漢語拼音音節一覧

漢語拼音音節一覧（かんごピンインおんせついちらん）では、拼音で表される中国語（普通話）の基本音節を、注音符号、国際音声記号、例字(漢字の簡体字)と対照して掲載する。下表には方言音と考えられるyai^[1]、tei^[2]、rua^[3]、dia、nia、biangを含めて、420種が記載されているが、実際にはこれと声調(四声)の組み合わせた数の音節となり、また、これら以外に、児化（簡体字: 儿化、アル化）音節が存在する。

1. ^ yaの別音。北京の古い方言音であり、『新華字典』や『現代漢語規範字典』などは認めていない。『��語方言字彙』p13には北京で旧音と記載。
2. ^ 忒の広く使われる口語音でもあり、『新華字典』や『現代漢語規範字典』などは認めていない。
3. ^ 挼の別音。北京の方言音であり、『新華字典』や『現代漢語規範字典』などは認めていない。1985年『北京方言詞典』p237には記載。
4. ^ 「兀」に似た文字。U+312B。
5. ^ 『新華字典』に方言音として掲載。
6. ^ 『新華字典』1998年版に方言音として掲載。第11版には掲載無し。
7. ^ yaの別音。『新華字典』や『現代漢語規範字典』などは認めていない。
8. ^ 陝西方言音であるが、ビャンビャン麺の発音として広がりつつあり、また、台湾でも美しい、すばらしいなどの形容詞に使われ、Lionel Salemらの『Les Plus Belles Formules Mathématiques』という数学書を胡守仁は『最ㄅㄧㄤˋ的數學公式』と訳している(天下遠見刊。2006年)。
9. ^ üは、uと区別が必要な場合にのみ用いるが、中国語漢字のピンイン入力や、中国人のパスポートに記載のローマ字表記などではvで代用される。
10. ^ ^{a b c} ü

• 商務印書館 編、『新華字典』第11版、2011年、北京・商務印書館、ISBN 978-7-100-07704-0
• 北京大学中国語言文学系語言学教研室 編、『漢語方言字彙』第二版、1989年、北京・文字改革出版社、ISBN 7-90029-000-1
• 陳鋼 編、『北京方言詞典』第1版、1985年、北京・商務印書館