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大麻駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大麻駅
北口駅舎(2018年9月)
おおあさ
Ōasa
A05 森林公園 (2.3 km)
(3.4 km) 野幌 A07
地図
所在地 北海道江別市大麻中町
北緯43度4分20.97秒 東経141度29分50.13秒 / 北緯43.0724917度 東経141.4972583度 / 43.0724917; 141.4972583座標: 北緯43度4分20.97秒 東経141度29分50.13秒 / 北緯43.0724917度 東経141.4972583度 / 43.0724917; 141.4972583
駅番号 A06
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 300.8 km(函館起点)
電報略号 オア
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]5,384人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1966年昭和41年)12月15日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口
話せる券売機設置駅[2]
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南口駅舎(2018年9月)

大麻駅(おおあさえき)は、北海道江別市大麻中町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線駅番号A06電報略号オア事務管理コードは▲130142[3]

歴史

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1976年の大麻駅と周囲500 m範囲。左が札幌方面。周囲は札幌及び江別通勤圏となる新興住宅街である。相対式ホーム2面2線。ホームを結ぶ連絡橋に隣接して駅裏からの跨線人道橋(自由連絡通路)が設置されている。東側の大麻地下道および大麻インターチェンジは1967年(昭和42年)に完成しており、鉄道林を横断する形の踏切跡もまだ残っている(2015年現在でも鉄道林の途切れた箇所が残っている)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
  • 1962年(昭和37年)3月:大麻駅設置促進期成会が陳情書「大麻簡易駅設置について」を江別市議会に提出。大麻・元野幌・新野幌の住民1千人と酪農学園生1500人の利用や大麻周辺の大規模住宅地開発を見込んだ新駅設置を求める[4]
  • 1963年(昭和38年)3月:大麻への本駅設置方針を江別市議会で採択[4]
  • 1964年(昭和39年)3月:町村金五北海道知事が札幌鉄道管理局に陳情書「函館本線厚別-野幌駅間���新駅(旅客駅)設置について」を提出、以降道と江別市が新駅誘致運動を積極的に展開[4]
  • 1965年(昭和40年)9月:札幌鉄道管理局が「駅設置工事概算額4200万円で道が負担する」「駅前広場は道において造成する」「線路南側に対しては人道橋で連絡し裏口駅設置等の要請は行わない」との建設条件を示し、道が受け入れる[4]
  • 1966年昭和41年)
    • 4月 - 札幌鉄道管理局が新駅構想の骨子を決定。厚別駅から4.3km・野幌駅から3.4kmの位置に鉄骨平屋建て駅舎とホーム上下2面180mを建設し1966年12月完成予定とした[4]
    • 7月 - 駅施設着工[4]
    • 12月15日:日本国有鉄道の駅として厚別—野幌間に新設[4]。旅客のみ取扱い。
  • 1968年(昭和43年)8月28日:函館本線小樽—滝川間電化[5]
  • 1987年(昭和62年)
    • 2月5日:南口開業[5][6]。レストラン「パル・アーク」(後の「自由人舎 時館」)併設[6](『鉄道建築協会賞』(推薦)受賞[7])。
    • 4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
    • 時期不詳:大麻駅北口改装。自動販売機移設および正面玄関整備、喫茶「れんが」閉店し跡地にトイレを移設。
  • 1989年平成元年)7月26日:ベーカリーリトルマーメイド」開店[8]
  • 1998年(平成10年)
  • 1999年(平成11年)
    • 3月15日:コンビニとパン屋が一体となった店舗が開業[10]
    • 時期不詳 - 大麻駅北口改装。「リトルマーメイド」跡地にサンクス開店。
  • 2001年(平成13年)12月:バリアフリー化工事完成[5]
  • 2003年(平成15年)4月1日:北海道ジェイ・アール・サービスネットによる業務委託駅となる[11]
  • 2005年(平成17年)11月21日:駅ナカBANK(北洋銀行ATM)設置[12]
  • 2007年(平成19年)4月15日:北海道キヨスクによる新業態1号店「コンビニキヨスク大麻店」開店[13]
  • 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始。
  • 2009年(平成21年)10月:大麻駅南口改修工事完成(待合スペースの拡張、外装のリニューアル工事など)[報道 1]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月:「自由人舎 時館」跡地に、複合型賃貸マンション(グランセリオ大麻)完成[報道 1]
    • 11月1日:コンビニキヨスク大麻店(札幌弘栄堂書店)をセブン-イレブン北海道ST大麻店に業務転換[報道 2]
  • 2016年(平成28年)8月:セブン-イレブン北海道ST大麻店閉店。
  • 2017年(平成29年)3月18日:6月30日までの間、駅舎の耐震化工事を実施[14]
  • 2022年令和4年)度:話せる券売機を設置[報道 3]

駅名の由来

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駅構造

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北海道ジェイ・アール・サービスネットによる業務委託駅。2面2線の相対式ホームがあり、ホーム間は跨線橋(野幌方面にはエスカレーター設置)によって接続している。みどりの窓口自動券売機話せる券売機[2]自動改札機設置。駅南北間を結ぶ自由連絡通路を併設している。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 札幌小樽方面
2 下り 江別岩見沢方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

利用状況

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「江別市統計書」によると、年度別乗車人員は以下の通り。

年度 乗車人員(千人) 乗車人員
一日平均
出典
定期外 定期
2002年(平成14年) 1,026 1,828 7,819 [* 2]
2003年(平成15年) 1,051 1,921 8,120
2004年(平成16年) 1,065 1,879 8,066
2005年(平成17年) 1,065 1,968 8,310
2006年(平成18年) 1,056 1,957 8,255 [* 2][* 3]
2007年(平成19年) 1,036 1,946 8,148 [* 3]
2008年(平成20年) 978 1,898 7,879
2009年(平成21年) 925 1,871 7,660
2010年(平成22年) 896 1,874 7,589
2011年(平成23年) 912 1,882 7,634 [* 4]
2012年(平成24年) 891 1,889 7,616
2013年(平成25年) 896 1,862 7,556
2014年(平成26年) 873 1,824 7,389
2015年(平成27年) 884 1,749 7,194
2016年(平成28年) 879 1,761 7,233 [* 5]
2017年(平成29年) 868 1,729 7,115
2018年(平成30年) 2,592 7,101 [* 6]
2019年(令和元年) 2,602 7,109 [* 7]
2020年(令和02年) 1,671 4,578 [* 1]
2021年(令和03年) 1,694 4,641
2022年(令和04年) 1,965 5,384

駅周辺

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北口は「新住宅市街地開発事業」によって開発した「大麻団地」がある住宅地であり、駅前に公共施設商業施設が集積している。南口は駅前を国道12号が通っているほか、北海道ジェイ・アール都市開発によるマンション「グランセリオ大麻」が隣接している[15]。また、南口周辺は文教地区になっており、北翔大学北翔大学短期大学部札幌学院大学酪農学園大学酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校北海道立埋蔵文化財センター北海道立総合研究機構産業技術研究本部食品加工研究センター、北海道立教育研究所北海道立図書館などへの最寄口になっている。

バス停留所

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
森林公園駅 (A05) - 大麻駅 (A06) - 野幌駅 (A07)

脚注

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出典

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  1. ^ 大麻駅開業”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1966年12月16日). 2015年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月14日閲覧。
  2. ^ a b 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2023年2月24日閲覧。
  3. ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、184頁。doi:10.11501/12065988ISBN 4-533-00503-9https://dl.ndl.go.jp/pid/12065988 
  4. ^ a b c d e f g 国鉄・大麻駅の開設 - えべつ昭和史(1995年 江別市)271-273頁
  5. ^ a b c 第17章 年表” (PDF). 江別市統計書 2017年版. 江別市 (2017年). 2017年5月10日閲覧。
  6. ^ a b “おしゃれレストラン開店”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1987年2月10日) 
  7. ^ 1956-2004年度作品一覧”. 鉄道建築協会. 2017年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月14日閲覧。
  8. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、168頁。ISBN 4-88283-111-2 
  9. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1 
  10. ^ キヨスク閉店相次ぐ*JR、地下鉄駅の顔*コンビニ進出 不況が直撃”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年3月15日). 2017年5月14日閲覧。[リンク切れ]
  11. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、184頁。ISBN 4-88283-124-4 
  12. ^ 駅構内ATM4カ所に開設*北洋銀”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2005年11月22日). 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月14日閲覧。
  13. ^ 駅で読める*ミニ書店+コンビニ*北海道キヨスクが新業態”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年4月15日). 2016年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月14日閲覧。
  14. ^ 平成28年度 | クレアル工業株式会社”. kurearu.com. 2020年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月24日閲覧。
  15. ^ グランセリオ大麻”. 北海道ジェイ・アール都市開発. 2017年5月14日閲覧。
江別市統計書
  1. ^ a b 2024年版 江別市統計書” (PDF). 江別市. p. 74 (2024年). 2024年6月20日閲覧。
  2. ^ a b 第8章 運輸・通信” (PDF). 2008年版 江別市統計書目次. 江別市. p. 70 (2008年). 2017年12月17日閲覧。
  3. ^ a b 第8章 運輸・通信” (PDF). 2012年版 江別市統計書目次. 江別市. p. 70 (2012年). 2017年12月17日閲覧。
  4. ^ 第8章 運輸・通信” (PDF). 2017年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2017年). 2017年12月17日閲覧。
  5. ^ 第8章 運輸・通信” (PDF). 2019年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2019年). 2019年4月22日閲覧。
  6. ^ 第8章 運輸・通信” (PDF). 2020年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2020年). 2020年4月18日閲覧。
  7. ^ 第8章 運輸・通信” (PDF). 2021年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2021年). 2021年4月28日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ a b 大麻駅南口の整備について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道・北海道ジェイ・アール都市開発、2009年6月3日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090603-1.pdf2017年5月14日閲覧 
  2. ^ 北海道キヨスクとセブン-イレブン・ジャパン セブン-イレブンの展開で業務提携 〜11/1(月)札幌エリア主要駅の6店舗をセブン-イレブンに転換〜』(PDF)(プレスリリース)北海道キヨスクセブン-イレブン・ジャパン、2010年10月26日http://www.hkiosk.co.jp/pdf/2010_1026.pdf2017年5月15日閲覧 
  3. ^ JR北海道グループ 2021年度決算』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年4月28日、12頁。オリジナルの2022年4月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220428073356/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220428_KO_2021.pdf2022年4月30日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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