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永井和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

永井 和(ながい かず、1951年2月12日 - )は、日本の歴史学者京都橘大学教授。文学博士大阪府生まれ。

専門は、日本近代史。大日本帝国時代の軍部や、西園寺公望日中戦争従軍慰安婦慰安所の研究[1]を行っている。

また、『倉富勇三郎日記』の解読に同研究会代表として取り組んでおり、『日記』は、国書刊行会(全9巻)で、2010年(平成22年)11月より巻順に毎年1冊刊行される。

略歴

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発言

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  • 「日本軍はビルマを防衛しようとするイギリス・インド軍と戦った」「当時のビルマ自治政府も日本と交戦関係にあるとみてよい」などの発言について、ネット上などで批判を受けたことがある[2]
  • 従軍慰安婦の強制性に関して「営外施設規定」[3]や「野戦酒保規定改正」[4]が根拠になると発言しており、これらの主張が共同通信社から配信されている[5]

著書

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単著

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  • 『近代日本の軍部と政治』思文閣出版 1993年
  • 『青年君主昭和天皇と元老西園寺』京都大学学術出版会 2003年
  • 『日中戦争から世界戦争へ』思文閣出版 2007年
  • 『西園寺公望: 政党政治の元老』山川出版社・日本史リブレット 2018年

共著

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脚注

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  1. ^ 永井和「陸軍慰安所の創設と慰安婦募集に関する一考察」『二十世紀研究』創刊号、2000年、京都大学大学院文学研究科。「日本軍の慰安所政策について」(2000年の前論文を2012年に増補した論考で公式HPで発表)。
  2. ^ 複眼時評 京都大学新聞 2007年7月6日
  3. ^ 慰安所関連の規定・営外施設規定 nagaikazu 2013年3月20日
  4. ^ 軍慰安所は日本軍の後方施設永井和の日記 2007年6月26日
  5. ^ 2013年10月7日 茨城新聞朝刊

外部リンク

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