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JUVENILE (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JUVENILE
初音ミク feat. じん配信限定シングル
リリース2023年12月23日
規格デジタル・ダウンロード
時間4分33秒
レーベルKARENT
作詞者じん、Project VOLTAGE
作曲者じん

JUVENILE」は、日本ボカロPじんによる楽曲。2023年12月23日にKARENTより配信限定シングルとして発売された。ボーカルには初音ミクが使用されており、音楽プロジェクト「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」の第8弾作品として発表されている。

沿革

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2023年11月24日に、「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」の第8弾としてじんが制作した楽曲が起用されることが発表される[1]。12月22日にミュージックビデオがYouTubeニコニコ動画にて公開され、翌23日にKARENTより配信限定シングルとして発売された[2]

制作

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オファーを受けたじんは、長年『ポケットモンスター』をプレイしてきたプレイヤーとしての視点から生まれる作品を作りたいと考えたところ、旅の思い出が頭に浮かんだことから、街や道路で流れるBGMをメインに楽曲を作ろうと決めた[3][4]。イントロには『ポケットモンスター 赤・緑』でゲームのスタート時に流れるBGM「マサキのもとへ-ハナダより」のアレンジが使用されている[3][4]。意識してこの曲を使用しようという意図があったわけではないが、旅の始まりといえばこの曲だという印象があったのではとじんは語っている[3][4]

普段はシステマチックに制作することが多いが、本曲は、自分の旅の思い出をただ伝えたかっただけで超自然的に生まれてきたと語っている[3][4]。タイトルはギリギリまで悩んだが、ふと他人事のように感じる瞬間に、「この作品は『JUVENILE』を名乗ればいいんじゃないか」と感じたことからそれをタイトルにすることが決定した[3][4]

ミュージックビデオ

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イラストはたま、アニメーションは山下RIRI、背景アートはNaBaBaが担当[3]トレーナー姿の初音ミクとイーブイの旅が描かれている[5]

ミュージックビデオに対してじんは細かく要望を伝えてはいないが、初音ミクを初音ミクらしくない姿で描くことは提案した[3][4]。初音ミクに属人性がないからこそ、聴いた人が自分を投影しやすい造りになっている[3][4]

評価

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2023年12月27日付のBillboard JAPANニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」では3位を獲得した[6]

出典

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  1. ^ 【ポケミク】cosMo@暴走Pさん、傘村トータさん、Gigaさん、じんさんが参加決定! 楽曲・MV公開スケジュール第2弾が発表」『PASH! PLUS』主婦と生活社、2023年11月24日。2024年1月31日閲覧。
  2. ^ 【ポケミク】イーブイと歩む姿に目頭が熱くなる…! じんさんの楽曲『JUVENILE』MV公開&12月22日24時より配信スタート」『PASH! PLUS』主婦と生活社、2023年12月22日。2024年1月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 「特集 ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE」『週刊ファミ通』2024年1月25日号、KADOKAWA Game Linkage、2024年1月11日、128 - 129頁。 
  4. ^ a b c d e f g 竹内白州「【ポケミク】『JUVENILE』じんさんインタビュー。初音ミクにしか歌えない、トレーナーたちの旅の想い出を共有する楽曲。街や道路のBGMで旅路を振り返る。」『ファミ通.com』ゆーみん17、KADOKAWA Game Linkage、2024年1月19日。2024年1月31日閲覧。
  5. ^ 「サマータイムレコード」を手掛けたじんさんによる初音ミクとポケモンのコラボ楽曲「JUVENILE」が配信」『電ファミニコゲーマー』マレ、2023年12月22日。2024年1月31日閲覧。
  6. ^ 【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、原口沙輔「人マニア」15連覇」『ガジェット通信 GetNews』東京産業新聞社、2023年12月27日。2024年1月31日閲覧。