東京暗黒街・竹の家
東京暗黒街・竹の家 | |
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House of Bamboo | |
監督 | サミュエル・フラー |
脚本 |
ハリー・クライナー サミュエル・フラー |
製作 | バディ・アドラー |
出演者 |
ロバート・スタック 山口淑子 早川雪洲 |
音楽 |
リー・ハーライン ライオネル・ニューマン |
撮影 | ジョー・マクドナルド |
編集 | ジェームズ・B・クラーク |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1955年7月1日 1955年8月28日 |
上映時間 | 102分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 日本語 |
『東京暗黒街・竹の家』(とうきょうあんこくがい・たけのいえ、原題:House of Bamboo)は、1955年に製作されたサミュエル・フラー監督のサスペンス映画である。
ウィリアム・ケイリー監督の『情無用の街』(The Street With No Name, 1948年)の舞台を戦後の東京に置き換えたリメイク作品である。東京(浅草、月島、銀座など)、神奈川(横浜港、鎌倉など)、山梨で、43日間にわたりロケ撮影が行なわれた。室内シーンの多くは、アメリカの撮影所に作られたセットである。
あらすじ
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オープニングシーンの撮影
[編集]映画のオープニングシーンでは富士山をバックに蒸気機関車が走っているが、これは山梨県の富士山麓電鉄(現・富士山麓電気鉄道富士急行線)の富士吉田駅と河口湖駅の区間約5kmを、20世紀フォックス社が借り切って撮影したものである。当初、20世紀フォックス側からは両駅間を1955年(昭和30年)2月7日から9日まで3日間運休して撮影したい」との打診があり、富士山麓電鉄は「公共の鉄道の運行を中止して��で映画のために貸すわけにはいかない」として一度は断ったが、外務省、運輸省、山梨県、東京都などから「国際親善・観光などに資することなので協力するように」との要請があり、最終的に2月7日から9日のうち午前7時30分から午後4時までを運休して撮影することを承諾した。
この場所が選ばれたのは「富士山をバックに蒸気機関車の走るシーンを撮りたいから」という理由だったが、開業時から電化されていた富士山麓電鉄には蒸気機関車はなく、わざわざ国鉄から借りてきての撮影となった。そのため、電化されて架線のある場所を蒸気機関車が走るシーンとなっている。なお、富士山麓電鉄に蒸気機関車が走るのは開業以来この日が初めてで、大勢の見物人が押し寄せたという。
この映画は、当時のアメリカ人がいだいていた日本のステレオタイプである「ヤクザ(暴力団)、ゲイシャ(芸者)、フジヤマ(富士山)」などを題材にした映画であり、その撮影のためにわざわざ公共の交通機関を3日間にわたり運休させることに対して、一部の国民から反発があった。
キャスト
[編集]- ロバート・ライアン:サンディ・ドーソン
- ロバート・スタック:エディ
- 山口淑子:マリコ
- 早川雪洲:キタ警部
- キャメロン・ミッチェル:グリフ
- ブラッド・デクスター:ハンソン
- デフォレスト・ケリー:チャーリー
- ビフ・エリオット:ウェバー
- サンドロ・ギグリオ:セラン
- 英百合子:叫ぶ日本人女性
- ハリー・ケイリー・ジュニア:ジョン
- ピーター・グレイ:ウィリー
- ロバート・クオリー:フィル
- デフォレスト・ケリー:カーリー
- ジョン・ドゥーセット:スキッパー
- 島田晃:マリコの叔父
- ロバート・ホソイ:医師
- ジャック・マエシロ:バーテン
- メイ・タカスギ:銭湯の番台
- リチャード・ロー:早川雪洲のセリフの吹き替え
スタッフ
[編集]- 監督:サミュエル・フラー
- 製作:バディ・アドラー
- 衣裳:チャールズ・ルメイアー