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瀬川 菊之丞(せがわ きくのじょう)は歌舞伎の名跡。かつては江戸歌舞伎の女形を象徴する大名跡だった。現在では前進座出身の俳優が七代目を名乗っている。屋号は濱村屋。定紋は丸に結綿。
- 二代目 瀬川菊之丞
- 初代の養子、1741–73。実父は富農・清水半六。
- 瀬川権次郎 → 二代目瀬川吉次 → 二代目瀬川菊之丞
- 三代目 瀬川菊之丞
- 二代目の死後瀬川家に入る、1751–1810。実父は舞踊市山流の家元初世市山七十郎。
- 市山七之助(富士屋)→ 市山富三郎(富士屋)→ 瀬川富三郎 → 三代目瀬川菊之丞 → 三代目瀬川路考 → 瀬川仙女
- 贈四代目 瀬川菊之丞
- 三代目の婿養子、1782–1812。実父は江戸木挽町の芝居茶屋主人猿屋伊八といわれるが、実は二代目中村十蔵と伊八の娘とのあいだに出来た子だったという。
- 坂東千之助 → 中村千之助 → 瀬川菊之助 → 瀬川路之助 → 四代目瀬川路考 → 贈四代目瀬川菊之丞(追贈)
- 七代目 瀬川菊之丞
- 当代、1957– 。サラリーマンから劇団前進座の俳優に。2009年に退座後、株式会社エヌ・エー・シーに所属[1]。
- 山村邦次郎(岡村屋) → 七代目瀬川菊之丞
- ^ “七代目 瀬川菊之丞”. エヌ・エー・シー(NAC)|東京、大阪、名古屋、仙台、福岡にある芸能プロダクション. 2021年9月19日閲覧。