行委員会、2018年、184頁。 
  2. ^ a b 長野市. “長野市町別人口及び世帯数”. 長野市. 2023年3月24日閲覧。
  3. ^ 『長野市誌』 8巻、東京法令出版、1997年10月16日、714頁。 
  4. ^ 長野市青少年錬成センター別館(長野県)”. 【ロケ地 検索】全国ロケーションデータベース. 2023年3月24日閲覧。
  5. ^ 小田切地区住民自治協議会だより第3号”. 長野市. 2023年3月24日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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