道明寺駅
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道明寺駅 | |
---|---|
駅舎 | |
どうみょうじ Domyoji | |
所在地 | 大阪府藤井寺市道明寺三丁目1-55 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
電報略号 | トウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
(特定日)6,643人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)3月24日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | F 南大阪線 |
駅番号 | F15 |
キロ程 | 16.3 km(大阪阿部野橋起点) |
◄F14 土師ノ里 (0.7 km) (2.0 km) 古市 F16► | |
所属路線 | N 道明寺線 |
駅番号 | N15 |
キロ程 | 0.0 km(道明寺起点) |
(1.6 km) 柏原南口 N16► |
道明寺駅(どうみょうじえき)は、大阪府藤井寺市道明寺三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅。駅番号は南大阪線がF15、道明寺線がN15。
柏原駅や古市駅と並び、現在の近鉄に属する駅の中では最古の歴史を有する[1]。
利用可能な鉄道路線
[編集]- 近畿日本鉄道
- 南大阪線
- 道明寺線 ※始発駅
歴史
[編集]- 1898年(明治31年)3月24日:河陽鉄道として柏原 - 当駅 - 古市間が開業した際に設置[1]。
- 1899年(明治32年)5月11日:河陽鉄道の路線を河南鉄道が承継。同社の駅となる[1]。
- 1919年(大正8年)3月8日:社名変更により大阪鉄道の駅となる[1]。
- 1922年(大正11年)4月18日:当駅から布忍駅までが開通[2][3]。分岐駅となる。
- 1928年(昭和3年)7月15日:駅舎改築[4]。
- 1943年(昭和18年)2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道を合併、関西急行鉄道の駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併、近畿日本鉄道の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)春:駅舎改築[5]。
- 1994年(平成6年)3月15日:南大阪線のホーム有効長が1両延伸されて8両となる[6]。
- 2007年(平成19年)4月1日:ICカード「PiTaPa」使用開始[7]。
駅構造
[編集]島式・単式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。島式ホーム(1・2番ホーム)の片方の、古市方が行き止まりとなっている線路(1番線)が道明寺線用となっている。駅舎(改札口)は3番ホーム側にあり、1・2番線ホームへは、地下道とエレベーターで連絡している[8]。ホーム有効長は南大阪線用の2番線および3番線は8両編成分、道明寺線用の1番線は2両編成分である。
藤井寺駅が管理する有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | N 道明寺線 | - | 柏原方面[8] |
2 | F 南大阪線 | 下り | 河内長野・橿原神宮前方面[8] |
3 | 上り | 大阪阿部野橋方面[8] |
- 備考
- 南大阪線との車両交換および入出庫回送は柏原方面から分岐する連絡線と、古市方に設置された片渡り線を介して行われている。
- 駅北方では、柏原へ向かう道明寺線がまっすぐ北上する一方、大阪阿部野橋へ向かう南大阪線は西に向かって急カーブが存在しているが、これはもともと柏原 - 道明寺 - 古市 - 富田林が先に開通し、後に道明寺駅以西の区間が付け足されることで本線筋が変わったからである。同様の例には当駅南隣の古市駅、それに東海旅客鉄道(JR東海)の大府駅(東海道本線と武豊線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)の大宮駅(東北本線と高崎線)、九州旅客鉄道(JR九州)の江北駅(長崎本線と佐世保線)・隼人駅(日豊本線と肥薩線)・八代駅(鹿児島本線[9]と肥薩線)などがある。
利用状況
[編集]- 2023年11月7日:5,854人
- 2022年11月8日:5,700人
- 2021年11月9日:5,577人
- 2018年11月13日:6,643人
- 2015年11月10日:6,345人
- 2012年11月13日:6,847人
- 2010年11月9日:7,071人
- 2008年11月18日:7,458人
- 2005年11月8日:7,623人
駅周辺
[編集]駅の南東において石川に架かる玉手橋は、1928年3月17日に大阪鉄道(大鉄)によって架橋された吊橋で、2001年10月12日に国の登録有形文化財に登録された。
当駅の南、玉手橋の西詰付近には、1934年10月15日に寿屋(現在のサントリー)道明寺工場が開設され、ブランデーの蒸留などが行われてい���。2004年10月末をもって大阪工場へ整理統合される形で休止、その後解体され、跡地には2008年に邦寿会(サントリーが創業した社会福祉法人)の特別養護老人ホーム「どうみょうじ高殿苑」が開設された。
また、かつて当駅の南西方向にあった市立藤井寺市民病院(旧・道明寺病院)は、2024年3月末限りで廃院となった。
社寺・公園
[編集]その他
[編集]隣の駅
[編集]- 近畿日本鉄道
- F 南大阪線
- N 道明寺線(全列車が各駅停車)
- 道明寺駅 (N15) - 柏原南口駅 (N16)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、851頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』では同年4月19日。
- ^ 佐藤 博之、浅香 勝輔『民営鉄道の歴史がある景観1』古今書院、1986年7月、p.128
- ^ 佐藤 博之、浅香 勝輔『民営鉄道の歴史がある景観2』古今書院、1988年7月、p.333
- ^ “近鉄がダイヤ改正 3月15日 伊勢志摩ライナー登場”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1994年1月25日)
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年3月3日閲覧。
- ^ a b c d “駅の情報|道明寺”. 近畿日本鉄道. 2018年10月閲覧。
- ^ 鹿児島本線の八代~川内間は、現在の肥薩おれんじ鉄道線である。
- ^ 南大阪線 一日乗降人員 - 近畿日本鉄道
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報|道明寺 - 近畿日本鉄道