第39回カンヌ国際映画祭
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第39回カンヌ国際映画祭(だい39かいカンヌこくさいえいがさい)は1986年5月8日から19日にかけて開催された。
受賞結果
[編集]- パルム・ドール:『ミッション』(ローランド・ジョフィ)
- 審査員特別グランプリ:『サクリファイス』(アンドレイ・タルコフスキー)
- 審査員賞:『テレーズ』(アラン・カヴァリエ)
- 監督賞:マーティン・スコセッシ(『アフター・アワーズ』)
- 男優賞:ミシェル・ブラン(『タキシード』)、ボブ・ホスキンス (『モナリザ』)
- 女優賞:バルバラ・スコヴァ(『ローザ・ルクセンブルク』)、フェルナンダ・トレス(『Eu Sei Que Vou te Amar』)
- 芸術貢献賞:スヴェン・ニクヴィスト(『サクリファイス』)
- カメラ・ドール:クレール・ドヴェール(『Noir et blanc』)
審査員
[編集]コンペティション部門
[編集]- 審査委員長
- シドニー・ポラック (アメリカ/監督)
- 審査員
- イシュトヴァン・サボー (ハンガリー/監督)
- リノ・ブロッカ (フィリピン/監督)
- ソニア・ブラガ (ブラジル/女優)
- ダニエル・トンプソン (フランス/脚本家)
- トニーノ・デリ・コリ (イタリア/撮影監督)
- アレクサンドル・ムヌーシュキン (フランス/プロデューサー)
- アレクサンドル・トローネ (フランス/セットデザイナー)
- シャルル・アズナヴール (フランス/歌手)
- フィリップ・フレンチ (イギリス/批評家)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
アフター・アワーズ After Hours |
マーティン・スコセッシ | アメリカ合衆国 |
ボリス・ゴドゥノフ Борис Годунов |
セルゲイ・ボンダルチュク | ソビエト連邦 ポーランド チェコスロバキア 西ドイツ |
ローザ・ルクセンブルク Die Geduld der Rosa Luxemburg |
マルガレーテ・フォン・トロッタ | チェコスロバキア 西ドイツ |
ダウン・バイ・ロー Down by Law |
ジム・ジャームッシュ | アメリカ合衆国 |
Eu Sei Que Vou te Amar (Love Me Forever or Never) |
アルナルド・ジャボル | ブラジル |
フール・フォア・ラブ Fool for Love |
ロバート・アルトマン | アメリカ合衆国 |
Genesis | ムリナール・セーン | インド スイス フランス ベルギー |
I LOVE YOU I Love You |
マルコ・フェレーリ | イタリア フランス |
La dernière (Last Image) |
モハメッド・ラクダル=ハミナ | アルジェリア |
夜を殺した女 Le lieu du crime |
アンドレ・テシネ | フランス |
マックス、モン・アムール Max mon amour |
大島渚 | フランス アメリカ合衆国 |
モナリザ Mona Lisa |
ニール・ジョーダン | イギリス |
サクリファイス Offret |
アンドレイ・タルコフスキー | スウェーデン フランス イギリス |
オテロ Otello |
フランコ・ゼフィレッリ | イタリア オランダ |
Pobre mariposa (Poor Butterfly) |
ラウル・デ・ラ・トーレ | アルゼンチン |
暴走機関車 Runaway Train |
アンドレイ・コンチャロフスキー | アメリカ合衆国 |
タキシード Tenue de soirée |
ベルトラン・ブリエ | フランス |
The Fringe Dwellers | ブルース・ベレスフォード | オーストラリア |
ミッション The Mission |
ローランド・ジョフィ | イギリス |
テレーズ Thérèse |
アラン・カヴァリエ | フランス |
ある視点部門
[編集]- サロメ – クロード・ダンナ (フランス・イタリア)
- 人間の約束 – 吉田喜重 (日本)
- ルイーズとケリー – ジェーン・カンピオン (オーストラリア)
- A Girl's Own Story – ジェーン・カンピオン (オーストラリア、短編)
- Passionless Moments – ジェーン・カンピオン、ジェラルド・リー (オーストラリア、短編)
- 若き兵士たち/栄光なき戦場– ラウニ・モルベルイ (フィンランド)
- Backlash – ビル・ベネット (オーストラリア)
- Belizaire the Cajun – グレン・ピトル (アメリカ)
- Burke and Wills – グレイム・クリフォード (オーストラリア)
- Coming Up Roses – スティーヴン・ベイリー (イギリス)
- Das Zweite Schraube-Fragment – ヴァルター・アンドレアス・クリステン (オーストリア)
- デザート・ブルーム/キノコ雲と少女 – ユージン・コー (アメリカ)
- Krysar – イジー・バルタ (チェコスロヴァキア)
- Laputa – ヘルマ・サンダース・ブラームス (ドイツ)
- Ri Chu – 于本正 (中国)
- Rih essed – ヌーリー・ブージッド (チュニジア)
- Shtay Etzba'Ot M'Tzidon – エリ・コーエン (イスラエル)
- Welcome in Vienna –アクセル・コルティ(オーストリア)
- Zakade patuvate – ランゲル・ヴァルチャノフ (ブルガリア)
特別招待作品
[編集]- 男と女 II – クロード・ルルーシュ (フランス)
- カラーパープル – スティーヴン・スピルバーグ (アメリカ)
- 恋は魔術師 – カルロス・サウラ (スペイン・フランス)
- 天国への階段 – マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー (イギリス)
- ドン・キホーテ – オーソン・ウェルズ (アメリカ)
- ハンナとその姉妹 – ウディ・アレン (アメリカ)
- ビギナーズ – ジュリアン・テンプル (イギリス)
- ポランスキーのパイレーツ – ロマン・ポランスキー (フランス・チュニジア)
- Precious Images – チャック・ワークマン (アメリカ)
- T'as de beaux escaliers tu sais – アニエス・ヴァルダ (フランス)