コンテンツにスキップ

飛鳥井雅世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
飛鳥井 雅世
時代 室町時代中期
生誕 元中7年/明徳元年(1390年
死没 宝徳4年2月1日1452年2月21日
改名 雅氏、雅幸、雅清(初名)→雅世
戒名 祐雅
官位 正二位権中納言権大納言
主君 後小松天皇称光天皇後花園天皇
足利義満義持義量義教
氏族 飛鳥井家
父母 父:飛鳥井雅縁
兄弟 雅世雅永
雅親雅康
テンプレートを表示

飛鳥井 雅世(あすかい まさよ)は、室町時代中期の公卿飛鳥井雅縁の長男。官位正二位権中納言権大納言飛鳥井家7代当主。

経歴

[編集]

早くから3代将軍・足利義満に仕え、和歌と蹴鞠で重用され、宮廷や幕府主催の歌合で判者を務めた。

永享4年(1432年)には足利義教富士山見物に随行し、その様子を『富士紀行』を著した。翌5年(1433年)、後花園天皇より『新続古今和歌集』の撰進の綸旨を受け、同11年(1439年)に完成させた。単著の家集『飛鳥井雅世卿歌集』や、父の雅縁との合綴となる家集『宋雅集』がある。また蹴鞠に関する著作としては『蹴鞠条々大概』がある。嘉吉元年(1441年)に出家。

正二位権中納言に叙され、没後に権大納言を追贈された。

系譜

[編集]

出典

[編集]
  • 安田元久 編『鎌倉室町人名事典』37頁 新人物往来社、1990年
  • 『日本大百科全書 第2版』 小学館、1994年
  • 『日本人名大辞典』 講談社、2001年