玉造町駅
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玉造町駅 | |
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駅舎(2006年3月) | |
たまつくりまち TAMATSUKURIMACHI | |
◄浜 (1.4 km) (3.7 km) 榎本► | |
所在地 | 茨城県行方市玉造甲94番地3 |
所属事業者 | 鹿島鉄道 |
所属路線 | ■鹿島��道線 |
キロ程 | 15.8 km(石岡起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1391[1]人/日 -1977年〜1979年度- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)2月1日[2] |
廃止年月日 | 2007年(平成19年)4月1日[3] |
備考 | 業務委託駅 |
玉造町駅(たまつくりまちえき)は、かつて茨城県行方市玉造甲にあった鹿島鉄道鹿島鉄道線の駅である。2007年(平成19年)4月1日、鹿島鉄道線の廃線にともない廃駅となった。
歴史
[編集]- 1928年(昭和3年)2月1日:鹿島参宮鉄道が浜駅から延伸した際の終着駅として開業[2]。
- 1929年(昭和4年)5月16日:鹿島参宮鉄道が鉾田駅まで延伸され、途中駅となる[4]。
- 1965年(昭和40年)6月1日:鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が合併して関東鉄道が発足。同社鉾田線の駅となる[3]。
- 1979年(昭和54年)4月1日:鉾田線が鹿島鉄道に分社化、鹿島鉄道線の駅となる[3]。
- 1996年(平成8年)7月25日:委託化。
- 2007年(平成19年)4月1日:廃止[3]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線に加え、南側に側線1本を有する地上駅。駅舎は線路の南側に置かれ、ホームとの間を構内踏切(遮断機・警報機あり)が結んでいた。側線の南側に接して末期まで貨物用のホームが残存、その上に倉庫と消防団の建物が建てられている。なお、ホーム上には待合所が設置されていた。
駅舎の横に置かれた男女共用の汲み取り式便所は改札内外の双方から入る���とのできる構造であり、個室には大きな穴の和式便器が置かれていた。また、駅前広場にも男女別の水洗式便所が設置され、バリアフリートイレも完成した。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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南側 | ■鹿島鉄道線 | 上り | 常陸小川・石岡方面 |
北側 | 下り | 鉾田方面 |
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玉造町駅にて交換するキハ602とキハ432
駅周辺
[編集]廃止後
[編集]廃止後間もなくして駅舎及びホームは取り壊された。前述のバリアフリートイレは、現在もある。
現在は鹿島鉄道代替バスとして、関東鉄道運行の石岡市・鉾田市の各方面への路線バス(かしてつバス)が駅前広場を経由し、石岡方面からの一部便は当バス停止まりである。規模は小さいものの実質バスターミナルの役割を果たしている。バス停の名前は「玉造駅」停留所であり、「玉造町」でも「玉造町駅」でもない。
敷地内の一部は住���分譲地となり、2021年現在は住宅が数軒建っている。
かつては関鉄観光バス運行の潮来市方面、かすみがうら市・土浦市方面(田伏車庫経由)のバスがあった。土浦方面においては2012年6月1日より、関鉄グリーンバスが運行を担当する「霞ヶ浦広域バス」として事実上復活することになった[5]。
現在の行先は以下のとおり。
その他
[編集]- 2006年(平成18年)にシンガーソングライター、柴田淳の『花吹雪』 (2006年4月19日発売)のプロモーションビデオのロケが行われた。
- 2006年(平成18年)8月27日、鹿島鉄道線存続運動の共同イベント「かしてつ祭り8.27 鹿島鉄道・熱狂の日」の一環で、駅前広場にてマイク眞木、スーパーベルズ、松下アキラ(ザ・ニュースペーパー)らのショーが行われた。なお客席はブルーシートであった。
- 2007年(平成19年)2月、映画『そのときは彼によろしく』の撮影が行われた[6]。主人公の少年時代と現在、いずれも友達と別れて列車に乗り込むシーンで2度登場。同作は廃線前の鹿島鉄道で最後にロケが行われた映像作品である。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『私鉄全線全駅』主婦と生活社、1980年。
- ^ a b 『地方鉄道運輸開始. 官報 1928年2月8日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b c d 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、曽根悟 監修、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、9-11頁。
- ^ 『地方鉄道運輸開始. 官報 1929年6月5日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ “関鉄グリーンバス・関鉄パープルバス-路線バス”. 関鉄グリーンバス. 2018年9月2日閲覧。
- ^ “「そのときは彼によろしく」で茨城もよろしく”. ロケ情報. いばらきフィルムコミッション (2007年6月1日). 2022年11月7日閲覧。