クリスティナ・ムラデノビッチ
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クリスティナ・ムラデノビッチ | ||||
基本情報 | ||||
愛称 | Kiki | |||
国籍 | フランス | |||
出身地 | 同・サン=ポル=シュル=メル | |||
居住地 | スイス・ポラントリュイ | |||
生年月日 | 1993年5月14日(31歳) | |||
身長 | 184cm | |||
体重 | 60kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2009年 | |||
ツアー通算 | 20勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 19勝 | |||
生涯獲得賞金 | 13,920,359 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2016) | |||
全仏 | ベスト8(2017) | |||
全英 | 3回戦(2015・18) | |||
全米 | ベスト8(2015) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 優勝(2018) | |||
全仏 | 優勝(2016・19・20) | |||
全英 | 準優勝(2014) | |||
全米 | 準優勝(2016・18) | |||
優勝回数 | 4(豪1・仏3) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全豪 | 優勝(2014) | |||
全仏 | 準優勝(2013) | |||
全英 | 優勝(2013) | |||
全米 | ベスト4(2013) | |||
優勝回数 | 2(豪1・英1) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
BJK杯 | 準優勝(2016) | |||
ホップマン杯 | 優勝(2017) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 10位(2017年10月23日) | |||
ダブルス | 2位(2016年10月24日) | |||
2018年12月3日現在 |
クリスティナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic, セルビア語: Кристина Младеновић, 1993年5月14日 - )は、フランス・サン=ポル=シュル=メル出身の女子プロテニス選手。4大大会の女子ダブルスで2勝、混合ダブルスで2勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高位はシングルス10位、ダブルス2位。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス19勝を挙げている。姓はマダナビッチ、マラデノビッチとも表記される。
来歴
[編集]ムラデノビッチは7歳からテニスを始める。両親はユーゴスラビア系であり父ドラガンは1984年ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得したハンドボール選手で、母はバレーボール選手である。
2008年全仏オープン女子ダブルスに主催者推薦で4大大会に初出場。エミリー・ロワと組み1回戦で杉山愛&ダニエラ・ハンチュコバ組に 5–7, 5–7 で敗れた。
2009年全豪オープンでシングルスにも初出場し1回戦でパティ・シュナイダーに 6–2, 4–6, 2–6 で敗れた。2009年全仏オープンジュニア女子シングルスで優勝しこの年にプロに転向する。 2012年7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。アリーゼ・コルネと組んだダブルスに出場し中国の彭帥&鄭潔組に 1–6, 7–6, 3–6 で敗れた。8月のロジャーズ・カップでクラウディア・ヤンス=イグナシクと組んだダブルスの決勝でナディア・ペトロワ&カタリナ・スレボトニク組を 7–5, 2–6, [10–7] ���破りツアー初優勝を果たした。全米オープンでは1回戦でマリーナ・エラコビッチを 7–5, 6–4 で破り4大大会シングルスの初勝利を挙げた。2回戦では第17シードのアナスタシア・パブリュチェンコワを 6–1, 6–2 で破り3回戦に進出した。3回戦ではマリオン・バルトリに 2–6, 4–6 で敗れた。11月の台北大会(WTAの下部大会)ではシングルスとダブルスの双方で優勝した。
2013年2月のGDFスエズ・オープンでは準々決勝でペトラ・クビトバを 6-3, 6-4 で破り初めてトップ10プレイヤーから勝利を挙げた。ブラジル・テニス・カップでもベスト4に進出し3月18日付のランキングで48位となりトップ50入りを果たした。
2013年全仏オープンではガリナ・ボスコボワと組んだ女子ダブルスでベスト8に進出した。ダニエル・ネスターと組んだ混合ダブルスで決勝に進出しルーシー・ハラデツカ&フランティシェク・チェルマク組に 6-1, 4-6, [6-10] で敗れ準優勝となった。ウィンブルドンでもネスターとの混合ダブルスで決勝に進出し、第1シードのリサ・レイモンド&ブルーノ・ソアレス組を 5–7, 6–2, 8–6 で破り初の4大大会タイトルを獲得した[1]。
2014年全豪オープンでもネスターとの混合ダブルスで決勝に進出した。決勝ではサニア・ミルザ&ホリア・テカウ組を 6–3, 6–2 で破り4大大会混合ダブルス2勝目を挙げた。全仏オープンではシングルス1回戦で第2シードの李娜を 7-5, 3-6, 6-1 で破る波乱を起こし、3回戦まで進出した。3回戦ではアンドレア・ペトコビッチに 4-6, 6-4, 4-6 で敗れた。
2014年ウィンブルドン選手権ではティメア・バボシュと組んだ女子ダブルスで決勝に進出した。決勝ではサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ組に 1–6, 3–6 で敗れ準優勝となった。
2016年全仏オープンではキャロリン・ガルシアと組んだダブルスで決勝に進出した。決勝ではエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–3, 2–6, 6–4で破りツアー初の4大大会タイトルを獲得した。8月のリオ五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルスでは2回戦でアメリカのマディソン・キーズに 5-7, 7-6(4), 6-7(5) で、ガルシアとのダブルスでは初戦で日本の土居美咲&穂積絵莉組に 0-6, 6-0, 4-6 で敗退した。全米オープンではダブルス決勝でベサニー・マテック=サンズ&ルーシー・サファロバ組に 6–2, 7–6(5–7), 4–6 で敗れ準優勝となった。
2017年のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーで決勝でユリア・プチンツェワに 6-2, 6-7(3), 6-4 で勝利し、シングルス初優勝を果たした。2017年全仏オープンはベスト8に進出した。2017年10月23日付のランキングで10位となりトップ10入りを果たした。
2018年全豪オープン女子ダブルスではティメア・バボシュと組み決勝でエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–4, 6–3 で破り優勝した。全米オープンでは決勝でアシュリー・バーティ&ココ・バンダウェイ組に 6–3, 6–7(2), 6–7(6) で敗れ準優勝となった。
WTAツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 8回 (1勝7敗)
[編集]大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–1) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (1–2) |
インターナショナル (0–4) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2015年5月23日 | ストラスブール | クレー | サマンサ・ストーサー | 6–3, 2–6, 3–6 |
準優勝 | 2. | 2016年6月12日 | スヘルトーヘンボス | 芝 | ココ・バンダウェイ | 5–7, 5–7 |
準優勝 | 3. | 2016年10月16日 | 香港 | ハード | キャロライン・ウォズニアッキ | 1–6, 7–6(4), 2–6 |
優勝 | 1. | 2017年2月5日 | サンクトペテルブルク | ハード(室内) | ユリア・プチンツェワ | 6–2, 6–7(3), 6–4 |
準優勝 | 4. | 2017年3月4日 | アカプルコ | ハード | レシア・ツレンコ | 1–6, 5–7 |
準優勝 | 5. | 2017年4月30日 | シュトゥットガルト | クレー | ラウラ・シグムント | 1–6, 6–2, 6–7(5) |
準優勝 | 6. | 2017年5月13日 | マドリード | クレー | シモナ・ハレプ | 5–7, 7–6(5), 2–6 |
準優勝 | 7. | 2018年2月4日 | サンクトペテルブルク | ハード (室内) | ペトラ・クビトバ | 1–6, 2–6 |
ダブルス: 33回 (19勝14敗)
[編集]大会グレード |
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グランドスラム (2-4) |
WTAファイナルズ (1–0) |
プレミア・マンダトリー (1-2) |
プレミア5 (3-1) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (4-4) |
インターナショナル (8-3) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2011年6月12日 | コペンハーゲン | ハード (室内) |
カタジナ・ピーター | ヨハンナ・ラーション ジャスミン・ヴェール |
6–3, 6–3 |
優勝 | 1. | 2012年8月12日 | モントリオール | ハード | クラウディア・ヤンス=イグナシク | ナディア・ペトロワ カタリナ・スレボトニク |
7–5, 2–6, [10–7] |
優勝 | 2. | 2012年9月16日 | ケベック・シティー | ハード (室内) |
タチヤナ・マレック | アリシア・ロソルスカ ヘザー・ワトソン |
7–6(5), 6–7(6), [10–7] |
優勝 | 3. | 2013年2月23日 | メンフィス | ハード (室内) |
ガリナ・ボスコボワ | ソフィア・アルビドソン ヨハンナ・ラーション |
7–6(5), 6–3 |
優勝 | 4. | 2013年4月7日 | チャールストン | クレー | ルーシー・サファロバ | アンドレア・フラバーチコバ リーゼル・フーバー |
6–3, 7–6(6) |
準優勝 | 2. | 2013年4月28日 | マラケシュ | クレー | ペトラ・マルティッチ | ティメア・バボシュ マンディ・ミネラ |
3–6, 1–6 |
優勝 | 5. | 2013年5月4日 | オエイラス | クレー | 詹皓晴 | ダリヤ・ユラク カタリン・マロシ |
7–6(3), 6–2 |
優勝 | 6. | 2013年7月13日 | パレルモ | クレー | カタジナ・ピーター | カロリナ・プリスコバ クリスティナ・プリスコバ |
6–1, 5–7, [10–8] |
優勝 | 7. | 2013年10月13日 | 大阪 | ハード | フラビア・ペンネッタ | サマンサ・ストーサー 張帥 |
6-4, 6-3 |
��優勝 | 3. | 2014年1月4日 | ブリスベン | ハード | ガリナ・ボスコボワ | アーラ・クドゥリャフツェワ アナスタシア・ロディオノワ |
3-6, 1-6 |
準優勝 | 4. | 2014年2月2日 | パリ | ハード (室内) |
ティメア・バボシュ | アンナ=レナ・グローネフェルト クベタ・ペシュケ |
7-6(7), 4-6, [5-10] |
優勝 | 8. | 2014年3月1日 | アカプルコ | ハード | ガリナ・ボスコボワ | ペトラ・チェトコフスカ イベタ・メルツァー |
6–3, 2–6, [10–5] |
準優勝 | 5. | 2014年6月20日 | スヘルトーヘンボス | 芝 | ミハエラ・クライチェク | マリーナ・エラコビッチ アランチャ・パラ・サントンハ |
6–0, 6–7(5), [8–10] |
準優勝 | 6. | 2014年7月5日 | ウィンブルドン | 芝 | ティメア・バボシュ | サラ・エラニ ロベルタ・ビンチ |
1–6, 3–6 |
準優勝 | 7. | 2014年8月17日 | シンシナティ | ハード | ティメア・バボシュ | ラケル・コップス=ジョーンズ アビゲイル・スピアーズ |
1–6, 0–2, 途中棄権 |
優勝 | 9. | 2015年2月21日 | ドバイ | ハード | ティメア・バボシュ | ガルビネ・ムグルサ カルラ・スアレス・ナバロ |
6–3, 6–2 |
優勝 | 10. | 2015年5月1日 | マラケシュ | クレー | ティメア・バボシュ | ラウラ・シグムント マリナ・ザネフスカ |
6–1, 7–6(5) |
優勝 | 11. | 2015年5月17日 | ローマ | クレー | ティメア・バボシュ | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
6–4, 6–3 |
優勝 | 12. | 2015年8月8日 | ワシントンD.C. | ハード | ベリンダ・ベンチッチ | ララ・アルアバレナ アンドレヤ・クレパーチ |
7–5, 7–6(7) |
準優勝 | 8. | 2016年1月15日 | シドニー | ハード | キャロリン・ガルシア | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
6–1, 5–7, [5–10] |
準優勝 | 9. | 2016年2月20日 | ドバイ | ハード | キャロリン・ガルシア | 荘佳容 ダリヤ・ユラク |
4–6, 4–6 |
優勝 | 13. | 2016年4月10日 | チャールストン | クレー | キャロリン・ガルシア | ベサニー・マテック=サンズ ルーシー・サファロバ |
6–2, 7–5 |
優勝 | 14. | 2016年4月24日 | シュトゥットガルト | クレー | キャロリン・ガルシア | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
2–6, 6–1, [10–6] |
優勝 | 15. | 2016年5月6日 | マドリード | クレー | キャロリン・ガルシア | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ |
6–4, 6–4 |
優勝 | 16. | 2016年6月5日 | 全仏オープン | クレー | キャロリン・ガルシア | エカテリーナ・マカロワ エレーナ・ベスニナ |
6–3, 2–6, 6–4 |
準優勝 | 10. | 2016年9月11日 | 全米オープン | ハード | キャロリン・ガルシア | ベサニー・マテック=サンズ ルーシー・サファロバ |
6–2, 7–6(5–7), 4–6 |
準優勝 | 11. | 2016年10月9日 | 北京 | ハード | キャロリン・ガルシア | ベサニー・マテック=サンズ ルーシー・サファロバ |
4–6, 4–6 |
優勝 | 17. | 2018年1月26日 | 全豪オープン | ハード | ティメア・バボシュ | エカテリーナ・マカロワ エレーナ・ベスニナ |
6–4, 6–3 |
準優勝 | 12. | 2018年5月12日 | マドリード | クレー | ティメア・バボシュ | エカテリーナ・マカロワ エレーナ・ベスニナ |
6–2, 4–6, [8–10] |
優勝 | 18. | 2018年6月24日 | バーミンガム | 芝 | ティメア・バボシュ | エリーズ・メルテンス デミ・シュールス |
4–6, 6–3, [10–8] |
準優勝 | 13. | 2018年9月9日 | 全米オープン | ハード | ティメア・バボシュ | アシュリー・バーティ ココ・バンダウェイ |
6–3, 6–7(2), 6–7(6) |
優勝 | 19. | 2018年10月28日 | シンガポール | ハード (室内) |
ティメア・バボシュ | バルボラ・クレイチコバ カテリナ・シニアコバ |
6–4, 7–5 |
準優勝 | 14. | 2019年1月25日 | 全豪オープン | ハード | ティメア・バボシュ | サマンサ・ストーサー 張帥 |
3–6, 4–6 |
4大大会シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 通算成績 |
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全豪オープン | 1R | LQ | LQ | LQ | 2R | 1R | 2R | 3R | 1R | 1R | 1R | 4–8 |
全仏オープン | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | 3R | 3R | 3R | QF | 1R | 11–10 | |
ウィンブルドン | A | A | A | 1R | 1R | 1R | 3R | 1R | 2R | 3R | 5–7 | |
全米オープン | 1R | A | LQ | 3R | 1R | 1R | QF | 2R | 1R | 2R | 8–8 |
脚注
[編集]- ^ “テニス=ウィンブルドン混合複、ネスター組が優勝”. Reuters. (2013年7月8日)
外部リンク
[編集]- クリスティナ・ムラデノビッチ - WTAツアーのプロフィール
- クリスティナ・ムラデノビッチ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- クリスティナ・ムラデノビッチ - 国際テニス連盟
- クリスティナ・ムラデノビッチ (@KikiMladenovic) - X(旧Twitter)