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有償の寄稿の開示について
[編集]こんばんは、User:Hmanと申します。Wikipedia:有償の寄稿の開示の解釈について、皆様のご意見を伺いたく、書き込ませて頂きます。
まず大前提として、私はこれまでに企業・組織・著名人の記事を、当事者との連絡・資料提供の上で、先方の書き込みの監修、または私自身で書き込みを行うと言うことを、複数回行っています。何分、ものごとについて一番知っているのは当事者でございましょうから、この点については特に問題はないと考えて居ます。もちろん、厳正に中立性は守ってきたつもりです。むしろ非中立的なものを中立に戻そうと活動した感じです。そしてそうして編集した記事が問題とされたことは、恐らくないようです。また報酬については、現在までの所全くのゼロです。記念グッズを貰った事すらありません。むしろ私の方が電話代等を持ち出しているほどです。
さて、現在まではこれでよかったのですが、今後とも常にそうとは限りません。やや遠方になれば、正直、交通費も滞在費も個人で支出するには少々辛い額となることは、想像に難くないでしょう。そしてこの際に、必要経費(の一部または全部)を先方の組織から受け取ったとします。・・・これは報酬を得た事になるのでしょうか?
まず前提として、私はこの場合、1円も得をしません。むしろ可処分時間を取られたと言う意味で、損をしています。一般的な勤め人であれば、「必要経費」は申請すれば所属組織から出る場合が多いでしょうが、これは所得ではなく、所属組織に貸し付けていた必要経費と言う金員を請求の上で払い戻させただけに過ぎません(出張費などは一応所得でしょうかね)。また、二次創作の界隈などでは伝統的に、「商用利用は不可、ただし必要経費や手間賃の回収については商用利用とは見なさない」と言う概念がございます。
そう言った意味では、必要経費を受け取ると言う行為は「報酬」を得ているとは見なせないと考えるべきと思います。例えば「コトバンク」で各辞書の提議を確認した限り[1]、必要経費の受取は報酬には該当していません。まあ、とかく全く特をしていないのですから当たり前と言えば当たり前です。恐らくは労働契約も請負契約も成立していないかたちになるでしょう。
しかしながらウィキペディアは「無償のボランティアだ!!」と言うことで長くやってまいりました。よって、必要経費すらも違和感を覚える方も多くいらっしゃると想像できます。2017年夏現在のjawpでは、皆さんがどの様に考えていらっしゃるのか、もしよろしければごお聞かせ頂きたいと思います。
もしこれが認められるなら、個人レベルでは無理であった範囲まで行動範囲も広がり、重要な文献も参照しやすくなります。必然的により活発な執筆または記事の改善活動がいささかなりとも進むと期待出来ます。認められないなら従来のままとなります。またこれは強調してもし足りませんが、私はjawpでの執筆で1円でも金員を得ようとは全く思っておりません。純粋に記事・記述の正確性・中立性や網羅性の向上、いわば全体の品質の向上のみを目的としています。jawpはあくまで趣味です。どこまで言っても趣味です。ですが報酬を受け取ってしまっては、趣味ではなくなります。必要経費の受取が報酬と見なされるのであれば、私はそれは絶対に行わないでしょう。--Hman(会話) 2017年8月27日 (日) 19:14 (UTC)
- コメント 利用規約の日本語翻訳版 (wmf:Terms_of_Use/ja) では「報酬」として訳されてしまっていますが、日本語版は参考訳に過ぎないので、「報酬」の辞書的な意味についての考慮をしないものとします。正文たる英語版 (wmf:Terms_of_Use/en) では "compensation" となっており、「代償」「補償」だとか「有償」("paid") という日本語を辞書で引いた際の意味に近いように思います。また、「招聘ウィキペディアン」や「プロジェクト:GLAM」、「インターン」等も適用対象であることを考慮すると、「必要経費」と解されるものであっても、Wikipedia:有償の寄稿の開示 の適用対象となるものと私は現時点において解釈しています。別に現時点では利用規約や方針として「報酬を受け取って編集をすること」自体を禁じているのではないので、例え編集の対価として数十万円・数百万円の現金や物品、サービスの供与を受けていたとしても、利用規約や他の方針等に反しないで、その旨を開示さえすれば現行方針上は問題ないのです(それをコミュニティが受け入れるかは別ですが)。特定記事の編集に際し、それとの利害関係者から金品や資料提供、人員提供、サービスの提供等を含め、人との接触により当該記事編集でのバイアスがかかりうる可能性がある状況が発生したのなら、当該記事のノートで開示された方が各人の活動に対する透明性の向上につながるものと考えます。--rxy(会話) 2017年8月27日 (日) 20:58 (UTC)
- 「必要経費を受け取ると言う行為は「報酬」を得ているとは見なせないと考えるべきと思」うと仰っているということは、当該行動が問題なければぜひ(あるいは要請に従って)実施していきたい、とお考えなのだろうと推察いたします。
- という話があります。しかし、「図書館」という名前がなくとも実態としては図書館だったわけです。Hmanさんも「有償寄稿開示法では報酬扱いされてしまうため、仕方なく開示を行ったけど、心の底では『報酬』とは思っていません!」という態度で望んでいけばいいのではないでしょうか?
- ちなみに、この物語には続きがあります。その後の過疎債特別措置法改正で、図書館建設に当該債権を使うことが認められるようになったのです。現在は、名実ともに「図書館」として運営しています。
- WMFの規約には「プロジェクトが別の開示方針を採用する場合、そのプロジェクトに寄稿する際には、本項の要件ではなく、その採用される方針を順守することができます。」とあります。つまり、「jawpはWikipedia:有償の寄稿の開示を「別の開示方針」に採用します!」と宣言し、その中で、必要経費については「報酬」と扱わない旨を示しておけば、名実ともに報酬とはみなされなくなるわけですね。Hmanさんが、自分の態度にかかわりなく、「公的に報酬とみなされるのが嫌」なのであれば、そういう方法をとってもいいかもしれません。
- 最後に、「どの様に考えて」いるのか、という質問ですが、細かい規約などを無視して考えるのであれば、必要経費は報酬に入れるべきではないと思います。もちろんこれはただの感情論なので、規約上どのように解釈されるべきなのか、という点からは離れますが。--Kkairri[話][歴] 2017年9月2日 (土) 06:54 (UTC)
- 質問 「私はこれまでに企業・組織・著名人の記事を、当事者との連絡・資料提供の上で、先方の書き込みの監修、または私自身で書き込みを行うと言うことを、複数回行っています」とのことですが、記事原案作成者、資料提供者、記事ドラフト作成者、校閲者、監修者などがチームを組んで共同で記事を完成させ、それをHman(会話 / 投稿記録 / 記録)という利用者アカウントを使って投稿しているなら、それは共有アカウントにあたりませんか? もしそうならブロックして話は終わりだと思いますが……。--126.250.154.14 2017年9月2日 (土) 17:05 (UTC)
- コメント 上記の「……先方の書き込みの監修、または私自身で書き込みを行う……」については、
- Hman様監修の元、先方の方ご自身がアカウントを取得して、もしくはIPでWikipediaに書き込んだ。
- Hman様が先方の方から提供された資料を元に、and/or連絡を受けた内容についてHman様自身が検討して、Wikipediaに書き込んだ。
- と解釈できないでしょうか。もっとも、前者はWikipedia:自分自身の記事をつくらないに準拠した上でということになりますが……。
- なお本論としましては、rxy様の指摘に基づくとWikipedia:有償の寄稿の開示における「報酬」を「代償(資料代や交通費など必要経費、および謝金や報酬)に改訂した上で、「・・・から必要経費(写真撮影のための交通費)提供を受けての編集」などと提示されると、「無報酬」で堂々と活動できるような気がします。--Assemblykinematics(会話) 2017年9月3日 (日) 06:54 (UTC)
- まとめてのレスとなります点、ご容赦ください。
- まず私もその一人なのですが、「○○と言う団体から必要経費を受け取り、××と言う記事を書きました(または修正しました)。」と開示する行為。これは誰しも抵抗が有る物と思います。熟練した善良なウィキペディアンであれば断じてそういった事は無いのですが、本当に妥当な執筆/編集なのであろうか、金を貰っていいように書いているのではないか、と言う疑惑は当然生じます。もしその団体が、政治・宗教団体だとしたら、さらにひどいことになりそうです。よって、恐らく多くの方はこの様な事は行おうとはしないでしょう。なお、私自身がこのような事を行った時、が最もありそうだと想定しているのは、団体や著名人の記事に、ひどい間違いがあるケースです(これは実際、これまでに自腹で行ったケースが何件かあったと記憶しています)。この場合はウィキペディアン以前のお話になります。善良な一国民が、jawpにデタラメを書かれて難儀している状況を見た。しかし手元および近隣には資料が無い。しかし遠方にあるその団体や、著名人本人は資料を持っている。こう言ったケースにおいて、開示をしたくないのであれば、交通費・滞在費を自腹で払うよりありません。しかしやはりほとんどの方はこのような事はなさらない筈です。大抵は見て見ぬ振りをされるでしょう。最低限の必要経費については開示を義務付けないと言うアイディアは、益するところの方が多いものと私は考えます。
- また、私のこれまでの活動について、これを共有アカウントと取られるのかどうかは、これは皆さんの判断に一任します。ただ、そもそものお話なのですが、私はこれまでにまあ、10人か20人かはわかりませんが、多くの、主に新規・ライトユーザーの方と、メール等でやりとりを行い、ここは違う、ここは書きすぎだ、この資料ではそうは読み取れない・・・などと言った、監修と申しますか講座と申しますか指導と申しますか、そう言った事をしております。また、逆に私の書いた草稿を、より専門的な知識をお持ちの方にお見せして、駄目出しをして頂いた事、これも当然ございます。・・・・・・この様な相談ごともNGとされているのでしょうか?ちょっとした相談でも共有アカウントだと言われかねないのですが。それはそれで無茶苦茶なんじゃないですかね・・・。連絡の取れる詳しい方に心当たりがあるなら、場合によっては相談くらいしますでしょう。ほとんどのケースで品質の向上に繋がると見て良いでしょう。そして、倫理的にこれのどこに問題があるのか全くわかりません。
- ちなみに、共有アカウントの定義は、Wikipedia:投稿ブロックの方針においては「不特定多数の人々によって共用されるためのアカウント」です。これは公共の施設などで使用されるもの等の感覚ではないかな、と考えます。Wikipedia:多重アカウントにおいては、「ロールアカウント」と定義されていますが、法人等はアカウントを作れない、法人等に所属する人物は所属法人等の記事を編集できない、と解釈してよいのでしょうか?(その際に相談事が発生しないとは考えにくい)
- 率直に申し上げて、財団レベルのお話につきましては、あまり詳しくありません。お詳しい方がいらっしゃいましたらご教授頂きたいと思います(そしてできましたら、方針・ガイドライン・Help等に明記して頂きたく思います)。
- なお、ブロックがどうこうと言うのは失当です。もしNGだと言う合意が得られたなら、今後私は誰の相談にも乗りませんし、誰にも相談しません。よって今後問題行為を続くと言う危険性はないため(私の人間性そのものがとんでもなく低く評価されたなら別ですが)、ブロックの対象とはなりません。
- まあ、いずれの場合もアカウントは独立しており、著作権は投稿を行ったアカウントの所有者に期す形になっております(2度ほど共著と明記して記事を書いた事があったように記憶していますが)。実際に編集画面に内容を書き込み投稿ボタンを押すのはアカウント所有者です。たまに何らかのかたちで協力し合う事はありますが、少なくとも私が使用しているHmanアカウントについては、私以外が書き込みボタンを押す事はありませんし、99.9%は私の筆によるもので、各種の責任は全て私に帰す物と認識しております。--Hman(会話) 2017年9月3日 (日) 20:06 (UTC)
- コメント 上記の「……先方の書き込みの監修、または私自身で書き込みを行う……」については、
- コメント まず最初に。僕はライトユーザーであり、経費の掛かるような寄稿をするつもりは有りません。その上で、私見というか愚考というかを、コメントさせていただきたいと思います。尚、特に強い意志があってのコメントでは無いので、スルーされても構いません。
- 最低限の必要経費については開示を義務付けないと言うアイディア
- 個人的には、賛成です。というのも、もし仮に『ワイロを貰って、その相手の都合の良いように記事を書く』人がいたとして、彼はそのことを明かすでしょうか。否、絶対に隠し通すはずです。直接受け取れば記録に残りませんし、口座に振り込まれたとしても、リアルで特定し記録を開示させない限り分からないからです。(別件で近くに行く用事が有ったので、ついでに取材したなどと言われれば、それまでです)つまり、そういった編集を警戒しても意味はなく、各自の善良性を信じるしかないと思うのです。もちろん、何らかの経緯でそれが発覚した場合は、投稿者のブロックや場合によっては法的措置も有りうるかも知れませんが。
- 義務づけたところで、それに従うのは善良なユーザーのみと考えると、最低限の必要経費に関しても開示を義務付けるのは、善良なユーザーの前にカベを作っているだけではないでしょうか。そして、ここからが今回言いたかった事なのですが、『最低限の��要経費は開示しなくてもよいとすれば、ワイロを貰って書かれた記事が有った時に、今よりも不適切な記事で有る事を、証明しやすくなるのではないか』という事です。あるユーザーがワイロを貰って、事実を捻じ曲げた記事を書いたとしても。ある程度の実績のある、複数のユーザーが事実を確認し、それを指摘すれば、事実に則った記事に直せるはずだと思います。(実績云々は、靴下で捻じ曲げようとする人がいるかもという意味での対策のつもりです)
- 共有アカウントと取られるのかどうか
- 実際に、そのアカウントでログインしているのが一人だけならば、共有アカウントには当たらないかと。代表では有るかも知れませんが。そして、執筆に関わった人すべてがそれを承知の上で、なおかつ実際に投稿する人が全ての文責を負うのであれば、なんの問題も無いと思います。
- どこかのサブページ上で完成させ、記事に反映させるのも。メール上で完成させ、記事に反映させるのも。権利的には、大差ないのではないでしょうか。
- むしろ、仮に『その記述の仕方だと、場合によっては侮辱に当たる』などと言ったケースが有った場合に、メールで有れば公開されないから投稿前に直せば良いのに対して、サブページ上で有れば、特定版削除等の処置が必要になります。そういった意味でも、禁止する意味は無いと思います。
- というか、つい最近ある人に、『会話ページやノートが有る理由と使い方を、よく考えろ』という意味の忠告をされたのも有って、思ったのですが。今あげたような問題を解決するために、メール機能は用意されているのではないでしょうか。(それ以外の理由も有るにせよ)
--ただのしかばね(会話) 2017年9月4日 (月) 00:20 (UTC)
コメント規定の趣旨と目的を踏まえたうえで、「有償」「報酬」「必要経費」の解釈を行えばいいでしょう。
- 常識的には「報酬」は金銭の授受によるものと解釈するのでしょうけど、程度によっては金品やサービスの提供も報酬とみなされるでしょうね。そこらへんは常識の範疇じゃないでしょうかねえ。
- たとえば『角川日本地名大辞典』なんて古本だと下手すりゃ1冊300円の値打ちしかないし、多くの人にとってあんなものカサバルだけの粗大ごみでしょう。ですが、もしあれを無料であげると言われれば、中には小躍りして喜ぶ人もいるでしょう。最近行われているウィキペディアタウンとかも、見方によっては、何らかの便宜を図ってもらっている、といえなくもないでしょうねえ。(常識的にはそれを報酬とはみなさないでしょうけど。)
- Hmanさんには釈迦に説法になるでしょうけれど、要するに中立性を損なうことがないようにせよということであり、それは執筆者側が気をつけることであると同時に、読者側が執筆者のバックボーンを知ることで、その書いたものがどの程度中立的であるのかを推測する手がかりになるものです。(報酬などなくても中立的でない編集をする人はたくさんいますし、中立的に書いているつもりでも、知らないうちに情報源自体が中立的でなかったということもあるでしょう。)
- 現在の日本の制度、おそらくふつうは税務署による税務上の文脈ということになるでしょうけれど、「必要経費」は「報酬」ではありません。が、じゃあどこまでを「必要」な「経費」と認め、どこからはそうでないのかは、線引されていません。東京から上野までの電車賃数百円を負担したぐらいでは誰もなんにも言わないし、喫茶店で数百円のコーヒーをおごってもらったぐらいでもなんにも言われません。たぶん(実際には乗っていないのに)タクシー代として3000円もらったぐらいでもなんにも言われません。しかし沖縄から札幌まで飛行機で往復して10万かかったといえば、それ本当に必要だったのかという話になるし、1泊5万の宿に泊まればそれ本当に必要だったのかという話になります。
- ただしそうやって「報酬」と「必要経費」を(いわば勝手に)区別することは、rxyさんが指摘なさったように、本来の英語版の趣旨を逸脱しているんじゃないか、という疑念をもたらす余地にはなると思います。「報酬」「必要経費」の区別なく、なんであろうとも対価を得たならば開示するというのが理想的ではあるでしょう。まあそれをガチガチにやれば水飲ませてもらっただけで対価ってことにもなる(砂漠の国だったら貴重かも)のですが、まあそこらへんは常識の範囲で判断すればいいと思いますが、不安ならば全部開示すればいいでしょう。少なくとも現段階ではそれで義務を果たしたことにはなります。--柒月例祭(会話) 2017年9月4日 (月) 10:03 (UTC)
- コメント - 皆様、様々な角度からのご意見、大変ありがたく存じます。総合し考えますところ、現在のところ、「必要経費の受取は報酬とはみなさない」と言う見解については、五分五分よりは有意に否定的であると解釈しました。このため、まあ私個人の話ですが、有意な必要経費がかかる執筆活動は少なくとも当面は行わない事と致しました。もちろん必要経費を受け取ろうが、例え有意な報酬を受け取ろうが、私の書く記事は従来と同程度には中立であり、その他各方針・ガイドライン等にも十分配慮したものとなるのでしょうが、いかんせん印象が悪すぎます。これは私・Hmanにとっても、記事の対象となる何らかの組織等にとってもです。「必要経費は報酬とは見なさい」と言うアイディアについては、機会がございましたら時と場所を改めて検討が行われるのが好ましいのでは無いかと思料致します。コメントを頂いた皆様に重ねて御礼申し上げます。--Hman(会話) 2017年9月16日 (土) 15:48 (UTC)