このページはレオの誕生日サプライズ! (英語: Bionic Birthday Fail)の完全な書き写しです。
書き写し[]
(シミュレーターで)
ブリー: 嫌な予感がする。ここにはいない方がいい。
(敵との戦い)
敵のリーダー: ああーー!!
(ラボで
ドナルド: アダム、投げ飛ばしたのは敵のリーダーだ。今日のシミュレーションの目的は、彼から話を聞き出すことだろう。
アダム: 答えてたじゃない。「ああーー!!」って。
ブリー: ねえ、今度やる時は敵をもっとかっこいい子にしてくれる?何よ?訓練にも��れくらいの楽しみがあったっていいでしょ。
レオ: 素人は下がってな。よーし!次は僕。なんでも来いだ。
ドナルド: レオ、このゴーグルはおもちゃじゃないんだぞ。
レオ: いいでしょ。もうすぐ誕生日なんだよ。世界的に知られた「レオの日」だ。
ドナルド: ダメだよ。ミッション・シミュレーターはバイオニックパワーを調整するためのもので、遊びに使うものじゃないんだ。それに君は、訓練を受けてない。
レオ: それじゃ、誕生日のプレゼントに僕にもパワーをちょうだい?
ドナルド: (嘲笑) それは、今の自分をコントロールできるようになってからだな。
チェイス: もうすぐ誕生日か。今いくつ?9歳?
レオ: 14歳。
チェイス: (笑っている) で、本当は?
ブリー: お祝いするの?
レオ: ああ、もちろん。毎年ママがサプライズパーティーを開いてくれるんだ。
アダム: 本当?
レオ: 去年のケーキなんて僕の等身大ケーキだったよ。
アダム: ほお!
レオ: 自慢するわけじゃないけど、僕美味しかった。
(主題歌)
...
(ラボで)
ターシャ: ねえ、聞いて。私が取材した賞味期限ごまかし事件のリポートが賞をもらったの。「特集 冷蔵庫に潜む殺し屋」。
ドナルド: おめでとう、ターシャ!すごいじゃない!
ターシャ: (笑っている) ありがとう。でも、授賞式がレオの誕生日と同じ日なの。ごめんね、レオ。残念だけど、式に出ないとライバルに賞を奪われちゃうかもしれない。芝居がかった出たがり屋のリンダ・モンティエレスに。
レオ: 気にしないで。楽しんでおいでよ。おめでとう。
ターシャ: おお…。
レオ: (ブリーに) なんだよ?
ブリー: 誕生日のパーティーはどうなるわけ?楽しみにしてたのに!
レオ: ママは毎年嘘をついて、パーティーは開(ひら)けないって僕に思い込ませるんだ。賞なんて嘘。まともなリポート見たことある?
ターシャ: 本当にいいの?怒ってない?誕生日はいつも一緒だったのに。
アダム: 言った方がいい。レオの誕生日は何度もあるけど、ターシャの受賞は二度とないよ。
レオ: ママ、授賞式へ行って。チョコケーキ!
ターシャ: お祝いは次の日に必ずするから。
ブリー: ねえ、なんで私たちには誕生日のパーティーがなかったの?
ターシャ: ドナルド。もしかして一度もお祝いしてあげたことないの?
ドナルド: (緊張して笑う) そんなことないよ。誕生日はお祝いしてたさ。覚えてるだろう?ほら…あそこへ行ったじゃない。ああ、一度も祝ったことない。
ターシャ: あなた、サンタが来る前にクッキー食べてたでしょ。
ブリー: サンタって何?
ターシャ: やだ、嘘でしょ…。
ドナルド: そんな大事なこと?
レオ: 今年のパーティーは今までで一番のパーティーになるよ。嘘のスケールが大きい時はパーティーのスケールも大きんだ。驚く顔、練習しなきゃ。
アダム: フーフー!レオのサプライズパーティーだってさ!
チェイス: ターシャがサプライズパーティーを計画してるなら、僕らに知らせるはずだ。
アダム: そうだよな。俺らを招待しないなんてターシャって薄情だね。
ブリー: 違う。授賞式っていうのは嘘じゃなくて、ターシャたちは本当に行くのよ。レオが可哀想。きっとがっかりするわ。
チェイス: だったらさ、僕らがパーティー開けばいいじゃない。学校のみんなを呼んで。
ブリー: でも、どんなことすればいいかよくわかんないし。
アダム: 俺はトランポリンの家があればいい。あと、お菓子。それにピエロ。そうだ。ピエロにトランポリンで跳ねてもらって、お菓子撒き散らしてもらえばいいんじゃない?配る手間が省けるだろう。
ブリー: ねえ。それよりグリッターヘッドを呼ぼう。ネットで人気のスターよ。彼女手話で歌うのよね。「手は口ほどに物を言う」。新曲のタイトルよ。
チェイス: ダメダメ、そんなんじゃ。レオはクールなものを望んでる。あいつの好きなSFドラマに出てるミュータントを呼ぼう。シャークマンとか、ドルフィンボーイとか!
アダム: それお前の好きな番組だろう。
チェイス: レオも好きに決まってる。
ブリー: ねえ。レオは兄弟だよ。全部用意しよう。
アダム: フーフー!やった、サプライズパーティー!レオ驚くな。あいつに言ってくる。
チェイス: アダム。
アダム: ああ、そうか。だよな。サプライズパーティーなんかやらないってレオに言ってくる。早くバレるとこだったよ。
(ブリーとチェイスがアダムを追ってくる)
...
(リビングで)
レオ: すごいや!タキシードか。かなり気合い入れて支度してるんだね。
ドナルド: レオ、誕生日なのに、一緒に過ごせなくてすまない。でも、期待しててくれ。君のためにプレゼントを用意してあるんだ。「ワウ、信じらんない。僕の新しいパパ最高!」って言いたくなるやつ。
レオ: それロボットスネーク?
ドナルド: ううん。
レオ: 本物のレーザーを発射するラジコンの戦車?
ドナルド: ううん。
レオ: 偽物のレーザーを発射する本物の戦車?
ドナルド: ううん。
レオ: レシートがあれば返品できるね。
ドナルド: エディ。レオへのプレゼント。なんだと思う?ヘクサコプターってのを手に入れたんだ。まだ試作品がないんだけどね。
エディ: いいね。私もプレゼントを用意したよ。すごく大きな箱だけ。
ドナルド: 配送中に壊れたりしてないか、前もって、一応、確かめた方がいいよな。
エディ: ああ、それがいい。開けてみて。
ドナルド: うー。ほーほーほーほー!すごいんだぞ。こいつをつけて、心で操縦するんだ。(ヘクサコプターが起動する。) (笑っている)i オッケー。飛べ!ヘクサコプター!おー、うー。(笑っている) よーし!飛べ!飛べ!(ヘクサコプターが落ちて壊れる) うそ!まずいよ!
エディ: やめとけって言ったのに。
ターシャ: ドナルド!
(ドナルドが箱を隠す)
ターシャ: レオ、出かけるわね。
レオ: 待って!今行く!
ターシャ: 行ってくるわ。
レオ: そう…。それじゃあ、僕が玄関でお見送りしてあげるよ。レオがドアに近づいてます。レオがドアの取っ手を握りました。では開けます。サプライズ!(ドアの前に誰もいなくて、落胆した。) あれ…。
ドナルド: 実況中継どうも。(ターシャの相槌) 行こうか。
ターシャ: (レオに) 行ってきます。
レオ: ああ!そういうことか。車に乗り込んで、少し走ってUターンするんだ。で、みんなが木の茂みから飛び出す。うん、いい感じ。本当に出かけますって感じで車を出したよ。(嘲笑) あんな遠くまで行かずにすぐ戻ればいいのに。本当に行くの!?僕の誕生日なんだよ!
...
(ラボで)
チェイス: この風船、どうやってレオに気づかれずに上の部屋へ持ってく?
アダム: ああ。これでどう?(鉛筆で風船を割る) ん?(チェイスが慌てる)
レオ: 聞いてよ。ママ、本当に授賞式へ行っちゃったんだ。サプライズパーティーは開いてくれない。
アダム: そう…。
チェイス: そんな…嘘だろう。それってひどすぎ。それじゃ…
アダム: また!
レオ: ねえ、どこ行くの?僕の誕生日なんだよ!
チェイス: 今パーティーの準備をしてるんだけどさ、合図を送るまでレオをラボから出さないで。
エディ: 出たいと言っても閉じ込めておけっての?そんな可哀想なこと!やるよ。
レオ: エディ、扉を開けて。
エディ: 開けたらアダムたちがサプライズパーティーを計画してるのがバレちゃうよ。
レオ: 僕のためにパーティーを?
エディ: でも、お間抜け3兄弟だからね。期待しない方がいい。
...
(リビングで)
ブリー: レオのサプライズパーティーへようこそ。レオが現れたら、友達っぽく振る舞ってくれる?
アダム: ああ!俺が呼んだピエロ!ブレイクダンスができるんだ。なあ、かっこいいの踊ってみせてよ。あ、あ、あ。おー、イェイ!イェイ!どう?最高だろう?最近まで車のセールスマンだったって。イェイ!フーフー!
チェイス: (息を呑む) いらっしゃい、シャークマンにドルフィンボーイ!イー、イー、イー、イー、イー、イー!会えたらさ、言おうと思ってたジョークがあるんだ。こさめ(小雨、小鮫)だけど傘いるか?怒んないでよ!立てないでね、波風は。
アダム: よーし、レオを呼びに行こう。
ブリー: (息を呑む) グリッターヘッド!来てくれたんだ!ネットを飛び出してうちのリビングに!でも正直ちょっと怖いよね。
(カット)
アダム: (叫び) やった!トランポリンの家だ!(楽しく遊んでいる) なんだよ、これ?空気で膨らませてたみたいだよな。
...
(ラボで)
レオ: パーティーの準備まだ終わんないの?エディ、リビングの様子を映してよ。
(パーティーの様子がエディの画面に映っている。)
レオ: 嘘でしょ!?エディ、扉を開けて。
エディ: 合図がないからダメ。サプライズが台無しになる。
レオ: でも、みんな僕抜きでお祝いしちゃってるんだよ!
エディ: 別にいいじゃん。プレゼント勝手に開けられちゃうけど。
レオ: ダメ!ダメ!エディ!エディ!扉を開けて!扉を開けて!お願い、開けて!
...
(リビングで)
アダム: どう?膨らんでる?
チェイス: かなりね。頑張れ。
ドナルド: 何があったんだ?お前たちに罰を与えなきゃ���けないようなことをここで起こしたようだけど。
ブリー: レオのためにサプライズパーティーを開いてあげたの。
ターシャ: あら!あなたたちって優しいのね。
ドナルド: レオの誕生日を利用して大騒ぎってわけか。
ターシャ: ねえ、ところで、レオはどこ?
ドナルド: ああ。
エディ: レオならここでーす。
(レオがエディの画面に出る。)
レオ: そう。ここに3時間閉じ込められてた!
エディ: そう。合図がなかったからね。
チェイス: エディ。レオをラボから出してあげて、今すぐ!
エディ: はいはい、待ってたよ。その合図。
ドナルド: じゃあ、こういうこと。お前たちはレオのためにサプライズパーティーを開いた。レオがいないところで。(笑っている) それ…それってかなり笑え…笑えない。笑えないぞ!
チェイス: あ…ねえ。もうすぐレオがラボから上がってくるから、みんなでパーティーが続いているふりをしよう。
ドナルド: オーケー。
ターシャ: いい。
ドナルド: わかった。
チェイス: 2、1…
みんな: サプライズ!
ブリー: フー!
レオ: この家で初めての誕生日、楽しいだろうって期待してた。楽しかっただろうね。でも、僕わかんない。招待されてないから!
...
(キッチンで)
ターシャ: ちょっぴり残念な誕生日になっちゃったけど、きっとこれで機嫌直るわよ。ドナルド、プレゼントあげて。
レオ: そうだね。イケてるプレゼントもらえば、パーティーに呼ばれなかった心の傷も癒されるよ!
ドナルド: え、プレゼント?ああ、あれはやっぱりやめとこう。お金あげるから、好きな金額言って。
チェイス: 用意してたの、あげればいいじゃない。
ドナルド: どこに置いたか忘れちゃだて。
アダム: クローゼットの奥の方に、押し込んであったけど。
ドナルド: ありがとう。よく気づいたな。
レオ: (興奮して叫びと笑い声を出す) (壊れたヘクサコプターを見る)
ドナルド: おい、おい、レオ。もう壊したのか?
...
ドナルド: こんなひどい父親っていないよ。違うって言ってくれなくてもいいから。とにかく、あのヘクサコプターを修理しないと。
チェイス: そうすりゃレオはミスター・ダヴェンポートを許すよね。でも、僕らは?
ドナルド: 知らなかった?僕は自分さえよければそれでオッケー。
ブリー: 私たちって最低。自分の望みだけ叶えちゃって。
チェイス: あ…ちょっと待って。レオはミッション・シミュレーターで僕らと一緒に訓練することを望んでた。そうだよ。あれをやらせてあげよう。
アダム: でも、ダヴェンポートがダメだって。
チェイス: 彼が持ってるサイバーキーをこっそり手に入れて、僕らだけでシミュレーターを作動させればいい。
アダム: ああ…。
ブリー: それって…ずるいし、悪いことだし、反抗的な行いよね。やっと普通の高校生になれた!
...
(ラボで)
チェイス: (小声で) いいか。ダヴェンポートはサイバーキーを、デスクの左側に置いてる。
ブリー: オッケー。絶対気づかれないように気をつけてよね。
アダム: 任せとけ。(ダヴェンポートに) どうも、ミスター・ダヴェンポート。なんだか難しそうな遊びやってんだね。(笑っている)
ドナルド: やあ、アダム。
アダム: (息を呑む) ねえ、何あれ!?(黙々と鍵を盗む)
ドナルド: あれは…壁だと思うよ、アダム。
アダム: そう。正解です。
...
(ラボで)
レオ: 今度は何?僕を閉じ込めて、バケーションにでも出かけんの?
チェイス: レオ、バースデーミッションの時間だよ。
レオ: ダヴェンポートが僕はやっちゃいけないって。でも今…ダヴェンポートいないし、いいよね。やっちゃおう!
(空っぽの部屋にトランスポートされてしまった。)
レオ: なんだよ、これ。すごいお金かけてこんながっかりするもの作ってんの?
(背景が変わる)
レオ: おお、いいね!そうこなくっちゃ!
(敵が現れる)
レオ: (叫ぶ) ちょっと!(叫ぶ) まずい!ねえ、みんな!僕どうすりゃいいの?
(3人が現れる)
アダム: チェイス、手本を見せてやれ。
(チェイスが戦い始める)
チェイス: レオ!いいか。フォースフィールドを使え。
レオ: え?僕そんなの?やめろ! (フォースフィールドを使う) 出せたよ。フォースフィールドが出せた!僕スーパーヒューマンだ!やった!やったね!すごいぞ!
ブリー: 次はスピードを試してみて。 (敵が近づく) 走って!
(ブリーとレオが猛スピードを使う)
レオ: 待って。ってことは腕力も?
アダム: ああ、やってみたら?俺を投げ飛ばしてみろ。
(レオがアダムを投げ飛ばして、アダムが叫ぶ。)
レオ: 僕を軽々と投げ飛ばす力があるのに、毎日よく我慢してるね。
(もう一人の敵が現れた。)
レオ: そう。かかってこいって?よーし、食らえ、レオパンチ!
(戦いが続く)
チェイス: どういうことだ?今までのプログラムじゃこんな強い敵見たことないぞ!
(二人が倒れる)
レオ: 誕生日のお祝い代わりに楽しんでたのに、こんなのクールじゃないよ。
ドナルド: そうか?サイバーキーを盗んで、勝手に使うのもクールじゃないよな。
ブリー: 覆面取ったら、普通イケメン登場でしょ?ああ…いや、若い子にはちょっとあれだけど、お年寄りにはイケるかもよね。
ドナルド: レオ、ミッション・シミュレータはーは使っちゃいけないと言っといただろう。訓練も受けてないんだから。
レオ: ああ、敵、危ない!(敵を倒す)
ドナルド: あれ?訓練受けてた?ハハー!すごいな、レオ!やるじゃない!
チェイス: ああ。
レオ: つまり、ミッション・シミュレーターいつでも使っていいってこと?
ドナルド: 違うよ!ヘ!もっと難易度の高いシミュレーションにして、訓練を受けさせなきゃいけないってこと。いいか。ただじゃ済まないからな。
チェイス: サイバーキーを勝手に使って悪かった。誕生日を台無しにしたお詫びにと思って。
レオ: 誕生パーティー、今までみんなも開いてもらってたら、僕のを乗っ取ることはなかったかもね。
ドナルド: はい、はい。誕生日は大切だ。
チェイス: 何度も迎えてきたからわかるよね。50回ぐらい?
ドナルド: 僕は38歳だ。
(みんなで笑っている)
チェイス: で、本当は?
ドナルド: ハーハー!なあ。火星でキックボクシングでもやる?
チェイス: ああ!ありゃいいね!
レオ: やりたい!誕生日はやっぱりこうでなきゃ。みんなでワイワイ、和気あいあい。
ドナルド: ああ。
レオ: さあ、みんな、来て。
アダム: ああ。
ブリー: オッケー。
ターシャ: うちって変よね。いつまで経っても慣れないわ。
...
(リビングで)
ドナルド: なあ、レオ。ヘクサコプター。誕生日のプレゼントに欲しかったんだよな。だから、丸一週間かけて、壊れたやつの構造を調べたんだ。で、なんと真似して、自分で、作り上げちゃいました!
レオ: すごい!ダヴェンポート社のオリジナル?
ドナルド: ああ。ダヴェンポートオリジナル。
レオ: これネットで売れば、大儲けできるね。
ドナルド: え?
レオ: じゃなくて、ありがとう。
ドナルド: ああ。ほら、これをつけて。心の動きで、操縦するんだ。誕生日おめでとう。
レオ: 最高だよ!よーし、やってみよう。
ドナルド: ええ。オッケー、いいぞ!よーし!もっと高く!そう!おい、おーい!ちょっと!
レオ: ああー!
(ヘクサコプターが粉々に壊れてしまう)
ドナルド: うわ!レオ、何考えてたんだ?
レオ: ヘクサコプターが壁にぶつからないといいなって。