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所属 | ゼントラーディ軍 |
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設計・製造 | ロイコンミ第330048902ゼントラーディ 全自動兵器廠 |
全高 | 16.55m |
全備重量 | 41,200kg |
エンジン | ロイコンミ熱核反応炉 |
エンジン推力 | 3.9 GGV |
標準武装 | 大口径インパクトキャノン×2 小口径インパクトガン×2 超長距離荷電粒子ビーム砲 小口径レーザー対人機銃×2 近接戦闘追尾ミサイル×6 |
乗員人数 | 1名 |
グラージ(Glaug)は、SFアニメ作品『超時空要塞マクロス』に登場する、架空の兵器。ゼントラーディ軍が使用する機動兵器のひとつ。
概要[]
ゼントラーディの巨人兵が搭乗するワンマン戦闘ポッドで、一般兵用のリガードより上位機種にあたる。作中では勇猛果敢な指揮官カムジン・クラヴシェラの愛機として登場する。
プロトカルチャー分裂戦争の初期、兵器開発競争の最後期に登場した機体で、前線での戦闘データをもとに設計されている。兵装も豊富な高性能機体で特に格闘戦に優れているが、オプションで大気圏内用大型ブースターが装着でき、高機動戦闘にも対応可能である。運用評価が高く、相当数が生産され戦線に投入された。
しかし、28万周期前に監察軍の攻撃により自動製造ラインが破壊されたため、修復技術を持たないゼントラーディ軍の中では希少な兵器となった。カムジンのグラージは数千周期前に兵器倉庫を開いた際に発見された、新品同様の代物である。カムジンは個人的にこの機体を3機所有している。
後継機[]
第一次星間大戦終結後、ゼントラーディ人の一部は地球人類と共存社会を築くが、軍備面でも両種族の兵器の融合体が開発された。ゼントラーディ軍の名機グラージも空戦・格闘戦能力を強化するため、3段変形の可変戦闘機に改良された。
ネオ・グラージ[]
PS用ゲーム、『マクロスプラス GAME EDITION』に登場する。プレイヤーがイサム・ダイソン編を選ぶと、最終ステージで迎撃機としてYF-19と対戦することになる。有人機か、またはゴースト X-9同様シャロン・アップルに操られたAI搭載の無人機かについては特に説明されていない。
機体はグラージの基本形状をガウォークとし、三胴形状のファイターへ変形する。腕部と脚部が重なりエンジンブロックを形成する変形システムは、同じ三胴機であるVF-4ライトニングIIIと相通ずる。ゲーム中2段変形までなのはゲーム機のポリゴン性能の制約のためで、バトロイドモードのデザイン案も考えられていた。
ヴァリアブル・グラージ[]
DC用ゲーム『マクロスM3』において、マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの養女モアラミア・ジフォンが使用する。STAGE2でゼントラーディ反乱分子が地球技術を得て開発した秘密兵器として登場。モアラミアの統合軍編入後はダンシング・スカル隊の一機として活躍する。
機体の基本形状・変形機構はネオ・グラージとほぼ同一。各部の造作が細かくなっている他、本作ではバトロイドモードも使用できる。バリエーションとして、グラージ同様に巨人サイズのコクピットを持つ機体と、統合軍に接収されマイクローンサイズのコクピットに改造された機体がある。