はかる

はかる

1. 【計る、測る、量る】はかり、物差し、時計等の器具を使って、重さ、長さ、体積、時間といったものの量を単位で区切り、数値で表現する。
   • 何事においてもはかったように正確に行動する。
2. 【測る、量る】相手の考えや、隠された事実などについて、対象を取りまく状況などから想像、想定する。
3. 【図る】あることができるように試みる、企てる。
4. 【謀る】敵対する者を陥れるために策略を巡らす、又は、そのためにだます。
5. 【諮る、議る】あることを行なうにあたって、下位の者が上位の者へその決定を求める、または、有識者に意見を求める。

• 計る:一般的用字。特に時間や計数時、以下の「測」「量」に当てはまらない場合に用いるが、「測」「量」に替えて用いても間違いとまではいえない。
• 測る:長さ、面積、速さ等をはかる場合に用いる。類義語:測定する、計測する、測量する。
• 量る:重量、容積を量る場合に用いる。類義語:計量する。

• （想像、想定する）:おしはかる、推量する、推測する、推定する。
• （試みる、企てる）:企図する、意図する。
• （決定、意見を求める）:諮問する。

計測する、計量する

重さを量る

試みる

企てる

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三拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)ふぁかる

  (南北朝時代)ふぁ​かる

  (室町時代)ふぁ​かる

  (江戸時代)は​かる

はかる【計る、量る、測る】

1. 測定する。計量する。
2. 推（お）し量（はか）る。推量する。推察する。
3. 予測する。

はか-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
はか	ら	り	る	る	れ	れ

はかる【謀る、企る】

1. 企（くわだ）てる。画策する。
2. 騙（だま）す。欺（あざむ）く。計略にかける。

   夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関はゆるさじ (清少納言　百人一首、後拾遺集)

   夜がまだ明けないうちに鶏の鳴き真似をして騙そうとしても決して逢坂の関は通さない。

はか-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
はか	ら	り	る	る	れ	れ

はかる【図る、諮る、議る】

1. 相談する。

はか-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
はか	ら	り	る	る	れ	れ