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源田孝

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源田 孝(げんだ たかし、1951年昭和26年〉4月5日 - )は、日本の軍事史家。元航空自衛官空将補)、元防衛大学校教授。

防衛大学校航空工学科卒業。早稲田大学大学院公共経営研究科公共経営修士(専門職)修了。戦略研究学会監事[1]。軍事史学会監事[2]。航空自衛隊幹部学校幹部高級課程(AWC)講師。早稲田大学招聘研究員[3]

専門は軍事史、航空戦史、東アジアの安全保障であり、専門分野に関連する著書、論文があり、講演を行っている。また、雑誌投稿、部外発表を行っている。NHKの戦争特集番組で時代考証を担当している。月刊誌「歴史街道」に定期的に航空記事を投稿している。Zoomアプリケーションを利用した会員制ネットワーク「Remote Campus」で軍事史に関する諸問題について発信している[4]

来歴

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1974年(昭和49年)、防衛大学校卒業(第18期)。航空自衛隊に入隊し、以後、兵器管制官として航空自衛隊の対領空侵犯措置の最前線で勤務する。

1982年(昭和57年)、幹部学校指揮幕僚課程(CSC)。1992年平成4年)、西部防空管制群防空管制隊長。1994年(平成6年)、幹部学校幹部高級課程(AWC)。1996年(平成8年)、航空幕僚監部調査部計画班長。1998年(平成10年)、北部防空管制群司令。

2001年(平成13年)、母校の防衛大学校に戻って防衛学教育学群戦略教育室教授(航空戦史、航空戦略担当)となり、軍事史、航空戦史の研究を始める。

2004年(平成16年)、幹部学校戦史教官室長として航空自衛隊の幹部を育成する幹部学校の戦史教育の責任者となる。

2007年(平成19年)、航空自衛隊を退官し、文官に転官して航空自衛隊幹部学校の教官(航空戦史担当)となる。

2013年(平成25年)、再び防衛大学校に勤務し、防衛学教育学群統率・戦史教育室教授(世界戦争史担当)となる。安全保障・危機管理教育センター長を経て、2018年(平成30年)に防衛大学校を退官した。

2023年11月3日、瑞宝小授章を受章した[5]

著書・論文

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論文

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  • 「ポスト冷戦時代の米空軍戦略-ワーデン大佐の航空戦略を基に」『新防衛論集』(第28巻第1号、2000年6月)
  • 「軍事における革命と米空軍の新たな航空戦略-非対称戦への対応に関する一考察」『防衛学研究』(第29号、2003年6月)
  • "The Strategic Bombardment of U.S. Army Air Force against Japan during the Pacific War, Air Strategy of Mitchell, Arnold, Lemay"(28th International Congress of Military History, Norfolk, August 2003)
  • 「ノモンハン航空戦再考」『軍事史学』(第45巻第4号、2010年3月)

単著

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共著

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  • 『エア・パワー-その理論と実践』(芙蓉書房出版、2005年)
  • 『関東軍全史』(新人物往来社、2012年)
  • 『秘蔵写真でよみがえる大日本帝国軍人の肖像』(新人物往来社、2012年)
  • 『大日本帝国陸海軍航空部隊全史』(KADOKAWA、2015年)
  • 『地域から公共政策を考える』(早稲田大学公共政策研究所、2022年)

監修、翻訳、共訳

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  • 『戦略論体系⑪ ミッチェル』(訳・解説、芙蓉書房出版、2006年)
  • 『戦略の形成-支配者、国家、戦争(上・下)』(共訳、中央公論新社、2007年)
  • ノモンハン航空戦全史』(監修・共訳、芙蓉書房出版、2010年)
  • エア・パワーの時代』(監修・共訳、芙蓉書房出版、2014年)
  • ヒトラーの宣伝兵器』(監修、悠書館、2015年)
  • 第2次世界大戦のミステリー』(監修・共訳、悠書館、2015年)
  • 『なぜ国々は戦争をするのか』(共訳、図書刊行会、2015年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ F-15 EAGLE』(監修・共訳、ニュートンプレス、2020年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ F-16 FIGHTING FALCON』(監修・共訳、ニュートンプレス、2020年)
  • 『ザ・ヒストリー 航空機大百科』(監修・共訳、ニュートンプレス、2020年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ ジェット戦闘機図鑑』(監修・共訳、ニュートンプレス、2020年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ 現代の戦闘機&搭載兵器完全図鑑』(監修、ニュートンプレス、2021年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ 第5世代戦闘機完全図鑑』(監修・共訳、ニュートンプレス、2021年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ F-35 JOINT STRIKE FIGHTER(上・下)』(監修、ニュートンプレス、2021年)
  • 『ニュートン・ミリタリーシリーズ SUKHOIロシア軍戦闘機』(監修・翻訳、ニュートンプレス、2021年)
  • 『ワイルド・ブルー 米爆撃隊 死の蒼穹』(監訳・解説、早川書房、2022年)

出演

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脚注

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  1. ^ 役員 – 戦略研究学会”. 2022年4月1日閲覧。
  2. ^ 役員”. 軍事史学会. 軍事史学会. 2022年4月1日閲覧。
  3. ^ 公共経営研究部会 | 早稲田大学 公共政策研究所 | Waseda University Instiute of Public Policy”. www.waseda.jp. 2022年4月1日閲覧。
  4. ^ RemoteCampus【リモキャン】”. RemoteCampus【リモキャン】. 2022年4月1日閲覧。
  5. ^ 令和5年秋の叙勲受章者名簿”. 防衛省. 2023年11月6日閲覧。