Unicode(ユニコード)は、符号化文字集合や文字符号化方式などを定めた、文字コードの業界規格。文字集合(文字セット)が単一の大規模文字セットであること(「Uni」という名はそれに由来する)などが特徴である。 従来、国あるいは各メーカーで独自に開発されていた文字コードには互換性がなかった。複数の文字コードを共存させる方法には文字が重複する短所があるため、微細な差異はあっても本質的に同じ文字であれば一つの番号を当てる方針で各国・各社の文字コードの統合を図ったものである。1980年代に、Starワークステーションの日本語化(J-Star)などを行ったゼロックスが提唱し、マイクロソフト、Apple、IBM、サン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、ジャストシステムなどが参加するユニコードコンソーシアムにより作られた。国際規格のISO/IEC 10646とUnicode規格は同じ文字コード表になるように協調して策定されている。