離島(りとう)は、本土・本島から離れている島である。法律や行政等において用いられる区分であり、地理学上は、島に関して本島・離島といった区分け・分類はない。そのため、本土や本島に「付属する島」と言う表現も、法律や行政上の区分である。 領海や排他的経済水域(EEZ)の広く確保する基点になったり、外国の領土や船舶・航空機を監視、警戒する拠点になったりする。また、離島に自国民が居住することは実効支配の証となるほか、他国による領土侵奪の抑止に繋がる。人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできることは、その離島について排他的経済水域や大陸棚を確保するための要件でもある。このため政府が費用を支援して離島への移住を促したり、軍隊や沿岸警備隊を駐留させたりする例もある。 地球上で他の陸地から最も遠い離島は、南大西洋にあるノルウェー領ブーベ島(南極大陸まで約1600km)である。