出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
手数 (てかず)
- てかずの漢字表記。
手数 (てすう)
- あることを行うのに必要な作業の数。またそのような作業。手間。
- それだけの手数のかかったものがわずかにコーヒー一杯の代価で買えるのである。(寺田寅彦『地図をながめて』)
- 校長は今に職員に紹介してやるから、一々その人にこの辞令を見せるんだと云って聞かした。余計な手数だ。そんな面倒な事をするよりこの辞令を三日間職員室へ張り付ける方がましだ。(夏目漱石『坊っちゃん』)
- 手数料
- 1.が多くて面倒なこと。
- 「いいえ、ほかならぬパーウェル・イワーノヴィッチのためですもの、手数だなどということは決してありませんよ。」(ニコライ・ゴーゴリ、平井肇訳『死せる魂 または チチコフの遍歴』)
- 特に、相手にかけさせる労力。多くおわびやねぎらいの気持ちをあらわすときに用いられる。
- お手数をおかけします。/お手数ですがよろしくお願いします。
- 将棋や囲碁などにおける着手の数。