Cover Flow
開発元 | ジョナサン・デル・ストラザー、現在の開発はApple |
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最新版 |
RC1.2 (1.997)
/ 2006年9月11日 |
対応OS | macOS, Windows (iTunes), iOS (iPod touch、第1、2、3、4世代iPhone、第3、4、5世代iPod Nano、第6世代iPod Classic |
種別 | 音楽ソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
画像外部リンク | |
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Cover Flowのインターフェース |
Cover Flowは、iTunesやFinder、他のApple製品に組み込まれているアニメーションする3次元グラフィカルユーザインタフェースでドキュメントのスナップショット、ウェブサイトのブックマーク、アルバムジャケット、写真を視覚的にめくる形式になっている。
画面上のスクロールバーやスクロールホイール、ジェスチャーでブラウズしたり、リストにあるファイルを選ぶとき目的の画像が来るまでページをめくる。iPodやiPhoneではタッチスクリーン上で指を使ってスライドするかクリックホイールを使う。
歴史
[編集]Cover Flowはアーティストのアンドリュー・コールター・エンライトが構想し[1]、最初に実現させ���のがMacintoshのインディーズ開発者であるジョナサン・デル・ストラザーだった。エンライトは後にCover Flowの実現に伴う混同を避けるためインターアクションスタイルとして「fliptych」と命名した[2]。
2006年にアップルはCover Flowの技術を買収し[3]、実装された音楽アプリケーションのiTunes 7.0を同年9月12日にリリースした[4]。当初はスペースの入らない「CoverFlow」という名での実装だった。
スタンドアローンアプリケーションであるSteel Skiesの最終バージョンは2006年9月10日で次の日の終りまで無料配布されていたが、MacUpdateでは未だにダウンロード可能。
2007年1月9日、アップルがiPhoneを発表した時にCover Flowを採用するとも同時に発表した。
Worldwide Developers Conference開催中の同年6月11日にはスティーブ・ジョブズが基調講演でCover FlowをLeopardのFinderにおけるビューオプションとして搭載すると発表した。
同年9月5日、アップルはCover Flowが第3世代iPod nanoである新しいiPod classicやiPod touchに搭載されるであろうと発表した。Cover Flowは第4世代iPod nanoに組み込まれ、加速度計を使うことでCover Flowが有効になり水平に回転する。
2008年3月14日、Mirror Worlds LLCはアップルを特許(第6006227、6638313、6725427、6768999)の侵害で提訴した (Mirror Worlds, LLC, vs Apple, Inc; Texas Eastern District Court) [5]。
2009年2月24日、Cover FlowはSafari 4の一般公開ベータ版で搭載され正式版の最終バージョンは6月8日に公開された。Safari 4においてCover Flowは履歴、ブックマーク、RSSフィード、Bonjour、アドレス帳をブラウズする時に使用される。
2010年4月、アップルはCover Flowインターフェースのデザイン特許を取得した[6]。
同年10月1日、アップルは判決でCover Flowに関する特許侵害が認められるとしてMirror Worlds LLCに6億2500万円の支払いを命じられた[7][8]。2011年4月4日、デイヴィス判事は判決を覆した[9]。
iTunes バージョン 11 のリリースに伴い、Cover Flow は iTunes インターフェイスから削除された。
iOS 7では、Cover Flow が Album Wall に置き換えられた。この機能は、デバイスが横向きの場合に、アルバム アートのタイルを並べて表示します。ただしこの機能は、2015 年 6 月 30 日の iOS 8.4 のリリースで削除された。
macOS Mojave では、Cover Flow が Finder から削除され、ギャラリー ビューに置き換えられた。
他の実装
[編集]- オープンソースメディアプレイヤーのSongbirdではMediaFlowというCover Flowナビゲーションをアドオンで提供している[10]。
- 同じくオープンソースメディアプレイヤーのBansheeもClutterFlowというClutterツールキットをベースにしたCover Flowライクのアドオンを提供している[11]。
- プロプライエタリメディアプレイヤーのMediaMonkeyではMonkeyFlowというCover Flowアドオンを提供している[12]。
- Unix系システムでCompiz Fusion(シフトスイッチャー)[13]やKDE Plasma Workspaces(KWin 4.1以降で動作するカバースイッチ))[14]を使う時、起動しているアプリケーションをCover Flowアニメーションで切り替えることができる。
脚注
[編集]- ^ Dissatisfaction Sows Innovation, オリジナルの2005-12-25時点におけるアーカイブ。 2007年9月30日閲覧。
- ^ The Fliptych Interface
- ^ CoverFlow, SteelSkies.com
- ^ Apple Purchased CoverFlow For iTunes 7
- ^ http://dockets.justia.com/docket/texas/txedce/6:2008cv00088/108627/
- ^ Patent D613,300
- ^ “Apple Challenges Big Award Over Patents”. New York Times. (October 4, 2010) 2010年10月5日閲覧. "Apple is challenging a jury verdict that could force it to pay as much as $625.5 million to a company founded by David Gelernter, a Yale computer science professor, for infringing three patents related to how files are displayed on the iPod, the iPhone and Macintosh computers."
- ^ Decker, Susan, Apple Challenges $625.5 Million Mirror Worlds Patent Verdict, bloomberg 4 October 2010閲覧。
- ^ Judge reverses $625.5 million patent judgement previously awarded to Mirror Worlds
- ^ Songbird MediaFlow Add-on
- ^ Banshee ClutterFlow Add-on
- ^ MonkeyFlow Add-on
- ^ Plugins/Switcher (Compiz Fusion Wiki), accessed 2007-10-29.
- ^ Cover switch effect (Martin Graesslin, YouTube video)