北鉄白山バス
本社を置く北陸鉄道金沢営業所南部支所 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒920-2141 石川県白山市安養寺町二30番地[1] |
設立 |
2012年(平成24年)10月1日 (加賀白山バス株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 7220001018541 |
事業内容 | 乗合バス・貸切バスの運行 |
代表者 | 代表取締役社長 谷口 透[2] |
資本金 | 9000万円(2021年7月1日時点)[1] |
純利益 | 757万3000円(2020年03月31日時点)[3] |
総資産 | 1億8689万4000円(2020年03月31日時点)[3] |
従業員数 | 67人(2021年7月1日時点)[1] |
主要株主 | 北鉄金沢バス(100%) |
特記事項:2021年(令和3年)7月1日に北陸交通を吸収合併し[4][5]、社名を北鉄白山バスに変更[1][6]。 |
北鉄白山バス株式会社(ほくてつはくさんバス)は、石川県白山市に本社を置くバス事業者。北陸鉄道のバスグループの1社である。白山市と能美市を主な営業エリアとし[7]、路線バスおよび貸切バスを運営している。
概要
[ソースを編集]1995年(平成7年)に、北陸鉄道の鶴来営業所を分離して、加賀白山バス株式会社(かがはくさんバス)として発足した[7]。後述する会社合併の時点で白山市のほかに野々市市に野々市営業所を置いていた。
2012年(平成24年)10月1日に、事業者再編に伴い北鉄金沢中央バス・ほくてつバスと合併して北鉄金沢バスとなり初代法人が消滅[7]、同時に同社の100%子会社として2代目法人が設立された。なお、野々市営業所は北鉄金沢バス設立時に同社の所属へ変更された[7]が2022年3月をもって廃止され、同営業所管内の路線の半数は当社に移管された[8]。
2021年(令和3年)7月1日に観光バス専業の北陸交通を吸収合併し[4][5]、現社名に変更した[1][6]。
事業所
[ソースを編集]現在
[ソースを編集]- 本社
過去
[ソースを編集]- 本社
- 石川県白山市鶴来本町4丁目二50番地3
- 野々市営業所
- 石川県野々市市横宮11-2
- 2001年3月、北陸鉄道本体からの大量路線移管に伴い、旧・北陸鉄道野々市営業所跡地の車庫・建物を活用して発足。2012年10月に北鉄金沢バス野々市営業所となり、2022年3月末に廃止された。
現行路線
[ソースを編集]辰口線
[ソースを編集]- 33:金沢駅 - 香林坊 - 有松 - 四十万 - (加賀産業道路) - 辰口温泉 - 緑が丘十丁目/いしかわ動物園 - 辰口和光台
- 33:辰巳丘高校←錦町←猿丸神社前←有松←四十万←(加賀産業道路)←辰口温泉←緑が丘十丁目
- フリー乗降区間は岩内東 - 緑が丘十丁目である[11]。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。
- 2023年4月1日:快速便(北陸鉄道運行)および北陸先端科学技術大学院大学経由の系統を廃止[13]。
金沢寺井線
[ソースを編集]- 42:金沢駅 - 香林坊 - 有松 - 伏見橋 - 野々市中央 - 太平寺 - 松任 - 成 - 寺井中央
- 2020年4月1日:松任ゆきが1本設定されているが、路線番号は40番となっていた。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。松任どまりの便は後述の48番に振り替える形で消滅した。
錦町野々市線
[ソースを編集]- 43:北陸大学薬学部/辰巳丘高校/金沢大学附属病院 - 香林坊 - (野町駅) - 有松 - 押野 - 野々市市役所
- 1999年3月14日改正で43小立野線(大学病院前 - 野々市車庫・富光寺住宅)と15野町小立野線(野町駅 - 東部車庫・辰巳丘高校)を連結してできた路線である。
- 2012年10月1日:加賀白山バスから北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
- 2018年4月1日:野々市方向のみ広坂経由から丸の内経由に変更。
- 2021年4月1日:富光寺系統が全廃(快速を含む)。廃止された区間のうち、野々市スポーツランド前・中林は2022年4月1日改正で復活する。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。野々市車庫発着から野々市市役所へ延長[12]。
- 2023年4月1日:路線番号が15番の系統も43番に変更して統一。
野々市線
[ソースを編集]- 44:金沢駅 - 香林坊 - 泉新町 - 押野 - 野々市市役所 - 新庄六丁目 - 南部車庫
- 48:金沢駅 - 香林坊 - 泉新町 - 野々市中央 - 太平寺 - 松任 - 松任駅北口
- 金大附属学校自衛隊前←二水高校前←押野←押野三丁目(旧野々市車庫)←押越←野々市駅(平日のみ運行)
- 金大附属学校自衛隊前 - 二水高校前 - 円光寺 - 金沢工業大学 - 野々市図書館前 - 太平寺 - 野々市駅(12月から2月までの平日のみ運行、2022年度以降休止で、2024年12月に廃止予定)
八日市線
[ソースを編集]- 45:金沢駅 - 香林坊 - 伏見橋 - 八日市住宅 - 野々市駅
松任中奥線
[ソースを編集]- 47:香林坊 - 本多町 - 平和町 - 金沢工業大学 - 明倫高校前 - 長竹 - 松任 - 千代野ニュータウン(平日のみ運行)
- 長らく無番の路線だったが、2021年4月1日改正から47番を名乗るようになった。
- 2022年4月1日:北鉄金沢バス野々市営業所廃止に伴い当社へ移管[12]。
- 2022年7月16日:いままでスルーしていた「矢作三丁目」停留所への停車を開始。
野々市金大線
[ソースを編集]市立病院線
[ソースを編集]- 金沢大学/辰巳丘高校←平和町←四十万(平日のみ運行)
河原山線
[ソースを編集]中宮線
[ソースを編集]元々の中宮線は、「鶴来駅 - 白山下 - 瀬女 - 白山一里野 - 中宮温泉」であったが廃止された。鶴来駅 - 瀬女までの区間は河原山線が引き続き運行し、瀬女 - 中宮温泉間は「めぐーる」が引き継いでいる。
鳥越線
[ソースを編集]白峰線
[ソースを編集]- 金沢駅 - 香林坊 - 上有松 - 横川三丁目 - 野々市中央 - 鶴来駅 - 口直海 - 黄門橋 - 瀬女 - 白峰車庫 - 白山体験村
- フリー乗降区間は中島 - 白山体験村である[11]。
白山線
[ソースを編集]- イオンモール白山 - 松任駅前 - 白山市役所前 - 松任中央病院 - 上森島 - 鶴来駅 - 口直海 - 黄門橋 - 瀬女 - 白峰車庫 - 白山体験村
- フリー乗降区間は本鶴来 - 翠星高校前、中島 - 白山体験村である[11]。
- 2021年7月15日の改正でイオンモール白山まで延伸した。
鶴来線
[ソースを編集]三反田線
[ソースを編集]- 松任駅前 - 山島台中央 - 三反田 - 中島東 - 山の庄
- フリー乗降区間は開発 - 山の庄である[11]。
川北線
[ソースを編集]佐野線
[ソースを編集]運行受託路線
[ソースを編集]廃止路線
[ソースを編集]グループ他社に移管し、当社としては廃止になった路線を含む。
黒田線
[ソースを編集]- 57:武蔵ヶ辻 - 香林坊 - 富本町 - 若宮町 - 西金4丁目 -新金沢郵便局
- 57・64:工業試験場 - 県庁前 - 金沢駅西口 - 若宮町 - 西金4丁目 / 新神田 - 保古町 - 上荒屋西
- 2012年10月1日:加賀白山バス��ら北鉄金沢バス野々市営業所に移管。
鳴和・増泉線
[ソースを編集]元町有松線
[ソースを編集]能美線
[ソースを編集]- 寺井駅 - 倉重 - 鶴来駅
1980年に廃止した能美線の廃止代替バス[16]。2007年12月31日廃止。廃止後は「のみバス」と北陸先端科学技術大学院大学シャトルバスがそれぞれ代替輸送を行っている。
松任石川中央病院線
[ソースを編集]現在は「めぐーる」の路線に組み込まれている。
野々市南部車庫線
[ソースを編集]- 野々市中央 → 明倫高校 → 南部車庫(野々市南部車庫線)
- 南部車庫 → 粟田 → 野々市中央(野々市南部車庫B線)
上記2路線は、2010年3月末で廃止。
小松空港B線
[ソースを編集]- 特急:野々市車庫 - 野々市町中央公民館前 - 工業大学前 - 高尾南3丁目 - 金沢国際ホテル - 金沢村田前 - 安養寺北 - 南部車庫 - 加賀産山島台ニュータウン - 北陸先端科学技術大学院大学 - 加賀産辰口温泉 - 小松駅前 - 小松空港
車両
[ソースを編集]三菱ふそう・日野自動車・UDトラックスの3メーカーを保有している[7]。2004年以降ノンステップバスを中心に新車を積極的に導入している。日野・HRや三菱ふそう・MKといった中型10.5m車のほかフルサイズ大型車の導入もあったが、これらは北鉄金沢バスへ移籍し現在は中型車を中心に保有している[7]。
また、新車と並行して北鉄本社のほか名鉄バス・大阪シティバス(旧大阪市営バス)・川崎市営バスなどからの移籍車も導入されている。
脚注
[ソースを編集]- ^ a b c d e f 『北鉄グループ バス事業再編に伴う新会社の概要について』(PDF)(プレスリリース)北陸鉄道、2021年6月17日 。2021年6月18日閲覧。
- ^ “運輸安全マネジメント”. 北陸鉄道株式会社. 2024年8月6日閲覧。
- ^ a b 加賀白山バス株式会社 第8期決算公告
- ^ a b 「加賀地区のバス会社再編 7月、4社を2社に」『北國新聞』朝刊2021年2月27日、5面。
- ^ a b “北陸鉄道、貸し切りバス事業子会社を再編”. 日本経済新聞. (2021年3月2日) 2021年4月29日閲覧。
- ^ a b “北陸鉄道、バス事業を再編 旅行・貸し切りバスは集約”. 日本経済新聞. (2021年6月17日) 2021年6月18日閲覧。
- ^ a b c d e f バスマガジン 2015, p. 32.
- ^ 『北鉄金沢バス野々市営業所の廃止について』(プレスリリース)北陸鉄道、2022年2月16日 。2022年2月21日閲覧。
- ^ a b “加賀白山バス本社・営業所移転について(4/1~)”. 北陸鉄道 (2018年3月22日). 2020年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
- ^ 北陸鉄道グループのダイヤ改正について(4/1) - 北陸鉄道株式会社
- ^ a b c d e f g h i j “フリーバスについて”. 北陸鉄道. 2023年11月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『北陸鉄道グループのダイヤ改正について(4/1)』(プレスリリース)北陸鉄道、2022年3月15日 。2022年3月31日閲覧。
- ^ a b c “北陸鉄道グループのダイヤ改正について(4/1)”. 北陸鉄道 (2023年3月17日). 2023年3月28日閲覧。
- ^ “冬季臨時便の休止について(野々市駅~金大附属学校自衛隊前)”. 北陸鉄道 (2023年11月2日). 2023年11月3日閲覧。
- ^ “一般乗合旅客自動車運送事業の路線一部廃止届出に関する公示について”. 北陸信越運輸局 (2024年7月2日). 2024年11月15日閲覧。
- ^ a b 土屋武之・村上悠太「新幹線を迎える石川県に根付く 北陸鉄道の今昔物語」『鉄道ジャーナル』568号、鉄道ジャーナル社、2014年2月、64頁。
- ^ “地域の足のみバス乗ろう 名勝デザイン車両3台更新”. 中日新聞Web. (2021年3月17日). オリジナルの2021年3月16日時点におけるアーカイブ。 2021年4月29日閲覧。
参考文献
[ソースを編集]- 『バスマガジン vol.71』講談社・講談社ビーシー、2015年5月27日。ISBN 978-4-06-366728-8。
関連項目
[ソースを編集]外部リンク
[ソースを編集]- 北陸鉄道グループ会社一覧 - 北陸鉄道