サッカー・ブンデスリーガ (ドイツ)
ドイツにおけるサッカー・ブンデスリーガ(Fußball-Bundesliga フースバル・ブンデスリーガ)は、ドイツのプロサッカーリーグである。1部、2部それぞれ18クラブ、3部20クラブの合計56クラブが所属している。
サッカー・ブンデスリーガ (ドイツ) | |
---|---|
競技 | サッカー |
開始年 | 1963年 |
参加チーム | 18 |
国 | ドイツ |
前回優勝 | VfLヴォルフスブルク |
1部と2部はDFL(Deutsche Fußball Liga、ドイツサッカーリーグ機構)が運営しており、3部はDFB(Deutscher Fußball Bund、ドイツサッカー連盟)が直接運営している。そのため、上位2リーグの正式名称が1.Bundesligaと2.Bundesligaであるのに対し、3部は3rd Ligaとなっていてその違いを反映させている。 通常、「ブンデスリーガ」と言えば1部リーグのことを指すことが多い。
概要
他のヨーロッパの国々(特に南ヨーロッパ)と違い、ブンデスリーガに属するにはヨーロッパで最も厳しいと言われるドイツサッカー協会のブンデスリーガ・ライセンス取得の条件を満たさないとプロクラブとしてリーグに参加できない。
その為、スペインやイタリアのように多額な借金をする事は許されず、特定の選手に破格な年俸を支払う事も健全的な経営の理由から認められない為、多額の資金を必要とする世界的なスター選手の獲得は出来ずにいる。また1990年代中頃から始まった各ヨーロッパのサッカーリーグのアジア・アフリカでの国際マーケティングに出遅れた為、イングランドやスペインに比べ高額な国外テレビ放映権等を得ることが出来ず、イングランドのFAプレミアリーグやスペインのプリメーラ・ディビシオンに世界最高峰の座を譲った形になっている。
しかし健全なリーグ及びクラブ経営は様々な国々の模範とされている。日本サッカー協会もJリーグを設立した際はドイツのブンデスリーガをモデルとしたことは有名である。 リーグの平均観客動員数も他国リーグを圧倒しており、2006年には40000人を超えた。(2006年 スペインは平均29029人、イングランドは33864人、イタリアは21698人)
UEFAリーグランキングではイングランド・スペイン・イタリアに次ぐ第4位となっている。 ただし、上位3カ国との差は大きく、近年のヨーロッパの大会ではドイツ勢の活躍はほとんど見られない。 かつてはバイエルン・ミュンヘンがチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグを3連覇するなど、欧州トップクラスのリーグであった。
なお、ブンデスリーガとは「連邦リーグ」の意味であり、ドイツ、及び同じドイツ語圏で連邦制をとっているオーストリアの様々なスポーツリーグ(サッカー、テニス、バスケットボール、ハンドボール、柔道、卓球など)で用いられている。曖昧さ回避のブンデスリーガを参照のこと。
歴史
ドイツでは1962-63シーズンまで各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメント(ドイツ・サッカー選手権)で国内チャンピオンを決定していたが、1963年に全国リーグであるブンデスリーガが創設された。1990-1991シーズンまでは旧西ドイツに所属するクラブの参加によって行われてきたが、1990年のドイツ再統一によって、1991-1992シーズン以降は旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)のクラブも参加する様になった。しかし資金力の差などから旧東ドイツに本拠地を置くクラブは下部リーグに所属する事が多く、ブンデスリーガ1部には旧西ドイツ地域のクラブが多く所属する。
1970年代には、フランツ・ベッケンバウアー、ギュンター・ネッツァーを始めとしたヨーロッパのスター選手が数多く在籍していた。 また日本人選手では1977年から1986年にかけて奥寺康彦(1.FCケルン、ヴェルダー・ブレーメン等に在籍)、2003年から2007年にかけて高原直泰(ハンブルガーSV、アイントラハト・フランクフルトに在籍)、2007年から2009年にかけて稲本潤一(アイントラハト・フランクフルトに在籍)、2009年に大久保嘉人(VfLヴォルフスブルクに在籍)が在籍していた。
現在は小野伸二(VfLボーフム)、長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)らが在籍している。
2008-09シーズンの制度改革
2006年、新たに2008-09シーズンよりブンデスリーガ3部が発足することが決定された。2007-08シーズンの結果に基づき、ブンデスリーガ2部からの降格クラブ(4クラブ)と、南北の2リーグに分かれているレギオナルリーガ(現在の3部)の上位クラブ(南北8クラブずつ)によって、3部リーグが構成される。その下に、レギオナルリーガの下位クラブとオーバーリーガの上位クラブによる4部リーグとしてレギオナルリーガが再編成される。現在のレギオナルリーガ(3部)は南北2リーグであったが、新たなレギオナルリーガ(4部)は3リーグ構成となる。各レギオナルリーガで優勝した3クラブが、ブンデスリーガ3部へと昇格する。
また、以前はBチームがブンデスリーガへ昇格することは不可能であったが、この制度改革以降その制限はなくなった。 ただし、Aチームと同じディビジョンでプレーすることは認められない。
1部(ブンデスリーガ)
概要
- シーズンは、冬季の積雪期間(12月-2月)の休止期間をはさんで、8月-11月に前半戦、2月-5月を後半戦とした2回総当りで構成している。優勝クラブには、優勝皿(マイスター・シャーレ)が与えられる。
- 優勝クラブ及び準優勝クラブは、翌年度のUEFAチャンピオンズリーグの本大会への出場資格を、3位クラブはCL予選3回戦への出場資格を得る。
- シーズン最終順位の下位2クラブは2部に自動降格する。最終順位16位のクラブは2部で3位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
1部所属クラブ
2008-2009シーズン
- 配列は2007-2008シーズン最終順位による
- バイエルン・ミュンヘン(FC Bayern München)
- ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)
- シャルケ04(FC Schalke 04)
- ハンブルガーSV(Hamburger SV)
- VfLヴォルフスブルク(VfL Wolfsburg)
- VfBシュトゥットガルト(VfB Stuttgart)
- バイエル・レヴァークーゼン(Bayer Leverkusen)
- ハノーファー96(Hannover 96)
- アイントラハト・フランクフルト(Eintracht Frankfurt)
- ヘルタ・ベルリン(Hertha BSC Berlin)
- カールスルーエSC(Karlsruher SC)
- VfLボーフム(VfL Bochum)
- ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)
- エネルギー・コットブス(FC Energie Cottbus)
- アルミニア・ビーレフェルト(Arminia Bielefeld)
- ボルシア・メンヒェングラットバッハ(Borussia Monchengladbach) ※2部から昇格
- TSGホッフェンハイム(TSG Hoffenheim) ※2部から昇格
- 1.FCケルン(1. FC Koln) ※2部から昇格
2部(ツヴァイテリーガ)
概要
- シーズン最終順位の上位2クラブは自動的に1部に昇格する。3位のクラブは1部16位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
- シーズン最終順位の下位2クラブは3部に自動降格する。16位のクラブは3部3位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
- 2007-08シーズンの平均観客数は1万7995人であり、世界でもっとも人気のある2部リーグのひとつである。月曜日の夜に行われる1試合はスポーツチャンネルで放送され、多くの視聴者が2部リーグに触れる機会を作っている[1]。
2部所属クラブ
2008-2009シーズン
- 配列は2007-2008シーズン最終順位による
- 1.FCニュルンベルク(1.FC Nurnberg) ※1部から降格
- ハンザ・ロストック(FC Hansa Rostock) ※1部から降格
- MSVデュースブルク(MSV Duisburg) ※1部から降格
- 1.FSVマインツ05(1.FSV Mainz 05)
- SCフライブルク(SC Freiburg)
- SpVggグロイター・フュルト(SpVgg Greuther Furth)
- アレマニア・アーヘン(Alemannia Aachen)
- SVヴェーエン・ヴィースバーデン(SV Wehen-Wiesbaden)
- FCザンクトパウリ(FC St. Pauli)
- TuSコブレンツ(TuS Koblenz)
- TSV1860ミュンヘン(TSV München von 1860)
- VfLオスナブリュック(VfL Osnabruck)
- 1.FCカイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)
- FCアウクスブルク(FC Augsburg)
- ロート・ヴァイス・アーレン(Rot-Weiβ Ahlen) ※レギオナル北部から昇格
- SCロートヴァイス・オーバーハウゼン(SC Rot-Weiβ Oberhausen) ※レギオナル北部から昇格
- FSVフランクフルト(FSV Frankfurt) ※レギオナル南部から昇格
- FCインゴルシュタット04(FC Ingolstadt 04 e.V.) ※レギオナル南部から昇格
3部(ドリッテリーガ)
概要
- シーズン最終順位の上位2クラブは自動的に2部に昇格する。3位のクラブは2部16位とホーム・アンド・アウェー方式のプレイオフを行う。
- シーズン最終順位の下位3クラブは自動的にレギオナルリーガに降格する。
- 再編2年目以降はBチームであっても昇格・降格の資格を得ることができる。
3部所属クラブ
2008-2009シーズン
※2部からの降格
- キッカーズ・オッフェンバッハ(Kickers Offenbach)
- FCエルツゲビルゲ・アウエ(FC Erzgebirge Aue e.V.)
- SCパーダーボルン07(SC Paderborn 07)
- FCカールツァイス・イェーナ(FC Carl Zeiss JENA e. V)
※レギオナルリーガ北部からの昇格
- フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V.)
- 1.FCウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)
- ヴェルダー・ブレーメンⅡ(Sportverein Werder Bremen)
- ヴッパーターラーSVボルシア(Wuppertaler SV Borussia)
- FCロートヴァイス・エアフルト(Rot-Weiß Erfurt e.V.)
- 1.FCディナモ・ドレスデン(1. FC Dynamo Dresden)
- キッカーズ・エムデン(BSV Kickers Emden)
- アイントラハト・ブラウンシュヴァイク(Eintracht Braunschweig Tum-und Sportverein Eintracht von 1895)
※レギオナルリーガ南部からの昇格
- VfBシュトゥットガルトⅡ(VfB Stuttgart II)
- VfRアーレン(Verein für Rasenspiele Aalen 1921)
- SVザントハウゼン(SV Sandhausen)
- SpVggウンターハヒンク(Spielvereinigung Unterhaching)
- SVヴァッカー・ブルクハウゼン(Sportverein Wacker Burghausen)
- FCバイエルン・ミュンヘンⅡ(FC Bayern München II)
- SSVヤーン・レーゲンスブルク(SSV Jahn Regensburg)
- シュトゥットガルト・キッカーズ(Stuttgarter Kickers)
歴代優勝クラブ・得点王など
シーズン | 優勝 | 準優勝 | 昇格 | 降格 | 得点王 |
---|---|---|---|---|---|
1963-64 | 1.FCケルン | マイデリヒャルSV | ハノーファー06 ボルシア・ノインキルヒェン |
SCプロイセン・ミュンスター 1.FCザールブリュッケン |
ウーヴェ・ゼーラー (HSV):30得点 |
1964-65 | ヴェルダー・ブレーメン | 1.FCケルン | タスマニア・ベルリン ボルシアMG バイエルン・ミュンヘン |
ヘルタ・ベルリン | ルドルフ・ブルーネンマイアー (1860):24得点 |
1965-66 | TSV1860ミュンヘン | ボルシア・ドルトムント | F・デュッセルドルフ ロートヴァイス・エッセン |
ボルシア・ノインキルヘン タスマニア・ベルリン |
ローター・エメリッヒ (BVB):31得点 |
1966-67 | E・ブラウンシュヴァイク | 1860ミュンヘン | ボルシア・ノインキルヘン アレマニア・アーヘン |
フォルトゥナ・デュッセルドルフ ロートヴァイス・エッセン |
ローター・エメリッヒ (BVB):28得点 |
1967-68 | 1.FCニュルンベルク | ヴェルダー・ブレーメン | キッカーズ・オッフェンバッハ ヘルタ・ベルリン |
ボルシア・ノインキルヘン カールスルーエSC |
ヘンネス・レール (ケルン):27得点 |
1968-69 | バイエルン・ミュンヘン | アレマニア・アーヘン | RW・オーバーハウゼン ロートヴァイス・エッセン |
ニュルンベルク キッカーズ・オッフェンバッハ |
ゲルト・ミュラー (バイエルン):30得点 |
1969-70 | ボルシアMG | バイエルン・ミュンヘン | アルミニア・ビーレフェルト キッカーズ・オッフェンバッハ |
1860ミュンヘン アレマニア・アーヘン |
ゲルト・ミュラー (バイエルン):38得点 |
1970-71 | ボルシアMG | バイエルン・ミュンヘン | VfLボーフム F・デュッセルドルフ |
キッカーズ・オッフェンバッハ ロートヴァイス・エッセン |
ローター・コブルウン (RWO):24得点 |
1971-72 | バイエルン・ミュンヘン | シャルケ04 | WSVボルシア キッカーズ・オッフェンバッハ |
ボルシア・ドルトムント アルミニア・ビーレフェルト |
ゲルト・ミュラー (バイエルン):40得点 |
1972-73 | バイエルン・ミュンヘン | 1.FCケルン | SCフォルトゥナ・ケルン ロートヴァイス・エッセン |
E・ブラウンシュヴァイク RW・オーバーハウゼン |
ゲルト・ミュラー (バイエルン):36得点 |
1973-74 | バイエルン・ミュンヘン | ボルシアMG | E・ブラウンシュヴァイク テニス・ボルシア・ベルリン |
フォルトゥナ・ケルン ハノーファー96 |
ユップ・ハインケス (BMG) ゲルト・ミュラー (バイエルン):30得点 |
1974-75 | ボルシアMG | ヘルタ・ベルリン | ハノーファー96 カールスルーエSC KFCユルディンゲン |
VfBシュトゥットガルト テニス・ボルシア・ベルリン WSVボルシア |
ユップ・ハインケス (BMG):27得点 |
1975-76 | ボルシアMG | ハンブルガーSV | テニス・ボルシア・ベルリン 1.FCザールブリュッケン ボルシア・ドルトムント |
ハノーファー96 キッカーズ・オッフェンバッハ KFCユルディンゲン |
クラウス・フィッシャー (シャルケ):29得点 |
1976-77 | ボルシアMG | シャルケ04 | FCザンクトパウリ VfBシュトゥットガルト 1860ミュンヘン |
カールスルーエ テニス・ボルシア・ベルリン ロートヴァイス・エッセン |
ディーター・ミュラー (ケルン):34得点 |
1977-78 | 1.FCケルン | ボルシアMG | アルミニア・ビーレフェルト SVダルムシュタット98 1.FCニュルンベルク |
1860ミュンヘン 1.FCザールブリュッケン FCザンクトパウリ |
ディーター・ミュラー (ケルン):24得点 |
1978-79 | ハンブルガーSV | VfBシュトゥットガルト | バイヤー・レバークーゼン 1860ミュンヘン KFCユルディンゲン |
アルミニア・ビーレフェルト 1.FCニュルンベルク SVダルムシュタット98 |
クラウス・アロフス (FD):22得点 |
1979-80 | バイエルン・ミュンヘン | ハンブルガーSV | アルミニア・ビーレフェルト 1.FCニュルンベルク カールスルーエSC |
ヘルタ・ベルリン ヴェルダー・ブレーメン E・ブラウンシュヴァイク |
カール・ハインツ・ルンメニゲ (バイエルン):26得点 |
1980-81 | バイエルン・ミュンヘン | ハンブルガーSV | ヴェルダー・ブレーメン SVダムシュタット E・ブラウンシュヴァイク |
1860ミュンヘン シャルケ04 KFCユルディンゲン |
カール・ハインツ・ルンメニゲ (バイエルン):29得点 |
1981-82 | ハンブルガーSV | 1.FCケルン | シャルケ04 ヘルタ・ベルリン |
MSVデュースブルク SVダムシュタット |
ホルスト・ルベシュ (HSV):27得点 |
1982-83 | ハンブルガーSV | ヴェルダー・ブレーメン | SVヴァルドホフ・マンハイム キッカーズ・オッフェンバッハ |
カールスルーエSC ヘルタ・ベルリン |
ルディ・フェラー (ブレーメン):23得点 |
1983-84 | VfBシュトゥットガルト | ハンブルガーSV | シャルケ04 カールスルーエSC |
キッカーズ・オッフェンバッハ 1.FCニュルンベルク |
カール・ハインツ・ルンメニゲ (バイエルン):26得点 |
1984-85 | バイエルン・ミュンヘン | ヴェルダー・ブレーメン | 1.FCニュルンベルク ハノーファー96 |
カールスルーエSC E・ブラウンシュヴァイク |
クラウス・アロフス (ケルン):26得点 |
1985-86 | バイエルン・ミュンヘン | ヴェルダー・ブレーメン | FCホンブルク ブラウヴァイス・ベルリン |
1.FCザールブリュッケン ハノーファー96 |
ステファン・キュンツ (ボーフム):22得点 |
1986-87 | バイエルン・ミュンヘン | ハンブルガーSV | ハノーファー96 カールスルーエSC |
F・デュッセルドルフ ブラウヴァイス・ベルリン |
ウーベ・ラーン (BMG):24得点 |
1987-88 | ヴェルダー・ブレーメン | バイエルン・ミュンヘン | シュトゥットガルター・K FCザンクトパウリ |
シャルケ04 FCホンブルク |
ユルゲン・クリンスマン (VfB):19得点 |
1988-89 | バイエルン・ミュンヘン | 1.FCケルン | F・デュッセルドルフ FCホンブルク |
シュトゥットガルター・K ハノーファー96 |
トーマス・アロフス (ケルン) ローランド・ヴォルファート (バイエルン) 17得点 |
1989-90 | バイエルン・ミュンヘン | 1.FCケルン | ヘルタ・ベルリン SGヴァッテンシャイド |
SVWマンハイム FCホンブルク |
ヨン・アンデルセン (フランクフルト):18得点 |
1990-91 | カイザースラウテルン | バイエルン・ミュンヘン | シャルケ04 MSVデュースブルク (ディナモ・ドレスデン) (ハンザ・ロストック) |
FCユルディンゲン ヘルタ・ベルリン |
ローランド・ヴォルファート (バイエルン):21得点 |
1991-92 | VfBシュトゥットガルト | ボルシア・ドルトムント | FCユルディンゲン 1.FCザールブリュッケン |
シュトゥットガルター・K ハンザ・ロストック MSVデュースブルク F・デュッセルドルフ |
フリッツ・ヴァルター (VfB):22得点 |
1992-93 | ヴェルダー・ブレーメン | バイエルン・ミュンヘン | SCフライブルク MSVデュースブルク VfBライプツィヒ |
VfLボーフム FCユルディンゲン 1.FCザールブリュッケン |
ウルフ・キルシュテン (レバークーゼン) アンソニー・イエボア (フランクフルト) 20得点 |
1993-94 | バイエルン・ミュンヘン | カイザースラウテルン | VfLボーフム FCユルディンゲン 1860ミュンヘン |
1.Fcニュルンベルク SGヴァッテンシャイド VfBライプツィヒ |
ステファン・キュンツ (カイザース) アンソニー・イエボア (フランクフルト) 18得点 |
1994-95 | ボルシア・ドルトムント | ヴェルダー・ブレーメン | ハンザ・ロストック FCザンクトパウリ F・デュッセルドルフ |
VfLボーフム MSVデュースブルク ディナモ・ドレスデン |
マリオ・バスラー (ブレーメン) ハイコ・ヘーリッヒ (BMG) 20得点 |
1995-96 | ボルシア・ドルトムント | バイエルン・ミュンヘン | VfLボーフム アルミニア・ビーレフェルト MSVデュースブルク |
カイザースラウテルン アイントラハト・フランクフルト KFCユルディンゲン |
フレディ・ボビッチ (VfB):17得点 |
1996-97 | バイエルン・ミュンヘン | バイヤー・レバークーゼン | カイザースラウテルン ヘルタ・ベルリン VfLヴォルフスブルク |
F・デュッセルドルフ SCフライブルク ザンクト・パウリ |
ウルフ・キルシュテン (レバークーゼン):22得点 |
1997-98 | カイザースラウテルン | バイエルン・ミュンヘン | アイントラハト・フランクフルト SCフライブルク 1.FCニュルンベルク |
カールスルーエSC 1.FCケルン アルミニア・ビーレフェルト |
ウルフ・キルシュテン (レバークーゼン):22得点 |
1998-99 | バイエルン・ミュンヘン | バイヤー・レバークーゼン | アルミニア・ビーレフェルト SpVggウンターハヒンク SSVウルム1846 |
1.FCニュルンベルク VfLボーフム ボルシアMG |
ミヒャエル・プリーツ (ヘルタ):23得点 |
1999-00 | バイエルン・ミュンヘン | バイヤー・レバークーゼン | 1.FCケルン VfLボーフム エネルギー・コットブス |
SSVウルム1846 アルミニア・ビーレフェルト MSVデュースブルク |
マルティン・マックス (1860):19得点 |
2000-01 | バイエルン・ミュンヘン | シャルケ04 | 1.FCニュルンベルク ボルシアMG FCザンクトパウリ |
SpVggウンターハヒンク アイントラハト・フランクフルト VfLボーフム |
セルゲイ・バルバレス (HSV) エッベ・サンド (シャルケ) 22得点 |
2001-02 | ボルシア・ドルトムント | バイヤー・レバークーゼン | ハノーファー96 アルミニア・ビーレフェルト VfLボーフム |
SCフライブルク 1.FCケルン ザンクト・パウリ |
マルシオ・アモローゾ (BVB) マルティン・マックス (1860) 18得点 |
2002-03 | バイエルン・ミュンヘン | VfBシュトゥットガルト | SCフライブルク 1.FCケルン アイントラハト・フランクフルト |
アルミニア・ビーレフェルト 1.FCニュルンベルク エネルギー・コットブス |
エウベル (バイエルン) トーマス・クリスチャンセン (ボーフム) 21得点 |
2003-04 | ヴェルダー・ブレーメン | バイエルン・ミュンヘン | 1.FCニュルンベルク アルミニア・ビーレフェルト 1.FSVマインツ05 |
アイントラハト・フランクフルト 1860ミュンヘン 1.FCケルン |
アイウトン (ブレーメン):28得点 |
2004-05 | バイエルン・ミュンヘン | シャルケ04 | 1.FCケルン MSVデュースブルク アイントラハト・フランクフルト |
VfLボーフム ハンザ・ロストック SCフライブルク |
マレク・ミンタル (ニュルンベルク):24得点 |
2005-06 | バイエルン・ミュンヘン | ヴェルダー・ブレーメン | VfLボーフム アレマニア・アーヘン エネルギー・コットブス |
カイザースラウテルン 1.FCケルン MSVデュースブルク |
ミロスラフ・クローゼ (ブレーメン):25得点 |
2006-07 | VfBシュトゥットガルト | シャルケ04 | カールスルーエSC ハンザ・ロストック MSVデュースブルク |
アレマニア・アーヘン マインツ05 ボルシアMG |
テオファニス・ゲカス (ボーフム):20得点 |
2007-08 | バイエルン・ミュンヘン | ヴェルダー・ブレーメン | ボルシアMG TSGホッフェンハイム 1.FCケルン |
1.FCニュルンベルク ハンザ・ロストック MSVデュースブルク |
ルカ・トーニ (バイエルン・ミュンヘン): 24得点 |
2008-09 | VfLヴォルフスブルク | バイエルン・ミュンヘン | SCフライブルク |
カールスルーエSC アルミニア・ビーレフェルト |
グラフィッチ (ヴォルフスブルク):28得点 |
国際大会での主要な戦績
※2007-2008シーズン終了現在
- UEFAチャンピオンズリーグ優勝 6回
- バイエルン・ミュンヘン (4回)
- ハンブルガーSV (1回)
- ボルシア・ドルトムント (1回)
- UEFAチャンピオンズリーグ準優勝 7回
- バイエルン・ミュンヘン (3回)
- ハンブルガーSV (1回)
- アイントラハト・フランクフルト (1回)
- ボルシア・メンヒェングラートバッハ (1回)
- バイエル・レヴァークーゼン (1回)
- UEFAカップ優勝 6回
- ボルシア・メンヒェングラートバッハ (2回)
- アイントラハト・フ���ンクフルト (1回)
- バイエル・レヴァークーゼン (1回)
- バイエルン・ミュンヘン (1回)
- シャルケ04 (1回)
- UEFAカップ準優勝 7回
- ボルシア・メンヒェングラートバッハ (2回)
- ハンブルガーSV (1回)
- 1.FCケルン (1回)
- シュトゥットガルト (1回)
- ボルシア・ドルトムント (2回)
- UEFAカップウィナーズカップ優勝 5回
- ボルシア・ドルトムント (1回)
- バイエルン・ミュンヘン (1回)
- 1.FCマクデブルク (1回)
- ハンブルガーSV (1回)
- ヴェルダー・ブレーメン (1回)
- UEFAカップウィナーズカップ準優勝 5回
- 1860ミュンヘン (1回)
- ハンブルガーSV (1回)
- フォルトゥナ・デュッセルドルフ (1回)
- FCカールツァイス・イェーナ (1回)
- シュトゥットガルト (1回)
- インターコンチネンタルカップ優勝 3回
- バイエルン・ミュンヘン (2回)
- ボルシア・ドルトムント (1回)
- インターコンチネンタルカップ準優勝 2回
- ボルシア・メンヒェングラートバッハ (1回)
- ハンブルガーSV (1回)
- UEFAスーパーカップ準優勝 7回
- バイエルン・ミュンヘン (3回)
- ヴェルダー・ブレーメン (1回)
- ハンブルガーSV (2回)
- ボルシア・ドルトムント (1回)
バイエルン1強体制
ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘンの1強体制が現在も続いている。他国のリーグでは、熾烈な優勝争いが展開されていることを考えると非常に珍しいことである。その分、ヨーロッパカップ出場権をめぐる争いは1990年代のセリエA並みに熾烈であり、リーグで躍進したクラブが翌シーズンに低迷するのはこのためである。ブンデスリーガでは基本的に以下のように「4階建て構造」となっている。
- バイエルン・ミュンヘン
- ヴェルダー・ブレーメン、ハンブルガーSV、VfBシュトゥットガルト、シャルケ04、バイエル・レヴァークーゼン、ボルシア・ドルトムントなどの中堅名門クラブ
- ヘルタ・ベルリン、VfLヴォルフスブルクなどの中堅新興クラブ
- プロヴィンチャ
あまりにもドイツ国内ではバイエルン・ミュンヘンが強すぎるため、多くのクラブでは「ストップ・ザ・バイエルン」を合言葉としている。しかし、バイエルン・ミュンヘンも元から強かったわけではなく、現在の地位を築いているのは、有力スポンサーの獲得やクラブ会員の獲得、有力選手獲得やチーム強化を長い期間で行ってきたからこそである。このような状況が起こっている要因には、「古豪クラブの低迷」、「(他国のリーグと比較して)戦術・システム面での遅れ」、「無謀な強化によるクラブ経営の圧迫」に集約される。
- 古豪クラブの低迷
- ここでは、旧東ドイツの名門クラブについては含まないものとする。ボルシア・メンヒェングラートバッハ、1.FCケルン、アイントラハト・フランクフルト、1.FCカイザースラウテルンがこれに該当する。いずれも、1970年代から1980年代にかけてバイエルンと熾烈な優勝争いをしてきた名門クラブであるが、現在では1部と2部の行き来を繰り返している。
- 戦術・システム面での遅れ
- 特に、ブンデスリーガで深刻なのは戦術・システム面での遅れである。これは1990年代後半におけるドイツ代表の低迷と密接しているし、近年のヨーロッパカップにおいてドイツのクラブが苦戦している要因であるといえる。新しいシステムは導入せずに、有力な選手を発掘することで現代サッカーに対応したオットー・レーハーゲルのような例外的なケースを除き、多くのドイツ人監督は旧態依然とした戦術・システムを構築しているのが現状であり、現代サッカーに対応できずにいる。さらに、2006年のW杯ドイツ大会で、ユルゲン・クリンスマンがドイツ代表を率いてスペクタクルなサッカーを披露して以降、クリンスマン、ラルフ・ラングニックに代表される新しいタイプの監督が注目されるようになり、古いタイプのドイツ人監督は窮地に立たされている。
- 無謀な強化によるクラブ経営の圧迫
- 1990年代において、バイエルンの最大のライバルと呼ばれたクラブは、バイエル・レヴァークーゼンとボルシア・ドルトムントであろう。いずれも、各国代表クラスの選手を補強することで、バイエルンに対抗していた。ボルシア・ドルトムントに至っては、1996-1997年にはUEFAチャンピオンズ・リーグも制している。当時、これらのクラブでは、2チーム分のオーダーを組めるほどの選手を抱えていた。こうした許容範囲を超えた補強を短期間で行ったことが、クラブ経営を圧迫した要因とされている。
関連項目
- ドイツサッカー協会(DFB)
- ドイツ・サッカー選手権(ドイツ・ブンデスリーガの前身)
- サッカーリーグ一覧
脚注
- ^ footballista 2009/4/8号
外部リンク
- Bundesliga - 公式サイト
ドイツサッカー連盟 | |
ナショナルチーム | |
国内リーグ | 男子: ブンデスリーガ · 2. ブンデスリーガ · 3. リーガ · レギオナルリーガ · オーバーリーガ · フェアバンツリーガ · ランデスリーガ |
国内カップ | 男子: DFBポカール · DFLスーパーカップ |
廃止 | 男子: ドイツ選手権 · DFLリーガポカール |
賞 | 男子: 年間最優秀選手賞 · ブンデスリーガ得点王 |
関連項目 |