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高木渉 (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高木 渉
2022年9月30日 ジャイアンツ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県朝倉市
生年月日 (1999-12-06) 1999年12月6日(25歳)
身長
体重
180 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2017年 育成選手ドラフト1位
初出場 2019年6月6日
最終出場 2024年7月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

高木 渉(たかぎ わたる、1999年12月6日 - )は、福岡県朝倉市出身[1]の元プロ野球選手外野手)。右投左打。

経歴

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プロ入り前

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朝倉市立福田小学校3年生からソフトボールを始め、朝倉市立南陵中学校では硬式野球の「球道ベースボールクラブ」に所属する[1]投手として中学時代には130km/h台中盤のストレートを投げ、3年生の時にはフレッシュリーグにおいて全勝優勝を果たす[2]

真颯館高等学校に進学後は、1年生の春から一塁手として試合に出場し、2年生の春にはエースで4番打者を務める[2]。甲子園出場経験は無いが、2年生の夏の第98回選手権福岡大会では準決勝進出を果たす[3]。しかし秋に右肩を痛め、3年生の春から外野手として出場する[2]。3年生の夏の第99回選手権福岡大会では、短いイニングながら2番手投手として復帰登板し、2回戦の対宗像高校戦において逆転の2ラン本塁打を放つなど活躍するが[1]京都高校に6対9で敗れ、4回戦敗退となった[4]

2017年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから育成1位指名を受け[5]、11月17日に契約合意に達し[6]、12月7日に入団発表会見が行われた[7]背番号121

西武時代

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2018年、二軍公式戦では75試合に出場し、打率.278、6本塁打、24打点を記録する[8]。シーズンオフの11月16日に行われた契約更改交渉の場で、支配下選手への昇格が決まり、200万円アップの年俸500万円(金額は推定)でサインした[9]。それに伴い背番号は73に変更された。

2019年は6月6日に���軍初昇格を果たし、同日の広島東洋カープ戦に代打でデビュー。セカンドゴロに倒れ、その後守備に就く機会はなかった。一軍出場はこの1試合のみであった。

2020年は8月11日に一軍登録されると、同12日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初の先発出場を果たした。翌日の楽天戦にも先発出場すると2打席目でプロ初安打、4打席目には適時三塁打を放ちプロ初打点を記録した。4試合連続で先発起用され、打率.278と結果を残していたが、右足首痛により同16日に登録抹消となった[10]。9月11日に再昇格すると、翌日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初本塁打を放った。しかし、再昇格後は22打数2安打と結果を残せず、9月21日に登録を抹消され二軍でシーズンを終えた。12試合の出場で打率.175、2本塁打、5打点であった。

2021年は自身初の春季キャンプA班スタートとなったが、2月11日からB班に合流。そのまま開幕を二軍で迎えるも、3月31日の二軍戦を最後に実戦から離れて一切情報が無かったが、春季キャンプ中に発症した両太腿前の肉離れが再発していることが本人のインスタグラムにて公表された。5月22日に実戦復帰すると[11]、6月25日に一軍に昇格した。

2024年は3試合の出場で7打数無安打に終わり[12]、10月2日に戦力外通告を受けた[13]。11月4日にくふうハヤテベンチャーズ静岡の入団テスト[14]、11月14日に12球団合同トライアウトを受けたが[15]、12月4日に自身のインスタグラムを更新し、同年限りでの現役引退を発表[12]

選手としての特徴

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詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2019 西武 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2020 12 40 40 6 7 1 1 2 16 5 0 0 0 0 0 0 0 8 2 .175 .175 .400 .575
2021 6 17 15 0 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 2 0 0 7 0 .067 .176 .133 .310
2022 13 44 36 0 4 0 0 0 4 1 0 1 3 1 4 0 0 14 0 .111 .195 .111 .306
2023 5 19 19 0 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 8 0 .158 .158 .158 .316
通算:5年 37 121 111 6 15 2 1 2 25 7 0 1 3 1 6 0 0 37 2 .135 .178 .225 .403
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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外野












2020 西武 11 23 0 1 0 .958
2021 4 5 0 0 0 1.000
2022 13 21 1 0 1 1.000
2023 5 9 0 0 0 1.000
通算 33 58 1 1 1 .983
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 121(2018年)
  • 73(2019年 - 2024年)

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 真颯館・高木、逆転V弾 被災地朝倉市に届け/福岡」『日刊スポーツ』2017年7月10日。2018年3月8日閲覧
  2. ^ a b c d 2017ドラフト会議 【ドラフト】西武育成1位 真颯館高・高木渉 投手として146キロ、打者として長打力が魅力の逸材」『週刊ベースボールONLINE』2017年10月26日。2019年3月8日閲覧
  3. ^ 第98回全国高校野球選手権福岡大会 九州国際大付―真颯館(準決勝)」『朝日新聞デジタル バーチャル高校野球』2016年7月29日。2019年3月8日閲覧
  4. ^ 第99回全国高校野球選手権福岡大会 京都―真颯館(4回戦)」『朝日新聞デジタル バーチャル高校野球』2017年7月16日。2019年3月8日閲覧
  5. ^ 西武育成1位の高木が母と電話で号泣 福岡・真颯館高」『西日本スポーツ』2017年10月27日。2019年3月8日閲覧
  6. ^ 西武・育成1位の高木「俺は俺」 同世代清宮も気にしない」『西日本スポーツ』2017年11月18日。2019年3月8日閲覧
  7. ^ 2017/12/07(木) チーム 本日12/7「2017ドラフト新入団選手発表会」を実施!」『埼玉西武ライオンズオフィシャルサイト』2017年12月7日。2019年3月8日閲覧
  8. ^ 2018年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2019年3月8日閲覧
  9. ^ 西武育成の高木渉「ホッとした」来季から支配下へ」『日刊スポーツ』2018年11月17日。2019年3月8日閲覧
  10. ^ 西武、西川初昇格に「来た、と思った」 高木は右足首痛で抹消」『西日本スポーツ』2020年8月16日。2020年8月16日閲覧
  11. ^ 【ファーム】実戦復帰の埼玉西武・高木渉の登場に期待! 23日は3試合を配信予定」『パ・リーグ.com』2021年5月22日。2021年6月28日閲覧
  12. ^ a b 西武・高木渉が現役引退「心から感謝」 戦力外通告から2か月で決断…育成1位の24歳」『Full-Count』2024年12月4日。2024年12月4日閲覧
  13. ^ 来季の選手契約についてのお知らせ」『埼玉西武ライオンズ』2024年10月2日。2024年10月2日閲覧
  14. ^ 「次は14日のトライアウト」戦力外の24歳外野手が入団テスト受験を報告、ファンからエール「まだまだプレー姿が見たいです」」『西日本スポーツ』2024年11月4日。2024年12月15日閲覧
  15. ^ プロ野球 12球団合同トライアウト 2024 戦力外通告の45人が参加【全名簿】陽岱鋼や岡田明丈など 結果も」『NHK』2024年11月14日。2024年12月15日閲覧
  16. ^ 『プロ野球カラー名鑑 2022』ベースボール・マガジン社、312頁。

関連項目

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外部リンク

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