サッカー・ブンデスリーガ (ドイツ)

ドイツのサッカー1部リーグ

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ドイツにおけるサッカー・ブンデスリーガFußball-Bundesliga フースバル・ブンデスリーガ)は、ドイツのプロサッカーリーグである。1部、2部それぞれ18クラブ、3部20クラブの合計56クラブが所属している。

サッカー・ブンデスリーガ (ドイツ)
競技サッカー
開始年1963年
参加チーム18
ドイツ
前回優勝VfLヴォルフスブルク
ファイル:Deutsche Meisterschale.JPG
優勝皿"マイスターシャーレ"
ドルトムントサポーター

1部と2部はDFL(Deutsche Fußball Liga、ドイツサッカーリーグ機構)が運営しており、3部はDFB(Deutscher Fußball Bundドイツサッカー連盟)が直接運営している。そのため、上位2リーグの正式名称が1.Bundesliga2.Bundesligaであるのに対し、3部は3rd Ligaとなっていてその違いを反映させている。 通常、「ブンデスリーガ」と言えば1部リーグのことを指すことが多い。

概要

他のヨーロッパの国々(特に南ヨーロッパ)と違い、ブンデスリーガに属するにはヨーロッパで最も厳しいと言われるドイツサッカー協会のブンデスリーガ・ライセンス取得の条件を満たさないとプロクラブとしてリーグに参加できない。

その為、スペインイタリアのように多額な借金をする事は許されず、特定の選手に破格な年俸を支払う事も健全的な経営の理由から認められない為、多額の資金を必要とする世界的なスター選手の獲得は出来ずにいる。また1990年代中頃から始まった各ヨーロッパのサッカーリーグのアジア・アフリカでの国際マーケティングに出遅れた為、イングランドスペインに比べ高額な国外テレビ放映権等を得ることが出来ず、イングランドのFAプレミアリーグやスペインのプリメーラ・ディビシオンに世界最高峰の座を譲った形になっている。

しかし健全なリーグ及びクラブ経営は様々な国々の模範とされている。日本サッカー協会Jリーグを設立した際はドイツのブンデスリーガをモデルとしたことは有名である。 リーグの平均観客動員数も他国リーグを圧倒しており、2006年には40000人を超えた。(2006年 スペインは平均29029人、イングランドは33864人、イタリアは21698人)

UEFAリーグランキングではイングランドスペインイタリアに次ぐ第4位となっている。 ただし、上位3カ国との差は大きく、近年のヨーロッパの大会ではドイツ勢の活躍はほとんど見られない。 かつてはバイエルン・ミュンヘンがチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグを3連覇するなど、欧州トップクラスのリーグであった。


なお、ブンデスリーガとは「連邦リーグ」の意味であり、ドイツ、及び同じドイツ語圏で連邦制をとっているオーストリアの様々なスポーツリーグ(サッカー、テニス、バスケットボール、ハンドボール、柔道、卓球など)で用いられている。曖昧さ回避のブンデスリーガを参照のこと。

歴史

ドイツでは1962-63シーズンまで各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメントドイツ・サッカー選手権)で国内チャンピオンを決定していたが、1963年に全国リーグであるブンデスリーガが創設された。1990-1991シーズンまでは旧西ドイツに所属するクラブの参加によって行われてきたが、1990年のドイツ再統一によって、1991-1992シーズン以降は旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)のクラブも参加する様になった。しかし資金力の差などから旧東ドイツに本拠地を置くクラブは下部リーグに所属する事が多く、ブンデスリーガ1部には旧西ドイツ地域のクラブが多く所属する。

1970年代には、フランツ・ベッケンバウアーギュンター・ネッツァーを始めとしたヨーロッパのスター選手が数多く在籍していた。 また日本人選手では1977年から1986年にかけて奥寺康彦1.FCケルンヴェルダー・ブレーメン等に在籍)、2003年から2007年にかけて高原直泰ハンブルガーSVアイントラハト・フランクフルトに在籍)、2007年から2009年にかけて稲本潤一(アイントラハト・フランクフルトに在籍)、2009年に大久保嘉人VfLヴォルフスブルクに在籍)が在籍していた。

現在は小野伸二VfLボーフム)、長谷部誠VfLヴォルフスブルク)らが在籍している。

2008-09シーズンの制度改革

 
2007-08シーズン後の再編図

2006年、新たに2008-09シーズンよりブンデスリーガ3部が発足することが決定された。2007-08シーズンの結果に基づき、ブンデスリーガ2部からの降格クラブ(4クラブ)と、南北の2リーグに分かれているレギオナルリーガ(現在の3部)の上位クラブ(南北8クラブずつ)によって、3部リーグが構成される。その下に、レギオナルリーガの下位クラブとオーバーリーガの上位クラブによる4部リーグとしてレギオナルリーガが再編成される。現在のレギオナルリーガ(3部)は南北2リーグであったが、新たなレギオナルリーガ(4部)は3リーグ構成となる。各レギオナルリーガで優勝した3クラブが、ブンデスリーガ3部へと昇格する。

また、以前はBチームがブンデスリーガへ昇格することは不可能であったが、この制度改革以降その制限はなくなった。 ただし、Aチームと同じディビジョンでプレーすることは認められない。

1部(ブンデスリーガ)

概要

  • シーズンは、冬季の積雪期間(12月-2月)の休止期間をはさんで、8月-11月に前半戦、2月-5月を後半戦とした2回総当りで構成している。優勝クラブには、優勝皿(マイスター・シャーレ)が与えられる。
  • 優勝クラブ及び準優勝クラブは、翌年度のUEFAチャンピオンズリーグの本大会への出場資格を、3位クラブはCL予選3回戦への出場資格を得る。
  • シーズン最終順位の下位2クラブは2部に自動降格する。最終順位16位のクラブは2部で3位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。

1部所属クラブ

2008-2009シーズン

配列は2007-2008シーズン最終順位による
  1. バイエルン・ミュンヘンFC Bayern München
  2. ヴェルダー・ブレーメンWerder Bremen
  3. シャルケ04FC Schalke 04
  4. ハンブルガーSVHamburger SV
  5. VfLヴォルフスブルクVfL Wolfsburg
  6. VfBシュトゥットガルトVfB Stuttgart
  7. バイエル・レヴァークーゼンBayer Leverkusen
  8. ハノーファー96Hannover 96
  9. アイントラハト・フランクフルトEintracht Frankfurt
  10. ヘルタ・ベルリンHertha BSC Berlin
  11. カールスルーエSCKarlsruher SC
  12. VfLボーフムVfL Bochum
  13. ボルシア・ドルトムントBorussia Dortmund
  14. エネルギー・コットブスFC Energie Cottbus
  15. アルミニア・ビーレフェルトArminia Bielefeld
  16. ボルシア・メンヒェングラットバッハBorussia Monchengladbach) ※2部から昇格
  17. TSGホッフェンハイムTSG Hoffenheim) ※2部から昇格
  18. 1.FCケルン1. FC Koln) ※2部から昇格


2部(ツヴァイテリーガ)

概要

  • シーズン最終順位の上位2クラブは自動的に1部に昇格する。3位のクラブは1部16位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
  • シーズン最終順位の下位2クラブは3部に自動降格する。16位のクラブは3部3位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
  • 2007-08シーズンの平均観客数は1万7995人であり、世界でもっとも人気のある2部リーグのひとつである。月曜日の夜に行われる1試合はスポーツチャンネルで放送され、多くの視聴者が2部リーグに触れる機会を作っている[1]

2部所属クラブ

2008-2009シーズン

配列は2007-2008シーズン最終順位による
  1. 1.FCニュルンベルク1.FC Nurnberg) ※1部から降格
  2. ハンザ・ロストックFC Hansa Rostock) ※1部から降格
  3. MSVデュースブルクMSV Duisburg) ※1部から降格
  4. 1.FSVマインツ051.FSV Mainz 05
  5. SCフライブルクSC Freiburg
  6. SpVggグロイター・フュルトSpVgg Greuther Furth
  7. アレマニア・アーヘンAlemannia Aachen
  8. SVヴェーエン・ヴィースバーデンSV Wehen-Wiesbaden
  9. FCザンクトパウリFC St. Pauli
  10. TuSコブレンツTuS Koblenz
  11. TSV1860ミュンヘンTSV München von 1860
  12. VfLオスナブリュックVfL Osnabruck
  13. 1.FCカイザースラウテルン1.FC Kaiserslautern
  14. FCアウクスブルクFC Augsburg
  15. ロート・ヴァイス・アーレンRot-Weiβ Ahlen) ※レギオナル北部から昇格
  16. SCロートヴァイス・オーバーハウゼンSC Rot-Weiβ Oberhausen) ※レギオナル北部から昇格
  17. FSVフランクフルトFSV Frankfurt) ※レギオナル南部から昇格
  18. FCインゴルシュタット04FC Ingolstadt 04 e.V.) ※レギオナル南部から昇格

3部(ドリッテリーガ)

概要

  • シーズン最終順位の上位2クラブは自動的に2部に昇格する。3位のクラブは2部16位とホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
  • シーズン最終順位の下位3クラブは自動的にレギオナルリーガに降格する。
  • 再編2年目以降はBチームであっても昇格・降格の資格を得ることができる。

3部所属クラブ

2008-2009シーズン

※2部からの降格

  1. キッカーズ・オッフェンバッハKickers Offenbach) 
  2. FCエルツゲビルゲ・アウエFC Erzgebirge Aue e.V.) 
  3. SCパーダーボルン07SC Paderborn 07) 
  4. FCカールツァイス・イェーナFC Carl Zeiss JENA e. V) 

※レギオナルリーガ北部からの昇格

  1. フォルトゥナ・デュッセルドルフDüsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V.
  2. 1.FCウニオン・ベルリン1. FC Union Berlin
  3. ヴェルダー・ブレーメンⅡ(Sportverein Werder Bremen
  4. ヴッパーターラーSVボルシアWuppertaler SV Borussia
  5. FCロートヴァイス・エアフルトRot-Weiß Erfurt e.V.
  6. 1.FCディナモ・ドレスデン1. FC Dynamo Dresden
  7. キッカーズ・エムデンBSV Kickers Emden
  8. アイントラハト・ブラウンシュヴァイクEintracht Braunschweig Tum-und Sportverein Eintracht von 1895

※レギオナルリーガ南部からの昇格

  1. VfBシュトゥットガルトⅡ(VfB Stuttgart II
  2. VfRアーレンVerein für Rasenspiele Aalen 1921
  3. SVザントハウゼンSV Sandhausen
  4. SpVggウンターハヒンクSpielvereinigung Unterhaching
  5. SVヴァッカー・ブルクハウゼンSportverein Wacker Burghausen
  6. FCバイエルン・ミュンヘンⅡ(FC Bayern München II
  7. SSVヤーン・レーゲンスブルクSSV Jahn Regensburg
  8. シュトゥットガルト・キッカーズStuttgarter Kickers

歴代優勝クラブ・得点王など

シーズン 優勝 準優勝 昇格 降格 得点王
1963-64 1.FCケルン マイデリヒャルSV ハノーファー06
ボルシア・ノインキルヒェン
SCプロイセン・ミュンスター
1.FCザールブリュッケン
ウーヴェ・ゼーラー (HSV):30得点
1964-65 ヴェルダー・ブレーメン 1.FCケルン タスマニア・ベルリン
ボルシアMG
バイエルン・ミュンヘン
ヘルタ・ベルリン ルドルフ・ブルーネンマイアー
(1860):24得点
1965-66 TSV1860ミュンヘン ボルシア・ドルトムント F・デュッセルドルフ
ロートヴァイス・エッセン
ボルシア・ノインキルヘン
タスマニア・ベルリン
ローター・エメリッヒ (BVB):31得点
1966-67 E・ブラウンシュヴァイク 1860ミュンヘン ボルシア・ノインキルヘン
アレマニア・アーヘン
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
ロートヴァイス・エッセン
ローター・エメリッヒ (BVB):28得点
1967-68 1.FCニュルンベルク ヴェルダー・ブレーメン キッカーズ・オッフェンバッハ
ヘルタ・ベルリン
ボルシア・ノインキルヘン
カールスルーエSC
ヘンネス・レール (ケルン):27得点
1968-69 バイエルン・ミュンヘン アレマニア・アーヘン RW・オーバーハウゼン
ロートヴァイス・エッセン
ニュルンベルク
キッカーズ・オッフェンバッハ
ゲルト・ミュラー (バイエルン):30得点
1969-70 ボルシアMG バイエルン・ミュンヘン アルミニア・ビーレフェルト
キッカーズ・オッフェンバッハ
1860ミュンヘン
アレマニア・アーヘン
ゲルト・ミュラー (バイエルン):38得点
1970-71 ボルシアMG バイエルン・ミュンヘン VfLボーフム
F・デュッセルドルフ
キッカーズ・オッフェンバッハ
ロートヴァイス・エッセン
ローター・コブルウン (RWO):24得点
1971-72 バイエルン・ミュンヘン シャルケ04 WSVボルシア
キッカーズ・オッフェンバッハ
ボルシア・ドルトムント
アルミニア・ビーレフェルト
ゲルト・ミュラー (バイエルン):40得点
1972-73 バイエルン・ミュンヘン 1.FCケルン SCフォルトゥナ・ケルン
ロートヴァイス・エッセン
E・ブラウンシュヴァイク
RW・オーバーハウゼン
ゲルト・ミュラー (バイエルン):36得点
1973-74 バイエルン・ミュンヘン ボルシアMG E・ブラウンシュヴァイク
テニス・ボルシア・ベルリン
フォルトゥナ・ケルン
ハノーファー96
ユップ・ハインケス (BMG)
ゲルト・ミュラー (バイエルン):30得点
1974-75 ボルシアMG ヘルタ・ベルリン ハノーファー96
カールスルーエSC
KFCユルディンゲン
VfBシュトゥットガルト
テニス・ボルシア・ベルリン
WSVボルシア
ユップ・ハインケス (BMG):27得点
1975-76 ボルシアMG ハンブルガーSV テニス・ボルシア・ベルリン
1.FCザールブリュッケン
ボルシア・ドルトムント
ハノーファー96
キッカーズ・オッフェンバッハ
KFCユルディンゲン
クラウス・フィッシャー
(シャルケ):29得点
1976-77 ボルシアMG シャルケ04 FCザンクトパウリ
VfBシュトゥットガルト
1860ミュンヘン
カールスルーエ
テニス・ボルシア・ベルリン
ロートヴァイス・エッセン
ディーター・ミュラー (ケルン):34得点
1977-78 1.FCケルン ボルシアMG アルミニア・ビーレフェルト
SVダルムシュタット98
1.FCニュルンベルク
1860ミュンヘン
1.FCザールブリュッケン
FCザンクトパウリ
ディーター・ミュラー (ケルン):24得点
1978-79 ハンブルガーSV VfBシュトゥットガルト バイヤー・レバークーゼン
1860ミュンヘン
KFCユルディンゲン
アルミニア・ビーレフェルト
1.FCニュルンベルク
SVダルムシュタット98
クラウス・アロフス (FD):22得点
1979-80 バイエルン・ミュンヘン ハンブルガーSV アルミニア・ビーレフェルト
1.FCニュルンベルク
カールスルーエSC
ヘルタ・ベルリン
ヴェルダー・ブレーメン
E・ブラウンシュヴァイク
カール・ハインツ・ルンメニゲ
(バイエルン):26得点
1980-81 バイエルン・ミュンヘン ハンブルガーSV ヴェルダー・ブレーメン
SVダムシュタット
E・ブラウンシュヴァイク
1860ミュンヘン
シャルケ04
KFCユルディンゲン
カール・ハインツ・ルンメニゲ
(バイエルン):29得点
1981-82 ハンブルガーSV 1.FCケルン シャルケ04
ヘルタ・ベルリン
MSVデュースブルク
SVダムシュタット
ホルスト・ルベシュ (HSV):27得点
1982-83 ハンブルガーSV ヴェルダー・ブレーメン SVヴァルドホフ・マンハイム
キッカーズ・オッフェンバッハ
カールスルーエSC
ヘルタ・ベルリン
ルディ・フェラー
(ブレーメン):23得点
1983-84 VfBシュトゥットガルト ハンブルガーSV シャルケ04
カールスルーエSC
キッカーズ・オッフェンバッハ
1.FCニュルンベルク
カール・ハインツ・ルンメニゲ
(バイエルン):26得点
1984-85 バイエルン・ミュンヘン ヴェルダー・ブレーメン 1.FCニュルンベルク
ハノーファー96
カールスルーエSC
E・ブラウンシュヴァイク
クラウス・アロフス (ケルン):26得点
1985-86 バイエルン・ミュンヘン ヴェルダー・ブレーメン FCホンブルク
ブラウヴァイス・ベルリン
1.FCザールブリュッケン
ハノーファー96
ステファン・キュンツ (ボーフム):22得点
1986-87 バイエルン・ミュンヘン ハンブルガーSV ハノーファー96
カールスルーエSC
F・デュッセルドルフ
ブラウヴァイス・ベルリン
ウーベ・ラーン (BMG):24得点
1987-88 ヴェルダー・ブレーメン バイエルン・ミュンヘン シュトゥットガルター・K
FCザンクトパウリ
シャルケ04
FCホンブルク
ユルゲン・クリンスマン (VfB):19得点
1988-89 バイエルン・ミュンヘン 1.FCケルン F・デュッセルドルフ
FCホンブルク
シュトゥットガルター・K
ハノーファー96
トーマス・アロフス (ケルン)
ローランド・ヴォルファート (バイエルン)
17得点
1989-90 バイエルン・ミュンヘン 1.FCケルン ヘルタ・ベルリン
SGヴァッテンシャイド
SVWマンハイム
FCホンブルク
ヨン・アンデルセン
(フランクフルト):18得点
1990-91 カイザースラウテルン バイエルン・ミュンヘン シャルケ04
MSVデュースブルク
(ディナモ・ドレスデン)
(ハンザ・ロストック)
FCユルディンゲン
ヘルタ・ベルリン
ローランド・ヴォルファート
(バイエルン):21得点
1991-92 VfBシュトゥットガルト ボルシア・ドルトムント FCユルディンゲン
1.FCザールブリュッケン
シュトゥットガルター・K
ハンザ・ロストック
MSVデュースブルク
F・デュッセルドルフ
フリッツ・ヴァルター (VfB):22得点
1992-93 ヴェルダー・ブレーメン バイエルン・ミュンヘン SCフライブルク
MSVデュースブルク
VfBライプツィヒ
VfLボーフム
FCユルディンゲン
1.FCザールブリュッケン
ウルフ・キルシュテン (レバークーゼン)
アンソニー・イエボア (フランクフルト)
20得点
1993-94 バイエルン・ミュンヘン カイザースラウテルン VfLボーフム
FCユルディンゲン
1860ミュンヘン
1.Fcニュルンベルク
SGヴァッテンシャイド
VfBライプツィヒ
ステファン・キュンツ (カイザース)
アンソニー・イエボア (フランクフルト)
18得点
1994-95 ボルシア・ドルトムント ヴェルダー・ブレーメン ハンザ・ロストック
FCザンクトパウリ
F・デュッセルドルフ
VfLボーフム
MSVデュースブルク
ディナモ・ドレスデン
マリオ・バスラー (ブレーメン)
ハイコ・ヘーリッヒ (BMG)
20得点
1995-96 ボルシア・ドルトムント バイエルン・ミュンヘン VfLボーフム
アルミニア・ビーレフェルト
MSVデュースブルク
カイザースラウテルン
アイントラハト・フランクフルト
KFCユルディンゲン
フレディ・ボビッチ (VfB):17得点
1996-97 バイエルン・ミュンヘン バイヤー・レバークーゼン カイザースラウテルン
ヘルタ・ベルリン
VfLヴォルフスブルク
F・デュッセルドルフ
SCフライブルク
ザンクト・パウリ
ウルフ・キルシュテン
(レバークーゼン):22得点
1997-98 カイザースラウテルン バイエルン・ミュンヘン アイントラハト・フランクフルト
SCフライブルク
1.FCニュルンベルク
カールスルーエSC
1.FCケルン
アルミニア・ビーレフェルト
ウルフ・キルシュテン
(レバークーゼン):22得点
1998-99 バイエルン・ミュンヘン バイヤー・レバークーゼン アルミニア・ビーレフェルト
SpVggウンターハヒンク
SSVウルム1846
1.FCニュルンベルク
VfLボーフム
ボルシアMG
ミヒャエル・プリーツ (ヘルタ):23得点
1999-00 バイエルン・ミュンヘン バイヤー・レバークーゼン 1.FCケルン
VfLボーフム
エネルギー・コットブス
SSVウルム1846
アルミニア・ビーレフェルト
MSVデュースブルク
マルティン・マックス (1860):19得点
2000-01 バイエルン・ミュンヘン シャルケ04 1.FCニュルンベルク
ボルシアMG
FCザンクトパウリ
SpVggウンターハヒンク
アイントラハト・フランクフルト
VfLボーフム
セルゲイ・バルバレス (HSV)
エッベ・サンド (シャルケ)
22得点
2001-02 ボルシア・ドルトムント バイヤー・レバークーゼン ハノーファー96
アルミニア・ビーレフェルト
VfLボーフム
SCフライブルク
1.FCケルン
ザンクト・パウリ
マルシオ・アモローゾ (BVB)
マルティン・マックス (1860)
18得点
2002-03 バイエルン・ミュンヘン VfBシュトゥットガルト SCフライブルク
1.FCケルン
アイントラハト・フランクフルト
アルミニア・ビーレフェルト
1.FCニュルンベルク
エネルギー・コットブス
エウベル (バイエルン)
トーマス・クリスチャンセン (ボーフム)
21得点
2003-04 ヴェルダー・ブレーメン バイエルン・ミュンヘン 1.FCニュルンベルク
アルミニア・ビーレフェルト
1.FSVマインツ05
アイントラハト・フランクフルト
1860ミュンヘン
1.FCケルン
アイウトン (ブレーメン):28得点
2004-05 バイエルン・ミュンヘン シャルケ04 1.FCケルン
MSVデュースブルク
アイントラハト・フランクフルト
VfLボーフム
ハンザ・ロストック
SCフライブルク
マレク・ミンタル
(ニュルンベルク):24得点
2005-06 バイエルン・ミュンヘン ヴェルダー・ブレーメン VfLボーフム
アレマニア・アーヘン
エネルギー・コットブス
カイザースラウテルン
1.FCケルン
MSVデュースブルク
ミロスラフ・クローゼ
(ブレーメン):25得点
2006-07 VfBシュトゥットガルト シャルケ04 カールスルーエSC
ハンザ・ロストック
MSVデュースブルク
アレマニア・アーヘン
マインツ05
ボルシアMG
テオファニス・ゲカス
(ボーフム):20得点
2007-08 バイエルン・ミュンヘン ヴェルダー・ブレーメン ボルシアMG
TSGホッフェンハイム
1.FCケルン
1.FCニュルンベルク
ハンザ・ロストック
MSVデュースブルク
ルカ・トーニ
(バイエルン・ミュンヘン):
24得点
2008-09 VfLヴォルフスブルク バイエルン・ミュンヘン SCフライブルク

カールスルーエSC
アルミニア・ビーレフェルト
グラフィッチ
(ヴォルフスブルク):28得点

国際大会での主要な戦績

※2007-2008シーズン終了現在

バイエルン1強体制

ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘンの1強体制が現在も続いている。他国のリーグでは、熾烈な優勝争いが展開されていることを考えると非常に珍しいことである。その分、ヨーロッパカップ出場権をめぐる争いは1990年代のセリエA並みに熾烈であり、リーグで躍進したクラブが翌シーズンに低迷するのはこのためである。ブンデスリーガでは基本的に以下のように「4階建て構造」となっている。

あまりにもドイツ国内ではバイエルン・ミュンヘンが強すぎるため、多くのクラブでは「ストップ・ザ・バイエルン」を合言葉としている。しかし、バイエルン・ミュンヘンも元から強かったわけではなく、現在の地位を築いているのは、有力スポンサーの獲得やクラブ会員の獲得、有力選手獲得やチーム強化を長い期間で行ってきたからこそである。このような状況が起こっている要因には、「古豪クラブの低迷」、「(他国のリーグと比較して)戦術・システム面での遅れ」、「無謀な強化によるクラブ経営の圧迫」に集約される。

古豪クラブの低迷
ここでは、旧東ドイツの名門クラブについては含まないものとする。ボルシア・メンヒェングラートバッハ1.FCケルンアイントラハト・フランクフルト1.FCカイザースラウテルンがこれに該当する。いずれも、1970年代から1980年代にかけてバイエルンと熾烈な優勝争いをしてきた名門クラブであるが、現在では1部と2部の行き来を繰り返している。
戦術・システム面での遅れ
特に、ブンデスリーガで深刻なのは戦術・システム面での遅れである。これは1990年代後半におけるドイツ代表の低迷と密接しているし、近年のヨーロッパカップにおいてドイツのクラブが苦戦している要因であるといえる。新しいシステムは導入せずに、有力な選手を発掘することで現代サッカーに対応したオットー・レーハーゲルのような例外的なケースを除き、多くのドイツ人監督は旧態依然とした戦術・システムを構築しているのが現状であり、現代サッカーに対応できずにいる。さらに、2006年のW杯ドイツ大会で、ユルゲン・クリンスマンがドイツ代表を率いてスペクタクルなサッカーを披露して以降、クリンスマン、ラルフ・ラングニックに代表される新しいタイプの監督が注目されるようになり、古いタイプのドイツ人監督は窮地に立たされている。
無謀な強化によるクラブ経営の圧迫
1990年代において、バイエルンの最大のライバルと呼ばれたクラブは、バイエル・レヴァークーゼンボルシア・ドルトムントであろう。いずれも、各国代表クラスの選手を補強することで、バイエルンに対抗していた。ボルシア・ドルトムントに至っては、1996-1997年にはUEFAチャンピオンズ・リーグも制している。当時、これらのクラブでは、2チーム分のオーダーを組めるほどの選手を抱えていた。こうした許容範囲を超えた補強を短期間で行ったことが、クラブ経営を圧迫した要因とされている。

関連項目

脚注

  1. ^ footballista 2009/4/8号

外部リンク

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