久米島
久米島 | |
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久米島。右側がはての浜。 | |
所在地 | 日本(沖縄県島尻郡久米島町) |
所在海域 | 東シナ海 |
所属諸島 | 沖縄諸島 |
座標 | 北緯26度21分16秒 東経126度46分15秒 / 北緯26.35444度 東経126.77083度座標: 北緯26度21分16秒 東経126度46分15秒 / 北緯26.35444度 東経126.77083度 |
面積 | 59.53 km² |
海岸線長 | 53.31 km |
最高標高 | 310.4 m |
最高峰 | 宇江城岳 |
プロジェクト 地形 |
久米島(くめじま)は、沖縄本島から西に約100 km、沖縄諸島に属する島で、最も西に位置する島である。人口は7000人程度で、行政上は島全域が久米島町に含まれる。面積は59.53 km2[1]で、沖縄県内では、沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目に大きな島である。スクーバダイビング地として有名で、3つのリゾートホテルが存在する。長く広がるイーフビーチ周辺には民宿なども多く点在する。また、東北楽天ゴールデンイーグルスが発足年度からこの地にキャンプを構えたことで、プロ野球ファンにも広く知られるようにもなった。
地勢・自然
[編集]火成岩からなる島で全体に山がちではあるが、東海上には「ハテの浜」と呼ばれる全長5 km以上ものサンゴ洲島 (coral sand cay) が連なっている。
水が豊富で、古くから沖縄県では米所として知られた。生物は沖縄本島と共通する部分が多いが、固有種も生育・生息する。
固有種
[編集]例えばクメジマボタルは幼虫が水生の蛍としてゲンジボタルやヘイケボタルと共に例外的に分布し、現在は保護のために「久米島ホタル館」が中心となって活動をしている。他にも日本国内で唯一の淡水性の蛇であるキクザトサワヘビなどが分布する。また、久米島のハブは独特の斑紋の個体があり、胴体の上部にしか模様がない。クメジマハブと呼ばれることがある。
久米島の名を持つ生物に、以下のようなものがある。
- クメトカゲモドキ(Goniurosaurus kuroiwae yamashinae)
- クメジマボタル(Luciola owadai)
- クメジマミナミボタル(Drilaster kumejimensis)
- クメコシビロザトウムシ(Parabeloniscus shimojanai)
- クメジマミナミサワガニ(Candidiopotamon kumejimense)
- クメジマドウクツガザミ(Atoportunus dolichopus)
- クメジママイマイ(Satsuma mercatoria kumejimaensis)
- クメザンショウ
- クメジマハイ(Sinomicrurus japonicus takarai)
ラムサール条約登録湿地
[編集]2008年(平成20年)10月30日、絶滅危惧種であるキクザ���サワヘビの生息地である宇江城岳(久米島の最高峰で、標高は310.4m)の渓流及び湿地255haが、「久米島の渓流・湿地」としてラムサール条約に登録された[2][3][4]。また同地域は1998年6月15日に、種の保存法に基づく「宇江城岳喜久里沢蛇生息地保護区」の管理区域に指定されている(全体で600ha)。
一帯にはボチョウジ、オキナワジイ、リュウキュウマツなどの植物が生えており、アマミヤマシギ、キクザトサワヘビ、リュウキュウヤマガメ、クメトカゲモドキなどの動物が生息している。河川の水は地場産業の酒造業にも用いられる一方、取水による河川の水量の減少、外来種のウシガエルの侵入および豪雨、洪水などの災害が生態系に大きな脅威をもたらした[4]。
気候
[編集]久米島 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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古くから稀に降雪が伝えられてきたが、1977年2月17日に雪(みぞれ)を観測した。県内ではこれ以来約39年間1度も雪は観測されていなかったが、2016年1月24日、沖縄県としては2度目となる雪を沖縄本島と共に観測した。また、本土復帰前の1963年1月20日には、沖縄県内の観測史上最低気温となる2.9°Cを記録した[5]。
久米島特別地域気象観測所(久米島町字謝名堂、標高5m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 27.4 (81.3) |
27.0 (80.6) |
28.7 (83.7) |
30.2 (86.4) |
32.1 (89.8) |
33.7 (92.7) |
34.9 (94.8) |
35.3 (95.5) |
34.5 (94.1) |
32.4 (90.3) |
30.2 (86.4) |
29.4 (84.9) |
35.3 (95.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 19.5 (67.1) |
20.0 (68) |
21.8 (71.2) |
24.3 (75.7) |
27.0 (80.6) |
29.9 (85.8) |
32.0 (89.6) |
31.8 (89.2) |
30.5 (86.9) |
27.9 (82.2) |
24.9 (76.8) |
21.4 (70.5) |
25.9 (78.6) |
日平均気温 °C (°F) | 17.0 (62.6) |
17.3 (63.1) |
19.0 (66.2) |
21.5 (70.7) |
24.2 (75.6) |
27.2 (81) |
29.0 (84.2) |
28.9 (84) |
27.7 (81.9) |
25.3 (77.5) |
22.4 (72.3) |
19.0 (66.2) |
23.2 (73.8) |
平均最低気温 °C (°F) | 14.6 (58.3) |
14.8 (58.6) |
16.3 (61.3) |
19.0 (66.2) |
21.8 (71.2) |
25.1 (77.2) |
26.7 (80.1) |
26.5 (79.7) |
25.3 (77.5) |
23.2 (73.8) |
20.3 (68.5) |
16.6 (61.9) |
20.8 (69.4) |
最低気温記録 °C (°F) | 2.9 (37.2) |
4.0 (39.2) |
3.2 (37.8) |
6.8 (44.2) |
12.9 (55.2) |
16.4 (61.5) |
20.4 (68.7) |
19.8 (67.6) |
15.5 (59.9) |
11.6 (52.9) |
9.0 (48.2) |
5.4 (41.7) |
2.9 (37.2) |
降水量 mm (inch) | 138.3 (5.445) |
141.2 (5.559) |
195.5 (7.697) |
196.8 (7.748) |
260.3 (10.248) |
307.4 (12.102) |
154.4 (6.079) |
197.7 (7.783) |
235.6 (9.276) |
152.7 (6.012) |
129.6 (5.102) |
134.0 (5.276) |
2,243.5 (88.327) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 14.3 | 13.3 | 14.6 | 13.3 | 13.8 | 12.6 | 9.1 | 10.9 | 12.3 | 10.3 | 10.5 | 12.5 | 147.5 |
% 湿度 | 68 | 70 | 73 | 76 | 80 | 84 | 80 | 80 | 78 | 73 | 70 | 68 | 75 |
平均月間日照時間 | 75.2 | 80.1 | 107.6 | 118.4 | 136.2 | 158.9 | 250.3 | 231.9 | 198.6 | 162.3 | 108.3 | 89.9 | 1,717.8 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1958年-現在)[6][7] |
北原 (標高7m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 26.3 (79.3) |
26.4 (79.5) |
27.2 (81) |
29.7 (85.5) |
32.1 (89.8) |
33.7 (92.7) |
34.7 (94.5) |
35.3 (95.5) |
34.6 (94.3) |
32.7 (90.9) |
30.4 (86.7) |
28.2 (82.8) |
35.3 (95.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 19.5 (67.1) |
20.4 (68.7) |
21.7 (71.1) |
24.1 (75.4) |
27.0 (80.6) |
29.7 (85.5) |
32.0 (89.6) |
31.9 (89.4) |
30.9 (87.6) |
28.2 (82.8) |
25.3 (77.5) |
21.4 (70.5) |
26.0 (78.8) |
日平均気温 °C (°F) | 17.1 (62.8) |
17.8 (64) |
18.9 (66) |
21.3 (70.3) |
24.3 (75.7) |
27.2 (81) |
29.2 (84.6) |
29.1 (84.4) |
28.0 (82.4) |
25.5 (77.9) |
22.7 (72.9) |
19.0 (66.2) |
23.3 (73.9) |
平均最低気温 °C (°F) | 14.8 (58.6) |
15.3 (59.5) |
16.3 (61.3) |
18.8 (65.8) |
22.0 (71.6) |
25.2 (77.4) |
27.1 (80.8) |
26.9 (80.4) |
25.8 (78.4) |
23.5 (74.3) |
20.6 (69.1) |
16.7 (62.1) |
21.1 (70) |
最低気温記録 °C (°F) | 5.1 (41.2) |
8.6 (47.5) |
8.4 (47.1) |
12.7 (54.9) |
15.0 (59) |
18.8 (65.8) |
21.8 (71.2) |
23.5 (74.3) |
20.2 (68.4) |
17.7 (63.9) |
13.4 (56.1) |
8.5 (47.3) |
5.1 (41.2) |
降水量 mm (inch) | 108.9 (4.287) |
111.6 (4.394) |
163.9 (6.453) |
174.8 (6.882) |
246.1 (9.689) |
319.1 (12.563) |
170.7 (6.72) |
208.2 (8.197) |
203.9 (8.028) |
147.0 (5.787) |
120.4 (4.74) |
106.8 (4.205) |
2,055.6 (80.929) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 12.2 | 11.7 | 11.9 | 11.3 | 12.2 | 11.9 | 7.3 | 11.9 | 10.9 | 8.2 | 9.5 | 10.0 | 128.7 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:2003年-2020年、極値:2003年-現在)[8][9] |
交通
[編集]道路
[編集]船便
[編集]- 久米島兼城港~那覇市泊港間を約4時間で運航。
- 久米商船が毎日午前と午後の2便、島内の兼城港と那覇港(泊ふ頭)との間を運航しており、うち午前便は渡名喜島を経由する(3月~11月の週末は兼城港発のみ午後便も渡名喜島を経由)。
- なおゴールデンウィークと8月を除く月曜日と一方の船がドック入りの期間中は午前のみの運航。
- 12月~4月にかけては、島トンバラ岩近海で運航中にクジラを目にすることもある。
- かつては4月~10月の季節運航で高速船も運航(久米島真泊港~那覇市泊港を約2時間で運航)していたが2004年で廃止され、2005年から既存の大型フェリーの運航を現在の1日2便に増便した。
航空便
[編集]- 久米島空港~那覇空港間を約30分で運航。
- 日本トランスオーシャン航空 (JTA) の737-800と琉球エアーコミューター (RAC) のDHC-8-Q400CCが久米島空港と那覇空港との間を1日数便運航している(需要時期によって使用機材と便数に変動あり)。
- 沖縄(那覇)-久米島はフライト時間が非常に短く、時間効率の高い往復フライトが可能な路線であることから、JAL国内線マイル修行僧の中では有名な路線となっている。
- 毎年7月半ば~8月の夏季限定で、日本航空(JAL)[10]が東京の羽田空港へ1便運航している(久米島空港発は那覇空港経由。2006年までは6月~9月の運航で久米島空港発���経由地なしだった)。
- 1997年に久米島空港がジェット化する前はYS-11が長年にわたって運航していた。
- 2015年からはフジドリームエアラインズ(FDA)による季節限定プログラムチャーター便を毎年運航している。
名所・旧跡・観光スポット・施設
[編集]史跡・文化財
[編集]国指定
[編集]- 宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)
- 伊敷索(ちなは)按司(あじ)の長男である久米仲城(くめなかぐすく)按司が築いたとされている。城跡の築城年代は記録がなく不明。
- 沖縄県内の城(グスク)のうち最高所に位置する山城であり、久米島のほぼ全体を眺望できる。
- 具志川城跡
- 上江洲家
- 旧仲里間切蔵元跡石牆
- 琉球王府時代の地方行政機関である久米島真謝(まじゃ)集落の蔵元跡に残る石垣。
- 門の部分は石を四角に切った布積み、他の部分は自然の石の形を生かしたあいかた積みになっており、1700年代半ばに完成したといわれている。
- 久米島町立美崎小学校が隣接している。石垣で囲まれた内側は現在は広場となっており、ご年配の方のゲートボール場としても使用されている。
県指定
[編集]- 伊敷索城跡(ちなはぐすくあと)
- 久米島白瀬川の河口にある城跡。城は白瀬川に沿った断崖を利用しながら野面積みの石垣をもって築かれている。城内からは14、5世紀の貿易陶磁器が出土し、伝承では琉球王朝時代に久米島全域を治めていた伊敷索一族の城だとされる。
- 伊敷索一族は、1510年(1506年とする説もある)の尚真王による久米島征伐のときに滅ぼされた。
- 登武那覇城跡(とぅんなはぐすくあと)
- 仲里間切蔵元跡
- 大原貝塚
- 天后宮(てんこうぐう)
- ウティダ石(太陽石)
- ヤジヤーガマ
町指定
[編集]名勝
[編集]- イーフビーチ
- 島の東部にある砂浜。長さ約2kmにおよぶ白い砂浜で、「日本の渚百選」にも選ばれた。近くにはリゾートホテル・民宿・飲食店・コンビニエンスストアなどがある。
- アーラ浜
- シンリ浜
- ミーフガー(女岩)
- 大きな割れ目のある岩。女性が拝むと子宝に恵まれるとの言い伝えがある。
- 岩の割れ目が女性器を想起させることから、女岩と云われている。
- ガラサー山(男岩)
- 兼城港から程近い場所にあるヒョウタン形の小島。正式名は精川島(せいがわじま)。ガラサーとは沖縄の方言でカラスのことであり、カラスが集まる山であることからガラサー山と呼ばれている。
- こけしのような岩が突き出ており、男性器を想起させることから、男岩と云われている。
- ミーフガー(女岩)と対をなす岩であり、合せて拝むことで夫婦円満になると言われている。
- ひょうたん型をしていることからひょっこりひょうたん島のように見えると言われている。
- タチジャミ
- 熱帯魚の家
- 比屋定バンタ
- 阿嘉のひげ水
- 鳥の口
- ヒデンチガマ(洞窟潜水)
- おばけ坂
- 島西部にある短い坂。下り坂だが途中から上り坂に見えるため、物を転がすと上り坂を上っていくように見える。
天然記念物
[編集]国指定
[編集]- 五枝の松(ごえだのまつ)
- 畳石(たたみいし)
県指定
[編集]- 宇根の大ソテツ
- 宇根集落の喜久村家の庭にある樹齢250年以上といわれる2株の大ソテツ。
- 真謝の美ら福木
その他施設
[編集]- 久米島自然文化センター
- 奥武島キャンプ場
- 日帰りでの利用が可能で、アウトドア用品のレンタルも可能。通年アウトドアやキャンプを楽しめる。
- バーデハウス久米島
- 久米島の久米仙
- 泡盛酒造メーカー。島北部に醸造所があり、併設の直売所がある。
- あじまー館
- 体験プログラムに参加可能な「島の学校@久米島」、沖縄料理「あんまー食堂」、島の特産品を販売する「島むんショップ」などがある。
- 久米島ホタル館
- 久米島に生息している生物の展示や標本などがある。
- 久米島紬ユイマール館
- カンジンダム -地下ダムダム湖は「カンジン貯水池」として農林水産省のため池百選に選定されている。
- 新奥武橋・奥武橋
-
はての浜
-
登武那覇城からみるはての浜
-
奥武島へ渡る新奥武橋
-
イーフビーチ
-
畳石
-
宇根の大ソテツ
-
ミーフガー
-
おばけ坂
アクティビティ
[編集]久米島のアクティビティとしてはダイビングが主である。久米島では冬の季節はクジラなども見られ、またマンタのスポットもあり、ダイバーにとっては大変良い場所である。多くのダイビングショップはイーフビーチ地区にある。
ダイビングショップ
[編集]名産品
[編集]飲料品
[編集]- 久米島の久米仙(株式会社久米島の久米仙)
- 沖縄県内最大級の生産規模を誇る、泡盛の代表格。
- グリーンボトルは以前は島内のみでしか目にすることがなかったが、最近ではオンラインショップでも入手可能。
- 美ら蛍(米島酒造)
- 米島酒造の泡盛生産量の8割が久米島内で消費されてしまい、生産量が少ないこともあり、沖縄県外ではあまり見かけることはない。
- 球美の水
- 久米島沖612mから採水された海洋深層水。
水産品
[編集]農産品
[編集]- 久米島珈琲
- パイナップルジャム(赤嶺パイン園)
畜産品
[編集]- 久米島赤鶏
菓子類
[編集]- 元祖みそクッキー(しまふく)
- サーターアンダギー(山里ゆんたく市場)
- カマボコチップ(かまぶくの店 助ろく)
- 紅芋シュークリーム(YUNAMI FACTORY)
加工食品
[編集]- 久米島たいらの味噌(たいら)
- くめじまマース
- 海洋深層水から作る天然塩
服飾品
[編集]年間の祭事・催事(イベント)
[編集]1月
[編集]- 町新年会(上旬)
- 町成人式(上旬)
- 久米島のんびりウォーク(中旬)
- 景色をのんびりと楽しみながら、島民や全国から集まるウォーキング愛好者と交流の輪を広げる。
- コースは、4キロから30キロまで2日間で7コース。2017年からは「ダムを渡る風コース」が設立。
- 1月の久米島は、カンヒザクラ(寒緋桜)と久米島固有の椿「久米紅」が咲き、美しい自然を堪能しながら参加することができる。
2月
[編集]- 久米島町長杯パークゴルフ大会
- 全国からパークゴルフ愛好者の皆様を迎え行われる久米島町長杯パークゴルフ大会。
- 第3回大会からJALJTAカップと共同開催し、男女優勝者はJALカップ(北海道)へ招待されます。
3月
[編集]4月
[編集]- 海開き祈願祭(上旬)
- ハテの浜クリーンアップ(下旬)
- 島民や全国から集うボランティアの方々による、はての浜の一斉清掃活動。
5月
[編集]- 消防フェア(上旬)
- 町内の児童や生徒、その保護者などを主な対象とした毎年の恒例行事。
- 消防団員による様々なアトラクションコーナーや、消防士体験コーナーなどに参加することができる。
- 宜野湾~久米島ヨットレース(下旬)
- 宜野湾港マリーナ沖をスタート後、慶良間諸島を通過し久米島トンバラ岩を一周したのち、久米島兼城港沖をゴールとするヨットレース。
6月
[編集]- Sea Water Dream フェスティバル(上旬)
- 「久米島海洋深層水の日」に因んだ関連施設の見学や商品の展示、深層水関連商品や地元の採れたて野菜の展示即売などがあり、ステージイベントでは島唄、球美若獅子太鼓の演舞なども披露されます。
- 海洋深層水で遊べるミニプールやお楽しみ抽選会、景品がもらえる〇×クイズ大会など子供と一緒に楽しめる企画も用意されています。
- 会場で屋台も出店され、沖縄そばや久米島漁協の新鮮な魚介類の塩焼きなどが楽しめます。
- 久米島町慰霊祭(6月23日)
- 沖縄県が制定している慰霊の日(いれいのひ)に、沖縄戦等の戦没者を追悼する。
- 久米島の慰霊の碑は大岳小学校の隣に奉られている。
- ハーリー大会(鳥島、真泊、儀間)(下旬)
- 毎年旧暦の5月4日の海神祭の日に、沖縄県久米島で開催されている豊漁祈願と航海安全を祈願する伝統行事です。
- 地元の中学生も参加する。
7月
[編集]- 真謝全島角力大会(上旬)
8月
[編集]- 久米島まつり(上旬)
- 儀間志良堂蔵角力大会(中旬)
- 謝名堂南謝門角力大会(中旬)
- 西銘全島角力大会・西銘エイサ(下旬)
- 久米島町肉用共進会 (下旬)
9月
[編集]- 旧盆エイサー(謝名堂、真我里、比嘉、真謝、儀間、宇根、鳥島、嘉手刈)(上旬)
- 敬老会(中旬~下旬)
- 仲地全島角力大会(旧暦8月5日)(下旬)
- ハワイアンフェスティバル(下旬)
10月
[編集]- 町民運動会(上旬)
- 久米島マラソン(下旬)
11月
[編集]- 久米島シュガーライド(下旬)
- 久米島車エビフェスタ(下旬)
12月
[編集]- 町産業まつり(上旬)
放送
[編集]テレビ
[編集]- テレビは1964年に琉球放送(RBC)テレビが県内では初めてテレビ中継局を設置、県内民放テレビでは唯一VHFの中継局。その後NHK(設置当時は復帰前の1971年で沖縄放送協会(OHK)だった)、沖縄テレビ放送(OTV)が設置したが、OTVが設置したのは本土復帰後の1977年でUHFによる中継局だった。当時はNHKもVHFだったため、リモコン式テレビが導入されるまでOTVは親局の8ではなく、Uにセットされていた。その後1995年にNHKはEスポによる混信解消でUHFに変更。琉球朝日放送(QAB)は同年秋の開局と同時に中継局を設置。また最初からUHFだったOTVと、後からUHFに変更したNHKは町役場のある島の東側にも中継局を設置した(RBCは久米島局で十分カバーできるため、QABは開局したばかりで設置しなかった)。
- 久米島での地上デジタルテレビジョン放送は2007年に久米島中継局、2008年に久米島東中継局でそれぞれ開始された(アナログ放送で久米島東中継局が未設置だったRBC・QABでもデジタル新局として開局した)。
所在地 (リモコンキーID) |
総合 (1) |
教育 (2) |
RBC (3) |
OTV (8) |
QAB (5) |
---|---|---|---|---|---|
久米島 | 33 | 25 | 30 | 31 | 32 |
久米島東 | 20 | 19 | 21 | 22 | 23 |
ラジオ
[編集]- 県域放送局のラジオはNHKFMのみ設置されており(84.2MHz)、AM局は沖縄本島の那覇本局から直接受信している。またFM沖縄も那覇本局からの放送エリアにギリギリ入っているため受信可能。
- コミュニティFM局のFM久米島(89.7MHz)が2012年に開局。なおFM久米島は通常のコミュニティFM局の上限出力(20W)を上回る80Wで送信しており、コミュニティFMの出力としては日本最大である。
久米島出身の有名人
[編集]- 仲原善忠(1890年7月15日-1964年11月25日)
- 旧・仲里村(現・久米島町)字真謝出身。
- 日本の教育者、沖縄研究家。
- 機関誌『沖縄文化』を創刊,古歌謡『おもろさうし』の研究につくした。
- 久米島町字真謝にある生家は「仲原家住宅」として一般公開されている。
- 大田昌秀(1925年6月12日 - 2017年6月12日)
- 旧・具志川村(現・久米島町)出身。
- 元沖縄県知事、元社会民主党参議院議員。琉球大学名誉教授。特定非営利活動法人沖縄国際平和研究所理事長。
- 2017年7月に町民葬が執り行われた。
- 小島よしお
- 本人曰く住んでいたのは半年間だったが、母親が久米島町出身である。
- 久米島観光大使を務める。
- 母親は現在も久米島在住であり、町内で飲食店「O 2ハッピー(オオ・ハッピー)」を営んでいる。
- 新垣樽助
- 声優
備考
[編集]- よい水が採れるため、沖縄県地域有数の稲作地帯であるとともに、その水と米を利用した酒所としても知られる。二軒の酒造所があり、特に「久米島の久米仙」(社名も銘柄名に同じ)は、現在では県外においても有名。ただし、同名「久米仙」の泡盛が那覇(社名は久米仙酒造)でも造られている。
- 車海老の生産量日本一を誇る。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “平成28年全国都道府県市区町村別面積調 島面積” (PDF). 国土地理院 (2016年10月1日). 2017年5月8日閲覧。
- ^ 久米島今日登録/ラムサール条約/サワヘビ生息地255ha - 沖縄タイムス(2008年10月30日)
- ^ ラムサール条約湿地の新規登録について(お知らせ) - 環境省報道発表(平成20年10月30日)
- ^ a b “Streams in Kume-jima | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2008年10月30日). 2023年4月12日閲覧。
- ^ 本土復帰以降の記録では、2016年1月24日22時49分に国頭村奥で観測した3.1°Cが最も低い。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2023年9月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2023年9月閲覧。
- ^ “平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2024年4月16日閲覧。
- ^ “観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年4月16日閲覧。
- ^ 運航は日本トランスオーシャン航空
関連項目
[編集]- 久米島町
- 久米島紙幣
- 久米島切手
- 久米島守備隊住民虐殺事件
- 久米島選挙暴動
- TUBE - 「シーズン・イン・ザ・サン」のMVはハテの浜で撮影された。
- 日本の地理
- 日本の島の一覧